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[[ゲッター線]]の影響を受けた超微生物が急激に進化した種族。
 
[[ゲッター線]]の影響を受けた超微生物が急激に進化した種族。
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黒い身体で構成されており、生物、機械、果ては[[木星]]まで融合して人間以上の進化を果たした。しかし、それは本来の「生物」の進化とはかけ離れた「異質」の存在。そのため進化を促すゲッター線からはゲッター線に「寄生」している存在とその存在を否定されている。ゲッター線を生きる糧にしているが、上記のとおりゲッター線に否定されているためか自分の体積を超えるほど摂取すると体が崩れてしまう。また、融合は食べる事にもなるので、その食欲は無限で永遠に満たされる事が無いらしい。
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黒い身体で構成されており、生物、機械、果ては[[木星]]まで融合して人間以上の進化を果たした。しかし、それは本来の「生物」の進化とはかけ離れた「異質」の存在。そのため進化を促すゲッター線からはゲッター線に「寄生」している存在としてその存在を否定されている。ゲッター線を生きる糧にしているが、上記の通りゲッター線に否定されているためか自分の体積を超えるほど摂取すると体が崩れてしまう。また、融合は食べる事にもなるので、その食欲は無限で永遠に満たされる事が無いらしい。
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原作中で地球人類とは「オールトの雲を起源とする同種族なのだ」と親インベーダーとなった[[コーウェン]]が語ったが、つまりは[[地球]]での生命誕生の微生物以前の頃のことを語っているに等しいため同種族と呼ぶのは暴論としか言いようが無い。彼らの規模は凄まじく、最終話で[[號]]達が垣間見た未来の世界(異次元との説も)においても、[[宇宙怪獣]]すらも超える規模で[[ゲッターエンペラー]]を相手に戦争している。
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原作中で[[地球]]人類とは「オールトの雲<ref>海王星・冥王星等の公転軌道より遥か外、彗星軌道最遠の距離で太陽系を取り巻くように存在すると考えられる仮想の天体群。</ref>を起源とする同種族なのだ」と親インベーダーとなった[[コーウェン]]が語ったが、つまりは地球での生命誕生の微生物以前の頃のことを語っているに等しいため同種族と呼ぶのは暴論としか言いようが無い。彼らの規模は凄まじく、最終話で[[號]]達が垣間見た未来の世界(異次元との説も)においても、[[宇宙怪獣]]すらも超える規模で[[ゲッターエンペラー]]を相手に戦争している。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:本作は竜馬達がインベーダーと戦い始めの時代の設定である。ゆえに彼らの存在も公にはなっていない。
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:本作は竜馬達がインベーダーと戦い始めたばかりの設定である。ゆえに彼らの存在も公にはなっていない。
 
:敵組織の大物達からは'''「飢えた破壊魔」'''と呼ばれており、人類はもちろん、[[次元獣]]や[[バジュラ]]だろうと獲物として襲う。このように怪獣対決が多いが、[[獣人|ある種族]]だけは襲っていない。
 
:敵組織の大物達からは'''「飢えた破壊魔」'''と呼ばれており、人類はもちろん、[[次元獣]]や[[バジュラ]]だろうと獲物として襲う。このように怪獣対決が多いが、[[獣人|ある種族]]だけは襲っていない。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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:なお、正史となる[[ゼロレクイエム]]ルートでは版権最後の敵勢力として立ちはだかる。
 
:なお、正史となる[[ゼロレクイエム]]ルートでは版権最後の敵勢力として立ちはだかる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:前作で最期を迎えた筈だったが、[[宇宙怪獣]]と並ぶバアルの勢力として再び襲来する。あの無量大数クラスの[[宇宙怪獣]]と比肩する規模ということは、どことなく石川賢作風に近づいている印象をうける。
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:前作で最期を迎えた筈だったが、[[宇宙怪獣]]と並ぶバアルの勢力として再び襲来する。あの無量大数クラスの[[宇宙怪獣]]と比肩する規模ということは、どことなく石川賢作風に近づいている印象を受ける。
 
