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『[[機動戦士ガンダムSEED]]』における[[地球連合軍]]の統合最高司令部が存在する基地<ref>ちなみに、アラスカ基地の[[英語|英語名]]は「'''JO'''int '''S'''upreme '''H'''eadquarters'''-A'''laska」であり、劇中では「'''JOSH-A(ジョシュア)'''」と[[略語|略称]]されている。</ref>。[[地球連合]]加盟国の一つである[[大西洋連邦]]の領内にある。
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『[[機動戦士ガンダムSEED]]』における[[地球連合軍]]の統合最高司令部が存在する基地<ref>ちなみに、アラスカ基地の[[英語|英語名]]は「'''JO'''int '''S'''upreme '''H'''eadquarters'''-A'''laska」であり、劇中では「'''JOSH-A(ジョシュア)'''」と[[略語|略称]]されている。</ref>。
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アラスカのユーコン・デルタに建設された[[施設]]の多くは地下に存在し、メインゲートは滝の中に隠されている。内部には「グランド・ホロー」と呼ばれる広大な地下都市や底部の潜水艦ドッグまでも建設されている。地上部は全体が対空砲や対空ミサイルで武装され、基地守備隊だけでも相当数の陸上機工部隊、海軍護衛艦隊、航空戦力を有している。単体でも強固な防衛力を持ち、[[核ミサイル|核兵器]]の[[直撃]]にも耐えるとも言われている。ザフト側もアラスカの充実した戦力状況から不用意な手出しはできず、常に偵察部隊を派遣して動向を確認していた模様。
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== 概要 ==
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[[地球連合]]加盟国の一つである[[大西洋連邦]]領に存在。アラスカのユーコン・デルタに建設された[[施設]]の多くは地下に存在し、メインゲートは滝の中に隠されている。内部には「グランド・ホロー」と呼ばれる広大な地下都市や底部の潜水艦ドッグまでも建設されている。地上部は全体が対空砲や対空ミサイルで武装され、基地守備隊だけでも相当数の陸上機工部隊、海軍護衛艦隊、航空戦力を有している。単体でも強固な防衛力を持ち、[[核ミサイル|核兵器]]の[[直撃]]にも耐える構造を持つとも言われ、基地の制圧・破壊には上記の防衛網を突破して地下都市内で戦闘を繰り広げる必要があるため、難攻不落の地下要塞となっている。ザフト側もアラスカの充実した戦力状況から不用意な手出しはできず、常に偵察部隊を派遣して動向を確認していた模様。
    
== 経緯 ==
 
== 経緯 ==
原作では[[コズミック・イラ|C.E.]]71年5月8日、アラスカ基地は[[ザフト]]のアラスカ基地攻略戦「オペレーション・スピットブレイク」によって大規模部隊の侵攻を受けるが、事前にこれを察していた主に大西洋連邦に所属する軍上層部は、大西洋連邦軍の主力部隊を密かにアラスカから移動させ、ユーラシア連邦を中心とする友軍および目障りな存在となっていた[[アークエンジェル隊]]など一部の不要と見做された大西洋連邦所属兵を囮にして基地を事前に脱出。ザフト主力部隊が基地深くまで侵攻した時点で基地最底部に設置した大量破壊兵器「[[サイクロプス]]」を起動。発生した強烈なマイクロ波により基地施設は崩落を始め、両軍の兵器も次々に爆散、基地内に残されていた連合・ザフト両軍の兵士たちや息絶えた兵士の死体もマイクロ波の影響で次々に破裂するという凄惨な光景の果てにメルトダウンを引き起こした大爆発により基地全域が消滅。巨大な湖が残されるだけとなった。
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原作では[[コズミック・イラ|C.E.]]71年5月8日、アラスカ基地は[[ザフト]]のアラスカ基地攻略戦「オペレーション・スピットブレイク」によって大規模部隊の侵攻を受けるが、事前にこれを察していた主に大西洋連邦に所属する軍上層部(ウィリアム・サザーランド大佐を中心とした軍高官達)は、大西洋連邦軍の主力部隊を密かにアラスカから移動させ、ユーラシア連邦を中心とする友軍および目障りな存在となっていた[[アークエンジェル隊]]など一部の不要と見做された大西洋連邦所属兵を囮にして基地を事前に脱出。ザフト主力部隊が基地深くまで侵攻した時点で基地最底部に設置した大量破壊兵器「[[サイクロプス]]」を起動。発生した強烈なマイクロ波により基地施設は崩落を始め、両軍の兵器も次々に爆散、基地内に残されていた連合・ザフト両軍の兵士たちや息絶えた兵士の死体もマイクロ波の影響で次々に破裂するという凄惨な光景の果てにメルトダウンを引き起こした大爆発により基地全域が消滅。巨大な湖と両軍の四散した兵器の残骸が残されるだけとなった。
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大量破壊兵器「サイクロプス」の発動によって、ザフトは参加した[[モビルスーツ]]部隊の八割を失う大損害を被り、元々スピットブレイクの為に各戦線の兵員を強引に動員していたため、各地上戦線の縮小を余儀無くされ、戦力不足に陥ってしまった。また、アラスカ守備軍の主力であったユーラシア連邦軍もまた戦力を大きく失い、疲弊。その結果、大西洋連邦とその背後にいる[[ブルーコスモス]]が地球連合軍内部での主導権を握ることとなった。
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大量破壊兵器「サイクロプス」の発動によって、ザフトは参加した[[モビルスーツ]]部隊の八割を失う大損害を被り、元々スピットブレイクの為に各戦線の兵員を強引に動員していたため、各地上戦線の縮小を余儀無くされ、戦力不足に陥ってしまった。翌月の[[パナマ基地]]攻略戦では更に戦力を強引に抽出し、「グングニール」を投入する事で辛うじてマスドライバーの破壊に成功するが、地球連合軍の主力モビルスーツ「[[ストライクダガー]]」の戦線投入によりザフトは苦しい戦いを強いられることになる。
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地球連合内ではアラスカ守備軍の主力であったユーラシア連邦軍もまた戦力を大きく失い、疲弊。その結果、大西洋連邦とその背後にいる[[ブルーコスモス]]が地球連合軍内部での主導権を握ることとなった。
    
