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*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
 
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
 
**[[スーパーロボット大戦Z]]
 
**[[スーパーロボット大戦Z]]
**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]]/[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
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**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[破界篇]] / [[再世篇]])
 
*[[声優]]:緑川光
 
*[[声優]]:緑川光
 
*種族:人間(詳細不明)
 
*種族:人間(詳細不明)
 
*性別:男
 
*性別:男
 
*[[年齢]]:[[不老不死]](肉体年齢20代)
 
*[[年齢]]:[[不老不死]](肉体年齢20代)
*資格:[[呪われし放浪者]]/[[スフィア・リアクター]](「知りたがる山羊」「偽りの黒羊」「尽きぬ水瓶」他ひとつ)
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*資格:[[呪われし放浪者]] / [[スフィア・リアクター]](「知りたがる山羊」「偽りの黒羊」「尽きぬ水瓶」他ひとつ)
 
*キャラクターデザイン:河野さち子
 
*キャラクターデザイン:河野さち子
 
<!-- 推論や今後の展開についてはメモに記載してください。 -->
 
<!-- 推論や今後の展開についてはメモに記載してください。 -->
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彼の行動はランド編、セツコ編の間で非常に大きな相違があり、受ける印象も大分異なるものとなっているが、大筋ではこの目的を最優先としているが故に、必要に応じて紳士的にも残酷にも振る舞い分けているものと思われる(スフィアの共鳴条件が違うためと言う理由も大きい)。だが「次元力」や「太極」「スフィア」といった、彼の目的に関わるファクターの多くが謎のままとなっているために、彼自身の真意や正体についても、未だ明らかでない部分は多い。
 
彼の行動はランド編、セツコ編の間で非常に大きな相違があり、受ける印象も大分異なるものとなっているが、大筋ではこの目的を最優先としているが故に、必要に応じて紳士的にも残酷にも振る舞い分けているものと思われる(スフィアの共鳴条件が違うためと言う理由も大きい)。だが「次元力」や「太極」「スフィア」といった、彼の目的に関わるファクターの多くが謎のままとなっているために、彼自身の真意や正体についても、未だ明らかでない部分は多い。
   −
『スーパーロボット大戦Z』の世界では、ランドやセツコに接触しつつ目的のため暗躍していたが、軌道エレベーターでの決戦で撃墜され死亡。しかし太極の呪いによって爆散した乗機共々現世に引き戻され、別の[[多元世界]]『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』に現界。その世界に存在した「偽りの黒羊のスフィア」「揺れる天秤のスフィア」を求め、時折[[ZEXIS]]と共闘しつつ暗躍。最終的にはアイム・ライアードを撃破し、クロウの共鳴を待ちつつ、姿を消した。
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『スーパーロボット大戦Z』の世界では、ランドやセツコに接触しつつ目的のため暗躍していたが、[[軌道エレベーター]]での決戦で撃墜され死亡。しかし太極の呪いによって爆散した乗機共々現世に引き戻され、別の[[多元世界]]『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』に現界。その世界に存在した「偽りの黒羊のスフィア」「揺れる天秤のスフィア」を求め、時折[[ZEXIS]]と共闘しつつ暗躍。最終的には[[アイム・ライアード]]を撃破し、クロウの共鳴を待ちつつ、姿を消した。劇中ではスフィアを求める傍ら、版権作品のとある遺跡を訪れ、「自らを縛る力の根源」に関して言及している。
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劇中ではスフィアを求める傍ら、版権作品のとある遺跡を訪れ、「自らを縛る力の根源」に関して言及している。
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『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』では、インサラウムの設置したZONEにて、序盤に登場し転移してきたセツコ・オハラと邂逅。ZONEの封印を促し、のちに自らの身を持って他のZONEの封印を行う。その真意はZONEで抽出される源理の力に己を浸すことによって、自身の持つ二つのスフィアの内の一つ「知りたがる山羊」のスフィアを操る能力を得るためであった。なお、山羊座は[[タロット]]の'''「悪魔」'''と関連付けられる。狙い澄ましたかのようにぴったりなので、意図的かと疑いたくなる。
 
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『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』再世編では、インサラウムの設置したZONEにて、序盤に登場し転移してきたセツコ・オハラと邂逅。ZONEの封印を促し、のちに自らの身を持って他のZONEの封印を行う。その真意はZONEで抽出される源理の力に己を浸すことによって、自身の持つ二つのスフィアの内の一つ「知りたがる山羊」のスフィアを操る能力を得るためであった。なお、山羊座は[[タロット]]の'''「悪魔」'''と関連付けられる。狙い澄ましたかのようにぴったりなので、意図的かと疑いたくなる。
      
ZONEから解放された後、「知りたがる山羊」の力を用い、復活したアイム・ライアードを無力化するが、その止めと「偽りの黒羊」は「尽きぬ水瓶」のスフィア・リアクターであるユーサー・インサラウムに奪われる。
 
ZONEから解放された後、「知りたがる山羊」の力を用い、復活したアイム・ライアードを無力化するが、その止めと「偽りの黒羊」は「尽きぬ水瓶」のスフィア・リアクターであるユーサー・インサラウムに奪われる。
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現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけであり、後は何一つ判明していない。
 
現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけであり、後は何一つ判明していない。
   −
明確な手掛かりとなりうるのはレイ・バスターの連続カットインとアイムの言動である。アイムは再世篇の終盤、「彼ら」なる、スパイラルネメシスと共に訪れるというナニモノカ(恐らくは[[天の獄]])について言及しており、アサキムの魂がかつて「彼ら」によって囚われ、その結果彼が放浪者となったことを示唆している。
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明確な手掛かりとなりうるのはレイ・バスターの連続カットインとアイムの言動である。アイムは再世篇の終盤、「彼ら」なる、スパイラルネメシスと共に訪れるというナニモノカ(恐らくは天の獄)について言及しており、アサキムの魂がかつて「彼ら」によって囚われ、その結果彼が放浪者となったことを示唆している。
    
もう一つの連続カットインだが、この中にはグランゾンとマサキ、ケイゴそれぞれのサイバスター(明言はされていないが、現在の所他に該当する機体がない)が登場しており、また終わり際に謎の女性二人が映されている。仮にこれらすべてが推測されている通りの存在だとすると、アサキムの正体がマサキの並行存在であるにしても、そうではない別人であるにしても、ラ・ギアスそしてア・ゼルスの関係者、あるいはどちらかの出身者である可能性が非常に高い。
 
もう一つの連続カットインだが、この中にはグランゾンとマサキ、ケイゴそれぞれのサイバスター(明言はされていないが、現在の所他に該当する機体がない)が登場しており、また終わり際に謎の女性二人が映されている。仮にこれらすべてが推測されている通りの存在だとすると、アサキムの正体がマサキの並行存在であるにしても、そうではない別人であるにしても、ラ・ギアスそしてア・ゼルスの関係者、あるいはどちらかの出身者である可能性が非常に高い。
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=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
 
=== [[マサキ・アンドー]]との関連 ===
彼と搭乗機シュロウガには、それぞれ[[マサキ・アンドー]]、[[サイバスター]]を連想させる数々の設定がちりばめられており、第1次Zでの登場当初からその関連性が噂されている。よく指摘される点は下記の通り。
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彼と搭乗機シュロウガには、それぞれ[[マサキ・アンドー]]、[[サイバスター]]を連想させる数々の設定がちりばめられており、Zでの登場当初からその関連性が噂されている。よく指摘される点は下記の通り。
    
*アサキム(ASAKIM)という名前がマサキ(MASAKI)のアナグラム。また、姓のドーウィンはウインド(風:サイバスターの守護精霊)のアナグラムとも、アンドーに似せたネーミングとも指摘される。
 
*アサキム(ASAKIM)という名前がマサキ(MASAKI)のアナグラム。また、姓のドーウィンはウインド(風:サイバスターの守護精霊)のアナグラムとも、アンドーに似せたネーミングとも指摘される。
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第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられている。この「虚憶」と「再有生」を踏まえて見直すと、謎の多い言動にもいくらか筋の通った推論を立てることが出来る。<br />なお、ユーゼスによると[[シュウ・シラカワ]]はマサキと平行世界どころか、何度転生しても巡り会う強固な縁で結ばれているとされているので、仮にアサキムがマサキの平行存在だとすると、それに対応するシュウの平行存在がいる事になる。
 
