ユニオンフラッグ
SVMS-01 ユニオンフラッグ(Union Flag)
- 登場作品:機動戦士ガンダム00
- 分類:量産型可変モビルスーツ
- 全高:17.9 m
- 重量:67.1 t
- 動力:バッテリー
- 推進機関:水素プラズマジェット
- 装甲材質:Eカーボン
- 開発:アイリス社
- 所属:ユニオン
- 主なパイロット:グラハム・エーカー、ハワード・メイスン、ダリル・ダッジなど。
- メカニックデザイナー:福地仁
ユニオンが開発した可変量産型モビルスーツ。「ユニオンリアルド」に代わる新型で、エンジンの燃料である水素を内部フレームに吸蔵させることで、軽量化と性能向上を達成している。また、構造は上半身と下半身に振り分けられており、腰部には予備コクピットを備え、分離しての運用を可能とする。
形式番号が「S」VMS-01となっているのは「Solreceived」(太陽光発電電力受信)の頭文字であり、太陽光発電システムで生産されたエネルギーを受信して活動できるためである。ただし初期にこの設定が発表されたのがイナクトだけであり、フラッグがオリジナルである設定が明かされたのは後になってからである(イナクトはフラッグのコピーなので当然だが)。本機の場合その受信範囲は軌道エレベーター周辺に限られる。
原作の登場時点ではユニオンの最新鋭機であり、エースパイロットに優先的に配備されている。そのためフラッグのパイロットは「フラッグファイター」と呼ばれている。グラハム機のみ、彼自身が左利きという理由で、ライフルなど武装関係が逆配置となっている。劇中ではカスタムフラッグが早めに登場するので、ノーマル機の活躍はあまり多くない。
可変モビルスーツではあるが、飛行中の変形は失速してしまうため仕様上は不可能。しかし、グラハムは戦闘中での変形マニューバ、人呼んで「グラハム・スペシャル(グラハム・マニューバ)」を実現した。
フラッグに限らずユニオン・AEU系の飛行MSは設計思想的には戦闘機に近いものであり、飛行形態では推進機関の配置から後方にしか噴射できない、即ちバックが出来ない。MS形態では足を振り上げ脚部スラスターを前に向けることで後退が可能。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- MS形態のみの登場。序盤はグラハムも乗る。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 機体は登場しないが、かつてシュワルツがフラッグファイターだったという設定がつけられている。
装備・機能
武装・必殺武器
射撃兵装
- 20mm機銃
- 胴体部に1門内蔵。スパロボ未登場。
- ミサイル
- 両膝部に内蔵している。飛行形態では主翼の下や両脚部の間に追加装備できる。スパロボ未登場。
- リニアライフル
- 右腕に装備されている電磁力で撃ち出す実弾銃。
格闘兵装
- ソニックブレイド
- 高周波振動で切り裂くナイフ。
- プラズマソード
- ソニックブレイドの刃先にプラズマを帯びさせて威力を向上させる。使用可能時間は数分。
防御兵装
- ディフェンスロッド
- 適切な角度で弾を受け、跳弾させることで防御する装備。まともに攻撃を受けると折れてしまう。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。
移動タイプ
サイズ
- M
対決・名場面など
- 対ガンダムエクシア
- 任務を終え離脱するエクシアを急襲、空中変形と素早い機動で刹那をたじろがせた。
関連機体
- AEUイナクト
- AEUがフラッグを参考に開発した機体。カタギリ曰く「うちのフラッグの猿真似」。
- グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
- グラハムがエイフマン教授に依頼し改造されたフラッグ。別名「カスタムフラッグ」
- オーバーフラッグ
- グラハム機と同じ改造を施したフラッグ。ただしフライトユニットのリミッターは解除されていない。
- グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII
- グラハム機に擬似太陽炉を付けたフラッグ。別名「GNフラッグ」
- マスラオ / スサノオ
- オーバーフラッグを元に開発されたミスター・ブシドー専用機
- ブレイヴ
- スサノオ運用時のデータを元に開発された機体。GNフラッグ以後排除されていた変形機構を取り入れており、真の意味でフラッグの特性と疑似太陽炉を両立させた機体。