ビルギット・ピリヨ
ビルギット・ピリヨは『機動戦士ガンダムF91』の登場人物。
ビルギット・ピリヨ | |
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外国語表記 | Berghito Pirieau[1] |
登場作品 | |
声優 | 塩屋翼 |
デザイン | 安彦良和 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦F |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 22歳[1] |
所属 | 地球連邦軍 |
軍階級 | 少尉 |
概要
クロスボーン・バンガードのフロンティアIV襲撃の際、練習艦スペース・アークのレジスタンスに参加し、クロスボーン・バンガードと戦うことになるが、バグの猛攻を避けきれず戦死する。
セシリー・フェアチャイルドを疑ったりと皮肉屋の一面があったが、シーブック・アノーの実力は認めていた。彼自身パイロット候補生でありながら、他の連邦軍パイロットが苦戦していたクロスボーン・バンガードのMSと対等に渡り合っていることや、(一応)新鋭のMSであるヘビーガンを与えられていたことから、それなりの実力はあると思われる。劇中でも初陣のシーブックの活躍を見ると、すぐさま自分が牽制に回って連携を取るなどの柔軟性を見せた。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- 初登場作品。『完結編』からの出番となるシーブックを差し置いて『F91』のキャラとして先行して登場。声が同じ『伝説巨神イデオン』のユウキ・コスモの参戦が決まったため、参戦することになったようだ。
- 1機目のリ・ガズィ入手の補給物資と同じタイミングで補充パイロットとしてジェガンに搭乗して仲間になる。オールドタイプのMSパイロットの中では技量が少し高めで他はバランスのとれた能力値をしている。裏を返せばこれといって目立つ部分のない能力値である。精神コマンド面では、MSパイロットの中では数少ない「挑発」を覚える。ビーチャのほうが挑発の習得レベルが少し早いが、ビルギットは加速や根性といった挑発を活用しやすい精神コマンドを持つので、挑発を活用する戦法をとるならビルギットのほうが使いやすい。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 『F』では目立たなかったが、シールド技能がそこそこ伸びる。とはいえ、敵ユニットのHPや運動性がインフレしてくる中、オールドタイプパイロットで特に目立つ能力値がないために戦闘で活躍させにくい。デンドロビウム等の挑発を生かしやすいユニットが手に入るので、挑発をより活用しやくなる。終盤あたりで2回行動可能になるのでますます挑発要員として磨きがかかる。
- 『F』ではかつてシーブックと一緒に戦ったことがあると発言していたが、彼が登場しても会話はなく、それ以降に『F91』関連のイベントがないためにインターミッションでの会話にほとんど登場しないのでストーリー上では影が薄い。
- Gキャノン入手時に会話にでてくるが、当初乗ってくるジェガンよりかは性能が上ながら「ないよりはマシってとこかな」と酷評。とはいえこの時点では既にGキャノンは主力を張れるような性能ではなく、的確な評価ではある。
αシリーズ
パイロットステータス
能力値
回避だけは標準レベルだが、それ以外がやけに低いため、養成なしではまともに戦えない。『第2次α』の彼については「「期待」以外に魅力はなし」とまで言われてしまっている[2]。
精神コマンド
特殊技能
小隊長能力
- 命中率+10%
- 『第2次α』で採用。元々の能力が低すぎるため、10%上がった所で焼け石に水である。
パイロットBGM
人間関係
- シーブック・アノー
- 彼に対して皮肉めいた事を言うこともあったが、良き先輩・後輩の関係を築いていた。
- アンナマリー・ブルージュ、セシリー・フェアチャイルド
