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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Walker Gallia]]
   
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|戦闘メカ ザブングル}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|戦闘メカ ザブングル}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
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第25話「捨て身と捨て身の大戦闘」にて[[ザブングル]]1機を失った[[アイアン・ギアー]]一行が、第26話「イノセント大乱戦」にてイノセント側とのドサクサに紛れて強奪する形で入手した。その後、物語後半の[[ジロン・アモス]]の愛機として最終話まで活躍する。
 
第25話「捨て身と捨て身の大戦闘」にて[[ザブングル]]1機を失った[[アイアン・ギアー]]一行が、第26話「イノセント大乱戦」にてイノセント側とのドサクサに紛れて強奪する形で入手した。その後、物語後半の[[ジロン・アモス]]の愛機として最終話まで活躍する。
   −
ザブングルと同じく2機のマシンが[[合体]]して出来上がるが、その連結は単純。特に、背中に搭載されたローターによって空中戦も行える他、馬力にも優れており、射撃武器がメインのザブングルに比べて力任せの肉弾戦(どつきあい)が多かった。乗員は上半身と下半身に1名ずつの2名であるが、それぞれが副座を持っているため、最大4名まで乗車可能<ref>ただし、SRWでは最大2人乗りで統一されている。</ref>。
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2機のマシンの[[合体]]によって完成するザブングルタイプの後継機であり、ザブングルのカーゴ一家での実戦運用の中で露呈した短所や構造上の欠陥を補う形で設計が見直されている。連結合体機構も単純・洗練化されて整備性も高まったため、ザブングルの整備の度に小言を垂れていた[[コトセット・メムマ|コトセット]]もご満悦であった。
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背中に搭載されたローターによって空中戦も行える他、馬力にも優れており、より頑健となった機体構造もあって、射撃武器がメインのザブングルに比べて力任せの肉弾戦(どつきあい)が多かった。乗員は上半身と下半身に1名ずつの2名であるが、それぞれが副座を持っているため、最大4名まで乗車可能<ref>ただし、SRWでは最大2人乗りで統一されている。</ref>。
    
また、本機は他の[[WM]]と同様に機体操作はほぼハンドル一本である。だが、到底そうは思えない複雑で人間的な動きをみせる。スマートなザブングルとは正反対のずんぐりむっくりしたシルエットと、専属パイロットのジロンに合わせたコミカルな動きで笑いを誘う。
 
また、本機は他の[[WM]]と同様に機体操作はほぼハンドル一本である。だが、到底そうは思えない複雑で人間的な動きをみせる。スマートなザブングルとは正反対のずんぐりむっくりしたシルエットと、専属パイロットのジロンに合わせたコミカルな動きで笑いを誘う。
   −
いわゆる'''「2号ロボ」の先駆け'''であり、本機が現れてから様々な作品で「中盤・後半での主役機の交代」という展開が見られるようになった。
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いわゆる'''「2号ロボ」の先駆け'''であり<ref>これ以前にも「[[ジェットパイルダー|主役ロボ以外の]][[ダイアナンA|味方機の交代]]」「[[グレートマジンガー|主役ロボの後継機だが]][[ゲッタードラゴン|パイロット・番組ごと交代]]」といったパターンは存在していたが、「同一番組内で主人公が主役ロボを交代させる」のはギャリアが初。</ref>、本機が現れてから様々な作品で「中盤・後半での主役機の交代」という展開が見られるようになった。
    