第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられている。この「虚憶」と「再有生」を踏まえて見直すと、謎の多い言動にもいくらか筋の通った推論を立てることが出来る。<br />なお、ユーゼスによると[[シュウ・シラカワ]]はマサキと平行世界どころか、何度転生しても巡り会う強固な縁で結ばれているとされているので、仮にアサキムがマサキの平行存在だとすると、それに対応するシュウの平行存在がいる事になる。
   −
これが真実であるという仮定のもとに、レイ・バスターの連続カットインを絡めて深読みしてみると、何度目かのループにおいて虚憶に気付き、それによってこれから起こるであろう何らかの事項(第1次Zにおける発言からするに「誰かの死」であろう)を知った「マサキ」が、それが起こる前にサイバスターでグランゾンに挑んで敗北、恐らくは重力兵器によって次元の狭間に叩き落される(この時サイバスターの右腕が飛ばされてア・ゼルスに漂着したと思われる)。さらにこの行動、つまりこれから起こるであろう、恐らくは[[因果律]]によって既に起こることが決定されている事柄(=「魔装機神」本編のストーリー)の改変が太極の怒りに触れ、魂ごと変質して現在の状態になった……という仮説が立てられる。
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これが真実であるという仮定のもとに、レイ・バスターの連続カットインを絡めて深読みしてみると、何度目かのループにおいて虚憶に気付き、それによってこれから起こるであろう何らかの事項(Zにおける発言からするに「誰かの死」であろう)を知った「マサキ」が、それが起こる前にサイバスターでグランゾンに挑んで敗北、恐らくは重力兵器によって次元の狭間に叩き落される(この時サイバスターの右腕が飛ばされてア・ゼルスに漂着したと思われる)。さらにこの行動、つまりこれから起こるであろう、恐らくは[[因果律]]によって既に起こることが決定されている事柄(=「魔装機神」本編のストーリー)の改変が太極の怒りに触れ、魂ごと変質して現在の状態になった…… という仮説が立てられる。
    
現在の時点ではまだ明確なことは何一つわかっていないものの、ギリアム同様、「OG」と「Z」の両シリーズを繋ぎ得るキャラクターの一人である。
 
現在の時点ではまだ明確なことは何一つわかっていないものの、ギリアム同様、「OG」と「Z」の両シリーズを繋ぎ得るキャラクターの一人である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
   
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
:本作のライバルキャラクター。[[ランド・トラビス|ランド編]]においては、主人公であるランドとは不思議な縁で結ばれた間柄であり、ランドからはその人間性を認められている。ランド編では何度かスポット参戦してくれる(しかも操作できる)上に最終面で条件を満たせば味方になる。<br />一方、[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では完全な敵役として登場し、セツコに宿る[[スフィア]]の力を解放すべく徹底的に彼女を嬲る。その為、セツコ編では説得不可。ちなみにランド編では15話まで出て来ないが、5話で連邦軍に砲撃を仕掛けたのは彼である可能性が高い(この時点の面子を考えると彼以外に可能なキャラクターがいないため)。
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:本作のライバルキャラクター。[[ランド・トラビス|ランド編]]においては、主人公であるランドとは不思議な縁で結ばれた間柄であり、ランドからはその人間性を認められている。ランド編では何度か[[スポット参戦]]してくれる(しかも操作できる)上に最終面で条件を満たせば味方になる。<br />一方、[[セツコ・オハラ|セツコ編]]では完全な敵役として登場し、セツコに宿る[[スフィア]]の力を解放すべく徹底的に彼女を嬲る。その為、セツコ編では説得不可。ちなみにランド編では15話まで出て来ないが、5話で連邦軍に砲撃を仕掛けたのは彼である可能性が高い(この時点の面子を考えると彼以外に可能なキャラクターがいないため)。
 
;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
 
;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
 
:アナザーサイドレコードとミッションバトルに敵として出現。さすがに本編ほど深くは関わって来ない。
 
:アナザーサイドレコードとミッションバトルに敵として出現。さすがに本編ほど深くは関わって来ない。
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:破界編にて「偽りの黒羊のスフィア」を強奪したかに見えたが、アイムは自身のスフィアの力によって死を偽装していた。本作では「知りたがる山羊」と、もう一つスフィアを持っていることが明かされる。終盤で何度か敵として現れるが、大抵の場合もっと強い敵が近くにいる。最終的にはクロウ、ランド、セツコのスフィアの力でシュロウガ諸共ZONEに封印されるが、続編で再登場する。
 
:破界編にて「偽りの黒羊のスフィア」を強奪したかに見えたが、アイムは自身のスフィアの力によって死を偽装していた。本作では「知りたがる山羊」と、もう一つスフィアを持っていることが明かされる。終盤で何度か敵として現れるが、大抵の場合もっと強い敵が近くにいる。最終的にはクロウ、ランド、セツコのスフィアの力でシュロウガ諸共ZONEに封印されるが、続編で再登場する。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
:天獄篇の予告でのみ登場。ツィーネらしき人物に目覚めを促されているが…?
+
:天獄篇の予告でのみ登場。ツィーネらしき人物に目覚めを促されているが……?
 
:なお、ここにしか出てこないにも関わらずしっかり図鑑に登録される。
 
:なお、ここにしか出てこないにも関わらずしっかり図鑑に登録される。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
   
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全ての能力に優れ、特に回避・命中・技量が際立つ。大抵は真っ向から相手にしなければならない。基本的にランドやセツコを最優先で狙ってくるため、これを利用して味方陣形内に誘いこんでやろう。ただし広範囲のマップ兵器には注意すること。シュロウガはボス格の中では脆い方なので、当たりさえすれば割とあっさり墜ちる。ちなみに防御だけは名有りの敵では低い部類で、Zでこれより低いのはシンシア、ベン、ジャマイカンとミネルバの3人組のみ。
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全ての能力に優れ、特に[[回避]]・[[命中]]・[[技量]]が際立つ。大抵は真っ向から相手にしなければならない。基本的にランドやセツコを最優先で狙ってくるため、これを利用して味方陣形内に誘いこんでやろう。ただし広範囲の[[マップ兵器]]には注意すること。シュロウガはボス格の中では脆い方なので、当たりさえすれば割とあっさり墜ちる。ちなみに[[防御]]だけは名有りの敵では低い部類で、Zでこれより低いのはシンシア、ベン、ジャマイカンとミネルバの3人組のみ。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[迅速]] [[直感]] [[てかげん]] [[魂]] [[覚醒]]
+
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]
:スパロボZでの精神コマンド。てかげんはスフィア所持者を直ぐには殺めないためと思われる。「集中」がないためランド編参戦時は連続ターゲット補正が足を引っ張る。
+
:[[迅速]][[直感]][[てかげん]][[魂]][[覚醒]]
;[[加速]] [[直感]] [[てかげん]] [[直撃]] [[魂]] [[覚醒]]
+
:てかげんはスフィア所持者を直ぐには殺めないためと思われる。「[[集中]]」がないためランド編参戦時は[[連続ターゲット補正]]が足を引っ張る。
:第2次Zでの精神コマンド。迅速が加速にランクダウンし、新たに直撃が追加。スポット参戦時は[[次元獣]]の[[D・フォルト]]に悩まされることになるため、ありがたい追加。やはり「集中」がないため、連続ターゲット補正に悩まされる。再世篇ではエースボーナスという形で「集中」が使えるようになった。
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 +
:[[加速]][[直感]][[てかげん]][[直撃]][[魂]][[覚醒]]
 +
:迅速が加速にランクダウンし、新たに直撃が追加。スポット参戦時は[[次元獣]]の[[D・フォルト]]に悩まされることになるため、ありがたい追加。やはり「集中」がないため、連続ターゲット補正に悩まされる。再世篇ではエースボーナスという形で「集中」が使えるようになった。
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[カウンター|カウンターL9]] [[極]] [[ブロッキング]] [[Eセーブ]] [[底力|底力L9]] [[気力限界突破]]
+
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]](敵対時)
:Zにおける敵対時の技能。底力の成長率がダントツに悪く、カンストはレベル72。
+
:[[カウンター]]L9、[[極]][[ブロッキング]][[Eセーブ]][[底力]]L9、[[気力限界突破]]
;[[カウンター]]L9 [[見切り]] [[ブロッキング]]
+
:底力の成長率がダントツに悪く、カンストはレベル72。
:Zでの味方時。極が見切りにランクダウンし、技能の数が半分に減っている。
+
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]](味方時)
;[[カウンター|カウンターL7]] [[極]] [[ブロッキング]] [[Eセーブ]] [[底力|底力L5]] [[気力限界突破]]
+
:[[カウンター]]L9、[[見切り]][[ブロッキング]]
:第2次Zでの技能。前作の敵対時と比べるとカウンターと底力のレベルが下がっただけで、ラインナップは変わっていない。なおこれはスポット参戦時のものであり、味方NPCとして登場する際はさらにそれぞれレベル1下がっている。
+
:極が見切りにランクダウンし、技能の数が半分に減っている。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
 +
:[[カウンター]]L7、[[極]][[ブロッキング]][[Eセーブ]][[底力]]L5、[[気力限界突破]]
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:Zの敵対時と比べるとカウンターと底力のレベルが下がっただけで、ラインナップは変わっていない。なおこれはスポット参戦時のものであり、味方[[NPC]]として登場する際はさらにそれぞれレベル1下がっている。
    
