サフィーネ・グレイス

2013年9月22日 (日) 17:52時点における123.202.182.44 (トーク)による版 (→‎魔装機神シリーズ)

サフィーネ・グレイス(Saphine Grace)

シュウの部下で、陽動やかく乱、情報面でのサポートなどを行う。それゆえシュウ以上に情報通であり、魔装機神操者のホワン・ヤンロンとは情報とのやり取りの中で単なる敵対関係に留まらない関係を築いている。

自らが設計した妖装機ウィーゾルを操縦し「紅蓮のサフィーネ」の通り名を持つ。邪神陣営に所属していたときは「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」と名乗っていたが、のちにシュウとともにヴォルクルスと戦い、その名を捨てた。ヴォルクルスの名を捨てて以降は、ミドルネームを名乗っていない。

サディストかつマゾヒスト(攻撃を受けると恍惚の表情を浮かべる)であり、さらにモニカ曰く「ニンフォマニア(多姦症。性欲過多な女性を意味する単語)」。主のシュウには主従関係に留まらぬ愛情を抱いている(そもそもヴォルクルス教団に入ったのもシュウがいたためとのこと)。敵対するものは容赦しないが、正々堂々と戦い、洗脳等の卑怯な手段は嫌う。魔装機神系のキャラの中でも突出してアブノーマルな性癖を持つ人物だが、いろいろな意味で率直な性格の持ち主といえるかもしれない。

なお、処罰としてのお仕置き(主に体罰系)は彼女にとっては快楽に値する為に逆効果なのだが、唯一ヤンロンの説教フルコースはダメのようである(魔装機神IIではフリングホルニに乗船した際にマサキとワグネルから「勝手な真似をしたらヤンロンに説教させる」と脅されている)。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
初出演作品。「サフィーネ・ヴォルクルス」名義。ウィーゾルに乗る。
第4次スーパーロボット大戦
総ターン数が一定数以下だと最終面でシュウと共に仲間になる。ウィーゾル改に搭乗する。本作で「サフィーネ・グレイス」名義となった。
第4次スーパーロボット大戦S
音声が付いたキャラクターの1人。声優の小山茉美氏はレミー島田役も兼任している。第4次から追加されたシナリオでスポット参戦する。
スーパーロボット大戦F完結編
シュウと共に終盤仲間になる。声優が深見梨加氏に変更され、新たに音声収録が行われた。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
EXシナリオに登場。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一章では「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」名義。一貫してウィーゾル改に乗る。第一章にもウィーゾル改に乗るのはゲームの容量の関係。姑息な作戦は好きではない面が、シュウの部下らしいところか。第二章ではヤンロンの特訓に影響されて自ら必殺技ダークネスボンテージを生み出す。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
基本的にはリメイク前と同じ。回想録やカットインではセクシーな容姿を余す所なくさらけ出すが、意外にも揺れない
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
限定版のIシナリオでウィ―ゾルに乗る。IIではラスボスであるエルシーネの実妹ということもあり、特に南部ルートでは重要人物として活躍。実質、南部ルートのサブヒロイン的な立ち位置である。この関係で、シュウ一行の中では正式参戦が早い。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
中盤ではエルシーネ復活事件を調査する為に合流するか、正体を判明した後はで離脱する。本人曰く「偽者に興味がない」だが、特殊台詞ではその偽者に怒りを見せた。
正式参入はバゴニアルート終盤で、ラングラン終盤はシュウとモニカと共に敵としてエランを迎撃する。直接に登場しないシュテドニアスルート終盤の活躍はキャンペーンマップ「逆襲のネオ・グランゾン」で描かれる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
今回、シュウがヴォルクルスに反旗を翻す前の時系列なので「サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス」名義。シュウの命令でイージス計画を妨害するために、南アタリア島のDC本部のデータを破壊するなど、地上世界で暗躍。ハードルートの最終シナリオにシュウ、モニカと一緒に敵として登場。すぐに撤退するので戦う機会に恵まれないことも。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
PV4で登場。リューネルートでは一度だけヴォルクルス教団時代の彼女と戦える。その性格は自軍メンバーの多くを困惑させた。敵対時のミドルネームについては特に誰も反応しなかった(マサキルートでも老婆の神官のミドルネームに対して誰も反応していない)。
特異点崩壊事件では小物黒幕二人の「密談」動画をネットで流し、さらに欲求不満を理由にスポット参戦してくれる。『F完結編』と同じく、シュウ(とモニカ)と共に終盤で無条件に加入するが、ウィーゾルは改にならない。
なおこの作品でようやく揺れるようになった。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