=== 構成機体 ===
 
=== 構成機体 ===
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 +
SRWでは一貫して「・(ナカグロ)」無しの「'''ウォーカーギャリア'''」名義となっている。
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:初登場。中盤で加入し、同時にフル装備の[[換装|換装パーツ]]も入手する。ホバー移動になり、[[ザブングル]]と同じく[[分離]]可能の二人乗りで実質パーツスロット3、乗り換えの際はメインをホバー、サブをウィルに乗せる形になっている。機体性能もそこそこ高く射撃武器が充実し素のままでも空への攻撃がほぼ問題なくなったが、格闘攻撃が[[射程]]1のパンチのみになってしまった。[[ICBM]]投げは1発しかないが攻撃力が非常に高く、距離補正とジロンの[[魂]]も相まって今作最強の攻撃力を誇る。フル装備はICBM投げとブーメランイディオムが入れ替わり、ミサイルランチャーが追加され、専用ライフルが遠距離武器となる。ザブングル同様、移動力の低下が痛く、地味に2つの機関砲の空適応が落ちるため、移動後の対空攻撃性能が悪くなる。ブーメランイディオムはICBM投げほどの爆発的な攻撃力こそ無いものの十分高く、気力不要、弾数も4あるので援護にも使えるのが魅力。メインパイロットはやはりジロンが理想だが、後半戦を考えてひらめきを使用できるキャラを[[サブパイロット]]にしたい。
+
:初登場作品。中盤で加入し、同時にフル装備の[[換装|換装パーツ]]も入手する。[[分離]]可能の2人乗りで、メインは[[ギャリィホバー|ホバー]]、サブは[[ギャリィウィル|ウィル]]に搭乗し、パーツスロットは実質3と[[ザブングル]]に似た性質になっている。分離形態も含めどちらの装備も[[ホバー]]移動。
:ルートによって入手経緯が違い、低難易度ルートは[[ビエル]]からの贈り物、高難易度ルートは[[キッド・ホーラ|キッド]]達から盗んだものとなる。なおICBM投げに関してはいずれも'''何の言及もされず初期武装になっている。'''高難易度ルートの初登場マップのみ、ジロン、ラグ、チルの三人乗りとなり、以降共通ルートや地上ルートで何度かジロンを乗せての強制出撃がある。
+
:ノーマルは距離補正とジロンの[[魂]]とで今作最強の攻撃力を誇るICBM投げの一撃と、切り込み性能の高さが魅力で、フル装備は切り込み性能や移動後の対空性能は落ちるが、豊富な遠距離武器による迎撃性能とブーメランイディオムの強力な援護が魅力。いずれもザブングルで言う「パンチ」「フルパワー」相当の武器が無いため、格闘戦能力は落ちているが、欠点であった遠距離戦に対応できる「バズーカ」が標準装備なのはうれしいところ。
 +
:メインはデフォルトかつ強制出撃も何度かあり、上記の通り乗り換え区分で唯一の[[魂]]持ちであるジロンが最有力候補だが、[[サブパイロット]]で[[ひらめき]]や[[集中]]を補いたい。ボスキラーを他のユニットに任せる場合はフル装備にして援護が伸びる他のキャラを乗せての運用も強力。
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:[[バグ (ゲーム)|バグ]]を利用することでノーマルは20mm機関砲、フル装備は12.7mm機関砲の弾数を増加させることができる。
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:低難易度ルートは[[ビエル]]からの贈り物、高難易度ルートは[[キッド・ホーラ|ホーラ]]達から盗んだものと入手経緯に違いがあり、高難易度ルートの初登場マップのみ、ジロン・ラグ・チルの3人乗りとなる。なおICBM投げに関してはいずれも'''何の言及もされず初期武装になっている。'''
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
 
:序盤から登場の高性能機で、[[ランド・トラビス|ランド]]編では最後までお世話になる。こちらでも二人乗りが可能。移動後のトライチャージが可能な他、「地上戦では一枚上手」と言うだけあって地上の[[地形適応]]がSなので、メインパイロットの地形適応を上げると思った以上の活躍を見せる。
 
:序盤から登場の高性能機で、[[ランド・トラビス|ランド]]編では最後までお世話になる。こちらでも二人乗りが可能。移動後のトライチャージが可能な他、「地上戦では一枚上手」と言うだけあって地上の[[地形適応]]がSなので、メインパイロットの地形適応を上げると思った以上の活躍を見せる。
 
:また、[[ジロン・アモス|ジロン]]の能力と相まって機体スペック以上の性能を見せつけ、[[迅速]]で凄まじい移動力を誇り、[[底力]]により滅法打たれ強い。[[空]]・[[宇宙|宇]]の適応の悪さについては[[A-アダプター]]や各種モジュールで補うことが出来る。本作から格闘属性の必殺技「ウォーカーギャリア・フルパワー」が追加され、接近戦でも頼れるようになった。『α外伝』と異なり、「ブーメランイディオム」は初期装備で終盤「ICBM投げ」も追加。両方備える事が出来る。
 