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
 
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
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:シュロウガの速さをさらに強化する強力な効果。これのせいで斬り込まれた時が怖い。
 
:シュロウガの速さをさらに強化する強力な効果。これのせいで斬り込まれた時が怖い。
   −
=== [[エース|固有エースボーナス]] ===
+
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
;「与ダメージ1.2倍」
 
;「与ダメージ1.2倍」
 
:破界篇でこれが実装されている。要するに常時[[アタッカー]]が発動しているのと同じこと。スポット参戦なのがあまりにも惜しいが、もし敵にまわっていたら恐ろしいことになっていただろう。
 
:破界篇でこれが実装されている。要するに常時[[アタッカー]]が発動しているのと同じこと。スポット参戦なのがあまりにも惜しいが、もし敵にまわっていたら恐ろしいことになっていただろう。
 
;「気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『集中』が掛かる」
 
;「気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『集中』が掛かる」
 
:再世篇ではこちらに変更。極と合わせて最終命中率・回避率が60%になる恐ろしいボーナス。スポット参戦時は出撃時から必要気力に達しているため思う存分暴れることが出来る。逆に敵対時は脱力で対策することをお忘れなく。
 
:再世篇ではこちらに変更。極と合わせて最終命中率・回避率が60%になる恐ろしいボーナス。スポット参戦時は出撃時から必要気力に達しているため思う存分暴れることが出来る。逆に敵対時は脱力で対策することをお忘れなく。
 +
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== パイロット[[BGM]] ==
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;「BLACK STRANGER」
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:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風! 疾風! サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
 +
;「BATTLE CHIOR」
 +
:味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
   
=== スーパーロボット大戦Z ===
 
=== スーパーロボット大戦Z ===
 
;[[ランド・トラビス]]
 
;[[ランド・トラビス]]
145行目: 151行目:  
:スフィア「尽きぬ水瓶」のリアクター。ゼロレクイエムルートではまんまと彼のスフィアを手に入れる。黒の騎士団ルートでは一時的に同盟を結ぶが、中華連邦で余計なことを言ったばかりに怒った彼の逆襲を喰らうハメに。
 
:スフィア「尽きぬ水瓶」のリアクター。ゼロレクイエムルートではまんまと彼のスフィアを手に入れる。黒の騎士団ルートでは一時的に同盟を結ぶが、中華連邦で余計なことを言ったばかりに怒った彼の逆襲を喰らうハメに。
 
;[[ガイオウ]]
 
;[[ガイオウ]]
:Z2での盟友。彼はスフィアの結集を危険視しているにも関わらず、アサキムのスフィア狩りに多少なりとも手を貸しており、その真意は不明。
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:第2次Zでの盟友。彼はスフィアの結集を危険視しているにも関わらず、アサキムのスフィア狩りに多少なりとも手を貸しており、その真意は不明。
 
;[[エルガン・ローディック]]
 
;[[エルガン・ローディック]]
 
:アサキムの存在を知っており、不動GENなどと同じく「罪人」であることが示唆されている。場面によって「お前」「君」「あなた」と彼への二人称が変化しているが、再世篇にて素性が判明。
 
:アサキムの存在を知っており、不動GENなどと同じく「罪人」であることが示唆されている。場面によって「お前」「君」「あなた」と彼への二人称が変化しているが、再世篇にて素性が判明。
151行目: 157行目:  
=== 関連が推測される人物 ===
 
=== 関連が推測される人物 ===
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
;[[マサキ・アンドー]]
:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。仮にアサキムが並行世界のマサキ本人にしても性格が真反対、これについては第2次OGで重要な手掛かりが示唆されているが、前述の仮説が正しい場合、彼はZシリーズに参戦した作品の大半と共闘した虚憶を持っていることになり、現在進行形でかつての仲間と戦っていることになる。<br/>ちなみに平行世界の同一人物だとすると、マサキと同じく'''神がかり的な方向音痴'''の可能性もある(長い間生き続けて獲得したスフィアの総数が再世編のゼロレクイエムルートでようやく三分の一に当たる四つであるあたり、可能性は高い)。仮にそうだとすると、重要な場面には必ず出てくるあたり、本家よりはマシなのだろうか。あるいはシュロウガのナビゲートシステムが優秀なのかも知れない。
+
:同じ声のオリジナルキャラ。彼を連想させる設定がいくつか存在する他、シュロウガの必殺技「レイ・バスター」ではマサキと思しき人物が登場しているが、両者の関係は現段階では謎である。仮にアサキムが並行世界のマサキ本人にしても性格が真反対、これについては第2次OGで重要な手掛かりが示唆されているが、前述の仮説が正しい場合、彼はZシリーズに参戦した作品の大半と共闘した虚憶を持っていることになり、現在進行形でかつての仲間と戦っていることになる。<br/>ちなみに平行世界の同一人物だとすると、マサキと同じく'''神がかり的な方向音痴'''の可能性もある(長い間生き続けて獲得したスフィアの総数が再世編のゼロレクイエムルートでようやく1/3に当たる四つであるあたり、可能性は高い)。仮にそうだとすると、重要な場面には必ず出てくるあたり、本家よりはマシなのだろうか。あるいはシュロウガのナビゲートシステムが優秀なのかも知れない。
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた(らしい)」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムも、一部ギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
 
:平行世界を彷徨う宿命を持つ、同じような境遇のオリジナルキャラクター。「平行世界を彷徨う」境遇のみならず「出自が不明」「普通の人間ではない」「過去に大罪を犯した」「スフィア争奪戦に参加していた(らしい)」などかなりの共通点があり、[[イングラム・プリスケン]]同様アサキムも、一部ギリアムをモチーフに作られている可能性が濃厚。まだはっきりとした関連は示唆されていないが、実際に絡んでいた可能性も否定はできない。
162行目: 168行目:  
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[不動GEN]]
 
;[[不動GEN]]
:Zにおいては彼もまたアサキムと同じ「罪人」であり、アサキムも彼の正体を看破している風の発言をしている。第2次Z 破界篇にて知り合い、彼の客人としてDIVAのメンバーに紹介される。
+
:Zにおいては彼もまたアサキムと同じ「罪人」であり、アサキムも彼の正体を看破している風の発言をしている。第2次Z 破界篇にて知り合い、彼の客人として[[DEAVA]]のメンバーに紹介される。
;[[流竜馬]]
  −
:後述の通り、彼と[[ゲッター線]]の関係、そして[[流竜馬 (OVA)|数多の世界の彼の存在]]を知っている素振りを見せる。
   
;[[神勝平]]、[[アポロ]]、[[シン・アスカ]]
 
;[[神勝平]]、[[アポロ]]、[[シン・アスカ]]
:セツコやランドに対して行った仕打ちと、[[カイメラ]]と共に働いた数々の所業故に彼らからは激しく敵視されている。[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]ではルートによっては彼らと共闘することになるが、いずれもアサキムに強い敵意を見せている。
+
:セツコやランドに対して行った仕打ちと、[[カイメラ]]と共に働いた数々の所業故に彼らからは激しく敵視されている。[[第2次Z破界篇]]ではルートによっては彼らと共闘することになるが、いずれもアサキムに強い敵意を見せている。
;[[アムロ・レイ]]
  −
:第2次Z 破界篇ではクロウの生命を狩ろうとした正にその時、彼の奇襲を受け撤退する破目に。
   
;[[C.C.]]
 
