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ライト博士とは学生時代からの腐れ縁で互いにライバルと認め合う仲だったが、常にライト博士の2番手に甘んじていた。
 
ライト博士とは学生時代からの腐れ縁で互いにライバルと認め合う仲だったが、常にライト博士の2番手に甘んじていた。
ロボットの平和利用を主とするライト博士とは対照的な思想から対立を深めていった結果<ref>ロボットの性能を飛躍的に向上させる代償として過度の負担を強いる「ダブルギアシステム」と呼ばれる装置をワイリーが開発し、それが2人の対立のきっかけであった事が『11』で判明している。</ref>、ある日突然彼の制作したロボット達を奪って戦闘用に改造し、世界征服を宣言した。[[ロックマン]]によって野望は潰えるが、その後も懲りずに事件を起こす。『ロックマン6』エンディングでは'''世界征服の罪'''で遂に逮捕されるが、『ロックマン7』冒頭であらかじめ作っておいたワイリーナンバーズの手により脱獄に成功している。
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ロボットの平和利用を主とするライト博士とは対照的な思想から対立を深めていった結果<ref>大学時代にロボットの性能を飛躍的に向上させる代償として過度の負担を強いる「ダブルギアシステム」と呼ばれる装置の試作機をワイリーが開発し、それが2人を対立させるきっかけになった事が『ロックマン11』で判明している。</ref>、ある日突然彼の制作したロボット達を奪って戦闘用に改造し、世界征服を宣言した。[[ロックマン]]によって野望は潰えるが、その後も懲りずに事件を起こす。『ロックマン6』のエンディングでは'''世界征服の罪'''で遂に逮捕されるが、『ロックマン7』冒頭であらかじめ作っておいたワイリーナンバーズの手により脱獄に成功している。
    
基本的にはワイリーマシンに搭乗して各ナンバリング作品のラストボスを務める。「'''物語の発端はどうあれ例によってワイリーが元凶'''」・「'''毎回ロックに乗機を破壊され、毎回土下座&命乞いを行うも、毎回何らかの理由でまんまと逃亡する'''」という点はロックマンシリーズのお約束となっている。
 
基本的にはワイリーマシンに搭乗して各ナンバリング作品のラストボスを務める。「'''物語の発端はどうあれ例によってワイリーが元凶'''」・「'''毎回ロックに乗機を破壊され、毎回土下座&命乞いを行うも、毎回何らかの理由でまんまと逃亡する'''」という点はロックマンシリーズのお約束となっている。
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このように「憎めない悪役」としての側面が強いものの、その悪事の数々は非道・卑劣であることは間違いなく、心優しいロックですらバスターを生身のワイリーに向けたことがあるほど。
 
このように「憎めない悪役」としての側面が強いものの、その悪事の数々は非道・卑劣であることは間違いなく、心優しいロックですらバスターを生身のワイリーに向けたことがあるほど。
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また、遠い未来を舞台とした『ロックマンX』シリーズにはゼロの開発者として、パラレルワールドが舞台の『ロックマンエグゼ』シリーズには秘密結社のトップとして客演している。
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また、遠い未来を舞台とした『ロックマンX』シリーズではゼロの開発者として、ネットワーク工学が発達した世界が舞台の『ロックマンエグゼ』シリーズでは秘密結社のトップとして客演している。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[フォルテ]]、ゴスペル
 
;[[フォルテ]]、ゴスペル
:ロックマンを模倣して開発した戦闘ロボット。製作ロボットの中では高い完成度を誇り「スペシャルワイリーナンバーズ」が付けられる。
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:ロックマンを模倣して開発した戦闘ロボット。
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:ワイリーが製作したロボットの中では高い完成度を誇り「スペシャルワイリーナンバーズ」と呼ばれる独自の製造番号が付けられた。
 
;レゲエ
 
;レゲエ
 
:孤独を紛らすために作った烏型サポートロボット。
 
:孤独を紛らすために作った烏型サポートロボット。
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:ロックマンの妹。『ロックマン10』ではロボットエンザにかかった彼女に治療薬を渡すが…。
 
:ロックマンの妹。『ロックマン10』ではロボットエンザにかかった彼女に治療薬を渡すが…。
 
;ガッツマン
 
;ガッツマン
:ライトナンバーズの一体。『2』ではガッツタンク、『7』ではガッツマンGへと強奪して改造している。何度も強奪されるライトナンバーズはガッツマンのみのため、ワイリーのお気に入りという説がある。その一方で『ロックマンロックマン』では下記の通り酷評している。
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:ライトナンバーズの一体。『2』ではガッツタンク、『7』ではガッツマンGへと強奪して改造している。
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:何度も強奪されるライトナンバーズはガッツマンのみのため、「ワイリーのお気に入り」という説もあるがその一方で『ロックマンロックマン』では下記の通り酷評している。
 
