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なぜなにナデシコ(Why What Nadesico)とは、『[[機動戦艦ナデシコ]]』および『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』内に登場する艦内放送。
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'''なぜなにナデシコ'''とは、『[[機動戦艦ナデシコ]]』および『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』内に登場する艦内放送。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
児童向け教育番組の体(てい)をとって、科学や政治などの専門的な知識についてナデシコのクルーに分かり易く解説を行うというのが基本コンセプト。
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児童向け教育番組の体(てい)をとって、科学や政治などの専門的な知識について[[ナデシコ]]のクルーに分かり易く解説を行うというのが基本コンセプト。
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一見、おふざけか遊びのようにしか見えないが、中で行われる解説や説明は物語上で非常に重要なものばかりであり、非常にわかりやすく説明されるため、視聴者視点からしても『ナデシコ』のSF設定の理解には欠かせないものである。
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一見、おふざけか遊びのようだが、中で行われる解説や説明は物語上で非常に重要なものばかりであり、非常にわかりやすく説明されるため、視聴者視点からしても『ナデシコ』のSF設定の理解には欠かせないものである。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
スパロボでも難解な設定の解説シーンとして重宝されており『ナデシコ』参戦時はしばしば挿入される。また、他作品の内容を解説したり無関係のキャラを巻き込んだりするのがお約束となっている。
 
スパロボでも難解な設定の解説シーンとして重宝されており『ナデシコ』参戦時はしばしば挿入される。また、他作品の内容を解説したり無関係のキャラを巻き込んだりするのがお約束となっている。
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=== COMPACTシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:初参戦の『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では行われなかったので、本作で初登場。全2回で初回は[[オモイカネ]]へのデバッグ作業についての概要を解説するため、他作品キャラを巻き込む形で披露。終盤の遺跡騒動では、[[火星極冠遺跡]]の最下層からイネスのソロMCによる最終回「[[ボソンジャンプ]]の大考察」が中継された。
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:初参戦の『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では行われなかったので、本作で初登場。全2回で初回は[[オモイカネ]]へのデバッグ作業についての概要を解説するため、他作品キャラを巻き込む形で披露。終盤の遺跡騒動では、[[火星極冠遺跡]]の最下層から[[イネス・フレサンジュ]]のソロMCによる最終回「[[ボソンジャンプ]]の大考察」が中継された。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
:2回行われるが、どちらもイネスのソロMC。序盤に[[火星]]から[[地球]]に帰還するナデシコ内で[[木連]]、中盤にアトモ社でボソンジャンプについて説明する。それぞれ別ルートとの合流前でアトモ社に呼ばれた『ナデシコ』の4人と、彼らを運んだ『[[無敵鋼人ダイターン3|ダイターン]]』のメンバーしかおらず、視聴者が少ないので説明時間も短い。
 
:2回行われるが、どちらもイネスのソロMC。序盤に[[火星]]から[[地球]]に帰還するナデシコ内で[[木連]]、中盤にアトモ社でボソンジャンプについて説明する。それぞれ別ルートとの合流前でアトモ社に呼ばれた『ナデシコ』の4人と、彼らを運んだ『[[無敵鋼人ダイターン3|ダイターン]]』のメンバーしかおらず、視聴者が少ないので説明時間も短い。
;[[スーパーロボット大戦MX]]
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:「なぜなにナデシコMX版」と題した劇場版設定。放送を通じてルリがイネスの生存を知ったりアカツキが乱入してくるなど、ほぼ原作通りの展開。
   
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
:全3回に亘って放送。[[相良宗介]]らを巻き込んで[[アークエンジェル]]で艦内放送されることもある。
 
:全3回に亘って放送。[[相良宗介]]らを巻き込んで[[アークエンジェル]]で艦内放送されることもある。
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:さらに、なんと本作以降戦闘[[BGM]]としてこの艦内放送の音楽を選択可能に。最後の戦いに臨む際はシリアスで行かせてもらうという理由で放送しなかった。
 