:また、[[ハーデス神]]より「'''インベーダーの頭脳を利用および[[改造]]して[[ケドラ]]が造られた'''」と語られた。
 
:また、[[ハーデス神]]より「'''インベーダーの頭脳を利用および[[改造]]して[[ケドラ]]が造られた'''」と語られた。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:再び登場。『破界篇』内で流れた10年という長い時を経て、いよいよ最終決戦が描かれる。原作同様に次元の裂け目も描かれ、かつてない大激戦を経て決着する。本質はバアルの中でも極めつけに厄介な存在として描かれている。その大元は別の世界に存在し、それがゲッター艦隊と永遠の戦いを繰り広げている。[[御使い|根源的災厄]]とは異なる、宇宙に危機を齎すモノ――その答えは、虚無の中へと消えた。號曰くインベーダーの本質たる太虚は「命あるもの最大最強の敵」とのことだが、それ以上の事は全く、'''敢えて言及を避けるかのように'''語ることはなかった。
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:再び登場。『破界篇』内で流れた10年という長い時を経て、いよいよ最終決戦が描かれる。原作同様に次元の裂け目も描かれ、かつてない大激戦を経て決着する。本質はバアルの中でも極めつけに厄介な存在として描かれている。その大元は別の世界に存在し、それがゲッター艦隊と永遠の戦いを繰り広げている。[[御使い|根源的災厄]]とは異なる、宇宙に危機を齎すモノ――その答えは、虚無の中へと消えた。號曰くインベーダーの本質たる[[太虚]]は「命あるもの最大最強の敵」とのことだが、それ以上の事は全く、'''敢えて言及を避けるかのように'''語ることはなかった。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
:初登場作品。序盤における最大の敵勢力の一つ。他作品のシナリオとの兼ね合いの為、敵対勢力の中では真っ先に倒されるも、原作シナリオが概ね再現されている事もあり、その強大さは充分に描写されている。
 
:初登場作品。序盤における最大の敵勢力の一つ。他作品のシナリオとの兼ね合いの為、敵対勢力の中では真っ先に倒されるも、原作シナリオが概ね再現されている事もあり、その強大さは充分に描写されている。
:[[コーウェン]]、[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]、そして[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]は本作のラスボスである[[ペルフェクティオ]]の存在、そしてその強大さや恐ろしさに気付いており、彼に対する対抗策を講じようと考えていたらしく、死の間際にもペルフェクティオの事を警告していた。
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:[[コーウェン]]、[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]、そして[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]は本作の[[ラストボス]]である[[ペルフェクティオ]]の存在、そしてその強大さや恐ろしさに気付いており、彼に対する対抗策を講じようと考えていたらしく、死の間際にもペルフェクティオの事を警告していた。
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=== VXT三部作 ===
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;[[スーパーロボット大戦V]]
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:[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]において、17年前に地球に襲来し月面戦争が起き、15年前に早乙女の反乱が発生している。それ以降は出現しておらず、[[Dr.ヘル]]が[[ケドラ]]を復活させた際の技術を応用して細胞を培養・制御下に置くことでメタルビーストを運用するのみに留まっていたが、[[地球艦隊・天駆]]の地球出航前になって再び出現し、[[世界観/V#新正暦世界|新正暦世界]]にまで転移してくるようになる。
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;[[スーパーロボット大戦T]]
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:10年前に襲来しており、ゲッターだけでなく[[マジンガーZ]]や[[ガンダム]]を含む[[ホワイトベース隊]]と戦っていた。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:ユニットとしては空中形態と陸上形態と宇宙形態とワームが登場するが、いずれも表記はインベーダーで統一。
 
:ユニットとしては空中形態と陸上形態と宇宙形態とワームが登場するが、いずれも表記はインベーダーで統一。
 
:終盤になり[[コーウェン&スティンガー]]が復活していることが判明する。
 
:終盤になり[[コーウェン&スティンガー]]が復活していることが判明する。
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:インベーダーの皮/爪/牙は素材アイテムでもある。しかも皮や爪は[[SP]]回復に便利な[[食べ物・料理|経口品]]の素材となるので、ゲーム後半には[[パイロット]]達は大量摂取していそうだが……大丈夫なのだろうか。
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦V]]
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:
 
:
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=== A.C.E.シリーズ ===
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;[[Another Century's Episode 3 THE FINAL]]
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:「'''[[ゲッター線]]を浴びて異常進化を遂げた[[抗体コーラリアン]]'''」という衝撃的な設定で登場。
      
== ユニット ==
 
== ユニット ==
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*元ネタは恐らく、石川賢氏の[[漫画]]『虚無戦記』や『魔界転生』などに登場する「'''ドグラ'''」と呼ばれる存在。ドグラもインベーダー同様、自分以外の存在に“穴”を開けて侵入し、操って活動する性質を持っている。なお、これは『真ゲッターロボ 世界最後の日』で初期監督を務めた今川監督が得意とする、「原作者の作品群におけるクロスオーバーとスターシステムの融合(つまりオールスター)」を組み込んでいる点が要因である(同様の企画に、横山光輝氏作品群によって構築された『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』が存在する)。
 
*元ネタは恐らく、石川賢氏の[[漫画]]『虚無戦記』や『魔界転生』などに登場する「'''ドグラ'''」と呼ばれる存在。ドグラもインベーダー同様、自分以外の存在に“穴”を開けて侵入し、操って活動する性質を持っている。なお、これは『真ゲッターロボ 世界最後の日』で初期監督を務めた今川監督が得意とする、「原作者の作品群におけるクロスオーバーとスターシステムの融合(つまりオールスター)」を組み込んでいる点が要因である(同様の企画に、横山光輝氏作品群によって構築された『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』が存在する)。
 