;ミハイル・セルゲイビッチ・コサック
 
;ミハイル・セルゲイビッチ・コサック
 
:『ロックマン4』に登場する科学者。娘のカリンカをさらって脅迫し、彼に悪事を行わせていた。
 
:『ロックマン4』に登場する科学者。娘のカリンカをさらって脅迫し、彼に悪事を行わせていた。
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=== 歴代ロックマンシリーズ ===
 
=== 歴代ロックマンシリーズ ===
 
;ゼロ
 
;ゼロ
:『ロックマンX』シリーズの主要登場人物であり、『ロックマンゼロ』シリーズの主人公。最後のワイリーナンバーズでありワイリーが開発した最高傑作。
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:『ロックマンX』シリーズの主要登場人物であり、『ロックマンゼロ』シリーズの主人公。最後のワイリーナンバーズであり、ワイリーが開発した最高傑作。
 
:しかし皮肉なことに宿敵になるはずだったエックスの親友となり、最後には'''ロックマンの名を冠するレプリロイド'''となった。
 
:しかし皮肉なことに宿敵になるはずだったエックスの親友となり、最後には'''ロックマンの名を冠するレプリロイド'''となった。
:また、彼は'''己の信念の元、人間を殺す'''というワイリーを撃てなかったロックと対照的な行動を取っている。
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:また、彼は『ロックマンゼロ4』で'''己の信念の元、人間を殺す'''というワイリーを撃てなかったロックと対照的な行動を取っている。
 
:SRW未登場だが『[[PROJECT X ZONE]]』に出演。
 
:SRW未登場だが『[[PROJECT X ZONE]]』に出演。
 
;サーゲス
 
;サーゲス
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:『X8』、『コマンドミッション』を除く『ロックマンX』シリーズのラスボス。『X5』では、ワイリーらしき人物と共闘した事がシグマの口からほのめかされているが、こちらも具体的には明かされておらず、前述したアイゾックの可能性もある。
 
:『X8』、『コマンドミッション』を除く『ロックマンX』シリーズのラスボス。『X5』では、ワイリーらしき人物と共闘した事がシグマの口からほのめかされているが、こちらも具体的には明かされておらず、前述したアイゾックの可能性もある。
 
;マスター・アルバート
 
;マスター・アルバート
:『ロックマンゼクス アドベント』に登場した敵キャラクター。オマージュとしてその名が冠されているだけでワイリー本人との関係は無いが、『ロックマンゼクスシリーズ』における全ての元凶という所も共通している。
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:『ロックマンゼクス アドベント』に登場した敵キャラクター。オマージュとしてその名が冠されているだけで、ワイリー本人との関係は無いが『ロックマンゼクス』シリーズにおける全ての元凶という所が共通している。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「うつのか? ワシをうつのか? このワシを! ロボットの おまえが にんげんの このワシを!!」
 
;「うつのか? ワシをうつのか? このワシを! ロボットの おまえが にんげんの このワシを!!」
 
:『7』にてバスターを向けるロックマンに対して。
 
:『7』にてバスターを向けるロックマンに対して。
;「お前達ロボットは、世界征服の為の道具に過ぎん!何体壊れようと知った事か!お前を倒す為ならばこれからも戦闘ロボットを造り続ける!」
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;「お前達ロボットは、世界征服の為の道具に過ぎん! 何体壊れようと知った事か! お前を倒す為ならばこれからも戦闘ロボットを造り続ける!」
 
:池原しげと氏の漫画版『7』にて、命令されるがまま襲い掛かって来るワイリーナンバーズを破壊して悲しみと怒りに染まっていたロックマンに対し、ワイリーが発した台詞。
 
:池原しげと氏の漫画版『7』にて、命令されるがまま襲い掛かって来るワイリーナンバーズを破壊して悲しみと怒りに染まっていたロックマンに対し、ワイリーが発した台詞。
 
:池原版のワイリーは、他の漫画家のロックマン作品と比べても「ロボットを道具としか見なしていない」のが明確に描かれており、こんな事を言われればロックマンも「ワイリーはもはや救いようの無い外道でしかない」と見なし、ロボットとしての一線を超えてでも討とうとするのも頷ける。
 
:池原版のワイリーは、他の漫画家のロックマン作品と比べても「ロボットを道具としか見なしていない」のが明確に描かれており、こんな事を言われればロックマンも「ワイリーはもはや救いようの無い外道でしかない」と見なし、ロボットとしての一線を超えてでも討とうとするのも頷ける。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
;UFO
 
