野原しんのすけ

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野原しんのすけは『クレヨンしんちゃん』の主人公

野原しんのすけ
読み のはら しんのすけ
外国語表記 Shinnosuke Nohara
登場作品 クレヨンしんちゃん
声優 矢島晶子(初代)
小林由美子(二代目)
神奈延年(未来のしんのすけ)
デザイン 臼井儀人(原作)
小川博司(アニメ)
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
年齢 5歳
身長 105.9cm[1]
体重 22.8kg
血液型 B型
所属 ふたば幼稚園
かすかべ防衛隊
好きな物 美人の女性
嫌いな物 母のお仕置きとお説教
ネネのリアルおままごと
注射
歯医者
好きな食べ物 チョコビ[2]
嫌いな食べ物 野菜類(特にピーマン)
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概要

坊主頭としもぶくれ顔、シャツと半ズボン[3]が特徴で美人の女性(主に未婚の20代女性)が大好きな幼稚園児。アニメ版における「嵐を呼ぶ園児」のキャッチコピーのとおり、マイペースな性格で周囲の人間を翻弄する。基本的にはトラブルメーカーではあるが、時として困っている人間の悩み事を意図知れず解決する事も多い。また、ドジな一面もあり、最後は母のみさえ(時にはひろしやかすかべ防衛隊のメンバーまでなども加わって)にこっ酷く怒られたり[4]、やっている事を失敗する事など酷い目に遭わされる事がしばしば。

また、下半身を露出しアレの周りに象の絵を描き歌に合わせて腰を振る「ぞうさん」や、身体を折り曲げ臀部を露出し「ぶりぶり~」と叫びながら左右に動く「ケツだけ星人」、うつぶせに倒れたまま微動だにせず無言で過ごす「死体ごっこ」[5]といった下品な一発芸・遊びも得意としている。

なお、カンタムロボが絡まない場合でも番外編や劇場作品では幾度と無く世界を救っている

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。イベント「嵐を呼ぶ!銀河ロボット大決戦」にて登場。
2016年4月、スーパーロボット大戦シリーズと同じ25周年記念&映画最新作公開記念でまさかのゲスト参戦を果たした。
存在感はかなりのモノであり、他の作品の人物を存分に振り回してくれる。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

X-Ω
加速熱血

人間関係

家族

野原みさえ
母。普段は反発する事やトラブルを起こして怒られているが、深い親子愛で結ばれている。
野原ひろし
父。太眉と女好きは彼譲り。
野原ひまわり
妹。性格は似たもの同士で仲も良い。
シロ
ペットの犬。散歩を初めとした世話をよくサボるが、基本的には仲良し。
野原銀の介
秋田県在住の父方の祖父。しんのすけの顔の輪郭は銀の介そっくりであり、特徴的なしもぶくれ顔は父方の血のようだ。ふざけた性格もしんのすけと同じ。

