ファイヤバグ(Firebug)
第2次スーパーロボット大戦Zに登場する元ブリタニア・ユニオン軍所属の特殊部隊。部隊名が「放火魔」という意味を冠しており、その名の通り紛争の火付け役や自国の不利益になるものの証拠隠滅などの所謂「汚れ仕事」を実行する部隊であり、同シリーズの主人公クロウ・ブルーストがかつて所属していた特殊部隊でもある。第2次Z時点での主力機はアクシオ・バーグラー。
クロウ曰く「ブリタニア・ユニオンの人でなしの集まり」であり、数々の悪行ともとれる「任務」を遂行してきた。そのためか、存在自体はほとんど表に出ないながらも、裏事情に詳しい者たちにとって、その悪名はよく知られているようである(ベックやティンプなど、異世界から来て1年程度の、殺しても死なないような悪人すら逆らうのは命知らずのやることと認識しているほど)。
ロクでもない連中の集まりではあるがそのぶん腕は確かであり、マリリンをはじめ所属している兵士たちの能力は非常に高く、扱う機体もそれにあわせてチューンしており、戦闘能力「だけ」ならば間違いなく精鋭クラスである。
また、兵士たちのほとんどは隊長であるマリリンに対して異常なまでに絶大な信頼を寄せており、その従順さたるやほとんど崇拝か狂信の域であり、マリリンの高い指揮能力もあって隊の結束は妙に固いが、クロウは例外的にマリリンらとそりが合わなかったらしく、徹底的に嫌悪している。最終決戦時にはマリリン以外はいなくなってしまっており、隊員のその後は不明。しかしながら全滅したわけではなかったらしく、後に残党の存在が確認されている。
「破界篇」ではその存在はクロウたち一部の者たちの口からいくつか語られるのみだったが、「再世篇」において部隊ごと本格的に登場する。「再世篇」ではブリタニア・ユニオンから独立した傭兵部隊として活動しており、聖インサラウム王国の地球侵攻時に部隊ごとインサラウムに雇われ、自軍と対立する事となる。
地球人の部隊でありながら、本来敵である侵略軍にあっさりと部隊ごと寝返る点などを鑑みてもわかる通り、特定の国家や組織への忠誠は皆無である。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 存在が語られるのみである。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第15話から敵として登場し、後に聖インサラウム王国に雇われる事になる。前述のクロウの言う通り、隊長であるマリリンを筆頭に、言動共にいかにもロクでなし、あるいは人格破綻者といった連中が揃っており、その(悪い意味での)インパクトはどこぞの変人部隊にも引けをとらない。
終盤の黒の騎士団ルートではユーサーの命を受け古巣であるブリタニア軍と共闘する。
隊長のマリリンを取り囲む隊員達は彼女の指揮官効果+ジャミング機能の相乗効果のせいでかなり鬱陶しい。
なお、顔アイコンは3種類存在し、そのうち1つはおよそパイロットに向かないであろう肥満体の男性である。マリリンに対する言動と相まって、まるでアイドルオタクの集団のような印象を受ける。 - 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 残党が活動しており、最序盤から登場する。マリリンにかわる新しい「姫」を探しているようだが…?
関連機体
- アクシオ・バーグラー
- 専用機として極限までカスタマイズされている。
- パールファング
- インサラウム陣営から譲り受けたマリリン専用機体。