;[[C.C.]]
:原作の時点で[[不老不死]]が明言されていた彼女だが、第2次Z 破界篇では[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に対し、彼女もまた「罪人」であることを教える。そして彼女自身に対し、「会えて嬉しいよ」と語ったが、当の彼女は無言であった(ただし、めったに見せない真剣な表情をしている)。
+
:原作の時点で[[不老不死]]が明言されていた彼女だが、第2次Z破界篇では[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に対し、彼女もまた「罪人」であることを教える。そして彼女自身に対し、「会えて嬉しいよ」と語ったが、当の彼女は無言であった(ただし、めったに見せない真剣な表情をしている)。
 
  −
== 関連機体 ==
  −
;[[シュロウガ]]
  −
:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。
  −
;[[ガンレオン]] / [[バルゴラ・グローリー]]
  −
:「傷だらけの獅子」と「悲しみの乙女」。スフィアを求めて狙うが、「悲しみの乙女」には完全敗北を喫し、「傷だらけの獅子」は決着をつけないまま終わった。
  −
;[[ブラスタ]]&[[リ・ブラスタ]]
  −
:「揺れる天秤」。新たな多元世界で狙いを定める。
  −
;[[アリエティス]]
  −
:「偽りの黒羊」。このスフィアを狙っていたが失敗し、結局これを奪ったユーサーを討つことで同時に奪っている。
  −
;[[聖王機ジ・インサー]]
  −
:「尽きぬ水瓶」。その手で討った最初のリアクターとなった。ただし、「再世する次元」の方では仕留めきれず、逆襲を喰らうことに。
  −
; [[ジェニオン]]
  −
:「いがみ合う双子」。第3次Z時獄編時点では直接的な接触はないものの、彼の持つ「偽りの黒羊」の能力はいがみ合う双子のスフィアを無力化できることを明言されている。さらに、エピローグではツィーネらしき人物にZONEから救出されたことが示されており、'''早々にジェニオンに敗北フラグが立ってしまっている'''。
  −
 
  −
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
  −
;「BLACK STRANGER」
  −
:アサキム・ドーウィン及び、[[シュロウガ]]のテーマ。敵時はこれ。ランド編最終話での味方加入時にもこれが設定されるが、ジ・エーデルのBGMが優先されるため意味はない。Zでは一度ゲームをクリアしないとサウンドテストに登録されない。読みはブラック・ストレンジャー、即ち「黒き異邦人」といったところか。第2次Zでは既に立ち位置が敵のため、常にこれが流れる。戦闘アニメーションでマサキ&サイバスターとの関連を指摘されることが多いアサキムとシュロウガだが、曲の方も同様で、音程はまるで違うが、Aメロは「熱風!疾風!サイバスター」のAメロ、サビは「ラ・ギアスの風」のイントロのアレンジとなっている。
  −
;「BATTLE CHIOR」
  −
:味方時はこれ。ちなみにレーベンなど、スポット参戦するオリジナルキャラは味方時は全てこの曲が流れる。読みはバトル・クワイア、「戦いの聖歌」となる。
      
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
+
=== 戦闘台詞 ===
=== 共通 ===
  −
 
  −
==== 戦闘台詞 ====
  −
;「…………」
  −
:通常戦闘の撃墜台詞。不敵に笑んだまま、一言も喋らない。
   
;「シュロウガよ…闇を抱き、光を砕け!」
 
;「シュロウガよ…闇を抱き、光を砕け!」
 
:[[シュロウガ]]の必殺技「レイ・バスター」使用時のセリフ。実はIMPACTのCMソング及びOG2のテーマソングである「Machine Soul(2005)」に「閃光(ひかり)放ち、暗黒(やみ)を切り裂いて」という歌詞がある。ご丁寧にOG2のPVではちょうどこの歌詞の際に、レイ・バスターに対応する武器であると思われる'''アカシックバスターの使用タイミングが重なっている'''。
 
:[[シュロウガ]]の必殺技「レイ・バスター」使用時のセリフ。実はIMPACTのCMソング及びOG2のテーマソングである「Machine Soul(2005)」に「閃光(ひかり)放ち、暗黒(やみ)を切り裂いて」という歌詞がある。ご丁寧にOG2のPVではちょうどこの歌詞の際に、レイ・バスターに対応する武器であると思われる'''アカシックバスターの使用タイミングが重なっている'''。
205行目: 182行目:  
;「さあ、至福の悲鳴をあげろ!」<br/>「苦しみ!もがき!そして、堕ちるんだ!」
 
;「さあ、至福の悲鳴をあげろ!」<br/>「苦しみ!もがき!そして、堕ちるんだ!」
 
:「ランブリング・ディスキャリバー」使用時の台詞パターンB。どう考えても「BATTLE CHIORE」には合わない台詞の上、ランド編味方時にもこれが適用されるため、この時点で嫌な予感がしたユーザーも多いだろう。
 
:「ランブリング・ディスキャリバー」使用時の台詞パターンB。どう考えても「BATTLE CHIORE」には合わない台詞の上、ランド編味方時にもこれが適用されるため、この時点で嫌な予感がしたユーザーも多いだろう。
 +
;「ジ・エーデル…君に至高の快楽を与えよう」<br />「道化芝居は終わりだ、ジ・エーデル」<br />「ジ・エーデル……僕は君のものにはならない」
 +
:[[特殊戦闘台詞]]。結構前から繋がりはあった為、彼の性癖については既知の様子。なお最後の台詞は被弾時のもの。
 +
;「ジ・エーデル… 天の獄が君を待っている」
 +
:こちらも台詞パターンの一つ。Zの時点ではなんでもない普通の台詞だったが、第3次Z後編のタイトルは「'''天獄篇'''」である。時獄篇では実際に「時の獄」が現れた上、作中でも対応として「天の獄」が言及されている。果たしてアサキムのこの台詞は何らかの[[伏線]]か、ただの言い回しなのか。
    
=== Z ===
 
=== Z ===
 
+
==== 両ルート共通 ====
==== シナリオデモ ====
  −
 
  −
===== 両ルート共通 =====
   
;(そして、僕が僕であるために…僕に似た者を全て抹消し、太極へと至る)
 
;(そして、僕が僕であるために…僕に似た者を全て抹消し、太極へと至る)
 
:終盤、いずこか知れぬ場所でのモノローグ。本作屈指の謎キャラであるアサキムの、さらに謎の発言。並行世界の同一存在を消し去る、というのが現在の有力説。
 
:終盤、いずこか知れぬ場所でのモノローグ。本作屈指の謎キャラであるアサキムの、さらに謎の発言。並行世界の同一存在を消し去る、というのが現在の有力説。
218行目: 196行目:  
:パラダイムシティにて自身を評して曰く。どうあろうと不滅の枷から抜けだせない、ということなのか。後半の台詞は堕天翅達と不動GENを指したもの。
 
:パラダイムシティにて自身を評して曰く。どうあろうと不滅の枷から抜けだせない、ということなのか。後半の台詞は堕天翅達と不動GENを指したもの。
 
;「その通りだ。ゲッター線に選ばれし者よ」
 
;「その通りだ。ゲッター線に選ばれし者よ」
:Zの終盤に[[パラダイムシティ]]で[[流竜馬|竜馬]]に対して言った台詞で彼と[[ゲッター線]]の関係、そして[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼の存在]]を知っているようだ。おそらく自分で見たか、黒のカリスマにでも聞いたのだろう。
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:終盤に[[パラダイムシティ]]で[[流竜馬|竜馬]]に対して言った台詞で彼と[[ゲッター線]]の関係、そして[[流竜馬 (OVA)|平行世界の彼の存在]]を知っているようだ。おそらく自分で見たか、黒のカリスマにでも聞いたのだろう。
 
