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始祖アウラが[[エンブリヲ]]に捕らえられ、アンジュ達が住む世界「偽りの地球」に幽閉されてしまうとアウラの民達は「シンギュラー」という[[特異点]]を開き、アウラ奪還の為に偽りの地球に侵攻するようになった。アウラの民は「アウラ奪還」だけが目的であり、アンジュ達が住む世界の破壊や人々の殺戮等は考慮していないのだが、エンブリヲはマナが使えないノーマを迫害対象にした上でドラゴンと戦わせ、死んだドラゴンからドラグニウムを採集させた。「ドラゴンを殺し、世界を守る事が自分達の唯一の存在理由である」と洗脳されたノーマの事情をアウラの民はやがて理解していったが、ドラゴン形態ではコミュニケーションが成り立たなかった為、やむなく殺し合わざるを得なかった<ref>とはいえ、作中序盤における[[ココ]]や[[ミランダ]]、[[ゾーラ]]の[[トラウマイベント|無惨な死に方]]から考慮すると、戦闘に躊躇は無かった模様。</ref>。
 
始祖アウラが[[エンブリヲ]]に捕らえられ、アンジュ達が住む世界「偽りの地球」に幽閉されてしまうとアウラの民達は「シンギュラー」という[[特異点]]を開き、アウラ奪還の為に偽りの地球に侵攻するようになった。アウラの民は「アウラ奪還」だけが目的であり、アンジュ達が住む世界の破壊や人々の殺戮等は考慮していないのだが、エンブリヲはマナが使えないノーマを迫害対象にした上でドラゴンと戦わせ、死んだドラゴンからドラグニウムを採集させた。「ドラゴンを殺し、世界を守る事が自分達の唯一の存在理由である」と洗脳されたノーマの事情をアウラの民はやがて理解していったが、ドラゴン形態ではコミュニケーションが成り立たなかった為、やむなく殺し合わざるを得なかった<ref>とはいえ、作中序盤における[[ココ]]や[[ミランダ]]、[[ゾーラ]]の[[トラウマイベント|無惨な死に方]]から考慮すると、戦闘に躊躇は無かった模様。</ref>。
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人間のまま作中の世界にいたのは[[スパイ]]である[[リィザ・ランドッグ|リザーディア]]のみであったが、作中中盤、[[サラマンディーネ]]によって開発された[[龍神器]]によって彼女自身が人間のまま戦闘に加わった事で情勢に変化が生じる。サラマンディーネは自らの[[焔龍號]]、配下の[[ナーガ]]、[[カナメ]]の[[蒼龍號]]、[[碧龍號]]と多数のドラゴンを率いてノーマ達の基地[[アルゼナル]]を襲撃し、その戦闘でアンジュと邂逅する。アンジュのヴィルキスは焔龍號と互角に渡り合い、「永遠語り」まで歌う彼女に興味を抱いた。
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人間のまま作中の世界にいたのは[[スパイ]]である[[リィザ・ランドッグ|リザーディア]]のみであったが、作中中盤、[[サラマンディーネ]]によって開発された[[龍神器]]によって彼女自身が人間のまま戦闘に加わった事で情勢に変化が生じる。サラマンディーネは自らの[[焔龍號]]、配下の[[ナーガ (クロスアンジュ)|ナーガ]]、[[カナメ]]の[[蒼龍號]]、[[碧龍號]]と多数のドラゴンを率いてノーマ達の基地[[アルゼナル]]を襲撃し、その戦闘でアンジュと邂逅する。アンジュのヴィルキスは焔龍號と互角に渡り合い、「永遠語り」まで歌う彼女に興味を抱いた。
    
=== アウラの民の男女 ===
 
=== アウラの民の男女 ===
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;[[アウラ]]
 
;[[アウラ]]
 
:原初の[[ドラゴン]]。かつては[[天才]][[科学者・技術者|科学者]]として活躍し、[[エンブリヲ]]とも浅からぬ因縁を持つ。
 
:原初の[[ドラゴン]]。かつては[[天才]][[科学者・技術者|科学者]]として活躍し、[[エンブリヲ]]とも浅からぬ因縁を持つ。
;大巫女 / [[アウラ・ミドガルディア]]
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;[[大巫女|大巫女 / アウラ・ミドガルディア]]
 
:アウラ直系の一族出身でアウラの民達の指導者。
 
:アウラ直系の一族出身でアウラの民達の指導者。
 
;[[サラマンディーネ]]
 
;[[サラマンディーネ]]
 
