差分

→‎戦死者: 周瑜の死は、アルティメット・クロス解散後なので
1行目: 1行目: −
== アルティメット・クロス(Ultimate X) ==
+
アルティメット・クロスとは、『[[スーパーロボット大戦UX]]』に登場する[[プレイヤー部隊]]。
   −
『[[スーパーロボット大戦UX]]』に登場する主人公部隊。本項では、前身組織である「'''アンノウン・エクストライカーズ(Unknown EXtrikers)'''」についても記述する。
+
本項では、前身組織である「'''アンノウン・エクストライカーズ'''」についても記述する。
   −
== 内情 ==
+
== 概要 ==
 
本部隊の前身となったのは、傭兵部隊UXこと「アンノウン・エクストライカーズ」である。
 
本部隊の前身となったのは、傭兵部隊UXこと「アンノウン・エクストライカーズ」である。
   −
この部隊は言ってみれば、各国家が共通で持つ切り札的な存在である。テロや深刻な脅威に見舞われた場合、各国家の首脳が「オーダーUX-99」を発信することでそれを収拾するために出動、任務終了、あるいは現地の戦力で収集可能なレベルにまで落ち着いた場合即座に撤退する、という行動パターンを持つ。その行動律と、フラグシップ機である[[オルフェス]]の圧倒的な戦闘力から「地獄の処刑人」のあだ名で恐れられていた。
+
この部隊は言ってみれば、各国家が共通で持つ切り札的な存在である。テロや深刻な脅威に見舞われた場合、各国家の首脳が「オーダーUX-99」を発信することでそれを収拾するために出動し、任務終了、あるいは現地の戦力で収集可能なレベルにまで落ち着いた場合即座に撤退する、という行動パターンを持つ。その行動律と、フラグシップ機である[[オルフェス]]の圧倒的な戦闘力から「地獄の処刑人」のあだ名で恐れられていた。
    
構成員は部隊長[[リチャード・クルーガー]]を筆頭に、彼の娘であるサポーター[[サヤ・クルーガー]]、元[[チームD]]の一員である[[エイーダ・ロッサ]]の三名と僅少だが、活動の本拠に[[プトレマイオス2改]]を使用しており、[[ソレスタルビーイング]]と協力体制を取っているため、任務地がどこであろうと基本的に支障は発生しない。
 
構成員は部隊長[[リチャード・クルーガー]]を筆頭に、彼の娘であるサポーター[[サヤ・クルーガー]]、元[[チームD]]の一員である[[エイーダ・ロッサ]]の三名と僅少だが、活動の本拠に[[プトレマイオス2改]]を使用しており、[[ソレスタルビーイング]]と協力体制を取っているため、任務地がどこであろうと基本的に支障は発生しない。
13行目: 13行目:     
=== 結成までの経緯 ===
 
=== 結成までの経緯 ===
   
島の一件の後、リチャードとサヤは地球上で待機していたが、[[スクラッグ]]襲来とそれに伴う[[ヒーローマン]]の出現を受け、事態に対処すべく行動を開始。具体的にはヒーローマンの危険性を探るためだったが、直後の戦いでこの存在が危険ではないこと、操縦者・[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]が経験さえ積めば強力な戦力となり得る、との判断を下し、彼らを追って[[アーカムシティ]]へ移動。その町において、[[地球]]に降下して来た[[エルシャンク]]と[[ザ・ブーム軍]]の戦いに遭遇し、エルシャンクを援護すべく出動。この戦いにおいて、陽子ジェネレータの暴走を起こした[[ライオットB]]をやむなく撃墜し、事態収束後はパイロットであった[[アニエス・ベルジュ]]少尉を収容、[[JUDA]]に向かった。
 
島の一件の後、リチャードとサヤは地球上で待機していたが、[[スクラッグ]]襲来とそれに伴う[[ヒーローマン]]の出現を受け、事態に対処すべく行動を開始。具体的にはヒーローマンの危険性を探るためだったが、直後の戦いでこの存在が危険ではないこと、操縦者・[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]が経験さえ積めば強力な戦力となり得る、との判断を下し、彼らを追って[[アーカムシティ]]へ移動。その町において、[[地球]]に降下して来た[[エルシャンク]]と[[ザ・ブーム軍]]の戦いに遭遇し、エルシャンクを援護すべく出動。この戦いにおいて、陽子ジェネレータの暴走を起こした[[ライオットB]]をやむなく撃墜し、事態収束後はパイロットであった[[アニエス・ベルジュ]]少尉を収容、[[JUDA]]に向かった。
   29行目: 28行目:  
生まれ変わったUXではあるが、中核となっているのが旧UXのメンバーであること、また部隊自体の性質から、基本的には旧来通りオーダーと報酬で動く傭兵部隊に近い状態であった。
 
