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『SEED』第1話の台詞を追記等。
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[[プラント]]国防委員長(後の最高評議会議長)[[パトリック・ザラ]]の息子で、[[ザフト]]の軍人。当時の最高評議会議長である[[シーゲル・クライン]]の娘である[[ラクス・クライン]]は婚約者に当たる。
 
[[プラント]]国防委員長(後の最高評議会議長)[[パトリック・ザラ]]の息子で、[[ザフト]]の軍人。当時の最高評議会議長である[[シーゲル・クライン]]の娘である[[ラクス・クライン]]は婚約者に当たる。
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かつては[[月]][[コロニー]]で留学し、親友となった[[キラ・ヤマト]]と楽しい日々を過ごしていたが、情勢が変わった事で父にプラントへと戻される事になる。その後、[[地球連合軍]]が農業プラント・[[ユニウスセブン]]を核攻撃した「[[血のバレンタイン]]」で、母親であるレノアを亡くした為、ザフトに志願入隊する事になった。
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かつては[[月|月面都市]][[コペルニクス]]で留学し、親友となった[[キラ・ヤマト]]と楽しい日々を過ごしていたが、情勢が変わった事で父にプラントへと戻される事になる。その後、[[地球連合軍]]が農業プラント・[[ユニウスセブン]]を核攻撃した「[[血のバレンタイン]]」で、母親であるレノアを亡くした為、ザフトに志願入隊する事になった。
    
兵士養成学校卒業後は、エリートの集まりとしても有名である[[クルーゼ隊]]に所属し、[[ヘリオポリス]]でのガンダム強奪作戦に仲間たちと共に参加。連合軍の開発した4機の[[GUNDAM|ガンダム]]の一機である[[イージスガンダム]]を奪取したが、図らずもヘリオポリスの工業学校の学生となっていたキラと、再会してしまう事になる。
 
兵士養成学校卒業後は、エリートの集まりとしても有名である[[クルーゼ隊]]に所属し、[[ヘリオポリス]]でのガンダム強奪作戦に仲間たちと共に参加。連合軍の開発した4機の[[GUNDAM|ガンダム]]の一機である[[イージスガンダム]]を奪取したが、図らずもヘリオポリスの工業学校の学生となっていたキラと、再会してしまう事になる。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== SEED ===
 
=== SEED ===
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;「本当に戦争になるなんて事は無いよ。[[プラント]]と[[地球連合|地球]]で」<br/>「避難なんて意味無いと思うけど…。キラもそのうちプラントに来るんだろ?」
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:第1話より。キラの回想場面でのアスランの台詞。留学先の[[月|月面都市]][[コペルニクス]]で仲良くなった親友キラとの別れ際に、アスランは自作のペットロボ・[[トリィ]]を彼にプレゼントした。
 +
:だが、アスランの願望もむなしく、プラント・地球間の[[ヤキン・ドゥーエ戦役|戦争]]は始まってしまい、次にキラと再会したのは[[ヘリオポリス|戦場]]であった…。
 
;「キラ、お前も一緒に来い!」
 
;「キラ、お前も一緒に来い!」
:SEEDで、[[キラ・ヤマト|キラ]]が人質の[[ラクス・クライン|ラクス]]を返還した時の台詞。
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:[[キラ・ヤマト|キラ]]が人質の[[ラクス・クライン|ラクス]]を返還した時の台詞。
 
;「次に会う時は、お前を討つ!」
 
;「次に会う時は、お前を討つ!」
:アスランの必死の忠告を聞き入れず、「友達を見捨てられない」と言ったキラを倒すための決意の台詞。しかし、結局甘さを捨て切れず、キラを殺す事が出来ない。この事が[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]の死を招いてしまった。
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:アスランの必死の忠告を聞き入れず、「友達を見捨てられない」と言ったキラを倒すための決意の台詞。
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:しかし、アスランは結局甘さを捨て切れず、キラを殺す事が出来ない。皮肉にも、この事が[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]の死を招いてしまった。
 