幼稚園・友人関係

風間トオル
幼稚園の友人で、かすかべ防衛隊の一員。自分とは正反対の真面目な性格である彼に煙たがられることも多いが、親友の間柄でもある。
桜田ネネ
幼稚園の友人で、かすかべ防衛隊の一員。最初はマサオと同じ泣き虫だったが、ひまわり登場後はリアルおままごとをやり始めた為、彼女の事を恐れるようになる。
佐藤マサオ
幼稚園の友人で、かすかべ防衛隊の一員。髪型からおにぎり扱いすることも多い。また、彼の家に遊びに行くと、向かいの家と何度も間違える。
ボーちゃん
幼稚園の友人で、かすかべ防衛隊の一員。何やら通じ合うところがあるらしい。
酢乙女あい
幼稚園の友人。1999年度から登場。一方的に好かれているが、本人は興味が無い。
吉永みどり
ふたば幼稚園のひまわり組の担任教諭。恋人である石坂純一との仲を冷やかしているが、後に結婚した際には盛大に祝ってあげた。
まつざか梅
ふたば幼稚園のばら組の教諭。三姉妹の末っ子で三女。しんのすけからは「梅さん」と呼ばれる事もあり、その度に「梅って呼ばないで!」または「梅って呼ぶな!」と返されている(その理由は、子供の頃に「梅干し」呼ばわりされたトラウマから)。しんのすけに振り回されることが多いが、恋人である行田徳郎の一件などでしんのすけに助けられた事も少なくない。
高倉文太
ふたば幼稚園の園長。顔の怖さからしんのすけに組長とあだ名を付けられ、そう言われるたびに「園長です!」と返す。
大原ななこ
片思い相手の女子大生。彼女に対しては丁寧な言葉で対応するなど、よく見栄を張っている。
桜田もえ子
ネネの母親。時として友人のママをも振り回すことがあるしんのすけだが、もえ子は特にその被害を被ることが多い。そのため、しんのすけ、ひいては野原一家を警戒しており、大人げない対応を見せてしまったこともある。
埼玉紅さそり隊
ふかづめ竜子、魚の目お銀、ふきでものマリーの3人の女子高生からなる不良グループ。しんのすけからは、お笑い芸人と勘違いされている。

その他

アクション仮面
劇中劇「アクション仮面」に登場する主人公にして憧れのヒーロー。原作とアニメで展開は異なるが、俳優とは知り合い。
桜ミミ子
アクション仮面の助手。絵本からアニメ等様々な形でしんのすけと関わる。アニメ版には彼女そっくりの一般人が登場しておりこちらも声はミミ子同様小桜エツ子。
カンタム・ロボ
劇中劇「超電導カンタム・ロボ」に登場する主役ロボ。
ぶりぶりざえもん
しんのすけが創作した「救いのヒーロー」。しかし、大仰で尊大な性格の割りに戦闘能力は非常に低く、おまけに都合が悪くなると卑怯な裏切りも辞さない…のだがおバカで詰めが甘く、どこか憎めない。番外編や劇場版では味方として呼び出すが、大半が敵に寝返った結果、しんのすけたちに叩きのめされる。「う〇ちおパンツローリングサンダー」など、仮にもヒーローのくせに使用する技もお下品。
よしいうすと
劇中劇「少年忍者吹雪丸」の作者。しんのすけに関わるせいでロクな目に遭わないことが多い。

他作品との人間関係

あしゅら男爵
X-Ω』では彼ら綺羅星十字団に対し企みを阻止すると冗談で意気込むも、動揺して本当に企みがあったことを自白した彼に呆れる。なお、家族との合流後に出会った際には彼の名前を「ゴリラ男爵」と間違えていた。
シナダ・ベニオ
『X-Ω』では綺羅星十字団の本拠地に迷い込んだうえ、ツッコまれて照れたしんのすけに「誰も褒めてない」とお約束のツッコミを入れる。
ホンダ・ジョージ
『X-Ω』では綺羅星十字団を「キラキラ星注意団」と言い間違えたしんのすけにツッコミを入れた。
ツナシ・タクト
『X-Ω』ではゼロ時間での綺羅星十字団との戦いで共闘。一方で彼のイケメンオーラにあてられたり、しんのすけのボケ台詞にツッコミを返したりする場面も。
アゲマキ・ワコ
『X-Ω』では彼女を「おねいさん」認定した。
ゴジラ
映画『シン・ゴジラ』のコラボ企画の一環で、シン・ゴジラ版の彼?と共演。巨大化してゴジラと戦った。
旋風寺舞人
勇者特急マイトガイン』の『歌のアルバム』内のミニドラマでは、銭湯の脱衣所で彼に出会っている。
ナイアーラ
自身を「女性でも男性でもない」と言った彼(彼女)の言葉を聞き、「間の方」だと思った。