魔装機神本編では、どの距離においても優れた対応をみせる操者の一人である。さすがサドでマゾでニンフォマニアなだけのことはある。

精神コマンド

EX
ド根性幸運熱血友情補給
第4次 / 第4次S
ド根性気合熱血幸運激励復活
F完結編
気合根性ひらめき熱血補給
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ひらめき熱血幸運補給激励
魔装機神II REVELATION OF EVILGOD
必中鉄壁激励吸収撹乱
魂はレベルアップでも習得可能だが、特定シナリオ開始時に自動的に習得する。
第2次OG
必中ひらめきてかげん脱力強襲(ツイン)
貴重な脱力持ちのひとりであるが、愛や強襲にも割り振りたいので配分やタイミングが悩みどころ。以前は専売特許だったエクセレンや、ツインで使えるミオとうまく分担するようにしよう。

特殊技能(特殊スキル)

F完結編
切り払い(L7)
魔装機神II REVELATION OF EVILGOD
斬り返し、幻影、気配察知、PN回復(敵対時)

パイロットBGM

「熱風!疾風!サイバスター」
マサキ・アンドー及び、サイバスターのテーマ。参戦当初は本曲が使われていた。
「終わりなき戦い」

人間関係

シュウ・シラカワ
主。彼のためにヴォルクルス教団に入団し、そして彼のためにヴォルクルス教団を裏切った。
モニカ・グラニア・ビルセイア
恋敵。
ルオゾール・ゾラン・ロイエル
元仲間。同じヴォルクルス教徒だったが、ルオゾールはサフィーネの奔放過ぎる性格に手を焼いていた印象がある。
ホワン・ヤンロン
本来なら敵同士ながら、お互いに情報を融通しあっていた。ヴォルクルスが滅んだ後でも、その関係は続いている。サディストかつマゾヒストなサフィーネでもヤンロンの説教は話に聞いただけで戦慄していた。特に付き合いが長い分、ヤンロンとエルシーネの関係も早期に察しており、ヤンロンを気遣う様子も見せている。
ミオ・サスガ
彼女から「シュウ一行のお笑い担当」に認定されている。魔装機神IIでは下記の名台詞に見られる掛け合いがあったり、ミオからサフィーネに戦闘を仕掛けた際に音量注意のコメントを出されたりする(サフィーネの戦闘台詞には際どい発言が多いため)。
プレシア・ゼノサキス
第4次Sにて誘拐された彼女を成り行きで救出している。IIの援護防御時でも、その時のことに触れるメッセージが両者の間に存在する。OGシリーズでも同様の事件が発生した。
マドック・マコーネル
趣味が広いサフィーネが嫌っている数少ない人物。
ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア
魔装機神IIにてフリングホルニに乗船した際に彼を振り回す。
ルビッカ・ハッキネン
魔装機神LOE第一章で彼と共闘するがテュッティを催眠術で操ってリカルドと戦わせる彼のやり方にはいい感情を持っていなかった。
エルシーネ・テレジア
魔装機神IIに登場する実の姉で、サフィーネとは(良くも悪くも)正反対の清楚な修道女。正反対の性格ながらサフィーネもエルシーネを慕っていたが、エルシーネがヴォルクルス教徒だったことは知らなかった。エルシーネの死後、サフィーネは両親の墓の隣に姉の墓を作り、その死を悼んでいた。
アクア・ケントルム
サフィーネの際どい恰好を見て「こんなの耐えられない」と心中で呟いた。
カチーナ・タラスク
彼女から「色気ババア」と言われて憤慨する(後述)。