;「存在したという事実を消すことは、太極であっても不可能なのさ」<BR/>「だから、太極は記憶を消す。それは存在を消すことに近いからね」
 
;「存在したという事実を消すことは、太極であっても不可能なのさ」<BR/>「だから、太極は記憶を消す。それは存在を消すことに近いからね」
 
:太極とパラダイムシティの関係について。本来パラダイムシティは、このようにしてメモリーを失った者達が集う世界の雛形だったのだが、時獄篇でこれが現実化。ZEUTH、そしてZEXISの面々が、かつての仲間達のメモリーを次々と失っていく様が描かれており、太極の意志の凄まじさを物語っている(実行犯の[[ジェミニス]]は太極の使徒と思しき[[サイデリアル]]の一部であるため間違いではない)。
 
:太極とパラダイムシティの関係について。本来パラダイムシティは、このようにしてメモリーを失った者達が集う世界の雛形だったのだが、時獄篇でこれが現実化。ZEUTH、そしてZEXISの面々が、かつての仲間達のメモリーを次々と失っていく様が描かれており、太極の意志の凄まじさを物語っている(実行犯の[[ジェミニス]]は太極の使徒と思しき[[サイデリアル]]の一部であるため間違いではない)。
 
;「無駄な事を……既に太極の意志は発動している」
 
;「無駄な事を……既に太極の意志は発動している」
 
:パラダイムシティでの台詞。ザ・ビッグの出現による世界のリセットを垣間見て、なおも諦めないZEUTHの面々の意志を「無駄」と一蹴するが、ランド編では直後に彼から「腰抜け」と一喝される。
 
:パラダイムシティでの台詞。ザ・ビッグの出現による世界のリセットを垣間見て、なおも諦めないZEUTHの面々の意志を「無駄」と一蹴するが、ランド編では直後に彼から「腰抜け」と一喝される。
:事実、この後リセットそのものはロジャーのネゴシエイトによって回避されるものの、これによってZEUTHの面々は烙印を受け、直前にアサキムが言ったとおり記憶を消される事態に……。
+
:事実、この後リセットそのものはロジャーのネゴシエイトによって回避されるものの、これによってZEUTHの面々は烙印を受け、直前にアサキムが言ったとおり記憶を消される事態に……
 
;「新世界の統治者にそのようなものは必要なかろう」
 
;「新世界の統治者にそのようなものは必要なかろう」
:59話にて、エーデルに対して。助力などいらないだろう、と言い切るのだが、彼がエーデルの[[人造人間|正体]]を知ることを考えると、恐らくは皮肉のつもりで口にしたのであろう。
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:第59話にて、エーデルに対して。助力などいらないだろう、と言い切るのだが、彼がエーデルの[[人造人間|正体]]を知ることを考えると、恐らくは皮肉のつもりで口にしたのであろう。
   −
===== セツコ編 =====
+
==== セツコ編 ====
 
;「残念ながら、シュロウガはそう簡単には崩れない。狭間にいるんだ、現世と幻世の」<br />「それに…太極へと先んじているのさ」
 
;「残念ながら、シュロウガはそう簡単には崩れない。狭間にいるんだ、現世と幻世の」<br />「それに…太極へと先んじているのさ」
:第21話セツコ編「残されるもの」にて。セツコとトビーのバルゴラ2機を相手にして、シュロウガの強さの秘密について言及。この後、トラジック・ジェノサイダーにてバルゴラを返り討ちにした。
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:第21話「残されるもの」にて。セツコとトビーのバルゴラ2機を相手にして、シュロウガの強さの秘密について言及。この後、トラジック・ジェノサイダーにてバルゴラを返り討ちにした。
 
;「その眼は何だい? 君に許されるのは泣き叫ぶことだけだよ」
 
;「その眼は何だい? 君に許されるのは泣き叫ぶことだけだよ」
 
:同じく「残されるもの」より。セツコ編のアサキムは妥協不能の完全な悪役である。
 
:同じく「残されるもの」より。セツコ編のアサキムは妥協不能の完全な悪役である。
;「今から君に黒獄の刻が訪れる! 苦しみ、嘆き、もがき、そして!」<br />「耐えがたい悲しみと恐怖を抱きつつ、堕落して行くのさ! アハハハハ!」<br />「僕も歩んで来た道だ! はたして、君はどこまで堕ちるかな!?」
+
;「今から君に黒獄の刻が訪れる! 苦しみ、嘆き、もがき、そして!」<br />「耐えがたい悲しみと恐怖を抱きつつ、堕落して行くのさ! アハハハハ!」<br />「僕も歩んで来た道だ! はたして、君はどこまで堕ちるかな!?」
 
:直後、狂乱するセツコを見降ろして。もはや悪役以外の何物でもない言動だが、この台詞からアサキム自身も、セツコと同じく「大切な者を失った絶望と悲しみ」をかつて体験していることになる。となれば、太極に対する彼の「罪」は、ランド編での台詞を考えるに、その「誰か」に関するものである可能性は高い。
 
:直後、狂乱するセツコを見降ろして。もはや悪役以外の何物でもない言動だが、この台詞からアサキム自身も、セツコと同じく「大切な者を失った絶望と悲しみ」をかつて体験していることになる。となれば、太極に対する彼の「罪」は、ランド編での台詞を考えるに、その「誰か」に関するものである可能性は高い。
 
;(幾多の世界を彷徨えば、よくある出来事……僕もそうだったよ)
 
;(幾多の世界を彷徨えば、よくある出来事……僕もそうだったよ)
239行目: 217行目:  
:セツコ編決戦後の台詞。シュロウガの爆炎の中に姿を消し、彼は再び平行世界の放浪者となる……。
 
:セツコ編決戦後の台詞。シュロウガの爆炎の中に姿を消し、彼は再び平行世界の放浪者となる……。
   −
===== ランド編 =====
+
==== ランド編 ====
 
;(仲間…か。甘美な響きだね。昔を思い出すよ)
 
;(仲間…か。甘美な響きだね。昔を思い出すよ)
:21話ランド編「父の思い出」より。無限獄を彷徨うアサキムの「仲間」とは…? ランド編のアサキムは不可思議なダークヒーローである。セツコ編の台詞からすると、その「仲間」の並行存在と戦ったことがあるようだが……。
+
:第21話「父の思い出」より。無限獄を彷徨うアサキムの「仲間」とは…? ランド編のアサキムは不可思議なダークヒーローである。セツコ編の台詞からすると、その「仲間」の並行存在と戦ったことがあるようだが……。
 
;「…不思議な味だね」
 
;「…不思議な味だね」
 
:ランドと共に酒を呑んだ際の感想。飲んだことがないのか、なにやら渋い顔をしている。ただ、直後に「飲んだことがないのか?」「ここでは、ね」とやり取りをしている。この台詞の前には「これは何だ?」と尋ねたり、乾杯の仕方を知らなかったりと矛盾気味の行動が目立つ。破界篇の彼を考えると記憶の混乱とは考えにくいので、他に何か理由があるのかもしれない。
 
:ランドと共に酒を呑んだ際の感想。飲んだことがないのか、なにやら渋い顔をしている。ただ、直後に「飲んだことがないのか?」「ここでは、ね」とやり取りをしている。この台詞の前には「これは何だ?」と尋ねたり、乾杯の仕方を知らなかったりと矛盾気味の行動が目立つ。破界篇の彼を考えると記憶の混乱とは考えにくいので、他に何か理由があるのかもしれない。
249行目: 227行目:  
:第47話「俺達の行き先」にて、ランドを守るためシュロウガに搭乗した後、チンピラから「これだけの数を1人で相手に出来るか!」と言われて。こういう場面に遭ったことがあるのだろうか?
 
:第47話「俺達の行き先」にて、ランドを守るためシュロウガに搭乗した後、チンピラから「これだけの数を1人で相手に出来るか!」と言われて。こういう場面に遭ったことがあるのだろうか?
 