:さらに、なんと本作以降戦闘[[BGM]]としてこの艦内放送の音楽を選択可能に。最後の戦いに臨む際はシリアスで行かせてもらうという理由で放送しなかった。
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:本作でも行われるが、[[地球防衛組|よい子のお友達]][[ELS|には刺激が強い]]内容も取り扱う為、ある意味最適だと言える。第37話では「境界の力」についてのレクチャーを行う。
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:[[地球防衛組|よい子のお友達]][[ELS|には刺激が強い]]内容も取り扱う為、ある意味最適だと言える。第37話では「境界の力」についてのレクチャーを行う。
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=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:劇場版設定。このタイミングでナデシコクルーがイネスの生存を知るのは原作通りだが、この時点で火星の後継者との決着がついているため大幅に展開が変わっている。
 
:劇場版設定。このタイミングでナデシコクルーがイネスの生存を知るのは原作通りだが、この時点で火星の後継者との決着がついているため大幅に展開が変わっている。
:特筆すべきは'''劇場版設定のユリカとルリがTV版と同様に「ウサギとお姉さん」に扮すること'''だろう。しかし、久しぶりな上に衣装なしでやらされたため2人とも恥ずかしがり、イネスも周囲が引き気味であることを察知して「空気が読めてなかった」と反省していた。
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:特筆すべきは'''劇場版設定の[[ミスマル・ユリカ]]と[[ホシノ・ルリ]]がTV版と同様に「ウサギとお姉さん」に扮すること'''だろう。しかし、久しぶりな上に衣装なしでやらされたため2人とも恥ずかしがり、イネスも周囲が引き気味であることを察知して「空気が読めてなかった」と反省していた。
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
:劇場版設定。スパロボシリーズでは初めてBGMとしての「なぜなにナデシコ」が採用されていない。第29話冒頭において[[太陽系先史文明]]の説明のために行われる。
 
:劇場版設定。スパロボシリーズでは初めてBGMとしての「なぜなにナデシコ」が採用されていない。第29話冒頭において[[太陽系先史文明]]の説明のために行われる。
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=== 単独作品 ===
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;[[スーパーロボット大戦MX]]
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:「なぜなにナデシコMX版」と題した劇場版設定。放送を通じてルリがイネスの生存を知ったり[[アカツキ・ナガレ]]が乱入してくるなど、ほぼ原作通りの展開。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:劇場版設定。『MX』と同じく、ほぼ原作通りの展開。また、2023年5月のイベント「第9回共闘戦」のシナリオで主にライジングラフディンズのメンバーに[[蜥蜴戦争]]についての説明を行った。2023年7月のイベント「第11回共闘戦」のシナリオで蜥蜴戦争後の[[世界観/DD|第8世界]]の[[新機動戦記ガンダムW|歴]][[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|史]]についての解説を行った。
    
== 出演者 ==
 
== 出演者 ==
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:劇場版にて、モニター越しに割り込む形で出演。
 
:劇場版にて、モニター越しに割り込む形で出演。
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== 他作品の出演者 ==
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== 他作品の関連人物 ==
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=== 他作品の出演者 ===
 
甲児からロミナまでの14人は『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』で飛び入り出演したメンツ。
 
甲児からロミナまでの14人は『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』で飛び入り出演したメンツ。
 
;[[兜甲児]]
 
;[[兜甲児]]
 
:逃げた鉄也の台本も読む羽目になり、自分で自分に呼びかけるという珍妙な事態にノリツッコミした。
 
:逃げた鉄也の台本も読む羽目になり、自分で自分に呼びかけるという珍妙な事態にノリツッコミした。
 
;[[剣鉄也]] / [[炎ジュン]]
 
;[[剣鉄也]] / [[炎ジュン]]
:台本を渡されるも「…やってられるか」とエスケープ。ジュンは出番こそなかったものの、スタジオ内で見学していた模様。
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:台本を渡されるも「…やってられるか」とエスケープ。ジュンは出番こそなかったものの、スタジオ内で見学していたようで、終わった後に戻ってきた鉄也に「おもしろかったじゃない」と感想を述べる。
 
;[[流竜馬]] / [[神隼人]] / [[車弁慶]]
 
;[[流竜馬]] / [[神隼人]] / [[車弁慶]]
:弁慶曰く、'''隼人が最も出演に乗り気だった'''らしく、淀みなく台本を読み上げる彼の巧さに竜馬も感心していた。
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:弁慶曰く、'''隼人が最も出演に乗り気だった'''らしく、淀みなく台本を読み上げ進行を繋ぐ彼の巧さに竜馬も感心していた。
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:恐らくは担当声優のキートン山田氏が数多くの番組でナレーションを担当している事からの[[声優ネタ]]の意味合いもあると思われる。
 
