ガオガイゴー

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ガオガイゴーは『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』の主役メカ

ガオガイゴー
漢字表記 牙王凱号
外国語表記 GaoGaiGo
登場作品 覇界王 ガオガイガー対ベターマン
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 スーパーニューロメカノイド
型式番号 GBR-21
動力 GSライド
リンカージェル
推進機関 ウルテクエンジン×2
開発 GGG
設計 GGG
製造 GGG
所属 GGGブルー
乗員人数 2人
パイロット
【セリブヘッド】
戒道幾巳
【ウームヘッド】
天海護
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概要編集

新生GGGアカマツ工業が共同開発し、両者の技術が融合したハイブリッド機「覚醒人凱号(ガイゴ―)」とガオーマシンが合体して完成する新たな勇者王。

覚醒人凱号はニューロノイドをベースとしており、二人のデュアルカインドがヘッドダイバーとして乗り込む。元々は覚醒人Z号という機体であり、当初は蒼斧蛍汰彩火乃紀によって運用される予定だったが、初起動の際にバイオネットが起こした事件に対応するため緊急的に浄解モードならデュアルインパルスを発生できることが判明した天海護戒道幾巳をヘッドダイバーとして起動し、予測を凌駕する性能を発揮したことで二人が正式パイロットとなり、改修作業が行われ凱号となった。なおデュアルカインドなら起動は可能なので、護と戒道が揃っていない場合でも性能は落ちるが運用は行え、劇中蛍汰と火乃紀が運用した事もある[1]

各部に搭載されたGSライドと戒道の持つJジュエルの共振や常時浄解モードの二人の超能力などが合わさり、能力は極めて高い。また動力が従来のGSライドにリンカージェルを加えたハイブリッドエネルギーになったことによって従来の地球製勇者ロボと比べて出力が大幅に向上している。ニューロノイドの機能であったシナプス弾撃も使用可能で、既存のガオーマシンと合体しているため、これまでに開発されたハイパーツールも全て運用可能である。ただし、ニューロノイドの弱点であったリンカージェルの消耗も変わっておらず、改良された透析システムを持ってしても戦闘中の全力稼働では浄化が追い付かず、稼働時間が制限されてしまう(全力稼働でなければそこまで問題はなく、全力稼働の状態でもガオファイガーよりも稼働時間が長いような描写がある)。

胸部はシナプス弾撃で使用するTMシステムを搭載しているため覚醒人と同様のダクト状になっており、主題歌では「王冠」と呼称されている。

構成機体編集

覚醒人凱号 / ガイゴー
ガイガーに相当するニューロメカノイド。A.V.モードで合体しているため、メインパイロットは戒道が担当するが、手足のコントロールを護に譲ることも出来る。
技術革新によってグリアノイドやリンカージェルの透析システムを標準搭載し、バランサーも必要とせず稼働時間が延びている。
完成後、数度のバージョンアップを経る中で中枢生体ユニットにかつてGストーンサイボーグとして改造されたシャチのヴァルナーが組み込まれ[2]、覚醒人1号のように水中でのマニューバが可能になっている。
これまでのガイガー系統の合体システムとは少々異なり、スネがスライドして太腿になって畳んだ足首だけがドリルガオーIIに収納、両腕は背中に折りたたまずステルスガオーIIを上から抑える形で露出する。
ステルスガオーII
背部・頭部・前腕部を構成するガオーマシン。ガイゴーにリングシステムが存在しない為、機動性悪化の問題がある程度改善したこちらが優先運用されている[3]
当然最新ヴァージョンであるステルスガオーIIIでも問題なく合体可能であり予備機として配備されている。
ドリルガオーII
脚部を構成するガオーマシン。予備機としてもう一機が存在している。
ライナーガオーII
肩部・上腕部を構成するガオーマシン。予備機としてもう一機が存在している。
ステルスガオーI・ドリルガオーI・ライナーガオーI
かつてレプリ護に奪われ大破したI型マシンも修復し現行技術でアップデートした上で予備機として配備。