*ドグラの本体は無限の広さを持つ憎悪や悪意で満たされた”異次元そのもの”。簡単に言うならば、[[ケイサル・エフェス]]が作りだそうとした負の無限力による宇宙を、丸ごと兵器として運用したものである。“穴”を封印したり消し飛ばしたりはできるが、こいつを根本的に倒すには無限の広さを持つ[[宇宙]]一つを相手にしなければならない。
 
*ドグラの本体は無限の広さを持つ憎悪や悪意で満たされた”異次元そのもの”。簡単に言うならば、[[ケイサル・エフェス]]が作りだそうとした負の無限力による宇宙を、丸ごと兵器として運用したものである。“穴”を封印したり消し飛ばしたりはできるが、こいつを根本的に倒すには無限の広さを持つ[[宇宙]]一つを相手にしなければならない。
**もっとも『虚無戦記』は宇宙一つを余裕綽々で相手にできるトンでもない奴等の話なので、惑星破壊兵器'''程度'''と同じく「チャチな兵器」呼ばわりされてしまう('''『[[勇者王ガオガイガー]]』でいう[[パスキューマシン]]がそれなりと言われるくらい''')。確かにドグラは大火力で吹き飛ばせるor[[超能力]]で封印できるが、一方の『虚無戦記』の戦士達は全員がドグラの能力の完全上位能力にした'''空間支配能力'''という凄まじい力を持っている。この能力は文字通り空間を支配するというもので、支配した空間内であれば'''ほぼ何でも出来る'''ので同じ能力で対抗しない限り干渉が一切出来ない。作中においての最高峰の戦いでは、一人で幾千もの∞宇宙を支配するエネルギーを持った神(例えるなら[[至高神Z]]以上の力を持つ神)が、数十億という軍勢を組んで戦っても勝てない存在などがいるので、考え始めると目眩がしてくる。
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**もっとも『虚無戦記』は宇宙一つを余裕綽々で相手にできるトンでもない奴等の話なので、惑星破壊兵器'''程度'''と同じく「チャチな兵器」呼ばわりされてしまう('''『[[勇者王ガオガイガー]]』でいう[[パスキューマシン]]がそれなりと言われるくらい''')。確かにドグラは大火力で吹き飛ばせるor[[超能力]]で封印できるが、一方の『虚無戦記』の戦士達は全員がドグラの能力の完全上位能力にした'''空間支配能力'''という凄まじい力を持っている。この能力は文字通り空間を支配するというもので、支配した空間内であれば'''ほぼ何でも出来る'''ので同じ能力で対抗しない限り干渉が一切出来ない(ちなみに連中にとっては爆破するより空間支配の方が簡単らしい)。作中においての最高峰の戦いでは、一人で幾千もの∞宇宙を支配するエネルギーを持った神(例えるなら[[至高神Z]]以上の力を持つ神)が、数十億という軍勢を組んで戦っても勝てない存在などがいるので、考え始めると目眩がしてくる。
 
**天獄篇では、ゲッター艦隊が虚無戦記の世界にいるらしき描写が見られ、永遠の戦いに身を投じている。その世界から流入してきた太虚という因子を取り込んだのが、自軍と戦うインベーダーということにされている。万が一虚無世界から敵が侵攻してきた場合、空間支配能力により一瞬で根絶させられていただろう。
 
**天獄篇では、ゲッター艦隊が虚無戦記の世界にいるらしき描写が見られ、永遠の戦いに身を投じている。その世界から流入してきた太虚という因子を取り込んだのが、自軍と戦うインベーダーということにされている。万が一虚無世界から敵が侵攻してきた場合、空間支配能力により一瞬で根絶させられていただろう。
 
***実は、空間支配能力でさえも石川作品における、強キャラ入門書のようなものである。ちなみに、[[ゲッターエンペラー]]はワームホールを握りつぶす=支配することができるので、これに近い能力を所持しているといえる。
 
***実は、空間支配能力でさえも石川作品における、強キャラ入門書のようなものである。ちなみに、[[ゲッターエンペラー]]はワームホールを握りつぶす=支配することができるので、これに近い能力を所持しているといえる。
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*外見、特にインベーダー(陸上形態)の元ネタは『スカルキラー邪鬼王』の主役メカである「邪鬼王」。
 
*外見、特にインベーダー(陸上形態)の元ネタは『スカルキラー邪鬼王』の主役メカである「邪鬼王」。
 
**主人公に忠実な正義のロボットではあるが、敵キャラの外見の元ネタにされても文句は言えないほど禍々しくグロテスクな外見をしており、作中でも敵キャラから「グロテスク」「醜悪」「機械のバケモノ」等散々に言われている。
 
**主人公に忠実な正義のロボットではあるが、敵キャラの外見の元ネタにされても文句は言えないほど禍々しくグロテスクな外見をしており、作中でも敵キャラから「グロテスク」「醜悪」「機械のバケモノ」等散々に言われている。
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== 脚注 ==
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<references />
    
{{ゲッターロボシリーズ}}
 
{{ゲッターロボシリーズ}}