XNガイスト
XNガイスト（XN GEIST / Zangeist）
- 登場作品：バンプレストオリジナル
- パイロット：アポロン（ギリアム・イェーガー）
- メカニックデザイナー：大河原邦男
「ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス」のラストボス。当時の攻略本によると、読みは「ザンガイスト」。XNは「Christian」、つまり「善良、情け深い」という意味であり、そこから機体名を意訳すると「心ある亡霊」となる。
ネオ・アクシズの総統「アポロン」ことギリアム・イェーガー専用の機動兵器。
巡航形態と、上部を変形して人型の上半身の二形態を取る（ゲームで戦うのは巡航形態から、人型へと移る）。人型に関してはゲシュペンストに似ており、肩部に長身のキャノン砲が付いているのが特徴。機体色は銀色。なお「ヒーロー戦記」中では語られなかったが、コアとなっているゲシュペンスト部分に次元跳躍装置「システムXN」が搭載しており（そもそも、「ヒーロー戦記」ではロボットをどんな場所にでも転送するシステムがあることから、この手の技術が発展していたものと思われる）おそらくこのシステムを使って擬似空間のダンジョン「ヘリオス要塞」を作り出し、アムロ・レイ、モロボシ・ダン、南光太郎らと対峙することになる。
最期はアポロンとXNガイストが敗れ、アポロンことギリアムもXNガイストと共に次元の狭間へと飲み込まれていったのだが…。その後ギリアムはシステムXNと共に様々な平行世界を彷徨う運命となるが、システムXNの破壊により彷徨う運命から逃れることとなる。…元いた世界へ帰るという彼の望みと引き換えとなってしまったが。「かつての半身」、また、ギリアムは「禁断の機動兵器」と呼んでいる。
ゲームのXNガイストは強力な全体攻撃により、今までのボスクラスを凌駕する強さを誇る。ウルトラセブンのリライブ光線のHP回復が間に合わないと即全滅である。自動でHP回復機能も持ち合わせる鬼畜な能力を持つ。相当レベルを上げないと歯が立たない。また、XNガイストが変形した瞬間に戦闘BGMがラスボス戦用に変わるという演出がある（「ヒーロー戦記」はボス戦でも戦闘BGMは汎用のものが使われるため、インパクトがでかい）。
上記の通り、ギリアムが完全に破棄してしまったのでOGシリーズに登場する事はないと思われるが、「ヒーロー戦記」以来のファンからはギリアムの最終搭乗機としてOGシリーズへの登場を望む声も多い。