:フレイア一族出身の巫女姫。[[ラグナメイル]]のデータを解析して[[龍神器]]を作り出し、[[焔龍號]]の[[パイロット]]となる。
 
:フレイア一族出身の巫女姫。[[ラグナメイル]]のデータを解析して[[龍神器]]を作り出し、[[焔龍號]]の[[パイロット]]となる。
;[[ナーガ]]
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;[[ナーガ (クロスアンジュ)|ナーガ]]
 
:サラマンディーネの側近の一人。[[蒼龍號]]に乗る。
 
:サラマンディーネの側近の一人。[[蒼龍號]]に乗る。
 
;[[カナメ]]
 
;[[カナメ]]
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== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:初登場作品。主な人物は全員登場する。
 
:初登場作品。主な人物は全員登場する。
 
:本作では[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]の先住民で、外部と交流を絶っている事から[[碇ゲンドウ]]や[[Dr.ヘル]]等からは'''「翼ある隠者」'''と呼ばれる他、[[ドラグニウム]]が[[ゲッター線]]と同一存在であるクロスオーバーが成されている。そのため、過去には[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]との戦いにより、ドラグニウム=ゲッター線の暴走が起きたことになっている。
 
:本作では[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]の先住民で、外部と交流を絶っている事から[[碇ゲンドウ]]や[[Dr.ヘル]]等からは'''「翼ある隠者」'''と呼ばれる他、[[ドラグニウム]]が[[ゲッター線]]と同一存在であるクロスオーバーが成されている。そのため、過去には[[ミケーネ帝国|ミケーネ]]との戦いにより、ドラグニウム=ゲッター線の暴走が起きたことになっている。
:ゲッター線に汚染された世界に適応する為にドラグニウムを取り込み、定向進化(人が文明を築く為に四足歩行から二足歩行に進化したように、'''ゲッター線を浄化する為に「最適な形」になる事'''。男性が人型になれないのは、一定の世代で戻れない個体が誕生するようになったようである)した…というのが本作におけるアウラの民の設定である。恐竜や鬼と違って、人間がゲッター線をその身に取り込むことで龍に進化する、という大胆なクロスオーバーである。俯瞰的に見ると、これでもまだ進化の途中(ゲッターロボで言うゲッタードラゴンになったところか?)と見ることができるが、作中の展開からこれ以上の進化はおそらく無いだろう。
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:ゲッター線に汚染された世界に適応する為にドラグニウムを取り込み、定向進化(人が文明を築く為に四足歩行から二足歩行に進化したように、'''ゲッター線を浄化する為に「最適な形」になる事'''。男性が人型になれないのは、一定の世代で戻れない個体が誕生するようになったようである<ref>ドラグニウムの摂取を続けたことでより効率的に摂取するべく遺伝子が変質し、人間ではなくドラゴンのまま生まれるようになった模様。</ref>)した…というのが本作におけるアウラの民の設定である。[[恐竜帝国|恐竜]]や[[鬼]]と違って、人間がゲッター線をその身に取り込むことで龍に進化する、という大胆なクロスオーバーである。とはいえ、'''ゲッター線を取り込んで進化した先がハチュウ人類と言える姿'''というのも皮肉ではあるが、[[αシリーズ]]でのハチュウ人類の設定<ref>『[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日|竜が滅ぶ日]]』において「'''ハ虫類もゲッター線により恐竜を経てハ虫人類に進化したが、進化の限界を迎えてゲッター線に応えられなくなると見捨てられた'''」と語られている。つまりαシリーズにおけるハチュウ人類は'''「龍へと進化できなかった者たち」'''と言える。</ref>を考えると意味深と言えなくもない。俯瞰的に見ると、これでもまだ進化の途中(ゲッターロボで言うゲッタードラゴンになったところか?)と見ることができるが、作中の展開からこれ以上の進化はおそらく無いだろう(もし進化したとしたら、アウラを筆頭にあの艦隊の一員になっているはずである)。
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;[[スーパーロボット大戦X]]
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:今作では、『[[魔神英雄伝ワタル]]』と積極的にクロスオーバーを果たす。ドラグニウムが聖獣の力が結晶化したものであり(宇宙からアウラの世界に降ってきた設定だが、どこか前作『V』における[[ゲッター線]]の設定を思わせる)、アウラは導きに従って[[アル・ワース]]へとたどり着いた。その際、[[神部七龍神]]にドラグニウムを正しく使うための術を学び、「いつの日か七竜神に危機が訪れし時には、必ず馳せ参じこれを助く」という誓いを立て、これを古の契約として民に伝えたという。
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:一方でアンジュ達がアウラの世界へ転移する場面が省略されたので、アル・ワースへやって来た者しか登場しない。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==