名台詞

戦闘台詞

「なかなかいい気構えだわ。5年後が楽しみね……生き延びられれば、だけど」
Iの戦闘でマサキと対峙した時に見られる台詞のひとつ。楽しみな5年後まであと2年程である。
「ほーら靴をおなめ」
攻撃時の台詞。なお、OG外伝レオナも「究極!ゲシュペンストキック」で似たセリフを発している。
「アストラル界の理を現世に及ぼす……幽明境を異にせよ!」
アストラルバスター発射時の台詞。なお、ランクアップさせてから使用すると、上記に類似した台詞の後に「アカシックバスターと原理は同じね」と続ける。ちなみに「幽明境を異にする」というのは日本の仏教における言葉で、有体に言えば死のこと。
「各種元素を融合させ、新しい力を生み出す……御褒美よ、受け取りなさい!」
エレメンタルフュージョン使用時の台詞。
「あふん。ホントにヤバいわ……。あちこちから文句が来そうだけど……それがいいのよ……」
プレシアに痛手を負わされたときの言葉。色々と自覚はあるらしい。
ちなみに、プレシアの攻撃を回避したときは「……この組み合わせは色々とまずそうよね……避けて正解だったかも」と呟いている。
「凄い……凄いの、ヤンロン。もうダメ、私……堕ちるぅぅぅ」
ヤンロンにダメージを受けたときの台詞。ただでさえ際どいものが多いサフィーネの戦闘台詞においてこれはCERO的にマズイと言わざるを得ない。
「シュウ様!ここは私が責めを……じゃない、攻撃を受けます」
シュウに援護防御した時の特殊台詞。IIのOPデモで頻繁に再生されるため、確認は容易である。
「ああっ……いけませんわ、お姉様……私達、姉妹なのに……こんな……」
エルシーネとの戦闘時にダメージを受けた時の台詞…というか、最終決戦で実の姉と骨肉の争いをしてるのに恍惚の笑みを浮かべている。その姿を見たエルシーネは彼女の事をどう思っていたのだろうか…。
「逝けなかったのね、お姉様……なら、私がもう一度逝かせてあげる!!」
Ⅲにおける対エルシーネ(正体判明前)特殊台詞の一つ。姉想いだが、正体判明前出でも全く容赦しない。ちなみにエルシーネ側が本当に対サフィーネ台詞を発生しないのようだ。
「ただのコスチュームプレイだったら、見逃してあげたかも知れないけどね」
「お姉様の名を騙ったその罪……じっくりと後悔させてあげる!」
正体判明後の特殊台詞、後者の台詞は声色まで変わる。

旧シリーズ

「…シュウ様、たとえシュウ様がどのような道を歩まれても、このサフィーネ、命ある限り、お供させていただくつもりです」
EXシュウの章・第3話のシナリオデモにて。彼女のシュウへの一途な想いが感じられる台詞である。
「うっさいわね!あたしだって心はいつも処女よ!!」
チカに生贄は処女じゃないといけないと、つっこまれての台詞。無論、その「心の処女」はシュウに捧げるつもりらしい。「心は」と但し書きをつけている以上実際はそうではないと推定できる。
……この性格でそうだった方が嫌な気もするが、そうじゃなかった場合、誰にあげたのかも非常に気になるところである。
「私は…ヴォルクルス様のしもべである以上に、シュウ様、あなたの部下です!私も戦います!」
EXにおいてシュウの間違えた咒文により(シュウの目的を考えると意図的に間違えた可能性が高いが)復活したヴォルクルスの分身に対して、戸惑いつつも戦うことを決めて。シュウはこのサフィーネの覚悟から、彼女を「仲間」と認めた。
「ま…負けるもんですかっ!!シュウ様と…シュウ様と…××××するのよーっ!!
EXシュウの章最終面で、レベル31以上の場合にヴォルクルスの支配を打ち破ったときの台詞。が、××××とやらをシュウは完全にスルーし、モニカは「…お下品」と呆れた。
無論、××××が家庭用据え置き機ではCERO BどころかCERO Zでも出せないワードであるのは間違いない。ちなみに魔装機神の「メモリアル・デイ」においてもこの台詞を聞く事が出来る。
「あ…あああ…シ…シュウ様…お願いです…私を…殺して!!」
こちらはレベル30以下の場合にヴォルクルスに支配されてしまった時の台詞。もはや自分ではどうにもならないと知ったサフィーネはシュウに自分を介錯させる事を頼み、シュウもその意を酌んで自身の手で彼女を殺す事を決めた…。
「あああっ…す…すごい…シュウ様…素敵でしたわ…イッちゃい…ました…」
「これで…もう…思い…残すことは…」
モニカ「サフィーネ!! ダメよっ! シュウ様、私がとっちゃうわよ! それでもいいの!?」
「モニカ…さよな…」
レベル30以下で敵になったサフィーネを撃墜した時の台詞。満足した彼女はシュウに「らしい」台詞を述べた後、シュウをモニカに託して散って逝った。モニカも「恋敵であるが大切な仲間」である彼女の死にただ慟哭するしかなかった…。
「あらあら、言ってくれるわね。ただの魔法よ。幻覚に毛が生えた程度のね」
「それより、あなたの方がよほど妖怪よ。人に見せられない顔だから、そんな仮面をかぶってるんでしょ?」
第4次Sにて自身を妖怪と呼んだカロッゾへの痛烈な皮肉。…確かにサフィーネよりもカロッゾの方がよほど妖怪と呼ぶに相応しいだろう。

