ゲッター1
ゲッター1(Getter 1)
- 登場作品:ゲッターロボシリーズ
- 分類:空中作業用ゲッターロボ
- 全高:38 m
- 重量:220 t
- 出力:75万馬力
- 動力:ゲッター炉心
- エネルギー:ゲッター線
- 装甲材質:ゲッター合金
- 変形形態:ゲッター2、ゲッター3
- 開発者:早乙女博士
- 搭乗者
機体概要
ゲッター1は空中戦用のゲッターで機体色は赤。上から順に、イーグル号、ジャガー号、ベアー号の組み合わせの時にこの形態になる。メインパイロットは流竜馬。
各媒体ごとのゲッター1
TV版
元来は宇宙開発用に造られたが、恐竜帝国が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。3形態の中で、能力的に最もバランスが取れており出番も多いが、それに比例して破損率が非常に高く、特にTV版第30話のメカザウルス・ダグ戦では頭部を吹き飛ばされる程の大ダメージを受け、一敗地に塗れている。
当初は、リアルロボット系に多く見られるモニター視認型の操縦システムだったが、前述のダグ戦では妨害電波により映像が遮断されてしまうという最大の弱点を露呈。以降、それまで胸部に位置していたコックピットブロックが、合体後はゲッター線強化ガラス製のキャノピーを備えた頭部に移動する、有視界操縦システムへと改善された(この操縦方式は、後継機であるゲッターロボGにも踏襲される)。
数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には無敵戦艦ダイの前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『ゲッターロボG』第1話で焼却された。
原作漫画版
TV版との最大の相違点は、頭部のキャノピーの数と、布のように風に棚引くゲッターウィングの表現。開発コンセプトも、当初から恐竜帝国の侵攻に対抗する「戦闘用」として明確に位置付けられている。TV版と同じく空中戦に特化した形態だが、竜馬曰く「炎の中での戦闘も行い易い」との事。主役機という事もあり出番が多く、メカザウルス撃墜数も最多を誇るが、破損率が非常に高いのもTV版と共通している。最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。その後、完璧に修復された上でゲッター線博物館に展示されていたが、ゲッターGの強奪を機に再び早乙女研究所で運用されるようになる。
OVA版
『世界最後の日』では1~3話にて元祖ゲッターロボが登場。デザインは漫画版をベースに独自のリファインを加えた物になっている。4話以降からは真ゲッターロボに主役の座をとって変わられることになるが、後に改修機であるブラックゲッターが登場し、ダブルゲッターが実現。
『新ゲッターロボ』ではプロトタイプゲッターロボとして出演している。これにより、竜馬・隼人・武蔵が登場する映像作品すべてに唯一出演したゲッターロボである(武蔵坊弁慶を「武蔵」にカウントするならの話ではあるが)。
スパロボシリーズにおいて
ゲッターGが登場するまでのゲッターチームの機体という扱いで、設定に準じて空中戦でその真価を発揮するが、バランスに優れた機体の為、地上で戦うことも多い(近年の作品では地上適正が低い)。ゲッタートマホークとゲッタービームを主に使い高威力を誇るゲーム序盤の主力であるが、射程は短く、スーパー系としては打たれ弱いという難点を持つ。なお打たれ弱いのは後継機でも変わらないため装甲の改造は必須。
作品によってはゲッターG登場以降、一人乗りのゲッター1を運用できるものもある。ゲッターGへの交替はほぼ必須で、最後までこの形態で自軍に残るのはDを除けば一人乗り用に残された場合のみである。一人乗りの場合は誰が乗ることになってもゲッター1であり、変形はオミットされる(唯一の例外はDのプロローグ。ここでは隼人と武蔵がそれぞれゲッター2とゲッター3に一人乗りする)。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 第1話より使用可能だがゲッターG乗り換えと共に棄てられる。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- バグにより序盤から最強ユニットと化す。
- 第3次スーパーロボット大戦
- プロトゲッターロボから乗り換える。空中戦はもちろん、宇宙でも活躍できるため最も使用頻度が高い。今作では後継機に改造が引き継がれないが、Gへの乗り継ぎは終盤になってからなので、HP・装甲の改造は惜しまない方がいい。SFC版では何故か敵ユニットから集中攻撃を受ける。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 第1話から登場。それほど打たれ強くはないが、ゲッタービームの燃費の良さと威力で序盤からボスキラーとして活躍できる。案の定ゲッターGが帰ってきてまた棄てられるが今回はなんと…。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- スーパーロボット大戦F