生まれ変わったUXではあるが、中核となっているのが旧UXのメンバーであること、また部隊自体の性質から、基本的には旧来通りオーダーと報酬で動く傭兵部隊に近い状態であった。
   −
[[宇宙]]や地上、敵を問わず地球圏や人類社会の脅威を相手に戦いを続けていたが、新たな敵「[[ELS]]」の出現、バジュラに関する疑惑、そして何より、あまりにも予定調和に進み過ぎる事象の流れから、部隊の面々は世界そのもの、そして彼らの実質上の司令官に近い[[石神邦生|石神]]に対する疑念を抱くようになる。
+
[[宇宙]]や地上、敵を問わず地球圏や人類社会の脅威を相手に戦いを続けていたが、奇械島の重力炉停止作戦でリチャードが戦死。部隊指揮官はアーニーが引き継ぐことになる。
 +
 
 +
その直後、新たな敵「[[ELS]]」の出現、バジュラに関する疑惑、そして何より、あまりにも予定調和に進み過ぎる事象の流れから、部隊の面々は世界そのもの、そして彼らの実質上の司令官に近い[[石神邦生|石神]]に対する疑念を抱くようになる。
    
ラインバレルの暴走、ファフナーパイロット達の[[同化]]進行による離脱など、いくつかの奇禍を経つつも、UXは世界中を転戦。その中で徐々に明らかになって来た「異世界」と「未来世界」、そして石神の隠している真実などを絡めた「蜘蛛の巣」の全体像により、部隊の目的は徐々に「世界の真実を解き明かすこと」にシフトしていく。この真実については、[[世界観/UX]]を参照。
 
ラインバレルの暴走、ファフナーパイロット達の[[同化]]進行による離脱など、いくつかの奇禍を経つつも、UXは世界中を転戦。その中で徐々に明らかになって来た「異世界」と「未来世界」、そして石神の隠している真実などを絡めた「蜘蛛の巣」の全体像により、部隊の目的は徐々に「世界の真実を解き明かすこと」にシフトしていく。この真実については、[[世界観/UX]]を参照。
  −
決戦を重ねる中、奇械島の重力炉停止作戦でリチャードが戦死。部隊指揮官はアーニーが引き継ぐことになる。
      
そして、フェストゥムとの対話の道を切り開くべく発動された蒼穹作戦を成功に導くものの、直後に[[人類軍]]が行った核攻撃により、対話の道は再び閉ざされてしまう。このしばらく後に[[東京]]でホウジョウ軍を退けたUXは、アルヴィスのファフナーパイロット達を島に帰還させ、以後は再び各地を転戦することになった。
 
そして、フェストゥムとの対話の道を切り開くべく発動された蒼穹作戦を成功に導くものの、直後に[[人類軍]]が行った核攻撃により、対話の道は再び閉ざされてしまう。このしばらく後に[[東京]]でホウジョウ軍を退けたUXは、アルヴィスのファフナーパイロット達を島に帰還させ、以後は再び各地を転戦することになった。
48行目: 47行目:     
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 +
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:主人公部隊。前身となる部隊は開始の時点で既に存在している、というスパロボでも異例の速さである。
+
:自軍部隊。前身となる部隊は開始の時点で既に存在している、というスパロボでも異例の速さである(命名自体は全52話中の22話と、標準的なタイミング)。
    
== 主要人物 ==
 
== 主要人物 ==
[[戦術指揮]]システムの関係もあり、[[指揮官]]格の人物が多いのも特徴。
+
[[戦術指揮]]システムの関係もあり、[[指揮官]]格の人物が多いのも特徴。中心の能力の高さも当然だが、その脇を固める面々も劣らず能力が高いためただの一枚岩ではないのが見て取れる。
 
;[[リチャード・クルーガー]]
 
;[[リチャード・クルーガー]]
 
:旧UXの隊長。部隊再編後は全体指揮官を担当したが、重力炉停止作戦で戦死。
 
:旧UXの隊長。部隊再編後は全体指揮官を担当したが、重力炉停止作戦で戦死。
70行目: 70行目:  
:エルシャンク戦闘指揮官。[[タリスマン]]確保作戦の最中にザ・ブーム側に離反、以後はUXと敵対するも、[[バジュラ本星]]近海での戦闘にて復帰。
 
:エルシャンク戦闘指揮官。[[タリスマン]]確保作戦の最中にザ・ブーム側に離反、以後はUXと敵対するも、[[バジュラ本星]]近海での戦闘にて復帰。
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
 
;[[スメラギ・李・ノリエガ]]
:ソレスタルビーイング戦術予報士。プトレマイオス2改艦長。旧UXの時点から協力体制にあった。
+
:ソレスタルビーイング戦術予報士。プトレマイオス2改戦闘指揮官。旧UXの時点から協力体制にあった。
 
;[[真壁史彦]]
 
;[[真壁史彦]]
 