一方、そんな状況の中で、アークエンジェル隊および双方の一部の兵は、[[フリーダムガンダム]]に乗った[[キラ・ヤマト]]が戦場に介入したことによって、辛くも脱出に成功している。[[マリュー・ラミアス]]率いるアークエンジェル隊は、上記の地球連合軍上層部の所業に愛想を尽かして地球連合軍を離脱。以降、独自の行動を取るようになる。
 
一方、そんな状況の中で、アークエンジェル隊および双方の一部の兵は、[[フリーダムガンダム]]に乗った[[キラ・ヤマト]]が戦場に介入したことによって、辛くも脱出に成功している。[[マリュー・ラミアス]]率いるアークエンジェル隊は、上記の地球連合軍上層部の所業に愛想を尽かして地球連合軍を離脱。以降、独自の行動を取るようになる。
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:[[シモーヌ・ルフラン|シモーヌ]]がサイクロプスの状況を彼女の父親経由で入手するというクロスオーバーはあるが、ほぼ原作準拠。
 
:[[シモーヌ・ルフラン|シモーヌ]]がサイクロプスの状況を彼女の父親経由で入手するというクロスオーバーはあるが、ほぼ原作準拠。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:Nエリアの防衛に[[モーガン・シュバリエ|モーガン]]、[[エドワード・ハレルソン|エド]]、[[ジャン・キャリー|ジャン]]が回っている他、ザフト側にも[[ミハイル・コースト|ミハイル]]や[[シホ・ハーネンフース|シホ]]、原作ではそれ以前に戦死している[[ミゲル・アイマン|ミゲル]]までも含めて、『SEED-MSV』のキャラクターが大集合する豪華な戦いとなっている。
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:Nエリアの防衛に[[モーガン・シュバリエ|モーガン]]、[[エドワード・ハレルソン|エド]]、[[ジャン・キャリー|ジャン]]が回っている他、ザフト側にも[[ミハイル・コースト|ミハイル]]や[[シホ・ハーネンフース|シホ]]、原作ではそれ以前に戦死している[[ミゲル・アイマン|ミゲル]]までも含めて、『SEED-MSV』のキャラクターが大集合する豪華な戦いとなっている。他作品から[[美剣陽子]]、[[神先未知]]、[[フォレストン]]、[[バーナード・オトゥール|バーナード]]が不要な軍人として集められている。
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:サイクロプスの存在はミスタAgのメッセージを受け取ったキラから知らされて、基地にいたムウがそれを裏付ける形になっている。
 
:また、『[[宇宙の騎士テッカマンブレードII|テッカマンブレードII]]』における、[[Dボゥイ]]対[[デッド・エンド|デッド]]の再戦もここで行われる。
 
:また、『[[宇宙の騎士テッカマンブレードII|テッカマンブレードII]]』における、[[Dボゥイ]]対[[デッド・エンド|デッド]]の再戦もここで行われる。