邪神ドラゴ
邪神ドラゴは『獣神ライガー』の登場人物。
ドラゴ | |
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外国語表記 | Dorago |
登場作品 | 獣神ライガー |
声優 | 池田勝 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦NEO |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 邪神 |
所属 | ドラゴ帝国 |
概要
太古の時代に善神アーガマとの戦いに敗れ、永らく封印されていたが、現代社会は妬みや憎しみ、悪意などの人間の悪しき心が充満し、ドラゴの復活に都合のよい状態になりつつあった。そのためドラゴは女帝ザーラに啓示を与え、ザーラはその指示に従ってドラゴの復活を果たさんと、帝国の構成員を使役して破壊活動・殺戮を展開している。
ドラゴの本体は「封印の岩」に封印されており、封印の岩が現れた地において人々の痛みや苦しみが振り撒かれることで、それらの負の感情を糧として吸収し、復活に近づくことが出来る。更に作品の後半以降、真の復活のための生贄として善神アーガマの末裔たる神代ゆいが必要であることが明らかとなり、ザーラによってその力を捧げられることで完全な復活を果たした。
復活後のその姿はまさしく邪神と呼ぶに相応しい禍々しいもの[1]で、また自身を蘇らせた功労者である女帝ザーラを早々に喰い千切って自らの糧とするなどの残虐さも見せつける(この辺りは永井豪の漫画版でも凄まじい描写が成されている)。更に、獣神ライガーや魔竜王ドルガでは全く相手にならないほどの超常的な力で世界の全てを破壊に導かんとする。しかし、剣やまい、リュウ・ドルクらと一体化して復活した善神アーガマが彼の前に再び立ち塞がり、異次元空間において、かつてと同様の世界の命運を懸けた神々の戦いが繰り広げられることとなる。
最終的にはアーガマの攻撃により致命傷を負い、それでも現世へと出現しようとするところをリュウ・ドルクの決死の行動により阻止され、彼と共に異次元空間に封印されることとなる。ドラゴは糧とする人間の負の感情がなくならない限り自身は不滅であると剣達に言い放ったが、その言葉を胸に刻んだ剣は、ドラゴの再来を阻止すべく人間の社会をより良い世界に変えていくことを心に誓うのであった。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- 初登場作品。本作の版権作品最後の敵として登場。圧倒的な耐久力、マップ兵器及び強力な押出属性攻撃所持、MAP端への固定陣取り(全包囲ができない)など、本作のボスの王道を行く能力値を備えており、更にはマップに出ている全ての味方機に固定2000ダメージを与えるイベントが2ターン毎に発生。真正面から戦うとかなり手強い。
- しかしドラゴとの決戦ステージでは、最初はドラゴしか登場せず、またターン制限もない。ターン数の浪費に抵抗がなければ、最初から全味方機を気力150、SPをMAXまで高めた状態で戦闘を始めることも出来る。このため、手段を選ばなければ勝つことは難しくない。
- 上述のとおり、本作においては版権作品最強の存在として君臨するが、ゲッター線に対しては大きな危惧と恐れを見せる。本作においては『新ゲッターロボ』の最後の敵である神々・四天王が登場していないのだが、ドラゴもまた神であり、ゲッターを恐れる描写があるため、本作ではドラゴが四天王の代役を担っているとも解釈できる。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後設定だが、ミューカス・ゲートの力を使い邪竜族の世界で邪念を吸収し復活。アースティアに現れ、アースブレードを破壊してアースティアを戦乱に巻き込もうとしており、それを皮切りに宇宙全域に進出しようとしていた。第6章メイン25話-3「邪神ドラゴ」で戦うことになる。
- コネクト・フォースはアースブレードの頂上(剣の柄頭部分)に陣取って戦うことになるが、ドラゴはアースブレードの柄の外周(空中)にのみ出現し、エネミーフェイズに距離に関係なく外周の他の部分へ移動する。また、途中から「3ターンに一度、アースブレード上にいる味方機すべてに2000の固定ダメージ」を与えてくるイベントが発生する。
装備・機能・能力
武装・必殺武器
『NEO』ではマップ兵器と押し出し特性武器という援護防御不可な攻撃のみを使用するため、HPの低い味方ユニットを出撃させる際は注意が必要となる。