;UFO
:正式名称不明。移動時に乗り込む円盤。ワイリー基地への移動時に使用される他、ワイリーマシン1号、2号、メガワールド号には構成パーツとして機能している。『ロックマン』のみ赤、『2』以降青色のキャノピーが特徴。
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:正式名称不明。移動時に乗り込む円盤。ワイリー基地への移動時に使用される他、ワイリーマシン1号、2号、メガワールド号には構成パーツとして機能している。『ロックマン』のみ赤、『2』以降は青色のキャノピーが特徴。
 
:その形状から'''ブルーレット'''と言われることも。
 
:その形状から'''ブルーレット'''と言われることも。
 
;ワイリーマシン〇号/ワイリーマシンワールド〇号
 
;ワイリーマシン〇号/ワイリーマシンワールド〇号
:ワイリーが搭乗する有人戦闘メカ。『4』以降ドクロの意匠が入っているのが特徴。一部の作品を除き、一度破壊させるとワイリーが搭乗するコクピットが露出する第2形態へ移行し、攻撃力とパターンが変更される。
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:ワイリーが搭乗する有人戦闘メカ。『4』以降ドクロの意匠が入っているのが特徴。一部の作品を除き、一度破壊させるとワイリーが搭乗するコクピットが露出する第2形態へ移行し、攻撃方法が変化する。
 
:特にワイリーマシン9号は[[大空魔竜|ドクロ顔の]][[大空魔竜 (LOD)|竜型ロボット]]というどこかで見たようなデザインとなっている。
 
:特にワイリーマシン9号は[[大空魔竜|ドクロ顔の]][[大空魔竜 (LOD)|竜型ロボット]]というどこかで見たようなデザインとなっている。
 
;ワイリーカプセル
 
;ワイリーカプセル
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;ワイリーナンバーズ
 
;ワイリーナンバーズ
 
:ワイリーが開発したロボットの総称。
 
:ワイリーが開発したロボットの総称。
:『4』のコサックナンバーズ、『6』の世界強豪ロボット、『10』のロボットエンザ感染者は世界征服計画の為に悪用したという事で便宜上DWN扱いで登録されているが、ワイリーは製作に関与していない為、厳密に本当の意味でのDWNは『2』『3』『5』『7』『8』の8大ボス達となる。その中でも既存ロボットを改造した物もあり、一から製造した物は半数にも満たない。
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:『4』のコサックナンバーズ、『6』の世界強豪ロボット、『10』のロボットエンザ感染者、『11』の定期健診に来たロボットは世界征服計画の為に悪用したという事で便宜上DWN扱いで登録されているが、ワイリーは製作に関与していない為、厳密に本当の意味でのDWNは『2』『3』『5』『7』『8』の8大ボス達となる。その中でも既存ロボットを改造した物もあり、一から製造した物は半数にも満たない。
:他にも対ロックマン専用の「ロックマンキラー」、サンゴッドの解析から作られた「スペースルーラーズ」、『ロックマンメガワールド』に登場した「メガワールドナンバーズ」も存在する。
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:他にも対ロックマン専用の「ロックマンキラー」、サンゴッドの解析から作られた「スペースルーラーズ」、『ロックマンメガワールド』に登場した「メガワールドナンバーズ」が存在する。
 
;エイリアン
 
;エイリアン
 
:『ロックマン2』において「ワイリーの正体は、地球侵略を目論む[[異星人]]だった…」と見せかけた立体映像。本物は裏で投影装置を操作していた。
 
:『ロックマン2』において「ワイリーの正体は、地球侵略を目論む[[異星人]]だった…」と見せかけた立体映像。本物は裏で投影装置を操作していた。
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:『ロックマン3』にてワイリーマシン3号を失ったワイリーが搭乗する巨大有人操作ロボット。元々はライト博士が平和利用のために彼と共同で開発をしたものだったが、世界征服のために強奪する。
 
:『ロックマン3』にてワイリーマシン3号を失ったワイリーが搭乗する巨大有人操作ロボット。元々はライト博士が平和利用のために彼と共同で開発をしたものだったが、世界征服のために強奪する。
 
;ワイリープレス
 
;ワイリープレス
:『ロックマン5』に登場した秘密兵器。円盤型の機体でロックマンを踏み潰すという単純極まる機体ではあるものの、対空能力に難のあるロックマンには有効な手段であった。
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:『ロックマン5』に登場した秘密兵器。円盤型の機体で「ロックマンを踏み潰す」という単純な機体ではあるものの、対空能力に難のあるロックマンには有効な手段であった。
 
;Xクラッシャー
 
;Xクラッシャー
 
:『ロックマン6』において「Mr.X」を名乗り正体を隠していた際に搭乗していたメカ。巨大な鉄球型のメカで振り子運動をするため、乗り心地は最悪。
 
:『ロックマン6』において「Mr.X」を名乗り正体を隠していた際に搭乗していたメカ。巨大な鉄球型のメカで振り子運動をするため、乗り心地は最悪。
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