戦国魔神ゴーショーグン
- 1981年7月3日 ~ 1981年12月28日(テレビ東京系) 全26話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦EX(1994年)
概要
葦プロ製作のロボットアニメ。作品の顔であるロボットよりもキャラクター達に人気が集中。後に制作された劇場版ではゴーショーグンが殆ど登場しないという事態に。脚本担当の首藤剛志氏が手掛けた後日談の小説シリーズも刊行されていたが、氏の急逝により未完に終わっている。
タイトルに「戦国」と銘打ってはあるが、それが反映されているのはゴーショーグンの意匠と一部キャラクターの名前と立場くらいである。
ストーリー
西暦2001年、進化する謎の超エネルギー「ビムラー」を研究していた真田博士は、ビムラーを狙った秘密結社「ドクーガ」の協力を拒否し、自爆した。だが博士はビムラーで動く巨大移動基地「グッドサンダー」と巨大ロボット「ゴーショーグン」を完成させていた。博士の友人であるサバラスは、北条真吾、キリー・ギャグレー、レミー島田の3人をスカウトし、グッドサンダーチームを結成。3人はゴーショーグンに乗り、ビムラーと博士の一人息子・ケン太を守る為、ドクーガと戦いを繰り広げる。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
- メカ&キャラクターリスト/EX
- メカ&キャラクターリスト/第4次
- メカ&キャラクターリスト/F
- メカ&キャラクターリスト/F完結編
- メカ&キャラクターリスト/64
- メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー
- メカ&キャラクターリスト/第2次α
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/NEO
- メカ&キャラクターリスト/OE
- メカ&キャラクターリスト/X-Ω
グッドサンダーチーム
名前は母艦グッドサンダー由来だが、そのグッドサンダー自体が戦国武将の真田信繁(幸村)所縁の「九度山」から採られている。
- 真田ケン太
- 主人公の少年。真田博士の息子。
- 北条真吾
- ゴーショーグンのメインパイロット。
- キリー・ギャグレー
- ジャックナイトのメインパイロット。名前の由来は「霧隠(才蔵)」より。
- レミー島田
- トライスリーのメインパイロット。
- サバラス
- グッドサンダーの艦長。
- OVA
- ケン太の保護者役のロボット。
- 真田博士
- ビムラーの発見者。
ドクーガ
名前の由来は「徳川」。毒牙と懸けた名称でもある。
- ネオネロス
- レオナルド・メディチ・ブンドル
- 情報局長。
- スーグニ・カットナル
- ヤッター・ラ・ケルナグール
- ゼニガスキー・ジッター
- ドクーガ所属のマッドサイエンティスト。
- スナイパー
- アンドロイド兵士。
その他
- イザベル・クロンカイト
- 女性ジャーナリスト。実在のジャーナリストから名を採られている。
- サントス
- 作中に登場した小国フェルコーナの大統領。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- メカ&キャラクターリスト/EX
- メカ&キャラクターリスト/第4次
- メカ&キャラクターリスト/F
- メカ&キャラクターリスト/F完結編
- メカ&キャラクターリスト/64
- メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー
- メカ&キャラクターリスト/第2次α
- メカ&キャラクターリスト/第3次α
- メカ&キャラクターリスト/NEO
- メカ&キャラクターリスト/OE
- メカ&キャラクターリスト/X-Ω
グッドサンダーチーム
ドクーガ
戦艦
ドクーガメカ
用語
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「ゴーショーグン発進せよ」
- 作詞:荒木とよひさ、作曲:あかのたちお、歌:藤井健
- 『EX』『第4次』『F』『F完結編』『64』『第2次α』『第3次α』『NEO』『OE』でゴーショーグンの戦闘BGMとして採用。
- エンディングテーマ
-
- 「21Century~銀河を越えて~」
- 作詞:荒木とよひさ、作曲:あかのたちお、歌:藤井健
- 劇中BGM
-
- 「ワルキューレの騎行」
- 『F』『F完結編』でブンドルの戦闘BGMに採用。原作では本来、戦争映画に用いられたという理由でブンドルの嫌いな曲という設定。
- 「美しき青きドナウ」
- 『第2次α』『第3次α』でブンドルの戦闘BGMに採用。
登場作と扱われ方
シリアスとギャグ風潮が上手く入り交ざったロボットアニメであり、どの作品でも存在感を放つ。戦争向けの題材でないため、どんな世界観でも和合性がある。