;「フッ……君との戦いを終わらせるのが惜しくなったのさ」<br />「僕には時間は無限にある。それこそ宇宙が終わる時まで……」<br />「また会おう、ザ・ヒート。その時こそ君の命を貰う」
 
;「フッ……君との戦いを終わらせるのが惜しくなったのさ」<br />「僕には時間は無限にある。それこそ宇宙が終わる時まで……」<br />「また会おう、ザ・ヒート。その時こそ君の命を貰う」
:ランド編決戦後、ランドにあっさり負けを認めた事を指摘されて。アサキムが死を求める不死者であることを考えると、痛烈な自身への皮肉とも取れる。この時の彼は笑顔ではあるが、その内心は……。
+
:ランド編決戦後、ランドにあっさり負けを認めた事を指摘されて。アサキムが死を求める不死者であることを考えると、痛烈な自身への皮肉とも取れる。この時の彼は笑顔ではあるが、その内心は……
 
;「その通りだよ、ザ・ヒート。君は僕をわかってくれているね」
 
;「その通りだよ、ザ・ヒート。君は僕をわかってくれているね」
:ランド編最終話後半マップで味方増援に現れた際、ランドから「楽しそうなんで顔出しか?」と言われて。彼の素の部分が垣間見える台詞。自身の最大の目的であるスフィア狩りを差し置いてあっさり負けを認めたり共闘を考えるあたり、ランドの事を相当に気に入っている事が解る。
+
:最終話後半マップで味方増援に現れた際、ランドから「楽しそうなんで顔出しか?」と言われて。彼の素の部分が垣間見える台詞。自身の最大の目的であるスフィア狩りを差し置いてあっさり負けを認めたり共闘を考えるあたり、ランドの事を相当に気に入っている事が解る。
 
;ジ・エーデル「こりゃビックリ。まさか君と戦うことになるとはね」<br />アサキム「驚く事はないよ。君と僕を繋ぐ因果は少ないからね」<br />ジ・エーデル「フフン……じゃあ、始めようか」<br />「この機体は人造スフィアみたいなものだよ。君に勝てるかな?」<br />アサキム「ククク……君も堕ちて見るかい? 常闇の牢獄へ」
 
;ジ・エーデル「こりゃビックリ。まさか君と戦うことになるとはね」<br />アサキム「驚く事はないよ。君と僕を繋ぐ因果は少ないからね」<br />ジ・エーデル「フフン……じゃあ、始めようか」<br />「この機体は人造スフィアみたいなものだよ。君に勝てるかな?」<br />アサキム「ククク……君も堕ちて見るかい? 常闇の牢獄へ」
:ジ・エーデルとの戦闘前会話。スフィアに通ずる者同士の会話だけに、互いに傍からでは意味がわからない台詞である。
+
:ジ・エーデルとの[[戦闘前会話]]。スフィアに通ずる者同士の会話だけに、互いに傍からでは意味がわからない台詞である。
;「ジ・エーデル…君に至高の快楽を与えよう」<br />「道化芝居は終わりだ、ジ・エーデル」<br />「ジ・エーデル……僕は君のものにはならない」
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:特殊戦闘台詞。結構前から繋がりはあった為、彼の性癖については既知の様子。なお最後の台詞は被弾時のもの。
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;「ジ・エーデル…天の獄が君を待っている」
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:こちらも台詞パターンの一つ。Zの時点ではなんでもない普通の台詞だったが、第3次Z後編のタイトルは「'''天獄篇'''」である。時獄篇では実際に「時の獄」が現れた上、作中でも対応として「天の獄」が言及されている。果たしてアサキムのこの台詞は何らかの伏線か、ただの言い回しなのか。
   
;「……駄目だ……!!」
 
;「……駄目だ……!!」
:ランド編最終話「俺の未来、お前の未来」にて、正真正銘本編最後の台詞。時空崩壊の予兆を真っ先に感知、僅かに間に合わなかったことを悟る。
+
:最終話「俺の未来、お前の未来」にて、正真正銘本編最後の台詞。時空崩壊の予兆を真っ先に感知、僅かに間に合わなかったことを悟る。
   −
===== アナザーサイドレコード =====
+
=== ZSPD ===
;「僕を捕獲する……か。冗談にしても不愉快だね」<br />「茶番か……それを言うなら、僕の存在そのものがそうかもしれないね」<br />「だから、僕は抗う……僕を縛ろうとするものに」
+
;「僕を捕獲する…… か。冗談にしても不愉快だね」<br />「茶番か…… それを言うなら、僕の存在そのものがそうかもしれないね」<br />「だから、僕は抗う…… 僕を縛ろうとするものに」
:アナザーサイドレコード2話「接触」及び最終話「黒の意志」より。本編の動向と合わせ、自分を縛るものに反発する辺りはシュウやキリコに似ている。
+
:アナザーサイドレコード第2話「接触」及び最終話「黒の意志」より。本編の動向と合わせ、自分を縛るものに反発する辺りはシュウやキリコに似ている。
;「因果の牢獄に囚われし、堕ちた天翅達……同じ呪いを受けた僕を求めるか」<br />「だが、僕は行くよ。これ以上の枷は不要だからね」
+
;「因果の牢獄に囚われし、堕ちた天翅達…… 同じ呪いを受けた僕を求めるか」<br />「だが、僕は行くよ。これ以上の枷は不要だからね」
 
:同じく「接触」より。両者とも「大罪人」であることは共通だが、堕天翅がアサキムを求める理由とは……?
 
:同じく「接触」より。両者とも「大罪人」であることは共通だが、堕天翅がアサキムを求める理由とは……?
;「僕を抱く深闇に触れて見るかい? 君たちの想像通りの代物か……」<br />「それとも、別物か。知った所で、得はないだろうけどね」
+
;「僕を抱く深闇に触れて見るかい? 君たちの想像通りの代物か……」<br />「それとも、別物か。知った所で、得はないだろうけどね」
 
:「黒の意志」での戦闘前台詞。確かに。
 
:「黒の意志」での戦闘前台詞。確かに。
   279行目: 253行目:  
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。
 
:[[ZEXIS]]との共闘を終え、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]へと発した不吉な台詞。確かに、この時点どころか破界篇全体を通し、クロウが共鳴する事はなかったのだが。
 
;「そして、これからは君達も」
 
;「そして、これからは君達も」
:27話にて。日本ルートでは桂木親子、宇宙ルートではDIVAのメンバーに対して発言。自らを[[呪われし放浪者]]と称した後に続けた台詞。これが意味することとは…?
+
:第27話にて。日本ルートでは桂木親子、宇宙ルートではDIVAのメンバーに対して発言。自らを[[呪われし放浪者]]と称した後に続けた台詞。これが意味することとは…?
 
;「呪われし放浪者……だが、その檻を破る鍵は存在する」<br />「そして、この世界には全ての元凶……太極の手がかりがある」<br />「僕は求める……僕自身を解き放つ力を!」
 
;「呪われし放浪者……だが、その檻を破る鍵は存在する」<br />「そして、この世界には全ての元凶……太極の手がかりがある」<br />「僕は求める……僕自身を解き放つ力を!」
:27話の戦闘前台詞。
+
:第27話の戦闘前台詞。
 
;「自分の中の恐怖と後悔に揺れながらか?」<br />「揺れる天秤…僕は君の目覚めを待つとしよう」
 
;「自分の中の恐怖と後悔に揺れながらか?」<br />「揺れる天秤…僕は君の目覚めを待つとしよう」
:27話の去り際、クロウに対して。「揺れる天秤」の目覚めとは……。
+
:第27話の去り際、クロウに対して。「揺れる天秤」の目覚めとは……。
 
;「呪われし放浪者だよ…。君に力を授けたものと同じくね」
 
;「呪われし放浪者だよ…。君に力を授けたものと同じくね」
 
:エリア11ルートにて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に対し発言。C.C.のことだが、彼女はどちらかというとGENやサンドマンに近い「不死の呪縛」を受けているらしい。
 