- リアル系でもスーパー系でも1話で仲間になり、防御力はともかくボスキラーとして活躍する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン2「大激突」にて自軍参戦。ゲッタービームの燃費EN45と高めなのが欠点。EN改造は必須。序盤では稀少な宇宙Aスーパー系。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- オリジナル同様。序盤の貴重な宇宙Aのスーパー系。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- ゲッタービームにカットインがついた。最大射程が3しかなく、無改造状態では必殺のゲッタービームは2発しか撃てない。耐久力もMS並。ボス戦を担う。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第1部中盤でゲッターGに乗り換えられるため棄てられる。その後条件を満たせば第3部でアインストにゲッター線が反応し真ゲッターロボとなる。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回は序盤から中盤にかけて3人乗り。終盤は武蔵が1人で乗る。3人乗りの時は分離が可能で、合体を選んだユニットの位置で合体するため、移動において他よりも有利。一人乗りになると、その分離も変形も出来なくなる。序盤や強制出撃するマップでは貴重な戦力になるが、終盤はレギュラーを張れるほどの力は無い。また今作からミサイルマシンガンが追加された。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 今回も武蔵が1人で乗る。現代編では使用できるマップが限られており、未来編でも参入が遅いために強制出撃以外はあまり使われない。機体性能はパーツスロット4の機体らしく低く、武器性能は地形適応が優秀で、ゲッタービームの射程が1-3だが、フル改造してもゲッタードラゴンのゲッタービームほど強くはならないため、少々物足りない。尚、これ以降のαシリーズのこの機体の扱われ方は凄く、なんと隼人の父親の会社、神重工業によってブラックゲッターに改造されている。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 『世界最後の日』版で登場。久しぶりに竜馬・隼人・武蔵の元祖ゲッターチームが搭乗する。原作ではスクラップ寸前の旧型機という扱いだったが、本作ではゲッターGが開発される前の時点で登場しているため、現役機である。性能は前作のゲッタードラゴンと大差が無い(HPと照準が少し低い・ENが少し高い)上、シャインスパーク抜きならドラゴンよりも攻撃力は上。竜馬のエースボーナス込みだと最終的に今作のゲッター1のゲッタービーム>前作のドラゴンのシャインスパークというとんでもないことになる。かなり長期間にわたって使用するが、改造は真・ゲッター1に引き継がれるので安心して良い。また、ゲッターチェンジアタックは追加武装である(原作を考えると無理とか言ってはいけない)。本作ではLサイズ。ひょっとしなくても歴代最強の旧ゲッターかもしれない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初のオープンゲット回避能力を得る。これにより結構避けるようになる。が、それでも回避率が高い方とは言えないので、あくまで保険と考え、避けて当てる戦いをしたい時には素直にゲッター2に譲ろう。ゲッターG登場後は一人乗りに改装され、オープンゲットと引き換えに援護向きのミサイルマシンガンが配備される。なお、この作品のみ「ゲッター1の改造はゲッターGではなく一人乗り用ゲッター1に引き継がれる」点に注意。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 大筋ではAと同じだが、ゲッター1の改造は一人乗りゲッター1ではなく、ゲッターGに引き継がれるようになったため、安心して序盤から改造していける。逆に言うなら1人用になるとこの機体・ゲッターG両方ともまた最初から改造しなおさなくてはならない。
- スーパーロボット大戦D
- OVA『世界最後の日』版のスパイラルゲッタービームを持っているゲッター1が初登場。プロローグで一人乗り状態で竜馬が乗り、その後、リガ・ミリティアルートで早乙女研究所から回収された機体が弁慶機となる。中盤以降は三人乗りでゲッターチーム単位で乗り換え可能。同じく三人乗りのブラックゲッターと合体攻撃がある。
本作のゲッターは、一人乗りでもオープンゲット能力があるので、防御性能は高い。しかし、一人乗りであろうと武器の地上への適応が低いのが欠点。旧型故か、3段階改造済みで登場する。正直、真ゲッターを封印してまで使うかは微妙なところ。しかし真ドラゴンが来るまでの繋ぎとしてならば、ブラックゲッターよりは変形が出来るこちらが優秀。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- 格闘・射撃どちらも使いやすい武器が揃っており、性能のバランスが良く、必殺技もクセが少ない。最初から最後まで使える良ユニット。後半でゲッタードラゴンに乗り換える。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- ゲッターチームを選択した場合に自軍ユニットとして登場する。それ以外は敵ユニットとして登場する。
