シュレード・エラン

2014年5月28日 (水) 00:19時点における111.64.252.44 (トーク)による版 (→‎Zシリーズ)

シュレード・エラン(Shrade Elan)

メガネをかけ、耽美的で思慮深い雰囲気のあり、詩的な言動が特徴的な美青年。エレメントとしての潜在能力は学園トップクラスだと評されているが、アクエリオンに乗ることで病弱な肉体を蝕んでしまうため、一軍メンバーでありながら実戦に投入されることはほとんどない。

エレメント能力は「精神演奏」。楽器(主にピアノやヴァイオリン)を奏でることで深層心理に干渉し感情を操ったり、エレメント能力を一時的に強化・操作するなどの現象を起こす。幼い頃、意図せず開花したこの能力により、負の感情を暴走させた両親がお互いを殺し合ってしまった過去を持つ。

なお、アクエリオンに搭乗する際はスーツを着ていない事が多い。この辺りはアポロを彷彿とさせる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。原作通りアクエリオンスパーダのパイロット。通常では原作通り終盤で永久離脱するがIFルートに進むと死亡せず継続加入する。スパーダはただでさえ武装が少ないためなんとしても条件を満たしたいところ。

パイロットステータスの傾向

能力値

射撃と防御以外はいずれも高め。特に格闘と技量はエレメントの中でもトップクラス。エレメントシステムで他のエレメントの格闘や技量を底上げしたいという時には重宝する。

精神コマンド

集中祝福友情かく乱闘志
どちらかと言えば、サポート向きのラインナップ。特に序盤から使える祝福が便利。友情を覚えるのは実に彼らしい。

特殊スキル

精神演奏カウンターLv5、見切り
精神演奏は「気力130以上で自チーム及び隣接チームの各能力値+5」というもの。ABを取得すれば、上昇値が+10に増える。自チームと合わせて最大5チームの全能力値を底上げできるという、非常に強力な能力。

固有エースボーナス

精神演奏」の能力アップが+10になる。
エレメント能力が順当に強化されるボーナス。同じようなボーナスを持つC.C.とタッグを組めば(こちらは自チーム限定だが)、能力アップが+20になる。

人間関係

カイエン・スズシロ
「親友」と一方的に呼んでおり、親交が深い。
サザンカ・ビアンカ
カイエンとの交流にて、よく恍惚している。
クレア・ドロセラ
聖天使学園の理事長。自身の能力を他人に悪用され続ける日々を送る中、アクエリアとアブダクターの戦いに遭遇した際に、彼女によって学園にスカウトされた。

他作品の人間関係

渚カヲル
彼がピアノを弾いているところに現れる。
熱気バサラ
彼とは正反対の音楽を奏でるシュレードだが、バサラの歌に深い感銘を覚えている。周囲は意外そうな印象を受けたが本人は魂を震わせる音楽に喧騒は関係ないとして、バサラのスタンスを賛えている。

名台詞

「行くぞ、魂のアルペジオ!」
「天の月のビブラート……水の月がアレグロビバーチェすれば……」
「人の月は、その命をアジタートに歌い上げる!」
第6話の初戦闘で、アマタゼシカと共にアクエリオンスパーダの必殺技「月下葬送曲」を放った時の台詞。音楽用語を交えたポエティックな言い回しを好む彼だが、その最もたる難解な台詞である。
周囲の説明台詞や後記する音楽用語から、翻訳するとすれば…
「行くぞ、3人の連携攻撃! ゼシカの『衝撃』の力を、アマタの『飛翔』で加速させ… (俺が)その力を激しく解き放つ!」
…といったところだろうか。
  • アルペジオ:和音を分散的に鳴らす演奏法。
  • ビブラート:音を震わせる演奏法。
  • アレグロビバーチェ:速さを表す用語。「快活に速く」など。
  • アジタート:速さを表す用語。「興奮して」など。

スパロボシリーズの名台詞

「俺のメロディ……俺の勝利……それは……」
「生きることだ!」
時獄篇54話「ephemera」より。劣勢の中で力尽きかけたところにバサラの発破を受けて立ち直る。
「これが俺の見つけた最後の旋律……! 無から生み出されたる、真のアクエリオンの音楽……! そう、始まりの曲!」
「生きるということは刻むということだ。生命を奏で、刻みつけ、君たちと進む道を切り開こう……!」
「こんなこと……以前は……夢にも思わなかった……誰かとともに生命を奏でようなんて……」
「今、新たな神話が生まれる!」
同ステージより。死の運命を打ち破り、シュレードが見つけた最後の旋律はアクエリオンに新たな力を齎し、死の使いたちを退散させることに成功した。

余談

  • 上述の通り、友人のカイエンの事を一方的に「親友」と呼ぶ絡んでくる様から、放送当時の視聴者からはホモキャラ扱いされる事も多く、彼が弾くピアノとして用いられた劇伴「漆黒のカデンツア」に対して「ホモの調べ」等という通称が付いたりもしていた。
  • 彼の退場シーンでは眼鏡が割れた演出があったため、「また眼鏡が割れた」とネット上ではネタにされた。