:また、[[ジロン・アモス|ジロン]]の能力と相まって機体スペック以上の性能を見せつけ、[[迅速]]で凄まじい移動力を誇り、[[底力]]により滅法打たれ強い。[[空]]・[[宇宙|宇]]の適応の悪さについては[[A-アダプター]]や各種モジュールで補うことが出来る。本作から格闘属性の必殺技「ウォーカーギャリア・フルパワー」が追加され、接近戦でも頼れるようになった。『α外伝』と異なり、「ブーメランイディオム」は初期装備で終盤「ICBM投げ」も追加。両方備える事が出来る。
 
:分離は無くなった。
 
:分離は無くなった。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:ICBMが入手できなかったせいか「ICBM投げ」は無いが、新技として[[召喚攻撃]]「サンドラット一斉攻撃」が追加された。
 
:ICBMが入手できなかったせいか「ICBM投げ」は無いが、新技として[[召喚攻撃]]「サンドラット一斉攻撃」が追加された。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:中盤にてICBMをカミナシティから調達したため、「ICBM投げ」が追加される。なお、ICBMが着弾して爆発するまでの時間が短くなっている。
 
:中盤にてICBMをカミナシティから調達したため、「ICBM投げ」が追加される。なお、ICBMが着弾して爆発するまでの時間が短くなっている。
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;[[シャッフルファイト]]
 
;[[シャッフルファイト]]
 
:第2章クリア後に参入する「ブルーライトニング」の一員。抵抗虚しくザクバランクロイツによって基地を破壊されてしまった為、彼らの兵器工場攻略に闘志を燃やす。各ステータスが平均値を上回っていない為、中盤以降の活躍は少々厳しい。
 
:第2章クリア後に参入する「ブルーライトニング」の一員。抵抗虚しくザクバランクロイツによって基地を破壊されてしまった為、彼らの兵器工場攻略に闘志を燃やす。各ステータスが平均値を上回っていない為、中盤以降の活躍は少々厳しい。
;[[バトルロボット烈伝]]
+
;[[リアルロボッツファイナルアタック]]
:スーパーロボット大戦に先駆けて登場。物語中盤にて[[ラグ・ウラロ|ラグ]]が持って来る。ゲームの仕様上ジロンの一人乗り。「[[ICBM]]投げ」に相当する武器は無く、バズーカが最強武器。威力はあるが消費APも高いため、長距離戦でバズーカ1発より中距離戦でブーメランイディオムを2連発した方がいい場面も。
+
:SRWに先駆けての参戦で、プレイアブル機体として登場。台詞パターンの限界か、[[ジロン・アモス|ジロン]]のみ喋る。
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:堅牢だが機動力に癖がある。弾速は遅いが「ブーメランイディオム投擲」が弾消し性能あり、強誘導と優れた性能を持ち、主力武器になる。
 
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
 
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
:スーパーロボット大戦に先駆けて登場。パイロットは[[ジロン・アモス|ジロン]]と[[チル]]。原作譲りのコミカルかつ変則的な動きが特徴。
+
:同じくSRWに先駆けて登場。パイロットはジロンと[[チル]]。原作譲りのコミカルかつ変則的な動きが特徴。
 
:主力は弾速・攻撃範囲共に非常に優秀な「ブーメランイディオム投擲」。地上・空中問わず放てるので便利。超必殺技「ミサイル投げ」は準備行動が非常に長く、かなり扱いにくい。また、隠しカラーとしてオレンジ色も収録されている。
 
:主力は弾速・攻撃範囲共に非常に優秀な「ブーメランイディオム投擲」。地上・空中問わず放てるので便利。超必殺技「ミサイル投げ」は準備行動が非常に長く、かなり扱いにくい。また、隠しカラーとしてオレンジ色も収録されている。
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
:最初からジロンが乗る。[[ラズロ・ファーエデン|ラズロ]]ルートと[[シャア・アズナブル|シャア]]ルートではバズーカを装備しておらず、入手したければ[[トロン・ミラン]]との決闘に勝たねばならない。
+
:最初からジロンが乗る。ラズロルートと[[シャア・アズナブル|シャア]]ルートではバズーカを装備しておらず、入手したければ[[トロン・ミラン]]との決闘に勝たねばならない。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;パンチ
+
;パンチ/格闘
:相手に接近して拳で何度も殴りつける。
+
:剣などの接近戦用武器を持たないウォーカーマシンの格闘戦は徒手空拳での殴り合いが基本となる。原作ではザブングル以上に格闘戦の機会が多く、ジロンの操縦技術(とギャグタッチの作風)により荒々しくもコミカルな格闘戦を度々披露した。
;格闘
+
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では「パンチ」名義で、相手に接近して拳で何度も殴りつける。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』以降は「格闘」名義となり、ライフルの握り部分でぶん殴るようになった。両方ともジロンが'''「ギャリアパーンチ!」'''と叫んでくれることも。コミカライズ版の『鋼の救世主』では、空中にいた[[イーグレット・ウルズ|ウルズ]]が駆る[[ベルゲルミル]]を脚を掴んで地面に叩きつけ、さらには凄絶な殴り合いを演じ、'''拳のみで撃破する'''という絶技を見せつけた。
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』ではこちら。ライフルの握り部分でぶん殴るようになった。
      