魔装機神シリーズ

「坊や、あなた、ちょっと甘えてない?」
「だって、戦場で人を殺さずにすませようなんて、虫が良すぎると思わない?」
LOEの序盤でマサキに対して、不殺主義な戦い方を批判した時の台詞。しかし、後年のスパロボでは(完全とはいかないが)雑魚敵が撃墜されても死なずに撤退するステージが出てくることとなる。そのステージにもしいたらどんな反応をしたことやら。
「ルオゾール、趣味の広いあたしでも、ネクロフィリアの趣味だけはないの。さっさと墓場にお帰り!!」
LOE第二章「邪神降臨」にてルオゾールと交戦させた際のセリフ。ネクロフィリアとは死体に対して性的興奮を覚える性癖のことで、ネクロマンサー(屍霊術師)でもあるルオゾールに対する、彼女らしい皮肉。
「あ、あら、そうだったわね。じゃ、坊やも元気でね。言っとくけど、シュウ様はホモじゃないわよ」
LOE邪神ルートのエンディングにて。…もっとも、彼女が帰った後にウェンディリューネがある意味とんでもない話題で盛り上がるわけだが。
「お姉様を元に戻しなさい、このクズっ!」
「あんたなんて、クズ以下よ!○○○○の××××ヤローよ!」
「エルシーネ」でのサティルスとの戦闘前台詞。放送禁止用語交じりの罵倒をするあたり姉を操ったサティルスに対してかなり腹が立っていることがわかる。だが、実際には……。
……ちなみにこれを聞いたサティルスは「無礼」、「下品」と呆れたのは言うまでもないが。
ミオ「中ボスの負けフラグだよね、そのセリフってさ」
サフィーネ「でも、それをシュウ様が言ったら?」
ミオ「……不思議!ラスボスのセリフになる!」
サフィーネ「やはり、ああいうセリフは身の丈相応じゃないとね」
「縦横家オンガレッド」にてオンガレッドの「私の真の力を知るがいい」というセリフに対してのミオとのやり取り。この後、オンガレッドはサフィーネとミオが指摘した通り、このシナリオの中ボスとして最期を迎える(シナリオ名に挙げられているのに……)ちなみに、OGシリーズにおけるシュウの性格設定は敵味方関係なく「大物」である(味方では他にリシュウしかいない)。
「……いいえ、お姉様。私にはわかりません。今の私はシュウ様のしもべです。そのシュウ様に敵対するのであれば、たとえお姉様でも……」
エルシーネとの戦闘前会話。
「両親の墓がここにあるのよ。やっぱり、お姉様も一緒の方がいいでしょ」
「自分でもそう思ってるわよ。でも、たった一人の身内だったから」
テリウスから「寂しい場所に墓を作っている」「サフィーネに墓参りは似合わない」と言われて。似合わないと自嘲しつつも姉の死を悼む姿には、モニカも同情していた。
「お黙り!ああ、シュウ様、とうとう私と……」
「急いで式場の予約をしなくちゃ!式はラングラン式がいいかしらね?」
「ドレスはやっぱり白無垢で……いえ、黒を基調に優雅さを出して……」
テリウスからシュウが「自分達は家族のようなもの」という伝言を受けてプロポーズと勘違い。テリウス曰く「乙女モード」らしい。

OGシリーズ

カチーナ「行くぜ、色気ババア!」
「だ、誰がババアよ! あんたとそう年は変わらないでしょ!」
OG2ndでのカチーナとの戦闘前台詞のやり取り。
……ちなみにサフィーネはカチーナより年下であるが、そのカチーナに「ババア」呼ばわりされたら思わず怒りたくなるのも無理はない……。やや童顔気味のカチーナと熟女顔気味のサフィーネを対比するとある意味間違ってはいないのかも……。
「貫く? 私を? ああん、素敵ね」
OG2ndにて、キョウスケとの戦闘前台詞から「貫く」という言葉を聞いて。キョウスケも「…エクセレンとは違うタイプだな」と呆れた。
「ああっ! 凄い、凄いわ! 私、堕ちそう!!」
OG2nd『デザイア』にて破滅の王から放つ負の波動で鋼龍戦隊の面々が苦しむ中、彼女だけが例の如く快感に溺れていった。チカではないが空気読めといいたくなる台詞である。
そしてヤンロンの説教フルコースでノックアウトされた事を踏まえると、(サフィーネの中では)それも可愛く思えたのだろうか…。

余談

  • 『ROE』におけるサフィーネに関係した援護台詞は実に豊富である。本人が13名の仲間を言葉を交えて援護する一方で、彼女自身は18名の登場人物から援護台詞を頂戴する(1位は27名から援護台詞を貰うマサキ、2位はミオの19名)。