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反[[地球連邦政府]]組織「マフティー」が、月面にある複合企業[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]へ極秘発注した最新鋭のモビルスーツ。
 
反[[地球連邦政府]]組織「マフティー」が、月面にある複合企業[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]へ極秘発注した最新鋭のモビルスーツ。
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「[[アムロ・レイ]]の最後の乗機「[[νガンダム]]」を引き継ぐ」という意図から、「ν(ニュー)」の次のギリシャ文字「Ξ(クスィー)」が機体名に採用されている。SDガンプラの説明書によれば、本機のコンセプトはνガンダムの発展型である[[Hi-νガンダム]]をベースとしている。また、原作小説の下巻と「SDガンダム GGENERATION シリーズ」によれば、操縦席はνガンダムと同じ仕様である。サイコミュとファンネルを搭載し、ビーム・バリアーの展開、シールドにミサイルが設置されているなど、やはりνガンダムとの共通点が見られる。
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「[[アムロ・レイ]]の最後の乗機「[[νガンダム]]」を引き継ぐ」という意図から、「ν(ニュー)」の次のギリシャ文字「Ξ(クスィー)」が機体名に採用されている。SDガンプラの説明書によれば、「本機のコンセプトはνガンダムの発展型である[[Hi-νガンダム]]をベースとしている」とされている。サイコミュとファンネルを搭載し、ビーム・バリアーの展開、シールドにミサイルが設置されているなど幾つかνガンダムとの共通点が見られる。
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両肩に搭載された[[ミノフスキークラフト]]により、サブフライトシステムに搭乗する事なく、大気圏内での単独長距離飛行が可能となった。完璧なビーム・バリアーを展開する事で、ミサイルのような実弾やビーム・バリアーのようなビーム兵器から機体を保護する。高速飛行時には、このビームを進行方向に波形を変えて放射し、大気干渉を拡散させ、モビルスーツ形態のままマッハ2以上の速度を出す。
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両肩に搭載された[[ミノフスキークラフト]]ユニットにより、サブフライトシステムに搭乗する事なく、大気圏内での単独長距離飛行が可能となった。完璧なビーム・バリアーを展開する事で、ミサイルの様な実体弾やメガ粒子ビーム兵器から機体を保護する。高速飛行時には、このビームを進行方向に波形を変えて放射し、大気干渉を拡散させ、モビルスーツ形態のままマッハ2以上の速度を出す。
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[[宇宙世紀]]0105年において、単独で大気圏内を自由に飛行が可能なモビルスーツは[[地球連邦軍]]の[[ペーネロペー]]と本機だけであり、サブフライトシステムを用いなければジャンプ・フライトしか行えないグスタフ・カールを一方的に蹴散らすなど、物量で圧倒的に勝る連邦軍と渡り合う為に欠かせない戦力となっていた。
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[[宇宙世紀]]0105年において、単独で大気圏内を自由に飛行が可能なモビルスーツは[[地球連邦軍]]の[[ペーネロペー]]と本機だけ<ref>厳密にはペーネロペーは「オデュッセウスガンダムにフライトユニットを装備した状態の機体の呼称」であるため、本当の意味で単独で大気圏内を飛行できるMSはΞガンダムが唯一無二の存在であると言える。</ref>であり、サブフライトシステムを用いなければジャンプ・フライトしか行えないグスタフ・カールを一方的に蹴散らすなど、物量で圧倒的に勝る連邦軍と渡り合う為に欠かせない戦力となっていた。
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その一方で、通常のモビルスーツを凌駕する巨体の為に共通規格のハンガーが使用出来ないなど整備性は劣悪で、整備を行う為には機体を横たえる必要がある事から運用できる母艦も限定される。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
:初登場作品。参戦は第13話から。
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:初登場作品。森木氏リメイク版のデザインにて登場。参戦は第13話から。
 
:原作ストーリーが再現されていないため、「アナハイム社が開発した新型MS」という設定でハサウェイがそのテストパイロットとして乗り込んでいる。ミノフスキークラフト搭載機である設定が反映されており宇宙適正A止まりの代わりに空適正S。また移動力が非常に高い。その為他のMSとは若干毛色の違う運用となる。ファンネル・ミサイルの使用条件が気力105と低めで、カスタムボーナスによって素の移動力が9となり、ハサウェイも[[突撃]]を覚えるので、開幕から突撃してファンネル・ミサイルで先陣を切れる。惜しむらくはハサウェイの能力が若干追いついていない点か。
 
:原作ストーリーが再現されていないため、「アナハイム社が開発した新型MS」という設定でハサウェイがそのテストパイロットとして乗り込んでいる。ミノフスキークラフト搭載機である設定が反映されており宇宙適正A止まりの代わりに空適正S。また移動力が非常に高い。その為他のMSとは若干毛色の違う運用となる。ファンネル・ミサイルの使用条件が気力105と低めで、カスタムボーナスによって素の移動力が9となり、ハサウェイも[[突撃]]を覚えるので、開幕から突撃してファンネル・ミサイルで先陣を切れる。惜しむらくはハサウェイの能力が若干追いついていない点か。
 
:中盤「高機動攻撃」が解放される。ハサウェイが最終的に[[魂]]も修得するため火力に関しても十分フォローできる。更に、[[隠し要素/V|条件を満たすと]]ミサイルポッドが追加され、ユニットグラフィックも変更される。通常版はそれほど攻撃力が高くないが、[[マップ兵器|MAP版]]は着弾指定型で扱いやすいため取得を勧めたい。
 