:エリア11ルートにて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に対し発言。C.C.のことだが、彼女はどちらかというとGENやサンドマンに近い「不死の呪縛」を受けているらしい。
291行目: 265行目:  
:こちらは[[C.C.]]に対して。彼女を初めとする「コード」持ちは不老不死であるため、そこから推測するに、「無限獄」とは単に「生き続け、存在し続けるという呪縛」であるらしい。
 
:こちらは[[C.C.]]に対して。彼女を初めとする「コード」持ちは不老不死であるため、そこから推測するに、「無限獄」とは単に「生き続け、存在し続けるという呪縛」であるらしい。
 
;「呪われし放浪者……だけど、呪いの主は既に捉えた」<br />「言ったはずだよ。呪われし放浪者だと」<br />「道が示された以上、僕はそこをひたすらに進むだけだよ」
 
;「呪われし放浪者……だけど、呪いの主は既に捉えた」<br />「言ったはずだよ。呪われし放浪者だと」<br />「道が示された以上、僕はそこをひたすらに進むだけだよ」
:38話のIMにおけるクロウとのやり取りの一部。アネモネから齎された情報……すなわち太極の呪いの主たる「御使い」の存在をついに捕捉し、アサキムは己を解き放つべく行動を開始する。
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:第38話のIMにおけるクロウとのやり取りの一部。アネモネから齎された情報……すなわち太極の呪いの主たる「御使い」の存在をついに捕捉し、アサキムは己を解き放つべく行動を開始する。
 
;「アイム・ライアード! 君の魂は僕が狩る!」
 
;「アイム・ライアード! 君の魂は僕が狩る!」
 
:決戦に乱入し、アイムに向かって攻撃した際の台詞。宣言通りにアリエティスを撃墜し、ついに目的のひとつを達した……かに思われたが、「偽りの黒羊」の力に阻まれて失敗に終わっていた。
 
:決戦に乱入し、アイムに向かって攻撃した際の台詞。宣言通りにアリエティスを撃墜し、ついに目的のひとつを達した……かに思われたが、「偽りの黒羊」の力に阻まれて失敗に終わっていた。
300行目: 274行目:  
:破界篇最後の台詞。漆黒の風は、次なる獲物を定めつつ何処かへと消える……。
 
:破界篇最後の台詞。漆黒の風は、次なる獲物を定めつつ何処かへと消える……。
   −
=== 第2次戦Z再世篇 ===
+
=== 第2次Z再世篇 ===
;「セツコ、ランド……僕を置いて君達は行ってしまった」<br />「だけど、やっとわかって来たよ。あのZONEなるものの存在する意味が」<br />「オリジン・ローの流れの中で僕は再誕する。……永遠に目覚めの来ない眠りになるのなら、それでもいいさ……」
+
;「セツコ、ランド…… 僕を置いて君達は行ってしまった」<br />「だけど、やっとわかって来たよ。あのZONEなるものの存在する意味が」<br />「オリジン・ローの流れの中で僕は再誕する。……永遠に目覚めの来ない眠りになるのなら、それでもいいさ……」
 
:「ジ・アンブレイカブル」のインターミッション冒頭。「知りたがる山羊」を制する術を得るため、彼はZONEへの突入を決断する。だが、彼の最終目的は『人として死ぬこと』であるため、眠ったまま目覚めないとしても一向に構わなかったのだろう。
 
:「ジ・アンブレイカブル」のインターミッション冒頭。「知りたがる山羊」を制する術を得るため、彼はZONEへの突入を決断する。だが、彼の最終目的は『人として死ぬこと』であるため、眠ったまま目覚めないとしても一向に構わなかったのだろう。
 
;「馬鹿げているよ、全てが」<br />「この程度の事で揺らぐような心の持ち主が、揺れる天秤の真の力を引き出せるとは思えない」
 
;「馬鹿げているよ、全てが」<br />「この程度の事で揺らぐような心の持ち主が、揺れる天秤の真の力を引き出せるとは思えない」
313行目: 287行目:  
;「……スフィアを狩る前に君には罰を与えないといけない」
 
;「……スフィアを狩る前に君には罰を与えないといけない」
 
:アイムの前に現れた際、「再びその魂を彼らに捧げるのがお望みですか!」と問われて。超然とした表情が一瞬で消え、静かに怒りを表す。「大罪」を犯したことで何者かと関わり、それによって放浪者となったらしい。
 
:アイムの前に現れた際、「再びその魂を彼らに捧げるのがお望みですか!」と問われて。超然とした表情が一瞬で消え、静かに怒りを表す。「大罪」を犯したことで何者かと関わり、それによって放浪者となったらしい。
;「アイム・ライアード……僕がなぜZONEに入ったか、わかるかい?」<br />「あのオリジン・ローの奔流の中で僕は太極の力の流れを感じた」<br />「迂闊だったね、偽りの黒羊。おかげで僕は、僕の得た力の使い方を知ることが出来たよ」<br />「教えてあげるよ。君がもっとも恐れるべきスフィアの力を、僕は既に手に入れていたんだよ」<br />「知りたがる山羊! その力が君の嘘を暴く!」
+
;「アイム・ライアード…… 僕がなぜZONEに入ったか、わかるかい?」<br />「あのオリジン・ローの奔流の中で僕は太極の力の流れを感じた」<br />「迂闊だったね、偽りの黒羊。おかげで僕は、僕の得た力の使い方を知ることが出来たよ」<br />「教えてあげるよ。君がもっとも恐れるべきスフィアの力を、僕は既に手に入れていたんだよ」<br />「知りたがる山羊! その力が君の嘘を暴く!」
 
:余裕を崩さないアイムに向けて。ZONEに突入したアサキムは、その内部を流れるオリジン・ローに触れ、その中で太極の力を見たことで「知りたがる山羊」を制することに成功した。しかしよく考えると、セツコとランド・メールにも同じ現象が起きている可能性は、復帰後の好調ぶりを考えると高い。
 
:余裕を崩さないアイムに向けて。ZONEに突入したアサキムは、その内部を流れるオリジン・ローに触れ、その中で太極の力を見たことで「知りたがる山羊」を制することに成功した。しかしよく考えると、セツコとランド・メールにも同じ現象が起きている可能性は、復帰後の好調ぶりを考えると高い。
 
:時獄篇で提示された情報から考えるに、どうやらアサキムは「知りたがる山羊」と元からあったもう一つのスフィアをサード・ステージに押し上げることに成功したらしい。
 
:時獄篇で提示された情報から考えるに、どうやらアサキムは「知りたがる山羊」と元からあったもう一つのスフィアをサード・ステージに押し上げることに成功したらしい。
322行目: 296行目:  
;「尽きぬ水瓶……その力を引き出すのに偽りの黒羊は随分と苦労したようだ」<br />「他者ヘの慈愛……国を治める者にとっては必要不可欠だろうけど……」<br />「それを最大限に引き出すためには、その国に滅びの危機に瀕してもらうしかなかったのだからね」<br />「アイム・ライアードがやらなければ、僕がやったまでのことだよ。つまり、あなたの祖国の滅亡は必然だったのさ」
 
;「尽きぬ水瓶……その力を引き出すのに偽りの黒羊は随分と苦労したようだ」<br />「他者ヘの慈愛……国を治める者にとっては必要不可欠だろうけど……」<br />「それを最大限に引き出すためには、その国に滅びの危機に瀕してもらうしかなかったのだからね」<br />「アイム・ライアードがやらなければ、僕がやったまでのことだよ。つまり、あなたの祖国の滅亡は必然だったのさ」
 
:ユーサーに対して語ったインサラウム滅亡の真相。この発言のおかげでアサキムはユーサーの怒りを買い、[[黒の騎士団]]ルートではまさかの逆襲を喰らうハメに。
 
:ユーサーに対して語ったインサラウム滅亡の真相。この発言のおかげでアサキムはユーサーの怒りを買い、[[黒の騎士団]]ルートではまさかの逆襲を喰らうハメに。
;「絶望の未来……根源の災厄……そこに僕の希望はある」<br />「因果の鎖を引きちぎる力……僕はそれを求める。絶望の未来を超えて……」
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;「絶望の未来…… 根源の災厄…… そこに僕の希望はある」<br />「因果の鎖を引きちぎる力……僕はそれを求める。絶望の未来を超えて……」
:騎士団ルート55話「復活の暗黒神」にて。黒の英知が示すという根源の災厄……全ての破滅を齎す神の怒り、その向こうにアサキムは己の解放を見る。全てを絶望に包む天の獄、それを越えた新たな時代に。
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:騎士団ルート第55話「復活の暗黒神」にて。黒の英知が示すという根源の災厄……全ての破滅を齎す神の怒り、その向こうにアサキムは己の解放を見る。全てを絶望に包む天の獄、それを越えた新たな時代に。
 