;「ニコニコ笑って、戦争は出来ませんよ」
 
;「ニコニコ笑って、戦争は出来ませんよ」
 
:「この頃は辛い顔ばかりしている」とラクスに言われた時の返事。
 
:「この頃は辛い顔ばかりしている」とラクスに言われた時の返事。
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:[[クルーゼ隊]]という特殊な環境の中での唯一の親友ニコルを失ったことで、[[イザーク・ジュール|イザーク]]が怒りを表し追求され逆上する。
 
:[[クルーゼ隊]]という特殊な環境の中での唯一の親友ニコルを失ったことで、[[イザーク・ジュール|イザーク]]が怒りを表し追求され逆上する。
 
;「討たれるのは俺の…俺のはずだった…! ニコル…俺が今まであいつを討たなかった俺の甘さがお前を殺した!」<br />「キラを討つ…今度こそ必ず! 」
 
;「討たれるのは俺の…俺のはずだった…! ニコル…俺が今まであいつを討たなかった俺の甘さがお前を殺した!」<br />「キラを討つ…今度こそ必ず! 」
:以前クルーゼに示唆された自分の甘さを後悔し、キラを討つ決意をした時の台詞。ここからキラとの決闘まではSEED本編でも屈指の名場面である。
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:以前クルーゼに示唆された自分の甘さを後悔し、キラを討つ決意をした時の台詞。ここからキラとの決闘までは『SEED』本編でも屈指の名場面である。
:これだけでなく、後のSEED DESTINYではアスランの回想シーンでよくニコルの姿が出てくることから、彼にとってニコルは本当に大切な親友だったのだろう。
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:これだけでなく、後の『SEED DESTINY』ではアスランの回想シーンでよくニコルの姿が出てくることから、アスランにとってニコルは本当に大切な親友だったのだろう。
;「父上…」<br />パトリック「何だそれは」<br />「失礼致しました! ザラ議長閣下!」
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;「父上…」<br />[[パトリック・ザラ|パトリック]]「何だそれは」<br />「失礼致しました! ザラ議長閣下!」
 
:オペレーション・スピットブレイクが失敗した後に父親のいる部屋に入室した時の会話。
 
:オペレーション・スピットブレイクが失敗した後に父親のいる部屋に入室した時の会話。
:父親の反応ですぐさま呼び方を訂正する辺り、親子の感情の隔たりをうかがうことができる。
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:父親の反応ですぐさま呼び方を訂正する辺り、親子の感情の隔たりをうかがう事ができる。
 
;「君は俺が護る」
 
;「君は俺が護る」
 
:終盤に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。
 
:終盤に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。
;「お前達こそなんだ?いったい何の為に戦っている!?」
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;「お前達こそなんだ? いったい何の為に戦っている!?」
:49話、レイダーで肉薄してくる[[クロト・ブエル|クロト]]に対して。対するクロトは「やらなきゃやられる、そンだけだろうが!」と意に介さなかった。
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:第49話より。レイダーで肉薄してくる[[クロト・ブエル|クロト]]に対して。対するクロトは「やらなきゃやられる、そンだけだろうが!」と意に介さなかった。
 
:アスラン自身、義務も責任も感じさせないクロトの言い方に憤りを感じたようだが、後に『SEED DESTINY』でロドニアのラボで彼らの境遇を知る事となる。
 
:アスラン自身、義務も責任も感じさせないクロトの言い方に憤りを感じたようだが、後に『SEED DESTINY』でロドニアのラボで彼らの境遇を知る事となる。
:ちなみにアニメ版ではラボに残されたデータ上のクロトの顔を見て、レイダーを連想するという演出がなされたが、'''アスランはクロトを顔を合わせた事は無い'''。そのため、小説版ではまず[[レイダーガンダム]]の機体情報が表示され、そこで搭乗者の項目でクロトの顔を知るが幼さが残る少年の顔だちを見て困惑するという内容に変更されている。
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:ちなみにアニメ版ではラボに残されたデータ上のクロトの顔を見て、レイダーを連想するという演出がなされたが、'''アスランはクロトを顔を合わせた事は無い'''。そのため、[[小説|小説版]]ではまず[[レイダーガンダム]]の機体情報が表示され、そこで搭乗者の項目でクロトの顔を知るが幼さが残る少年の顔だちを見て困惑するという内容に変更されている。
:リマスター版では、クロトのデータの直下にレイダーのデータも併記されており、それを見た事でデータ上のクロトがレイダーのパイロットだった事に気付くという描写になっている。
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:小説版での補完を受けてリマスター版では、クロトのデータの直下にレイダーのデータも併記されており、それを見た事でデータ上のクロトがレイダーのパイロットだった事に気付くという描写になっている。
 