:中盤「高機動攻撃」が解放される。ハサウェイが最終的に[[魂]]も修得するため火力に関しても十分フォローできる。更に、[[隠し要素/V|条件を満たすと]]ミサイルポッドが追加され、ユニットグラフィックも変更される。通常版はそれほど攻撃力が高くないが、[[マップ兵器|MAP版]]は着弾指定型で扱いやすいため取得を勧めたい。
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;ミサイル・ランチャー
 
;ミサイル・ランチャー
 
:両肘部と両膝部に搭載。
 
:両肘部と両膝部に搭載。
;メガ粒子砲
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;メガ粒子砲 / メガ・ビーム・キャノン
:両肩部の前面装甲に1門ずつ内蔵し、発射時には砲口が装甲ごと前方に向けられる。
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:両肩部の前面装甲に1門ずつ内蔵。発射時には砲口が装甲ごと前方に向けられる。
:原作小説未登場の武装であり、SRW未採用。
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:『エクストリームバーサス』シリーズでは[[ΖΖガンダム|ビームサーベルの柄頭]]から発射している。
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:原作小説未登場の武装であり、リファイン版デザインで出演したSRWでも未採用。
 
;シールド
 
;シールド
 
:左腕部に装着。
 
:左腕部に装着。
 
:裏面にミサイルが搭載されているが、SRW未採用。
 
:裏面にミサイルが搭載されているが、SRW未採用。
 
;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]]
 
;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]]
:両肩にマウント。
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:両肩にマウントされている。
 
:『V』では上空からの斬撃→キック→斬り抜きのモーション。
 
:『V』では上空からの斬撃→キック→斬り抜きのモーション。
 
;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]]
 
;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]]
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;高機動攻撃
 
;高機動攻撃
 
:『V』における必殺技。ビーム・バリアーを展開して、敵目掛けて音速飛行で突撃し、一斉攻撃を行う。
 
:『V』における必殺技。ビーム・バリアーを展開して、敵目掛けて音速飛行で突撃し、一斉攻撃を行う。
:ミサイルポッド追加後は攻撃開始時のカットインとトドメ時にミサイルポッドを使用すると、演出が変化する。
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:ミサイルポッド追加後は、攻撃開始時のカットインとトドメ時にミサイルポッドを使用するように演出が変化する。
    
==== 特殊機能 ====
 
==== 特殊機能 ====
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;「ファンネル・ミサイル」の攻撃力+200。移動力+2。
 
;「ファンネル・ミサイル」の攻撃力+200。移動力+2。
:[[スーパーロボット大戦V|V]]
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:[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。
    
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
2020年現在、ガンプラ化はBB戦士のみで、一部ファンからはHGUC化やMG化が熱望されている(なお、ライバル機のペーネロペーとグスタフ・カールはHGUC化され、のちにメッサーもHGUC化された)。そして、遂に2011年4月にHGUC化が決定した。
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長い間ガンプラ化はBB戦士のみで、一部ファンからはHGUC化やMG化が熱望されていた(ライバル機のペーネロペーとグスタフ・カールなどが先行してHGUC化されていた)。
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2020年11月HGUC化が発表され、こちらは劇場アニメ版に合わせた新規デザインとなっており2021年4月に発売された。
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森木靖泰リメイク版
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カトキハジメリメイク版
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<amazon>B00OC1UYJU</amazon>
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劇場アニメ版
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<amazon>B00FKL6IF0</amazon><amazon>B00OC1UYJU</amazon>
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<amazon>B08RB6CDXG</amazon>
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の公式サイトで行われたトップ10入りした機体の内1体が本編にガンプラとして登場するモビルスーツ総選挙でトップ10入りしたΞガンダムが選ばれ、本編の最終回にてアニメで動くΞガンダムが登場した。原作が映像化する前にΞガンダムが映像作品で動くのは本作が初。
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*コクピットは原作小説版と『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズではνガンダムと同じ仕様になっているが、劇場版では新規に作られている(ちなみにグリップ部はアームレイカー式になっている)。
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*『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の公式サイトで行われた「トップ10入りした機体の内1体が本編にガンプラとして登場する」というモビルスーツ総選挙にて、トップ10入りしたΞガンダムが選ばれ、本編の最終回でアニメで動くΞガンダムが登場した。原作が映像化する前にΞガンダムが映像作品で動くのは本作が初となった。
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*本機のデザインは度々改定されており、原作小説版に登場した森木氏作の初期デザイン(1989年)、その後『GジェネレーションF』登場に当たって森木氏によってリメイクされたデザイン(2000年)、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト』用に森木氏がミサイルポットを追加したデザイン(2012年)<ref name="taidan">[https://tamashii.jp/t_kokkaku/148/ 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』スペシャル対談 森木靖泰 × カトキハジメ]、魂ウェブ(2021年4月13日)、2021年6月21日閲覧。</ref>、『ROBOT魂』の限定商品「Ka signature」用に2012年版をベースにカトキハジメ氏によってリファインされたデザイン(2013年&2016年)<ref name="taidan"/>、そしてカトキ氏による劇場アニメ版デザイン(2021年)の複数が存在する。
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**森木氏のリメイク版のデザインが標準的なデザインとされており、多くのメディアではこのデザインにて登場する。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references />
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<references/>
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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