一方で、スパロボ参戦回数を稼いだのが古い年代中心という事もあり原作再現度は概ね芳しくなく、主人公である真田ケン太やドクーガ三将軍が現れればマシという水準。黒幕のネオネロスに至っては、ただ一度第2次αでNPC扱いでの登場のみ。良くも悪くも「いるだけ参戦」枠に重宝されている題材と言える。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- マサキ、リューネ、シュウの三つの章全てに登場する。ドクーガ三将軍の乗艦がブンドル艦以外に登場しないため、他の二人は別勢力の機体に搭乗する。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 中盤に仲間に加わる。前作EXとは違い今作からドクーガ三将軍の乗艦が勢ぞろいした。
- なお、『第4次』及び『S』のエンディングにおける、味方パイロットの近況を一言ずつ触れるという手法は当作品の最終話のオマージュ。
- スーパーロボット大戦F(完結編)
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 主人公である真田ケン太が初登場。シリーズで初めて本格的な原作再現が行われる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 原作終了後だが、サントスが敵対者として登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦64(リンクバトラー)
- スーパーロボット大戦NEO
- 原作終了後設定で参戦。シナリオでは影が薄いが、戦闘ではゴーフラッシャースペシャルの凶悪な威力により、強烈な印象を残す。
- 原作終了後のためケン太は登場しないが、機械神との戦闘前会話でレミーが「遠くで頑張ってるケン太に手出しされたらそれこそ一大事だしね」と名前を出す。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年3月に『戦国魔神ゴーショーグン』と『機動戦士ガンダムUC』がメインのイベント「人が望む未来」が開催。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第1話 | ゴーショーグン発進せよ | 第2次α | ||
第2話 | 激闘 トライスリー | テスターロボ | トライスリー 初登場 |
|
第3話 | リトルファイターGO | |||
第4話 | 危険ないたずら | デビザー | 放送時間帯変更 | |
第5話 | 地獄のファンタジーランド | サーチロボ、迎撃ロボ キャスラー |
||
第6話 | 光る眼の悪魔 | 機動兇艦ドガーブ | 放送時間帯変更 | |
第7話 | 隠し砦の仲間達 | ファイヤーマスカット | ||
第8話 | ゴーショーグン帰還せず | 陽動空挺スクラッチャー | ||
第9話 | ダイヤモンドは燃えつきて | |||
第10話 | 恐るべしビムラーの謎 | 美獣挺シャンデラー | ||
第11話 | 花束を君に | ゲリラメカ、スコーピオ | ||
第12話 | 別れのモンマルトル | |||
第13話 | 暗黒街の激闘 | 機鋼獣ドギューム | ||
第14話 | ひとりぼっちのOVA | スペクトム | 放送時間帯変更 | |
第15話 | 熱砂の女王 | 格闘戦士ザイクロン | ||
第16話 | さらば青春の日々 | |||
第17話 | グッドサンダー危機一発 | グレート・サントス | 劇場版の 素材エピソード |
|
第18話 | ケン太ゴーショーグンに乗る | |||
第19話 | 叩け!ロンドン秘密基地 | ダツマ | ||
第20話 | 宇宙中継これがドクーガだ | 劇場版の 素材エピソード |
第2次α | |
第21話 | 皇帝の陰謀 | スカイウォーク、バイオン | ||
第22話 | 浮上、地底からの謎 | 機鋼戦士ドスハード | ||
第23話 | 暴走グッドサンダー | 戦国恐神ゴーナグール | ||
第24話 | 海の敵を叩け | |||
第25話 | 決戦秒読み開始 | ターンフラッシャー | ||
第26話 | 果てしなき旅立ち | 35身合体ゴッドネロス | 第2次α |
主要スタッフ
- 制作
- 葦プロダクション(現:プロダクション・リード)
- 監督
- なし(チーフ制は採用されていないが、湯山邦彦が実質的にチーフの立場にあった)
- キャラクターデザイン
- スタジオZ5
- メカニックデザイン
- 亀垣一
- 音楽
- あかのたちお
商品情報
DVD
サウンドトラック
小説版
余談
- オンエア当時、キー局の東京12チャンネル(現:テレビ東京)では『都市対抗野球大会』の放送を優先していた為、本作は1クールだけで都合3度も放送時間枠変更の憂目に遭う事となり、放送枠の固定化は2クール突入まで待たねばならなかった。
- 葦プロ制作の魔法少女アニメ『魔法のプリンセス ミンキーモモ』は本作のスタッフが多く関わっており、第31話「よみがえった伝説」では巨大ロボット・ミンキナーサの合体シーンにて『ゴーショーグン』のBGMが流れるなど、『ゴーショーグン』のパロディが展開された。モモの声優はレミー島田と同じ小山茉美氏であり、第31話の予告では「シーユーアゲイン…じゃなかった」というレミーの決め台詞のパロディ発言もしている。
- 上記に関連した作品として、『スーパーロボットマガジン』第9号には『ミンキーモモ対ゴーショーグン』という読み切り作品が掲載された。