;「こんな事をしても、戻るものなど何も無いのに…!」
 
;「こんな事をしても、戻るものなど何も無いのに…!」
:最終話、[[パトリック・ザラ|父親]]の最期を看取った後、ヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの3射目が連動している事、そしてそのどちらも停止させる事が不可能である事を確認した際に。忌々しげにコンソールを叩き、悲しげに呟いた。
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:最終話より。[[パトリック・ザラ|父親]]の最期を看取った後、ヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの3射目が連動している事、そしてそのどちらも停止させる事が不可能である事を確認した際に。忌々しげにコンソールを叩き、悲しげに呟いた。
    
=== DESTINY ===
 
=== DESTINY ===
 
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
 
;「戦争はヒーローごっこじゃない!」<br />「力を持つ者なら、その力を自覚しろ!」
:第16話。[[ファントムペイン]]の戦闘中に偶然[[地球連合軍|連合基地]]を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取った[[シン・アスカ|シン]]への非難。[[連合兵]]に攻撃される[[民間人]]を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地全体を焼き払い、半ば一方的な虐殺を行ったが為にここまでキツく言ってしまったのだろう<ref>ただし、基地側が[[インパルスガンダム|インパルス]]に攻撃したのが先ではあるのだが、あからさまに基地側が戦闘力を喪失しているのにも関わらず、攻撃を停止しなかった事を咎められたと思われる</ref>。
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:第16話より。[[ファントムペイン]]の戦闘中に偶然[[地球連合軍|連合基地]]を見つけ、アスランの命令を無視して勝手な行動を取った[[シン・アスカ|シン]]への非難。[[連合兵]]に攻撃される[[民間人]]を助けに向かうだけならここまで咎められる事は無かったかもしれないが、個人的な怒りに任せて基地全体を焼き払い、半ば一方的な虐殺を行ったが為にここまでキツく言ってしまったのだろう<ref>ただし、基地側が[[インパルスガンダム|インパルス]]に攻撃したのが先ではあるのだが、あからさまに基地側が戦闘力を喪失しているのにも関わらず、攻撃を停止しなかった事を咎められたと思われる</ref>。
 
:責任感に欠けた行動を取った部下を叱責するのは上官として当然だが、地球軍に対し半ば一方的な虐殺を行った事を指摘せず、具体性に欠けた叱責だった事に加え元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。アスラン自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか、『THE EDGE』では、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
 
:責任感に欠けた行動を取った部下を叱責するのは上官として当然だが、地球軍に対し半ば一方的な虐殺を行った事を指摘せず、具体性に欠けた叱責だった事に加え元々アスランに反感を抱き、助けた民間人に感謝され得意気になっていたシンには、叱責された意味が理解出来ず、逆に反発されてしまった。アスラン自身、自らの言葉に何か思うことがあったのか、『THE EDGE』では、自分達の行動を「ヒーローごっこ」と自嘲していた。
 
:なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない<ref>尤も、『L』では'''本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいる'''のだが。</ref>。
 
:なお、『L』ではアスランが所属している[[LOTUS]]が作中の世間一般で「正義の味方」として扱われていたのは、この台詞を省みると皮肉とも言えなくはない<ref>尤も、『L』では'''本当に[[イクサー1|正義の]][[早瀬浩一|味方]]がいる'''のだが。</ref>。
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:『[[Z]]』ではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と[[セツコ・オハラ|セツコ]]からも反論されてしまう。
 
:『[[Z]]』ではアスランのこの台詞に対し、シンとレイは勿論、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と[[セツコ・オハラ|セツコ]]からも反論されてしまう。
 
;「なるほど……そういうことか。流石に議長は頭が良いな。俺のことをよく分かってる。」<br />「確かに俺には、彼の言うとおりの戦うだけの人形にはなれない。いくら彼の言うことが正しく聞こえても!」
 