==== 武器 ====
 
==== 武器 ====
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;バズーカ
 
;バズーカ
 
:[[トロン・ミラン]]との勝負で手に入れて以来愛用した市販品の大型バズーカ。'''発射の反動で仰け反る(ひっくり返る)演出が有名'''。背部ホバーにマウント可能。
 
:[[トロン・ミラン]]との勝負で手に入れて以来愛用した市販品の大型バズーカ。'''発射の反動で仰け反る(ひっくり返る)演出が有名'''。背部ホバーにマウント可能。
:SRWでも長射程高威力で毎回頼りになる武器。
+
:SRWでは最初からギャリア専用武器として装備されており<ref>そのため、『α外伝』ではトロンと決闘する経緯が異なり、'''「そのバズーカはギャリアに相応しくない」'''とトロンがイチャモンをつけるという、少々強引な展開となっている。</ref>、長射程高威力で頼りになる。原作とは異なり戦闘アニメでは反動を完全に抑えて発射しており、凛々しい姿を見せている。『Z』では[[小隊攻撃]]対応武器。
    
==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
;ブーメランイディオム
+
;ブーメラン・イディオム
:強奪時にブルメが見つけてきた三日月形のミサイルランチャー。ミサイルを撃ち尽くした後はブーメランの如く相手に投げ付ける。
+
:強奪時にブルメが見つけてきた弧形の13連装ロケットランチャーで、本編では「ブーメラン・ランチャー」と呼称されている。放射状の砲口からロケット弾を一斉発射することで面制圧を行う火器であるが、接近戦が得意なジロンには扱い辛く感じられたらしく、本編では数回しか使用されていない。ロケット弾を撃ち尽くした後は相手に投げつける投擲武器として使用するが、これが本来想定された使用方法であるのかは不明。
:『α外伝』ではフル装備版専用。『Z』では移動後使用可能な全体攻撃で使い勝手が良い。
+
:『α外伝』ではフル装備版専用。『Z』では移動後使用可能な[[全体攻撃]]で使い勝手が良い。なお『Z』以降は'''格闘属性'''であり、[[チル]]が「弾薬節約〜」とのたまいなから弾を撃ちまくるシュールな光景が見られることも。
 
;ミサイルランチャー
 
;ミサイルランチャー
 
:背中に追加装備された5連装ミサイル。
 
:背中に追加装備された5連装ミサイル。
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==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;ウォーカーギャリア・フルパワー
 
;ウォーカーギャリア・フルパワー
:ウォーカー・ギャリアーの[[出力|馬力]]とコミカルでパワフルな演出を前面に押し立てた攻撃。[[トドメ演出]]はアイキャッチで用いられたバズーカが正面に入るカットが入る。『Z』から追加。
+
:ウォーカー・ギャリアーの[[出力|馬力]]とコミカルでパワフルな演出を前面に押し立てた攻撃。拳での連撃とアッパーで敵機を浮かせ、さらにジャンプして蹴り飛ばし、組み付いてデンプシー・ロールで殴りまくり、最後は至近距離からバズーカを撃ち込む。この際のバズーカを撃つ際のカットインは原作の次回予告が原典。『Z』から追加。『第2次Z破界篇』では下記ICBM投げが無いためこの技が最強攻撃になっている。
 
