ゼラバイア
ゼラバイアとは、『超重神グラヴィオン』及び『超重神グラヴィオンZwei』に登場する兵器。簡便上、組織名と同一視。
概要
「ジェノサイドロンシステム」を応用して惑星エネルギーで構成されるメカと思われるが、詳細は不明。かつて惑星セリアスと惑星ランビアスとの星間戦争における最終兵器であったが、ジェノサイドロンシステムの暴走により両惑星の文明を滅亡させた。
ヒューギ・ゼラバイアの良心が開発したシステムであるが、ジーク・エリクマイヤーことクライン・サンドマンがジークの妻であり、ヒューギの妹ルフィーラ・ゼラバイアの病気に気づけず死なせてしまったことにより、ヒューギの絶望と憎しみによりシステムは暴走。破壊のみ行動原理とする兵器と化した。
最終的にジェノサイドロンシステムそのものと化した戦闘衛星ゴーマの消滅により全てのゼラバイアは消滅した。
ゼラバイアには特定の攻撃への耐性をもつ「学習型」と、特定の環境に適応した「対応型」が存在する。『新世紀エヴァンゲリオン』における使徒と特性が似ている。ゴッドグラヴィオンの武装の数が多いのは、耐性が増えていくゼラバイアに対して常に新しい戦術・戦法が求められる事に起因しており、スーパーロボット特有の過剰なまでの手数の多さに対するメタ的な説明付けとしても機能している。
また、ジーク(サンドマン)とルフィーラの娘で、ヒューギの姪であるリィル・ゼラバイアを察知すると機能停止するプログラムが全機に組み込まれている。
主なゼラバイア
正式名称は『スーパーロボット大戦Z』参戦時に判明した。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。スカルムーン連合の戦力として登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第一次多元戦争で敗れたはずだが、ムゲ・ゾルバドスが召喚する。
余談
- 惑星セリアスと惑星ランビアスの名称は、1977年、ジェイムズ・P・ホーガンによって上梓されたSF小説「星を継ぐもの」に登場する架空の国家「セリオス」と「ランビア」からとられていると思われる。こちらは共に同じ惑星上に存在した二大国であり、戦争の果てに自らの母星そのものを滅ぼして共倒れになっている。