;「なるほど……そういうことか。流石に議長は頭が良いな。俺のことをよく分かってる。」<br />「確かに俺には、彼の言うとおりの戦うだけの人形にはなれない。いくら彼の言うことが正しく聞こえても!」
:第36話。ミーアから渡された写真によってダーダネルス戦後にキラ達と会った様子を盗撮されていた事を知り、あの時から既にレイに目を付けられていた事を知る。更に、ミーアからデュランダルとレイが「アークエンジェルの件を余計なこと」、「キラと出会ったのが不幸」と断じており、この写真を罪状に自分を始末しようとしていると確信した。同時に最初から利用されていたことも悟り、ザフトから脱走することを決意する。
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:第36話より。ミーアから渡された写真によってダーダネルス戦後にキラ達と会った様子を盗撮されていた事を知り、あの時から既にレイに目を付けられていた事を知る。更に、ミーアからデュランダルとレイが「アークエンジェルの件を余計なこと」、「キラと出会ったのが不幸」と断じており、この写真を罪状に自分を始末しようとしていると確信した。同時に最初から利用されていたことも悟り、ザフトから脱走することを決意する。
 
:『THE EDGE』ではミーアから「エンジェルダウン作戦の時点では少なくともラクスはもうアークエンジェルにいないから無事なので安心して欲しい」と気を遣いにきたのだが、直前の会話でデュランダルがラクスの無事とアークエンジェル撃墜が未確認であるという事実を自分に伝えなかったことを察知し、写真に加えて「キラとカガリに加え、ラクスももういないと諦めさせるのがMSパイロットのアスランを機能させる最善」という人を部品扱いするデュランダルの本性を見抜く展開となっている。
 
:『THE EDGE』ではミーアから「エンジェルダウン作戦の時点では少なくともラクスはもうアークエンジェルにいないから無事なので安心して欲しい」と気を遣いにきたのだが、直前の会話でデュランダルがラクスの無事とアークエンジェル撃墜が未確認であるという事実を自分に伝えなかったことを察知し、写真に加えて「キラとカガリに加え、ラクスももういないと諦めさせるのがMSパイロットのアスランを機能させる最善」という人を部品扱いするデュランダルの本性を見抜く展開となっている。
 
;「聞けシン! 議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」<br />「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」
 
;「聞けシン! 議長やレイの言うことは確かに正しく心地よく聞こえるかもしれない!」<br />「だが彼等の言葉はやがて世界の全てを殺す!」
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;「それにイザークは強い」
 
;「それにイザークは強い」
 
;「この間と今日は俺が勝ったが、次は判らないさ…そう言うもんだろ、チェスなんて。だからいいんじゃないのか? 別に…」
 
;「この間と今日は俺が勝ったが、次は判らないさ…そう言うもんだろ、チェスなんて。だからいいんじゃないのか? 別に…」
:[[ドラマCD]]第5巻にて、チェスで連敗続きであり苛立ちを募らせ部屋にあたる様子を見たディアッカから「たまには負けろよ」と言われての反論。普段はいがみ合っているが、お互いに信頼し合い強さを認め合っている事が解る台詞であり、ディアッカからも「通じてない様で通じてんのな」と感心された。
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:[[ドラマCD]]第5巻より。チェスで連敗続きであり苛立ちを募らせ部屋にあたる様子を見た[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]から「たまには負けろよ」と言われての反論。
;「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」<br />「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!!だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」
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:普段はいがみ合っているが、お互いに信頼し合い強さを認め合っている事が解る台詞であり、ディアッカからも「通じてない様で通じてんのな」と感心された。
:ボンボン版の最終話にて。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
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;「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」<br />「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…。だからわかる! 今のおまえの気持ちが!! 自分の無力さを呪い、闇雲に力を求めて…。だがなシン! その先には何もないんだ! 心は永遠に救われはしない!! だからもうおまえも過去にとらわれて戦うのはやめろ…。明日に…未来に目を向けるんだ!」
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:高山瑞穂氏の[[漫画]]ボンボン版『SEED DESTINY』の最終話より。。「何故本気で闘おうとしない!」と言うシンに対して吐露した本心。最初の台詞はアニメ版のEDテーマだった「君は僕に似ている」からの引用であろう。
 
:アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に[[説得]]しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
 
:アニメ本編以上に自身の本音をシンに吐露し、彼を必死に[[説得]]しようとする。しかし、シンはそんなアスランの心情を理解し、アスランの言っている事が間違っていないと認めつつも、自身の道を貫かんと、アスランとの戦いを止める事は無かった。
 
;「シン…」
 
;「シン…」
 
:上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。結局“力”でしかシンを止める事ができなかったアスランはただ苦々しい表情と共に墜落していくデスティニーを見る事しかできなかった…。
 
:上記の台詞の後、シンを倒した際の台詞。結局“力”でしかシンを止める事ができなかったアスランはただ苦々しい表情と共に墜落していくデスティニーを見る事しかできなかった…。
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
:ガンダムエース版「THE EDGE」第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
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:久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
:直後、一部始終を見ていたハイネから「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
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:直後、一部始終を見ていた[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]から「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
 
:同じく、ガンダムエース版『THE EDGE』第6話から。[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
 
:同じく、ガンダムエース版『THE EDGE』第6話から。[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
 
;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
 
;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
:ガンダムエース版「THE EDGE」第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
+
:ガンダムエース版『THE EDGE』第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
;「シン!!俺の話を聞け!議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!!そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!!お前も来い!議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
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;「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
 
:ガンダムエース版「THE EDGE」第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
 
:ガンダムエース版「THE EDGE」第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
 
;「くそ…っ」<br />(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ)
 
;「くそ…っ」<br />(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ)
:ガンダムエース版「THE EDGE」最終話にて、シンを倒した際の台詞。説得の流れは違えどボンボン版同様に結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、やはり苦々しい表情をするしかなかった。ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
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:ガンダムエース版『THE EDGE』最終話にて、シンを倒した際の台詞。説得の流れは違えどボンボン版同様に結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、やはり苦々しい表情をするしかなかった。
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:ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
:「THE EDGE」最終話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、「THE EDGE」では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
+
:『THE EDGE』最終話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 
;「畜生…フン、いいさ。次はまた勝つから」
 
;「畜生…フン、いいさ。次はまた勝つから」
:[[ドラマCD]]第5巻にて、イザークとのチェスに敗北。その場では爽やかな様子で勝利を祝ったが、'''自室でこっそり悔しがっていた'''というオチが付いた(さらに漫画版ではニコルにその場面を見られた)。
+
:[[ドラマCD]]第5巻より。[[イザーク・ジュール|イザーク]]とのチェスでの勝負に敗北。その場でアスランは爽やかな様子で彼の勝利を祝ったが、'''自室でこっそり悔しがっていた'''というオチが付いた(さらに漫画版では[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]にその場面を見られた)。
 
;「脱走じゃない!」
 
;「脱走じゃない!」
:SEED DESTINY第41話「リフレイン」において自らの行動を回想し、ジブラルタル基地から脱走したときのことを表した台詞。誰かに向かって言っているわけではないので反論する人間はいないが、36話のサブタイトルが「'''アスラン脱走'''」なので違和感だらけである。あえて補足するなら「自らの意志でやったわけではない」といいたかったのかもしれない(なお、この放送回ではキラも同様に矛盾を大いに含むことを言っている)。
+
:『SEED DESTINY』第41話「リフレイン」において自らの行動を回想し、ジブラルタル基地から脱走した時の事を表した台詞。
:ちなみに小説版では内心で「二度目の脱走だ。俺はまた間違ってしまった」と考えている。
+
:誰かに向かって言っているわけではないので反論する人間はいないが、第36話のサブタイトルが「'''アスラン脱走'''」なので違和感だらけである。あえて補足するならば「自らの意志でやったわけではない」と言いたかったのかもしれない(なお、この放送回ではキラも同様に矛盾を大いに含む事を言っている)。
 +
:一方、[[小説|小説版]]では内心で「二度目の脱走だ。俺はまた間違ってしまった」と考えている。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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