- スーパーロボット大戦64
- マジンガーZとの合体攻撃ツインビームが初登場。
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- ミサイルマシンガン
- 原作漫画版に登場した、敷島博士自慢の一品で、文字通りミサイルのマシンガンという大火力。TVシリーズでは使用されない。αで初登場した。ゲッター1の武装の中で最も射程が長く、反撃で手数を出す時に重宝する。
- ゲッターマシンガン
- OVAで使用した二挺のマシンガン。上とは違って普通のマシンガン。登場時にゲッタードラゴンを完膚なきまでにズタズタに破壊した。
格闘兵器
- ゲッターレザー
- 腕に付いているカミソリ状の刃。近年の作品ではオミットされることが多い。
- トマホークブーメラン
- ゲッタートマホークを投げ付けて攻撃する技。大抵の作品では移動後に使える有射程武器として重宝する。また機体の地形適応が陸Bなので、陸の敵を攻撃する時はトマホークよりこちらの方がダメージが大きい場合がある。
- ゲッタートマホーク
- 肩に収納されている小振りの斧。何気にアニメではゲッタービームが防がれることが多かったので止めに使われることが多々あった。第2次Zでは何気に全ゲッター唯一の射程1武器である。
- ゲッタービーム
- 腹部からゲッター線を照射する。スパロボでは必殺技のイメージが強いがアニメでは第1話からばっちり対策されていたため、恐竜帝国のサキに防がれる。それ以降も防がれる事が多い。OVA版では防がれることは少ないまさに必殺武器。α以前の旧シリーズはフルアニメーションではない為、指先から照射しているように見え、初期のアンソロジーコミックではこの錯覚を鵜呑みにして描く漫画家もいた。ゲームでは気力が要らず便利だが、燃費が悪い。一見射撃兵器に見えるがスパロボでは格闘扱いで大抵の作品で射程1。
- ゲッターチェンジアタック
- 各ゲッターの形態による連続攻撃。IMPACTより実装。第2次Zでは分離後バルカン照射→ドリルアーム→ゲッターアーム→合体バンクが再現されてからゲッタートマホーク。DではEN制だが、IMPACTや第2次Zでは弾数制(しかも1発)。おまけにIMPACTでは移動後使用不可だった。なお、第2次Zでは他の形態のチェンジアタックと弾数が共有ではないので、他の形態でも遠慮なくチェンジアタックを使おう。
- スパイラルゲッタービーム
- 広げたマントの隙間からビームを拡散して放つ。ゲッターウイングがマント状の原作漫画版を基にした「世界最後の日」版のみが使える。ゲッタービームより威力は劣るが射程が長く便利。
合体攻撃
- ツインゲッタートマホーク
- ゲッタードラゴン、ゲッターQ、ブラックゲッターとの合体攻撃。
- ツインゲッタービーム
- ゲッタードラゴン、ゲッターQ、ブラックゲッターとの合体攻撃。
- トリプルゲッタービーム
- ゲッタードラゴン、ゲッターQとの三機での合体攻撃。A PORTABLE では何故かドラゴンが一人乗りになると使用不能になる。
- ツインビーム
- マジンガーZの光子力ビーム(攻撃力の基にするのはブレストファイヤー)とゲッタービームの合体攻撃。実装されている作品は少ない。
- ゲッタービーム(3機連結)
- 「世界最後の日」の前日談の漫画「クレーターバトル」にて披露した一人乗りのゲッター1・ゲッター2・ゲッター3それぞれの炉心を連結して放ったゲッタービーム。武器としては再現されていないが、第2次Z 破界篇にてイベントで使用。インベーダーの群れを一掃した。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
- 変形
- ゲッター2、ゲッター3へと変形する。
- 分離
- オープンゲットでイーグル号、ジャガー号、ベアー号に分離する。特殊能力としての採用は一部のみ。
- オープンゲット
- 分離して相手の攻撃を回避し、即座に再合体する。気力120以上で発動。
移動タイプ
サイズ
- M(大半の作品)・L(第2次Z)
機体フル改造時のカスタムボーナス
- 第2次G
- ビームバリアジェネレーター……ビーム攻撃を反射する
- A PORTABLE
- 攻撃後に変形可能
- 破界篇
- 移動後に変形可能
機体BGM
- 「ゲッターロボ」
- TVOPテーマ。「ガン!ガン!ガン!」というフレーズはアニメソング初のテンポアップのフレーズとして有名。
- 「HEATS」
- OVA「世界最後の日」第2期OPテーマ。…が、第2期にゲッター1はその姿を見せていない。第2次Zでは「今がその時だ」が(戦闘BGMではないが)追加されているので変更してもいいかもしれない(…が、直後に真ゲッターに乗り換えてしまう)。ちなみに第2期にはゲッター1登場しないがOPには必ず最初に登場しているのでファンの間ではそちらのイメージが強いかもしれない。
対決
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