邪竜族

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邪竜族とは、『覇王大系リューナイト』に登場する敵勢力。

概要編集

アースティアとはまた別の世界に住む種族。主に巨大な直立・武装したの姿の下級種(通称「邪竜兵」)と、人間型(竜タイプの亜人)の上位種に分けられ、共に人間と同等以上の知能を持つ。また、29話での様子からも、高位の邪竜族は人間形態と邪竜兵と同じ竜形態の二種類の形態に変身する能力を持っている様で、人間と同様に魔法を扱える者もいる。邪竜兵は生身でありながらクラスチェンジしていないリューでは束になっても太刀打ち出来ない程の高い実力を持つ。また、高位の邪竜族はドゥームと呼ばれるリューに似た強力なロボットを操り、それもまた並のリューの性能を遥かに凌いでいる。基本的には力により上下関係が決まり、強い者が上に立つ。しかし仲間の死を嘆いたり恋愛感情や男女観等、人間族とあまり変わらない部分も持っている。なお、生命力は非常に高いらしく、結構な長命種族であるようだ(上位邪竜族に限られるのかも知れないが)。

彼らの住む世界は巨大な竜の姿をした邪神が創造したもので、邪神の折れた剣から生じた大地であるとされる。技術レベルはアースティア側よりも格段に高く、ドゥームや飛行戦艦を量産したり、邪竜兵にビームライフルや飛行用のバックパックを支給できるなど、地球でいうところの中世~近代レベルのアースティアよりも数世代先の水準にある。しかし、高度な科学の代償なのか、大地が荒れ果てている等生活環境がかなり酷く、それが緑豊かなアースティアを狙う理由になっているのだが、アースティアは善の神によって張られた『ミスティックシールド』とよばれる結界によって守られており、結界を突破しての侵攻はリスクが高過ぎる為に、千年に一度のミスティックシールドが弱体化する時期を狙って侵攻を行っている。ただし、それでも毎度かなりの危険が伴う為、劇中の戦いではミスティックシールドを完全に解除する為の巨大装置である台座を開発。アースブレードの頂点に設置する作戦を完遂させようとしている。侵攻の目的はアースティアの滅亡ではなく侵略であるので、自然を傷つけない戦い方をする邪竜族も居る。

余談であるが、本編終了後の外伝では邪竜族よりさらに強い魔族(ちなみに漫画版では魔族の中でも最強なのが邪竜族であり、真逆)を相手に、アデュー一行と呉越同舟したことも。

なお原作者の伊東岳彦は「ファンタジー世界にゲッターロボ恐竜帝国のような存在を持ち込んだら面白いのではないか」という着想から邪竜族を考案したと語っている。

登場作品編集

単独作品編集

スーパーロボット大戦NEO
初登場作品。中盤に差し掛かる頃から登場する。勇者ラムネスとの戦いでダメージを負った妖神ゴブーリキが、再生の為に大気中のミスト・ルーンを大量に吸収し、その結果ミスティックシールドが弱体化したことで大量に降下を成功させる。
邪竜兵は原作同様に強力な戦闘能力を誇り、他の勢力の一般兵とは一線を画した戦力を持っていると言える。しかしそれよりも強力なはずのドゥームは、飛行している事が多く、新ゲッター3などの対空攻撃の餌食となるので、ある意味一般兵以上に戦いやすい相手となっている。
なお、本作オリジナルキャラのキャオス・レールは邪竜族の侵攻が近いことを知っており、それに対抗するために戦力増強を急いでいた。
スーパーロボット大戦Operation Extend
TV版原作終了設定ではあるが、CDドラマ版であった展開ではなくスパロボオリジナル設定となっている。そのため魔族や高位邪竜兵は一切登場せず邪竜兵のみの集団で、ほとんどドン・ハルマゲの手下扱い。
とはいえ派手さはなくともゲーム前半ではなかなか手を焼く敵集団で、妖神ゴブーリキや邪神ドラゴ討滅後の最終第8章の半ばにも登場し版権敵では最後まで粘る勢力の1つ。直後のステージで版権敵の掉尾を飾るZOIDS系も印象は似たり寄ったりなので、大健闘と言えるかも知れない。

関連人物編集

皇帝
邪竜族の支配者。自ら前線に赴きアースティアの支配とリューの全滅の為に指揮を取る。
リゲル
高位の邪竜族。リュー及びリュー使いを排除するために送り込まれた先遣隊。
アドリア
リゲルの部下。
イドロ
千年前の戦いでアースティアに取り残された邪竜族。千年後の邪竜族再侵攻に備えて暗躍していた。
ガルデン
邪竜族の血を引く。『OE』では本編以前の戦いでアースティアに感化された彼の部下となった一団と、敵対する集団とに分かれている。
邪竜兵
邪竜族の下級兵士

関連用語編集

ドゥーム
人型の上級邪竜族が乗るロボット。
リュー
邪竜族と戦う為に造られたロボット。
エルンスト機関
NEO』におけるオリジナル勢力。邪竜族のような存在からアースティアを守るのが設立目的。