古代守

2018年8月5日 (日) 00:44時点における天世 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎余談)

古代守は『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。

古代守
読み こだい まもる
外国語表記 Mamoru Kodai
登場作品 宇宙戦艦ヤマト2199
声優 宮本充
デザイン 結城信輝
種族 地球人
性別
年齢 28歳
出身 日本・神奈川県
所属 国連統合軍
役職 第一艦隊所属駆逐艦「ユキカゼ」艦長
軍階級 三等宙佐
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概要

第一艦隊所属駆逐艦「ユキカゼ」艦長で、古代進の兄。実はヤマトの戦術長候補として選ばれており、弟の進が代わりを務めている。

真田とは親友で、新見薫とはかつて付き合っており、一度は婚約もしていたが後に破局している。

西暦2199年1月に決行された「メ号作戦」に参加し、先遣艦を務める。ガミラス艦隊と交戦していた艦隊とは別行動を取っていた為、一度はガミラス艦隊との直接戦闘を回避していた。終盤に艦隊に合流して、沖田が指揮する旗艦「キリシマ」を救う。沖田から撤退するよう命令を受けるが、キリシマを敵の目から逸らす為に沖田の命令を無視し、あえてガミラス艦隊に突撃。飛び交う敵艦の砲撃によりユキカゼが撃墜されて、消息を絶った(表向きは戦死扱い)。

実は他の生存者と共にガミラスの捕虜として捕らえられており、生体サンプルとしてガミラス本星に護送される途中、守達を乗せた護送艦が故障し、偶然にもイスカンダルに不時着した。生存者は守だけだったが、彼も瀕死の重傷を負っており、そこでスターシャに助けられ看病を受ける。しかしスターシャの看病も空しく容態は回復せず、やがてイスカンダルに来るだろうヤマトと進へのメッセージを残して死亡する。

死亡した守の記憶はイスカンダルの科学力で保存され、コスモリバースシステムを起動させる為の「核」となる。ヤマトがコスモリバースシステムとして作り替えられたことで、実質ヤマトは守そのものとなっており、艦内で彼の幽霊が目撃されるようになる。

終盤、が死亡した事で悲しむ進の為に、自らの意志でコスモリバースシステムを起動して雪を蘇生させた。システムを起動させた事で守の意志は消滅を始めるが、最終的に守の代わりに沖田がシステムの「核」となり、コスモリバースシステムは再起動。最後は、真田と新見に別れを告げて守の意志は消滅した。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦V
初登場作品。弟との区別のため、愛称表記がフルネームそのままになっている。

人間関係

家族

古代進
弟。
古代剛、紀子、芳雄、真希
両親とおじ夫婦。

ヤマトのクルー

沖田十三
メ号作戦では彼の艦を敵の目から逸らす為、捨て身で突撃を敢行した。
真田志郎
同期で親友。昔、彼に中原中也の詩をプレゼントした。
新見薫
宇宙防衛大学時代からの友人で、恋人同士だった。婚約もしていたが、メ号作戦の直前に破局している。

イスカンダル

スターシャ・イスカンダル
イスカンダルの女王。彼女の看病を受けるも、容態は回復しなかった。
実は彼女とは愛し合う仲になっており、スターシャが守との間に一子を得たと思わせる描写がある。

他作品との人間関係

バンプレストオリジナル

超文明ガーディム
V』ではイスカンダルに居た際、何らかの形で彼等の事を知ったらしい。コスモリバースシステムで雪を蘇生させたのは、「愛」という概念を全く知らないガーディム(及びネバンリンナ)に対抗する為だった(と真田は推測している)。

名台詞

「このままでは艦隊は全滅です。そうなれば、地球を守る者がいなくなってしまいます!沖田さん、あなたはこんなところで死んではいけない人だ。地球は、あなたを必要としているんです!」
第1話にて。彼が沖田艦長をどれだけ信頼しているかがわかる台詞である。この言葉のあと、守は地球の最後の希望である沖田艦長を無事に逃がすため、敵艦隊に突撃をかける……。船乗りの唄を歌いながら突撃していくところが、切なさと哀愁が漂う。

余談

  • 旧作では死亡せずイスカンダルで療養している設定になっており、スターシャとの間に娘も儲けている。また地球に生きて戻っている。
  • また、旧作では戦線に残った原因が、「ここで死んだら死んでいった者に顔向けできない」「男なら最後まで戦って戦って、多くの敵を倒して死ぬべき」という考えからになっていたが、本作ではその理由が戦後の現代にそぐわないからか、「最後の希望である沖田を無事に逃がすため」に変更されている。
    • なお、漫画版では両方の台詞が入っている。