;[[ひびき洸]]
 
;[[ひびき洸]]
 
:無難に台本を読み上げていた。
 
:無難に台本を読み上げていた。
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;[[ジョウ・マヤ]] / [[レニー・アイ]] / [[ロミナ・ラドリオ]]
 
;[[ジョウ・マヤ]] / [[レニー・アイ]] / [[ロミナ・ラドリオ]]
 
:ジョウは台本から逸脱した乱暴な言葉遣いを発したため、イネス先生からお叱りを受ける。
 
:ジョウは台本から逸脱した乱暴な言葉遣いを発したため、イネス先生からお叱りを受ける。
:ロミナは台本を意識することなく普段通りの物腰ですんなりと質問を読み上げるが、普段の他者に対する畏まりぶりが高じてオモイカネまで様付け呼びする。
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:ロミナは普段通りの物腰と口調ですんなりと台本を読み上げるが、普段の他者に対する畏まりぶりが高じてオモイカネまで様付け呼びする。
 
;[[相良宗介]]
 
;[[相良宗介]]
 
:『[[J]]』第27話「浮上」のメインである[[オルファン]]閉じ込め作戦の補助解説役。説明が難解な上、本題から脱線してしまっているので[[千鳥かなめ|かなめ]]に退場させられる。
 
:『[[J]]』第27話「浮上」のメインである[[オルファン]]閉じ込め作戦の補助解説役。説明が難解な上、本題から脱線してしまっているので[[千鳥かなめ|かなめ]]に退場させられる。
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:『T』でユリカが不在だったため、代わりをやらされた。イネス曰く「[[声優ネタ|大いなる素質を感じる]]」とのこと。
 
:『T』でユリカが不在だったため、代わりをやらされた。イネス曰く「[[声優ネタ|大いなる素質を感じる]]」とのこと。
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== 視聴者の反応 ==
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=== 視聴者 ===
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では番組を通じてイネス先生が語らんとしている事を察し、最後まで鑑賞する。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では番組を通じてイネス先生が語らんとしている事を察し、最後まで鑑賞する。
;[[クワトロ・バジーナ]]
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;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
 
:『IMPACT』では「悪ふざけ」と断言するも、話題そのものは的を射ていると評価。一方、『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では不本意な様子で鑑賞会に付き合っていた。
 
:『IMPACT』では「悪ふざけ」と断言するも、話題そのものは的を射ていると評価。一方、『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では不本意な様子で鑑賞会に付き合っていた。
 
;[[シロー・アマダ]]
 
;[[シロー・アマダ]]
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;[[真田志郎]]
 
;[[真田志郎]]
 
:『V』ではイネスの説明を完全に理解しており、彼女から「話が早い方がいてくれて助かる」と言われる。
 
:『V』ではイネスの説明を完全に理解しており、彼女から「話が早い方がいてくれて助かる」と言われる。
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;[[兜シロー]] / [[リサ (マジンガー)|リサ]]
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:『T』では番組を(ナデシコ名物として?)肯定的に評価している。台詞から番組の存在を事前に知っていた模様。リサからは'''「人類の英知の結晶」'''とも言われている。
 
;[[キリコ・キュービィー]]
 
;[[キリコ・キュービィー]]
 
:『T』では理解するどころか完全に意識を遮断していた。
 
:『T』では理解するどころか完全に意識を遮断していた。
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;[[ルクレツィア・ノイン]]
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:『DD』では「児童向け番組風にして聴者の理解度を上げる」と冷静に分析していた。一方でフリップに「劇場版」と書かれていたことは理解できなかった。
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== 投稿者の方々 ==
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=== 投稿者の方々 ===
 
いずれも『[[スーパーロボット大戦W|W]]』にて。ちなみに本来は個人的に出した報告書等がここで読まれることになったらしい。また、PNは番組側で勝手に付けたもの。
 
いずれも『[[スーパーロボット大戦W|W]]』にて。ちなみに本来は個人的に出した報告書等がここで読まれることになったらしい。また、PNは番組側で勝手に付けたもの。
 
;[[トロワ・バートン|プリベンター所属の名無しのピエロ]]
 
;[[トロワ・バートン|プリベンター所属の名無しのピエロ]]
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