;「失望したよ、君達に」<br />「もしかしたら、君達もガイオウのように盟友になってくれるかと思ったが、この程度とはね」<br />「知る必要はないよ。今の君達では僕達と跳ぶことは出来ない」
 
;「失望したよ、君達に」<br />「もしかしたら、君達もガイオウのように盟友になってくれるかと思ったが、この程度とはね」<br />「知る必要はないよ。今の君達では僕達と跳ぶことは出来ない」
 
:撃墜時。ガイオウの使命を考えると、現状のZEXISではバアルとの戦いを勝ち抜けない、という意味のようだが……。
 
:撃墜時。ガイオウの使命を考えると、現状のZEXISではバアルとの戦いを勝ち抜けない、という意味のようだが……。
;「そう……僕の魂は永遠という名の牢獄に囚われている」<br />「僕はまた生まれる……そして、また君達と巡り会う」<br />「それまでの悪夢が僕にとっての一時の安らぎ……其処から目覚めた時、また終わりなき旅路が……」
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;「そう…… 僕の魂は永遠という名の牢獄に囚われている」<br />「僕はまた生まれる……そして、また君達と巡り会う」<br />「それまでの悪夢が僕にとっての一時の安らぎ……其処から目覚めた時、また終わりなき旅路が……」
:ZRルートにて、ZEXISの猛攻に敗れてなお、放浪者たる彼は己のさだめゆえに死が許されない。だが……。
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:ZRルートにて、ZEXISの猛攻に敗れてなお、放浪者たる彼は己のさだめゆえに死が許されない。だが……
 
;「悲しみの乙女、傷だらけの獅子、揺れる天秤……三つのスフィアが僕を抑え込むか!」<br />「うおあああああああっ!!?」
 
;「悲しみの乙女、傷だらけの獅子、揺れる天秤……三つのスフィアが僕を抑え込むか!」<br />「うおあああああああっ!!?」
 
:ZONE中心部にセツコ、ランド、クロウの連携プレーで封じ込められた事によりアサキムが初めて動揺を現し、戦慄した瞬間。ゼロ残留ルートではこれにスフィアを2つ持っているユーサーも加わる為、五つのスフィアで押さえ込まれる事になる。
 
:ZONE中心部にセツコ、ランド、クロウの連携プレーで封じ込められた事によりアサキムが初めて動揺を現し、戦慄した瞬間。ゼロ残留ルートではこれにスフィアを2つ持っているユーサーも加わる為、五つのスフィアで押さえ込まれる事になる。
;「そうじゃない……こういう結末も悪くないと思っただけだよ」
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;「そうじゃない…… こういう結末も悪くないと思っただけだよ」
:ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に、彼を呼び覚ます者がいた……。
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:ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に、彼を呼び覚ます者がいた……
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== 関連機体 ==
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;[[シュロウガ]]
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:搭乗機たる「魔王」。サイバスターを思わせる武装や特徴を備えた高速機動機。かつては別の色・別の姿だったらしいが詳細は一切不明。
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; [[ジェニオン]]
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:「いがみ合う双子」。第3次Z時獄編時点では直接的な接触はないものの、彼の持つ「偽りの黒羊」の能力は「いがみ合う双子」のスフィアを無力化できることを明言されている。さらに、エピローグではツィーネらしき人物に[[ZONE]]から救出されたことが示されており、'''早々にジェニオンに敗北フラグが立ってしまっている'''。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
 
*ソフトバンクの『Z』攻略本後書きの座談会によれば、愛機シュロウガ共々、「大張監督のデザインしたメカに緑川氏の演じるキャラクター」という前提が最初にあり、そこから組み立てられたキャラクターであるらしい。
*アサキムを示す星座は不明だが、『鴉座(からす)』が挙げられる。オウディウスの[[ギリシャ神話]]において、コローニスが何か内通していることを知り、アポローンが白い鳥を用いて探るものの、その事に後悔したアポローンは罰としてその鳥の翼を『白から黒へ変色させて、天上に追放して星座になった』とある。これが鴉座の由来である。その後、コローニスは死亡するものの、コローニスに宿した子『アスクレーピオス』は無事に生まれた。なお、アポーロン(アポロン)とは『太陽』、アポローンとコローニスの子アスクレーピオスはその後『へびつかい座』となった。時獄篇では『[[アスクレプス]]』という機体と、『[[アドヴェント]]』という青年、その人物と機体BGMは『THE SON OF SUN(太陽の子)』である。そして、『白から黒へ変色させて、天上に追放させて星座になった』に該当するのはアサキムの機体シュロウガと、対応武器『トラジック・ジェノサイダー(別名:黒き獄鳥)』である。
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*アサキムを示す星座は不明だが、「鴉座(からす)」が挙げられる。オウディウスの[[ギリシア神話]]において、コローニスが何か内通していることを知り、アポローンが白い鳥を用いて探るものの、その事に後悔したアポローンは罰としてその鳥の翼を「白から黒へ変色させて、天上に追放して星座になった」とある。これが鴉座の由来である。その後、コローニスは死亡するものの、コローニスに宿した子「アスクレーピオス」は無事に生まれた。なお、アポーロン(アポロン)とは「[[太陽]]」、アポローンとコローニスの子アスクレーピオスはその後「へびつかい座」となった。時獄篇では「[[アスクレプス]]」という機体と、「[[アドヴェント]]」という青年、その人物と機体BGMは「THE SON OF SUN(太陽の子)」である。そして、「白から黒へ変色させて、天上に追放させて星座になった」に該当するのはアサキムの機体シュロウガと、対応武器「トラジック・ジェノサイダー(別名:黒き獄鳥)」である。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
 
*ユーザー間では「以前から緑川氏が参戦を熱望していた『[[機神咆吼デモンベイン]]』で氏が演じる[[マスターテリオン]]のセルフオマージュではないのか」との推測もあった(彼とは「何度でも同じ存在として転生する」「最終的な目標は自分の存在の消滅」という共通点がある)。
 
*同様にユーザー間の話題では「『ゼノギアス』のアベルとも似ている」という指摘もある(何の因果か彼の声優も緑川氏、ただあまりにも音声セリフが少ないゲームであったためか、氏は演じたことも忘れられていた)。彼は「12の補機と1の主機からなる超次元存在に関った」ことから、こちらも「同じ存在として転生する」運命を背負わされ、その結果に転生体が絶望の果てに破滅の化身と化し、「漆黒の機体を駆って神出鬼没に出現し、主人公達の下に災厄を招き、また彼らを巧みに超次元存在への道へ誘導する」ことで終焉への時計の針を進める怪人グラーフとなっている。
 
*同様にユーザー間の話題では「『ゼノギアス』のアベルとも似ている」という指摘もある(何の因果か彼の声優も緑川氏、ただあまりにも音声セリフが少ないゲームであったためか、氏は演じたことも忘れられていた)。彼は「12の補機と1の主機からなる超次元存在に関った」ことから、こちらも「同じ存在として転生する」運命を背負わされ、その結果に転生体が絶望の果てに破滅の化身と化し、「漆黒の機体を駆って神出鬼没に出現し、主人公達の下に災厄を招き、また彼らを巧みに超次元存在への道へ誘導する」ことで終焉への時計の針を進める怪人グラーフとなっている。
 
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<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
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<!-- == 資料リンク == -->
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== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:アサキム・ドーウィン]] -->
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*{{検索|アサキム・ドーウィン}}
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{{DEFAULTSORT:あさきむ とおういん}}
 
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[[Category:登場人物あ行]]
 
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[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物あ行]]
 
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