ディスコード・ディフューザー

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ディスコード・ディフューザーとは、『スーパーロボット大戦DD』に登場する組織

概要編集

メインシナリオ3章Part4にて初登場した組織。名前を直訳すると「不和をまき散らす者、広める者」の意味で、初登場シナリオ名も「不和をもたらす者」とほぼ同じ意味である。様々な並行世界から集い、並行世界へのゲートを移動手段とする異世界混成部隊であることは同作のプレイヤー部隊であるディバイン・ドゥアーズと共通している。ディバイン・ドゥアーズがハーザの存在により縁を結ばれているのに対し、ディスコード・ディフューザーも背後に何者かの意思があることが示唆されており、共通項がありながらも対極に存在している、いうなれば負の混成部隊。ゲートを移動手段とすることから、メナケブを繰り出している何者かとの関連性が疑われている。

所属が判明した人物の多くは現ディバイン・ドゥアーズの面々と宿縁を持ち、具体的に言えば、生存しているとは思えない状況で退場した、或いは明確に死亡退場した筈の人物達[1]で構成されており、過去に遡ったかのような状態で再登場を果たしている者も居る。また、失策や裏切り行為などで元の所属組織へ戻れなくなった身の上という共通点も存在する。

背後の何者かの意思が第一であることを除けば、組織としての連帯性は皆無に等しく、試験運用段階の3章Part4ではディバイン・ドゥアーズの邪魔と意趣返しを公言しながら戦線に乱入した。この際、自分たちの連帯の無さから名前通りの存在だという皮肉も零している。

初めて出現した第1世界から撤退して以降は主にアズラエルの出身世界である第3世界に出ずっぱりとなり、第2次連合・プラント大戦に介入しディバイン・ドゥアーズへの妨害やロゴスの支援を行っている。

人物編集

現段階で判明している構成員は下記の人物達のみだが、他にも加わっている者達がいる可能性は極めて高い。

ムルタ・アズラエル
戦艦ドミニオンにて、全体およびストライクダガー部隊[2]の指揮を執る。組織の背後の存在と接触したかのような発言も散見されるため、実質上部隊の中心人物となっている。
組織の一員となって以降はキラ・ヤマト及びラクス・クラインを明確に個人として危険視し、最優先の抹殺対象としている他、自分とはまた別の経緯で生存したナタル・バジルールと宿縁がある。
『DD』ではさらにデビルマンとも因縁があり、原作とは異なり彼によって締め上げられて敗退した。少なくともブルーコスモスの盟主の座から失墜したようであり、後任のロード・ジブリールの意向により、その命を利用する目的で表向き死亡扱いで幽閉されいたところ、「神隠し」の如く行方不明になっていた。
優秀だった軍人の戦略を間近で見ていたためか、同じく復活した者達への指揮は放棄するものの、戦場を混乱させナデシコの主砲を撃てなくしたり、ショウを援護しようとするグラン・ガランを妨害したりと、戦況を見る目はある。また、自身が奸計に利用し陥れていたシン・アスカの存在に注目しており、彼をディスコード・ディフューザーにスカウトしようとしている。
ド・ズール
3章Part4段階ではドミニオンへの同乗に留まっていたため、ボルテスチーム達には復活に気づかれていない。獣士の軍団やスカールークの艦隊を保有しており、3章Part9にて3隻持ち出している。
ガウルン
相良宗介と宿縁がある。再登場前は原作よろしく再起不能状態であった筈なのだが、3章Part4ではASに搭乗し実際に敵対している。
ドル・アーミー
大牙剣と宿縁がある。『DD』では原作通り途中で顔に傷をつけられていたのだが、3章Part4で再登場した際には傷が消えていることが言及されている。
ガルーダ
バトルチーム、特に葵豹馬と宿縁がある。明確に戦死した筈の人物だが、出生を口にしながら敵対しており、生存していたとしても言動が再登場前と大きく異なっている為、豹馬からは別人だと見なされている。
ジェリル・クチビ
3章Part9にて所属が判明。ショウ・ザマと宿縁がある。

余談編集

  • 略称が「DD」となる組織だが、味方部隊名公募で未採用となった部隊名案が基となっている[3]
    • 作中でも1章Part12「不協和音」で案が出たディスコード・ディフェンダーではないかと推測される。こちらは「不和や争いが絶えない世界でも守ってみせる」という意志を込めたと説明されている。
  • イメージソースは寺田貴信氏によれば「旧シリーズに出ていた組織」[3]であり、ディバイン・クルセイダーズではないかと推測される。

注釈編集

  1. 3章Part9にてガウルンが「死んでも入隊できるかも」と発言しているため、実際に所属前の生死は問わないことが示唆されている。
  2. ストライクダガー自体はNO PILOTとなっている。
  3. 3.0 3.1 寺田貴信氏の2023年5月11日のツイートより。