- 投降してきた彼女たちを疑った。
他作品との人間関係
- キンケドゥ・ナウ
- 10年後のシーブック。原作では既にビルギットが死亡していたが、『第2次α』で対面。
- ベルナルド・モンシア
- 『α』では嘗ての上官という設定。再会した時のビルギットの態度からして彼の下では相当苦労した様子が窺え、モンシアの前ではバツが悪そうに萎縮していた。
名台詞
- 「はいそうですか、とモビルスーツが操縦できますか。乗せられんなよ。」
- 「もっとも、あんたのおふくろさんが設計したバイオコンピュータだ。上手くフィットするかもしれねぇ。君がニュータイプならだ。」
- コズモがシーブックの仲間のだれかにF91のパイロットをさせようとした際にシーブックへかけた言葉。
- すでにこの年代ではニュータイプはある種の伝説的存在なのだろう。
- セリフそのものにも民間人をかばうビルギットの優しさと、シーブックへの期待が込められている。社会人の先輩の鏡のようなセリフ。
- 「昔さ、ニュータイプって、モビルスーツに関してはスペシャリストがいたよな。そういうのって大概個人的には不幸だったんだよな?」
- 単独でクロスボーン・バンガードに占領されたフロンティア・サイドに潜入した結果、父のレズリーを失ったシーブックに言った言葉。ただ、結果的にシーブックは個人的にはセシリーと結婚して子供にも恵まれるという(それまでの過程はともかく)幸福な人生を勝ち取ることができた。
- もちろん例外はあるが、おおよそのニュータイプたちはビルギットの指摘どおりの結末を迎えている……。
- 「いんや、火力と機動力だ。俺が牽制するから、貴様が落とせ!」
- シーブックとF91の実力の高さを認め、自ら囮役を買って出る。積極的に敵機を撃墜する事を望んでいないシーブックからは「そんな!」と反発しているが、敵部隊の前に出ているビルギットの方が危険性が高いフォーメーションとなるため、彼なりにシーブックを気遣っていると思われる。
- 「正気かい!? 敵地に入って止まる奴がいるかよ!」
- アンナマリーのダギ・イルスに気を取られた黒の戦隊仕様エビル・Sを撃墜した時の台詞。
- SRWでは「戦場でよそ見をする奴がいるかよ!」とのアレンジを施された戦闘台詞が作られている。
- 「彼女を盾にするんだ!」
- バグとの戦闘を開始する際、シーブックに言った言葉。セシリーへの不信感をあらわにした口調だったが、一方でこの時セシリーが乗っていたビギナ・ギナは敵味方の識別コードを変更していなかったので、バグとはお互いに味方と認識しており攻撃できない状況にあった。なので彼女を盾にしつつバグを攻撃するのは理に適った戦術でもある。
- 「人間だけを殺す機械かよ!」
- バグに対して。なお、ビルギットはバグの攻撃で死亡するのだが、そのせいでファンの間では「ビルギットだけを殺す機械かよ!」とネタにされることがある。
スパロボシリーズの名台詞
- 「俺達、正規軍にはロクなモビルスーツが無いのに…」
「ゲリラに毛が生えたような連中の部隊に、新型のガンダムがゴロゴロしているとはな…」 - 『α』第25話(宇宙へ向かうルート)「クロスボーン・バンガード」で、何機ものガンダムタイプを擁するリガ・ミリティア(ロンド・ベル)隊とフロンティアIV防衛隊との台所事情の差に思わず漏らした愚痴。この台詞を発した傍らでは更に新たなガンダムの搬入作業が行なわれている真っ最中。
- 「よう、久しぶりだな。少し見ない間に貫禄つけやがって…」
「海賊をやるなら、どうして俺も誘ってくれなかったんだ?」 - 『第2次α』で宇宙海賊として木星帝国と戦うキンケドゥと再会して。彼に対する友情と共に、腐敗した地球連邦軍への皮肉が垣間見える。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
- ジェガン
- 『F』、『α』
脚注
- ↑ 1.0 1.1 ビルギット・ピリヨ|キャラクター|『機動戦士ガンダムF91』公式サイト 2020年3月21日閲覧。
- ↑ 双葉社『第2次スーパーロボット大戦α ディープファイル』P127より。