登場作品と操縦者編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦30
初登場作品。サイドミッション「始 -TOUJOU-」「始 -DEAI-」、あるいはキーミッション「門 -JUPITER-」で加入。本作で最初に加入するガオガイガータイプの機体である。
性能的にはMAP兵器とハンマーが無く、二人乗りになったガオガイガーといった所。必殺武器がやや短射程だが戒道が援護攻撃を持っているため手数を稼ぎやすく、序盤の遺産ミッション攻略に貢献できる。
『操縦者交代』コマンドを使用することでメイン・サブパイロットを入れ替えることが可能。出撃時の初期メインパイロットは乗り換えをしていない場合、前回のミッションクリア時の状態を引き継ぐ。エースボーナスが取れてくる頃になった場合、戒道のエースボーナスが有用かつ、彼をメインにした状態でターンを回さないと発動しないため、習得後は戒道を主体にするのがベター。だが護は護で援護防御+プロテクトウォール+鉄壁+デュアルカインド(に付属されたオールキャンセラー)による防御能力に優れるため、状況に応じて交代すればより性能を引き出せる。
参戦からしばらくは戒道・護ペアのみで運用することになるが、後に参戦する火乃紀・蛍汰ペアが乗り換え可能。ペアの組み合わせは固定だが、例外として「覚 -MEZAME-」でのみ火乃紀・護の組み合わせで乗る。だが後に追加される最強武器は戒道・護ペアでないと使えない・蛍汰は覚醒人V2と相性のいいヒット&アウェイを初期習得している事もあり、機体との相性を優先するならそのまま使うのがベター。覚醒人V2を使う予定はないが、ファイナル・ガオガイガー搭乗時の為に火乃紀・蛍汰の撃墜数を稼ぎたいという場合に乗せるぐらいか。
後に加入するガオファイガー(から続くガオガイガー、ファイナル・ガオガイガー)には改造を引き継がない。搭乗可能な2組は最終的に全員より強力な機体のサブパイロットになる為後半になっても資金を投入し続けるかどうかはよく考えたいが、その2組のグレートエースボーナスはサブパイロットになっても無駄にならないし、それまでの長い活躍期間を考えれば序盤にある程度投資する価値は十分以上にあると言える。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

基本的にスターガオガイガーガオファイガーの物をそのまま使用し、凱号の内蔵装備と合体構造に由来する物のみ独自。

武装編集

ドリルニー
両膝に搭載されたドリル。膝蹴りと共に繰り出す。
ガオガイガーのものから改良が加えられており、ドリルに回転方向と直角のブレードが付けられている。攻撃時には伸縮し、各層が独立回転する仕組みとなっている。
『30』では基本の格闘武器。右膝のドリルを突き立てた後、左のパンチで吹っ飛ばす。
ブロウクンマグナム
右腕を回転させて射出するロケットパンチ。ファントムリング破損時などはこちらで使用する場面も見られる。SRWでは未実装。
ブロウクンファントム
ステルスガオーIIから射出されるファントムリングをブロウクンマグナムに重ねて放つ強化ロケットパンチ。
『30』では弾数制の遠距離攻撃武器で、バリア貫通効果付き。
プロテクト・シェード
左腕から展開する空間湾曲バリア
プラズマホールド
プロテクトシェードの反発エネルギーを敵に照射する捕獲用の武装。捕縛フィールドに包んだ対象は「プラズマアナライズ」で解析できる。
プロテクト・ウォール
ステルスガオーIIから射出されるウォールリングをプロテクト・シェードに重ねることで発生させる強化バリア。ガオファイガーで再獲得していた反射機能の有無は不明。
クレストカッター
ガイガーと合体する際にギャレオンの鬣になるパーツを外して飛ばす。
蒼斧蛍汰が思いつきで使用した物で、ガオガイゴーには不要なパーツではあるが重量バランスに影響するため本来は非推奨行為。SRW未実装。

ハイパーツール編集

いずれもSRW未実装。

ディバイディングドライバー
地面を湾曲させ、戦闘フィールドを作り出すツール。
ガトリングドライバー
空間湾曲によって対象物を空間に「縫い止める」道具。劇中ではこの機能を利用し、衛星軌道から落下しかけたアイランド4を救出している。
モレキュルプラーネ
反中間子フィールドを高速で往復させ、中間子を対消滅させることで敵の分子結合を破壊するツール。ZR-01と化した宙龍を破壊すべく運用された。

