出雲銀河(Ginga Izumo)
星見小学校に通う小学5年生で少林寺拳法の達人。電童のパイロットに選ばれる。
考えるよりも先に体が動く行動派で、問題にブチ当たると投げ出す癖がある。アイドルグループ『C-DRiVE』のメンバー、ユキの熱狂的ファンであり、彼女の出演番組を録画、更にはTV画面をビデオ撮影、録音までやるという徹底ぶりである。また、ロボットアニメにも詳しく、同じ趣向を持つ北斗と共に、それに関連した武装を発案したりした。
スパロボシリーズにおいて
他作品の年上のキャラクターに対して敬意を欠く発言をする事が目立つ反面、ドモンや一矢のように、憧れを抱く人間に対してはその憧れを隠さないなど、年相応の生意気さや素直さが描写されている。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦R
- スーパーロボット大戦MX
- 格闘家として、ドモンや一矢に強い憧れを持っており、憧れの彼らから直接トレーニングを受けられる事に対して感動していた。EDでは登校中に救助活動の要請が入り、北斗と共に電童を起動させて現場へ向かう。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
- 草薙北斗
- 同じく電童に選ばれた小学生。銀河の同級生でお隣さん。性格は正反対だが、お互いの短所を上手く補い合う名コンビである。
- エリス・ウィラメット
- 海外からの留学生。精神年齢が高い女の子で、精神年齢が低い典型的な『小学生男子』な銀河とは、しばしば喧嘩していた。しかし、本質的には仲が良い。
- 出雲みどり
- 母親。少林拳の達人で、銀河の頭の上がらない相手。銀河の身を案じつつも、応援している。
- 出雲乙女
- 妹。レオサークルと仲良くなる。
- 出雲源一
- 父親。世界を飛び回る報道記者で、行った先の国の文化に影響されやすい。スパロボRではジオン共和国にも行ったらしい。偶然、銀河が電童のパイロットであることを知るがそれを黙認する。
- 出雲源太郎
- 祖父。
- レオサークル
- 銀河が最初に契約したデータウェポン。その為、特別な愛着を見せている。C-DRiVEのユキとのメルペを買って出たりとご主人思いなところもあるようだ。その行動が原因でトラブルも起きてしまったが。
他作品との人間関係
スーパー系
- 竜崎一矢
- 憧れの存在。MXでは彼のダイモス相手に特訓を行った事もある。
- 剣鉄也
- MXにて彼をオッサン呼ばわりし、大きなショックを与えた。一応、即座に謝罪してはいるが…。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- MXの終盤にシンクロ率の低下にイラつく彼女を気遣ったところ、理不尽にも八つ当たりされてしまう。
- 神勝平
- Rでの同年代の友人。直情型で生意気な性格も似ている。
ガンダムシリーズ
- カミーユ・ビダン
- MXでは機械帝国ガルファの傀儡と化した北斗との一騎打ちに挑む中、彼から精神支配を打ち破るほどの強い想いをぶつけるよう助言される。ちなみにC-DRiVEのファン仲間(?)でもある。
- エルピー・プル
- MXではカミーユ同様、自身の経験も踏まえて北斗の救出が可能である事を示唆する彼女から励まされた。
- ドモン・カッシュ
- 憧れの存在。MXではサインを求められ困惑するも、初対面時から銀河に「漢」としての資質が有る事を見抜いていた。
- キラル・メキレル
- MXでは彼と出会った際に彼の過去の行いを知っていた為咎めるが、改心した現在の彼の姿を知って、見直す事に。
- チボデー・クロケット
- Rでは落ち込んでいるところを彼に諭される一幕もあった。
リアル系
名台詞
- 「力は心なり!」
- 母親のみどりから教えられた武道の極意。
- 「諦めるな!駄目だと思ったらもうホントに駄目になっちまう!」
- 銀河がたびたび口にする信条。上記のみどりの教えとリンクしている。
迷台詞
- 「わあああ、殺されるぅぅ!!」
- 第7話のオチ台詞。妹乙女が銀河の0点テストを母みどりに知らせてしまい、母にお仕置きされる銀河であった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「あの兄ちゃんは、格闘家が何よりも信じる自分の拳に懸けたんだ。だから、俺は信じられるぜ」
- MX序盤、サイ・サイシー&ジョルジュを偽者と看破したドモンからの攻撃要請に一同が戸惑う中、彼の意を汲み取って発した台詞。
- 「ガ、ガンダムファイターかぁ…俺もいつかはモビルファイターに乗ってみてえなあ」
- MX序盤のドモンとの組み手で筋の良さを褒められ、「いいガンダムファイターになれる」との言葉を贈られた際に、舞い上がって発した台詞。直後、北斗から「電童も格闘タイプのロボットでしょ」と突っ込まれるが、憧れのドモンから認められた事が何より嬉しかったのだろう。
- 「く、くっそぉぉぉ…!!俺達が…俺達がちゃんとやってれば、こんな事には!!」
- MX終盤、レイの自爆とアスカの精神崩壊という最悪の結果に終わった対オブリガード戦で、己の無力さを呪って絶叫する。
- 「お前の言ってる事は俺には訳わかんねえよ!」
- MX終盤、カヲルの抽象的な言い回しに、ストレートに苛立ちをぶつける。相手がそういったキャラ属性ゆえに、無理も無いが。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「うるせぇな。ネオゲッターなんか、電童がデータウェポンをそろえるまでのつなぎにしか過ぎねえんだから」
- Rでの問題発言で號をマジ切れさせた失言。当然、その後の戦闘で凰牙にボコボコにされてしまう。
- 「だいたい、木連だって元は地球人だろうが」
- Rにて、地球人に対する偏見むき出しの白鳥ユキナに述べた一言。木連人が「地球圏から放逐された勢力の末裔」であることを踏まえると、都合のいいときだけ同胞扱いする無神経な物言いと受け取れる。実際、ユキナからは「うっさいわね!」と返される。
…もっとも、「地球人」という物言いからは、「ガルファに劣らぬ所業を行った木連人をも人間と見なしている」と好意的に受け取ることも出来る。 - 「フランスだから良かったよ。ジオン公国を取材した時なんか、帰った途端『ジーク・ジオン!』なんて叫んでさ」
- Rにて。久々に帰ってきた父親にこんな事を言われた家族の空気が偲ばれる。その叫びは彼に似ていたことだろう。
- 「あのオッサン、誰?」
- MXにおいて初対面の鉄也に対して言ってしまった失言。18歳にしてオッサン呼ばわりされた鉄也は当然、大きなショックを受けた。
- 「何言ってんだよ、マリアさん…、データウェポンにゾウやヒョウやワシはいないぜ」
- MXにて、マリアに「データウェポンが4体ぐらいまとめて合体すれば超獣の神様になるのではないか」と言われた際の返し。MX未参戦のどこかの超獣機神を踏まえたネタであろう。なおその場合、正しくはゾウではなくマンモスである。