:アルヴィス司令官。部隊に同行はしていないが、フェストゥムに対する大規模な作戦の際には総指揮を担当。
 
:アルヴィス司令官。部隊に同行はしていないが、フェストゥムに対する大規模な作戦の際には総指揮を担当。
78行目: 78行目:  
:S.M.S所属マクロス・クォーター艦長。対バジュラ戦の指揮を担当。
 
:S.M.S所属マクロス・クォーター艦長。対バジュラ戦の指揮を担当。
 
;[[孔明リ・ガズィ]]、[[司馬懿サザビー]]、[[道明寺誠]]
 
;[[孔明リ・ガズィ]]、[[司馬懿サザビー]]、[[道明寺誠]]
:孔明と司馬懿は三璃紗出身者のまとめ役・及び参謀役を務める。後にJUDAから道明寺を加え、部隊の目的となった「世界の真実」についていち早く推測を巡らせる部隊の頭脳とも言うべき存在。外見を含めて部隊の中でも異様な存在感を放ち、終盤、積み上げられてきた疑問を怒涛の伏線解きをもって解消する役目を担う。
+
:孔明と司馬懿は三璃紗出身者のまとめ役・及びUXの参謀役を務める。後にJUDAから道明寺を加え、中盤のあたりから部隊の目的となった「世界の真実」についていち早く推測を巡らせる部隊の頭脳とも言うべき存在。屈指の知識を持つ三璃紗出身者の外見と道明寺の中学生にしては異常なほど豊富な語彙と知識は部隊の中でも異様な存在感を放ち、終盤、積み上げられてきた疑問を怒涛の伏線解きをもって解消する役目を担う。
    
== 運用艦船 ==
 
== 運用艦船 ==
87行目: 87行目:  
;[[マクロス・クォーター]]
 
;[[マクロス・クォーター]]
 
:S.M.S旗艦。また、ELSとの最終決戦に際してルーベンス財団が出資し量産された連合艦隊(決戦艦隊とも)のマクロス・クォーター4隻が合流した。
 
:S.M.S旗艦。また、ELSとの最終決戦に際してルーベンス財団が出資し量産された連合艦隊(決戦艦隊とも)のマクロス・クォーター4隻が合流した。
;[[シャングリラ]]
+
;[[シャングリラ (ラインバレル)|シャングリラ]]
 
:加藤機関の弩級戦艦。総司令・久嵩のマキナであるが、諸々の理由から[[マット・レズナー|レズナー]]の指揮による[[ツクヨミ]]の援護に留まり、艦船としての運用はされていない。
 
:加藤機関の弩級戦艦。総司令・久嵩のマキナであるが、諸々の理由から[[マット・レズナー|レズナー]]の指揮による[[ツクヨミ]]の援護に留まり、艦船としての運用はされていない。
   135行目: 135行目:  
:[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]と[[ヒーローマン]]が途中で参加、対スクラッグの先陣を切る。また、奇械島で回収された[[フェイ・イェンHD]]もその直後から戦闘に参加、対バジュラ戦で活躍。また、[[アルカトラズ刑務所|アルカトラズ]]での戦闘後に[[シェリル・ノーム]]、[[ランカ・リー]]もクォーターに乗艦、そのまま同行。
 
:[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]と[[ヒーローマン]]が途中で参加、対スクラッグの先陣を切る。また、奇械島で回収された[[フェイ・イェンHD]]もその直後から戦闘に参加、対バジュラ戦で活躍。また、[[アルカトラズ刑務所|アルカトラズ]]での戦闘後に[[シェリル・ノーム]]、[[ランカ・リー]]もクォーターに乗艦、そのまま同行。
 
:後に、スクラッグの支配を逃れた[[ウィリアム・デイヴィス]]も[[ゴゴール]]完全撃破後に同行することに。
 
:後に、スクラッグの支配を逃れた[[ウィリアム・デイヴィス]]も[[ゴゴール]]完全撃破後に同行することに。
 +
== 戦死者 ==
 +
;[[リチャード・クルーガー]]
 +
:奇械島の戦いにて戦死。
 +
;[[日野道生]]、[[小楯衛]]、[[石神邦生]]、[[グラハム・エーカー]]
 +
:いずれも条件を満たすことで生存する。
   −
<!-- == 関連する用語 == -->
+
{{バンプレストオリジナル}}
<!-- == 話題まとめ == -->
  −
<!-- == 資料リンク == -->
   
{{DEFAULTSORT:あるていめつと くろす}}
 
{{DEFAULTSORT:あるていめつと くろす}}
{{バンプレストオリジナル}}
   
[[Category:組織]]
 
[[Category:組織]]
 +
[[Category:プレイヤー部隊]]
 
[[Category:スーパーロボット大戦UX]]
 
[[Category:スーパーロボット大戦UX]]
2,447

回編集