名台詞

「ほっほーい」
「だゾ」
口癖、しんのすけといえばこれを想像することが多いだろうが物語後半ではしんのすけが精神的に成長している為これを言うシーンはほぼ皆無。
「オラ22歳以下に興味無いんだよね。ただし、松たか子は別」
15巻以降でよく使用された言葉。しかし、松さんが現実世界で22歳を超えてからは全く使用されなくなった。
「男同士のお約束!」
主に同性の相手と約束をする際の台詞。この時その場にしゃがみ、腕を男性器に見立てて股間部に付け、勃起を思わせる動きをするのが特徴。
「オラ、野原しんのすけ。5歳! 初めまして」
自己紹介の台詞。
「ねぇねぇ、お姉さ~ん。ピーマン好き? ニンジン食べれるぅ~? 納豆にはネギ入れる方? え、本当? オラたち気が合うかも~」
アニメ3代目OP「オラはにんきもの」の最後に流れる台詞。また、大好きな美人のお姉さんをナンパする際の決まり口上でもあり、大抵は相手の返答を聞かず勝手に照れながら続ける。途中でみさえなどに阻止されることもある。
「アクション仮面は特撮!カンタムロボはアニメ!比べられるわけないじゃない。おバカだなぁ…」
みさえから「アンタアクション仮面とカンタムロボどっちが好きなのよ」というツッコミを受けた際の回答。子供ながらに特撮とアニメは別物と頭の中で割り切った台詞であり、世のアニメファン・特撮ファンを大いに納得させた名言である。しかしみさえには理解されず「あっそう、悪うござんしたねぇ~」と冷めた対応をされてしまった。
「小さいから悩んでんの?」
「人の器の話だよ」
大工の親方に悩みを相談された際の台詞。とても5歳児から出る言葉とは思えない。ちなみにちょっとしたことで怒ることが多いもののしんのすけの人としての器はとてもでかい。
「このおバカ!!スピード出しすぎだぞ、犬にあやまれ」
シロと仲良くなった雌犬が、しんのすけとシロの眼前で轢き逃げに遭い、轢き逃げ犯たちに激怒した際の台詞。だが、轢き逃げ犯たちには聞こえず、悲しみだけが残り、その夜、しんのすけはシロを気遣い、一緒に寝ることにした。

