異世界とは、その名の通り、我々の住む世界とは異なる世界の事を指す。
概要編集
平行世界とほぼ同義ではあり、文字通り解釈するなら現実に存在しない巨大ロボットが存在しているなどという理由で創作作品は全て異世界になり得るが、創作上においては全体的に中世ヨーロッパをモチーフとしたファンタジー世界を中心に使われる傾向が強い。
日本の創作では、異世界への転移・転生を題材とした作品が漫画やコンピュータゲームなど広く浸透し一ジャンルとして確立されている。
ロボットアニメ作品における異世界ジャンルの草分けは1983年に制作された『聖戦士ダンバイン』とされている。『ダンバイン』以降もSRW参戦作では『魔神英雄伝ワタル』を筆頭に『NG騎士ラムネ&40』『魔法騎士レイアース』『ナイツ&マジック』、スパロボオリジナルでは『魔装機神シリーズ』などその系譜は連綿と受け継がれている。
これら異世界系作品では、主人公など異世界に召喚されたキャラクターは現地住民に無いアドバンテージ(特殊能力や現代知識)を持っている事も特徴として挙げられる。
なお、厳密には異世界という言葉は異星人と同じく相対的な呼称であり、世界が2つ以上存在しないと成立せず、作中で異世界人と呼ばれるのは基本的に地球人の方になる。SRWに参戦する際は世界観の都合で並列的な異世界にせざるを得ないが、『覇王大系リューナイト』や『ブレイクブレイド』のように1つだけの世界で完結している作品の場合、大概は現実から乖離した世界観がアピールされるため上記の「ファンタジー世界」という呼びならわしが多いものの、ざっくりまとめて「異世界ファンタジー」と指す事も珍しくない。
そもそも両者を明確に分類する必要性が乏しいのも一因だが、現実の地球と繋がった設定がストーリーにより明かされる作品も少なくないので、完結まで(或いは、ひとまず制作が完結しても)明確に判別し難いという事情も孕んでいる。一方で現代(あるいは近未来)で生きる登場人物がファンタジーを題材にしたコンピュータゲームで遊ぶ作品とも明確に区別する必要性が乏しいとみなされるらしく、仮想世界を舞台にした作品まで異世界ファンタジーにまとめられることがある。
スパロボに登場した異世界編集
※五十音順
版権作品編集
- アースティア(覇王大系リューナイト)
- アルテア界(アクエリオンEVOL)
- クルゾン大陸(ブレイクブレイド)
- 黒平安京(新ゲッターロボ)
- 高蓋然性世界(鉄のラインバレル)
- 五次元世界(絶対無敵ライジンオー)
- 神部界(魔神英雄伝ワタル)
- スダ・ドアカワールド(SDガンダム外伝)
- セッテルンド大陸(ナイツ&マジック)
- セフィーロ(魔法騎士レイアース)
- 大魔界(元気爆発ガンバルガー)
- ダリウス界(ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU)
- バイストン・ウェル(聖戦士ダンバイン / New Story of Aura Battler DUNBINE / リーンの翼)
- ハラハラワールド(NG騎士ラムネ&40)
- ドキドキスペース(NG騎士ラムネ&40 / VS騎士ラムネ&40炎)
- 三璃紗(SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors)
- ラビルーナ(魔動王グランゾート)
- 惑星ガイア(天空のエスカフローネ)