;ICBM投げ
 
;ICBM投げ
:ウォーカー・ギャリアの武器ではなく、原作で飛んできた[[ICBM]]を投げ返したシーンの再現(ジロンの名台詞「死なばもろともー!」はこの時のもの)。
+
:ウォーカー・ギャリアの武器ではなく、原作で飛んできた[[ICBM]]を投げ返したシーンの再現(ジロンの名台詞「死なばもろともー!」はこの時のもの。なお'''原作でも別に自爆はしていない''')。
:威力と爆発はあきらかに[[核ミサイル]]であり、キノコ雲が立ち昇る。『[[スーパーロボットスピリッツ]]』では「ミサイル投げ」となっていた。
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:威力と爆発は明らかに[[核ミサイル]]であり、キノコ雲が立ち昇る。[[キッド・ホーラ|ホーラ]]座乗の[[エンペラー改]]を轟沈せしめたが、それでもホーラが生存していたのは「アニメだから」だろう。『[[スーパーロボットスピリッツ]]』では「ミサイル投げ」となっていた。
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では通常版専用(しかも、まるでギャリア自身がICBMを[[召喚攻撃|召喚した]]かのような描かれ方をしている)。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』でも召喚するが、途中からとんでもない方向に飛んで行き、ギャグ漫画のようなコミカルなダッシュでそれを追いかけてキャッチするという演出になっている。
+
:SRWでは『第2次Z破界篇』以外のすべての作品でギャリアの最強攻撃であり、弾数1発限りの大勝負。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では通常版専用(しかも、まるでギャリア自身がICBMを[[召喚攻撃|召喚した]]かのような描かれ方をしている)。ミサイルの出所は一切不明で、'''最初から使用可能'''。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では[[全体攻撃]]で、[[ロゴス]]が隠し持っていたミサイルを制御できるようにしたことで使用可能となる(つまり、'''本当にギャリア自身がICBMを召喚する形となった''')。アニメーションもますますギャグタッチとなり、両手を振ってミサイルを呼び寄せるが、途中からとんでもない方向に飛んで行き、ギャグ漫画のようなコミカルなダッシュでそれを追いかけてキャッチするという演出になっている。また、戦闘アニメが始まるとうっかり暴発すると危ないからかライフルとバズーカを地面に置く描写が入るのだが、[[ミノフスキークラフト]]等でギャリアを飛行させておいた場合、慎重に地面を確認しながら下に向けてそーっと落とすという芸の細かい演出変化がある。『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』中盤から使用可能となり、こちらはカミナシティから調達したミサイルとなっている。
:なお、'''[[回避]]されると背景に命中し(『α外伝』のみ)'''、『Z』では「敵に当たろうが当たらなかろうが爆発する」というスタッフの遊び心満載である。
+
:命中した際のチョコンという間の抜けたSE、一瞬間を置いて爆発するというギャグアニメのような演出、'''[[回避]]されると背景に着弾し(『α外伝』のみ)'''、『Z』では「敵に当たろうが当たらなかろうが爆発する」…と、スタッフの遊び心満載である。
    
==== [[召喚攻撃]] ====
 
==== [[召喚攻撃]] ====
 
;サンドラット一斉攻撃
 
;サンドラット一斉攻撃
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』にて実装。[[ラグ・ウラロ]]の[[ザブングル|ザブングル2]]および[[ブルメ]]&[[ダイク]]の[[トラッド11]]を召喚して、同時攻撃を仕掛ける。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』にて実装。[[ラグ・ウラロ]]の[[ザブングル|ザブングル2]]および[[ブルメ]]&[[ダイク]]の[[トラッド11]]を召喚、ギャリア以外の3機が敵機を袋叩きにして、ギャリアがトドメの一撃を加える。土煙の中で敵機をボコボコにする演出は昭和のギャグアニメさながらである。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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;VS[[ベルゲルミル]]([[イーグレット・ウルズ]])
 
;VS[[ベルゲルミル]]([[イーグレット・ウルズ]])
:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]のコミカライズ『[[スーパーロボット大戦α外伝_鋼の救世主|鋼の救世主]]』で描かれた戦い。
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:[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]のコミカライズ『[[スーパーロボット大戦α外伝コミック 鋼の救世主|鋼の救世主]]』で描かれた戦い。
 
:[[アースクレイドル]]を前にしての[[アンセスター]]との最終決戦。[[イーグレット・スリサズ|スリサズ]]、[[イーグレット・アンサズ|アンサズ]]を退けた[[プリベンター]]だったが、イーグレット・ウルズが操るベルゲルミルの前に苦戦を強いられる。
 