迷台詞

原作がギャグ作品のため、圧倒的に迷台詞の方が多い。

「ケツだけ星人ー! ぶりぶりー! ぶりぶりー!」
しんのすけと言ったらコレ。十八番の一発芸「ケツだけ星人」をやっている時の台詞。
「いや~それほどでも~…」
説教を受けた際やツッコミを受けた際の照れ反応。「褒めてない」と返すのがお約束。なお、劇場用作品『嵐を呼ぶジャングル』では悪役を撃退した活躍の為か、両親に「今回は褒めてやるよ」と言われた。
「そうとも言う~」
言い間違いを指摘された時の台詞。「そうとしか言わない」と返される事も多い。
「おかえりー」
帰宅時の挨拶。「ただいまでしょ」と返されるのがお約束。
「出発おしんこー!ナスのぬかづけー!」
乗り物が発車する時のお決まりの台詞。後半はいくつかバリエーションがある。
「おお~父ちゃんふともも~!」
ひろしが家族サービスをする際の返し。「それを言うなら太っ腹だろ」とよく突っ込まれる。
「風間、お前嫌な奴だったけど、もう少し優しくしてやればよかった…。」
クラスメイトの風間くんが風邪で幼稚園を休んでいた際に、死亡したと誤解した時の台詞。机には花が活けられていたりと、かなりブラックなシーンである。
「いーもんもんじゃんじょん」
不良きどりの子供から、自分より小さな子供からお菓子を脅し取る時の台詞「いーもん持ってんじゃん」を教えられた時の言い間違い。
「前が見えねェ」
給食当番の時に、熱いから気をつけるよう言った給食のおばさんの足を使って熱さをはかり、顔がめりこむ程の反撃を受けた時の一言。漫画版初期の有名なギャグシーン。
「でめたし、でめたし」
「めでたし、めでたし」の言い間違い。しんのすけのせいで両親やふたば幼稚園の関係者などの人々がとんでもない目に遭ったなどで使う事があり、その場合は周囲から「めでたくない!」と返される。また、TVスペシャル18のCパート「パフィーも出るゾ!! ひまわりのかぐや姫だゾ」ではナレーションが「じゃなくて、めでたし」と突っ込まれている。
「はい、僕のお母さんです」
大原なな子と会った時の自己紹介の際の台詞。いつもと全く違う口調であり、これを聞いたみさえは思わずじんましんが出た。
「シュッシュポッポッ!シュッシュポッポッ!」
綺麗なおねえさんへの興奮が頂点に達した際にやってしまう汽車のモノマネ。こうなるとまともに話も出来なくなり、落ち着くまで縦横無尽に辺りを走り回る。かなりすばしっこいので、捕まえて止めることも容易ではない。
「父よ!母よ!妹よ!」
仮面ライダーしん王[6]での台詞。元ネタは『仮面ライダーV3』のオープニングテーマであるが、しん王であるしんのすけも両親と妹持ちである。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「ほうほう。間の方でしたか」
プロローグで、当初は「おねいさん」だと思うも、「僕は女性でもなければ男性でもない」と返したナイアーラに対して。原作では様々な「間の方(要するにオネエ)」が登場しているので、こういう結論に至ったのが容易に想像できる。
「綺羅星ぃ~!」
X-Ωイベント「嵐を呼ぶ!銀河ロボット大決戦」にて、綺羅星十字団の面々に混じって。直後のあしゅら男爵の反応はまさにユーザーの代弁である。ちなみにこの時のしんのすけのイラストはケツだけ星人であった。
「お前たちの企みは全てお見通しだ! オラとカンタムが、お前たちをやっつけてやる!」
「え…」
「冗談だったんだけど…」
「も~子供の冗談を本気にしないでよ~」
で、あしゅら男爵に向けての前口上…ではなく冗談。これを真に受けたあしゅら男爵にしんのすけとスカーレットキスは思わず呆れてしまった。

搭乗機体

カンタム・ロボ
好きなロボットアニメの主役メカ。映画『雲黒斎の野望』やスパロボでは乗り込んで戦う。

余談

  • 声を担当している矢島晶子氏を代表するキャラクターでもあり、独特の低いトーンの声とも相まって、「あのキャラがしんのすけと同じ声と知って驚いた」という意見も多く見かけられている。尚、アニメ放送開始当初は声が非常に甲高く、美少女役を演じている時の矢島氏の声に近かった。
  • 2018年6月に矢島氏からテレビ朝日に「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなった」と申し出があり、2018年6月29日の放送を最後に野原しんのすけ役を降板することが発表された。2018年7月6日放送回からは、二代目として小林由美子氏が担当する。なお矢島氏はしんのすけ役は降板したが、声優活動自体は継続する。
  • キャラクターの原案は作者の臼井義人氏のデビュー作である漫画『だらくやストア物語』の登場人物である「二階堂信之助」とされている。

脚注

  1. 作中では幼年層のキャラがデフォルメされて非常に小柄に描かれている。そのため大人はしんのすけの数倍の大きさで描写されている。
  2. 原作漫画初期においては「コアラのマーチ」だったが、商標上の問題からかアニメ化以降は架空のお菓子「チョコビ」に置き換えられた。なお、「チョコビ」も後に実際のお菓子として商品化されている(ただしメーカーはロッテではなく東鳩)。
  3. 原作では黄色いシャツと紫の半ズボンだが、アニメでは赤いシャツと黄色い半ズボンとなっている。
  4. 家の中や洗濯物がめちゃくちゃになる・みさえの高級品を台無しにする・シロの散歩やひまわりの面倒をさぼる・帰る時間が遅くなるなど。
  5. ただし、こちらは不謹慎ネタの宝庫である「クレしん」でもさすがに不味かったのか、近年では見られなくなっている。
  6. 『仮面ライダー電王』とのコラボ作品内での変身であり、商品化もされた。