- 竜頭
- 『NEO』では押し出し特性付き。射程が1なので隣接しないと使用しないが、攻撃力が高い。
- 『OE』では「押出/強」「呪縛」特性付き。
- 邪神の吐息
- こちらも押し出し特性付き。こちらは射程が7と長いので注意。
- 『OE』では「対艦」「呪縛」特性となった。
- 邪神の気
- 直線型のマップ兵器。
- 邪神の爪
- 『OE』で採用されたイベント用マップ兵器。3ターンに一度使用し2000の固定ダメージを与えてくる。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- NEO
- 9
- OE
- 7Lまたは10
機体BGM
- 「いざなわれる侵略」
- 『NEO』で採用されたスパロボオリジナル曲。他にはドゥーム (皇帝専用)の戦闘BGMに使用されている。
- 「Aggressive Force」
- 『OE』でのBGMで、こちらもスパロボオリジナル曲。
パイロットステータス
特殊スキル
人間関係
他作品との人間関係
名台詞
- 「貴様の全てをか…。フッフッフッフ…」
- 第42話より。復活直後にザーラから「我が帝国の全てを捧げる」と言われて。
- 「ザーラよ、貴様は『全て』を我に捧げると言った…。その言葉通り、全てを貰い受ける」
- 同上。復活の見返りに全能の力を欲するザーラを招き寄せ、おもむろに鷲掴みにして。直後、彼女を握り潰して致命傷を与える。
- なお、この時点で生き残りのメタルナイト達は全て魂を抜かれており、ドラゴ帝国は事実上壊滅してしまっている。
- 「貴様は我が一部となり、全能の力を得るのだ…!」
- 同上。ザーラが必死で懇願するのも意に介さず、冷酷にも彼女を貪り喰ってしまう。この凄惨な光景には剣も唖然とする他なかった。
- 「聞け、アーガマの末裔よ…。我を呼び覚ましたのは、ザーラではない!貴様達人間なのだ…!」
「貴様達が流す赤き血と、黒き憎悪が我が力の源…。百万年もの間、貴様達は我に力を与え続けた」
「文明の名の下に破壊し、戦争と名を借りて殺戮を繰り返した」
「貴様達人間の行為が、邪悪なる力となり我は復活した…!我こそが、人間に選ばれた神なのだ!」
「我は選ばれし神…。もはや戦う必要はない…。アーガマの末裔よ!我に従いて、我を崇めるのだ!」 - 同上。邪神復活の直接の元凶は人間達であると語り、自身こそが人間に選ばれた神であると豪語。剣達に服従を迫る。
スパロボシリーズの名台詞
- 「貴様達がその力を使うたびに戦いは拡散し、世界に混乱は満ちていく! いずれ貴様達はその力に呑まれ、すべてを食らい尽くされる! 我が手を下さずとも、貴様達は滅びの道を歩むであろう!」
(竜馬)「だからなんだってんだ! ゲッター線が俺達に牙を剥くってんなら俺はゲッターとも戦ってやらあ!」
「愚かな! その危険な力を使い続ける事が正義だとでも思っているのか!?」 - 『NEO』でのゲッターチームとの戦闘前会話での台詞。これほどまでの圧倒的な存在であるドラゴもまた、ゲッター線に対しては多大な危機感を抱いている事がわかる。また、上述の通り『新ゲッターロボ』の原作における四天王のリーダー・多聞天と竜馬のそれを髣髴させる会話でもある。
- 「滅びを呼ぶ力を見逃すわけにはいかん!」
「消滅せよ!ゲッターロボ!」 - 『NEO』においてゲッターとの特殊戦闘台詞。
- 「神か悪魔にしかなれぬ力では我は倒せぬ!」
- マジンガーZとの戦闘の際の特殊台詞。マジンカイザーだったら反応が違ったのだろうか?
余談
- ライガーと同じく、『NEO』で参戦した『覇王大系リューナイト』の世界観では、かつて起こった善神と邪神の争いの結果、善神側からアースティアが、邪神側から邪竜族の世界が誕生したという設定がある。しかしこの善神・邪神の設定が、アーガマ及びドラゴと関連付けてクローズアップされることは特段なかった。
- その一方で、ベガルーダを封印した神殿がアースティアにあったことなどから考えると、『NEO』におけるアースティアはアーガマ、ドラゴとは完全には無関係ではないと思われる。また、『NG騎士ラムネ&40』のドン・ハルマゲは獣神ライガーが善神の末裔であることを知っており、また憎しみを抱いているような台詞もあるので、彼とドラゴには何らかの関係があったのかもしれない。
脚注
- ↑ 悪鬼の如き形相に背中からは2本の竜の首と長大な触手を生やし、両脚の膝から下は2頭の巨大な獣で構成されている…という凄まじい姿をしている。なお、参戦している『NEO』及び『OE』では膝までしか現しておらず、今の所スパロボで全身像を見せた事は無い。