:[[アースクレイドル]]を前にしての[[アンセスター]]との最終決戦。[[イーグレット・スリサズ|スリサズ]]、[[イーグレット・アンサズ|アンサズ]]を退けた[[プリベンター]]だったが、イーグレット・ウルズが操るベルゲルミルの前に苦戦を強いられる。
:だが、一瞬の隙を突いて分離したギャリィ・ホバーがベルゲルミルを地面へと叩き落とすと形勢は逆転。ジロンが操るウォーカー・ギャリアは[[マシンセル]]の再生力、[[マシンナリー・チルドレン]]の性能を物ともせず両の拳のみで圧倒し、ついに撃破するのだった。
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:だが、一瞬の隙を突いて分離したギャリィ・ホバーがベルゲルミルの脚をつかんで地面へ叩き落とすと形勢は逆転。ジロンが操るウォーカー・ギャリアは[[マシンセル]]の再生力、[[マシンナリー・チルドレン]]の性能を物ともせず両の拳のみで圧倒し、ついに撃破するのだった。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*TVアニメ版『[[クレヨンしんちゃん]]』の[[劇中劇]]『超電導カンタム・ロボ』の主役ロボット「[[カンタム・ロボ]]」からは、数多くの[[スーパーロボット]]をモチーフにしている(機体名称は[[ガンダム]]のパロディ)ことが伺えるが、全体のシルエットやカラーリングはウォーカー・ギャリアに似ている。
 
*TVアニメ版『[[クレヨンしんちゃん]]』の[[劇中劇]]『超電導カンタム・ロボ』の主役ロボット「[[カンタム・ロボ]]」からは、数多くの[[スーパーロボット]]をモチーフにしている(機体名称は[[ガンダム]]のパロディ)ことが伺えるが、全体のシルエットやカラーリングはウォーカー・ギャリアに似ている。
 
**カンタム・ロボにはウォーカー・ギャリアと同じくブーメラン型の武器が装備されている。ただしこちらは[[マジンカイザー#カイザースクランダーの装備が必要な武装|背部にあるブースター付きのウイングをブーメランとして投擲する]]という違いがある。
 
**カンタム・ロボにはウォーカー・ギャリアと同じくブーメラン型の武器が装備されている。ただしこちらは[[マジンカイザー#カイザースクランダーの装備が必要な武装|背部にあるブースター付きのウイングをブーメランとして投擲する]]という違いがある。
**カンタム・ロボを操縦するカンタム(人間と同じ[[サイズ]]のロボット)の声を担当しているのは、[[ジロン・アモス]]役の大滝進也氏である。
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**カンタム・ロボを操縦するカンタム(人間と同じ[[サイズ]]のロボット)の声を担当しているのは、[[ジロン・アモス]]役の[[声優:大滝進矢|大滝進矢氏]]である。
 
**『クレヨンしんちゃん』SPECIAL 7「カンタム最後の戦いだゾ」における『超電導カンタム・ロボ』最終回では「ジョン君、すまない…'''最終回はアンハッピーエンドになりそうだ!'''」「'''もう[[パワーアップイベント|パワーアップ]]していくだけの殺し合いはたくさんだ!''' そこからは何も生まれない!」等の『ザブングル』を彷彿とさせるメタフィクションが入った名台詞が流れる。
 
**『クレヨンしんちゃん』SPECIAL 7「カンタム最後の戦いだゾ」における『超電導カンタム・ロボ』最終回では「ジョン君、すまない…'''最終回はアンハッピーエンドになりそうだ!'''」「'''もう[[パワーアップイベント|パワーアップ]]していくだけの殺し合いはたくさんだ!''' そこからは何も生まれない!」等の『ザブングル』を彷彿とさせるメタフィクションが入った名台詞が流れる。
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*ウォーカー・ギャリアが登場したほぼ同時期(1982年)に、僅かな差で『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』(SRW未参戦)でも2代目の主人公ロボとして「三冠王」が登場していた。
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**ちなみに初代ロボの「逆転王」を破壊して交代のきっかけを作ったキャラの隠球四郎の声を担当していたのは、何の因果かジロン役の大滝進矢氏であった。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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