必殺技編集

シナプス弾撃
状況に応じた物質(敵の素材に合わせた攻撃性物質や瞬間硬化剤など)を生成し、肩口に畳まれた凱号の腕を前に向けて放つ。
作中では両腕からそれぞれA剤・B剤を射出し着弾点で反応させる使用法が多い。また敵との攻防において負荷で破損していくウォールリングをシナプス弾撃による瞬間硬化、配電形成の薬剤によって随時補修し持ち堪えるという、修理装置としての使われ方もした。
『30』では接近して腕を直接押し付けて繰り出す演出からかかなり短射程。EN消費はヘルアンドヘブンに比べれば格段に少ないため、雑魚散らしにも使いやすい。
ヘルアンドヘブン
ガオガイガーを象徴する必殺技で、当然本機でも使用可能。
基本的には下記のG+Jを使用するが、一方がダメージにより力を振るえないなどの非常時や戒道・護のペアでない時でもこちらなら使用可能。
『30』では初期状態での最強武装。
ヘルアンドヘブン(G+J)
左右の腕のコントロールを護と戒道で分担し、左腕のGエネルギーと右腕のJエネルギーを合わせることで共振現象を発生させ、これまでのヘルアンドヘブンを大きく越える威力を発揮する。最初のエネルギーを集束させる際の両手がそれまでのガオガイガー系統の平手ではなく、右手は戒道の、左手は護の浄解時の指の形になっているのも特徴。また、発動時にはシルバリオンハンマーと同様、GエネルギーとJエネルギーの共振により機体全体が白銀色に輝く。劇中描写によると、このGとJの共振状態では出力が従来の数倍に跳ね上がるとされ、従来のGエネルギーのみのヘルアンドヘブンと比べて遥かに強大な破壊力を誇る。
お馴染みの突進攻撃だけでなく、共鳴により機体パワーそのものを増大させ取り付いてきた敵機複数を纏めて振り払うような使用法も見られた。
小説版では「ウィータ」の呪文が記載されていない場面が多々あるが、漫画版、および原作スタッフ監修の下制作されている『30』の戦闘アニメ内では同場面で「ウィータ」のボイスコマンドも行っているため、単純に省略されている可能性がある。
『30』ではキーミッション「光と闇の果て」で追加される。特殊スキル「勇者」L3が必要なため、戒道・護ペアでないと使用不可。だが、スーパーエキスパートモード+を選択している際はレベルアップに必要な経験値が8倍に増加する都合、戒道と護を十分に育てておかないと、追加されたはいいが勇者レベルが足りず使えない、という事態も有り得るので注意。
EN消費が通常のヘルアンドヘブンから10しか増えておらず、射程も同じなので扱いやすい。
ウォール・ファントム・ヘル・アンド・ヘブン
コミカライズ版にて披露された新必殺技(SRW未実装)。名前は公式X[4]及びコミックス解説から。
ウォールリングとファントムリングをヘルアンドヘブンに重ねる事で威力を更に強化している。しかし、リンカージェルの劣化も激しくなり、想定以上の威力でTMシステムの限界を超えてしまい、場合によってはセリブヘッドダイバーに物理的ダメージが及ぶ。
覇界マイク・サウンダース13世(SRWシリーズ未登場)のディスクFへの対抗策として使用。ディスクFを凌ぎマイクのAIを抜き取ろうとしたが、想定を大きく上回るトリプルゼロのパワーによって失敗、戒道も大ダメージを負ってしまった。
戒道が重傷を負った事で、以降は使用が禁止される。

特殊能力編集

プロテクト・ウォール
バリアシステム。スターガオガイガーからの継承。
GSライド
デュアルカインド・システム
操縦者交代
メインパイロットを交代する。

移動タイプ編集

シャチのヴァルナーがニューロサイボーグとして組み込まれている設定はあるが覚醒人1号と違って水適正が無い。ガオファイガーの手足の分か。
しかしシナプス弾撃とヘルアンドヘブンは適正Aで、敵が水中に潜っても問題なく攻撃していける能力はある。

サイズ編集

L

カスタムボーナス編集

特殊能力「GSライド」の能力が強化され、最大効果時、与ダメージ1.2倍、照準値・運動性+35、装甲値+350になる。
30』で採用。前作および本作のガオガイガーと同一の内容。

機体BGM編集

「勇者王誕生! ‐御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン‐」
OPテーマ。『30』で採用。DLC適用時は原曲となる。
「ヘル&ヘブン」
必殺技BGM。『30』で採用。

関連機体編集

ガオファイガー覚醒人1号
技術のベースとなった機体。
覚醒人V2
本機のコアユニットである覚醒人凱号と兄弟機の関係にある。
夢装ガオガイゴー
覇界王ジェネシックとの戦いの終盤、ベターマンたちがガオガイゴーに融合した形態。SRW未参戦。
覇界ガオガイゴー
蛍汰と火乃紀が搭乗したガオガイゴーがトリプルゼロによって汚染された姿。デウスの手によってEI-02戦直後のガオガイガーの目前に送られ、ガオガイガーを破壊して地球の歴史を光に変えようと目論むが、ラミア達によって阻止された。SRW未参戦。

余談編集

  • 『プロジェクトZ』および覇界王の序盤部分の時系列ではガッツィー・ギャラクシー・ガードに所属しているため、ステルスガオーIIにつけられているエンブレムはガッツィー・ギャラクシー・ガードの緑色となっている。

脚注編集

  1. この時護と戒道は光竜闇竜に搭乗している。
  2. インビジブルバーストによってサイボーグボディのメンテナンスが困難になり、生命維持が保証できなくなったのとグローバルウォール発動までの間に深刻な機能不全が起こった為、生身の大半を捨てて電磁波対策と水中活動の改良が進められていた凱号の中枢にニューロサイボーグとして組み込まれた。
  3. このため、結果的にガオーマシンのナンバリングが「II」で統一され、頭部・ウイング部・下腕部はスターガオガイガーと、肩部・上腕部・脚部はガオファイガーとそれぞれ同一のものとなっている。
  4. 2024年1月24日のポストより。

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