孫尚香 | |
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外国語表記 | Sonshoukou |
登場作品 | SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors |
声優 | 神田朱未 |
演者 | GP04 |
異名 | 江東の弓腰姫 |
種族 | 三璃紗人 |
性別 | 女 |
所属 | 孫堅軍 → 孫策軍 → 孫権軍 → 轟 |
概要
孫一族の長女にして末子。
勝気で無鉄砲と如何にも「お転婆」を絵にかいたような性格だが、持ち前の強い正義感と武術で戦場に立つ姫君。孫一族のムードメーカーであり、民の前では姫らしい面も見せる。
料理の腕は致命的といってもいいほどの下手で、彼女が作った料理を食った者が悉く倒れてしまう。
旧シリーズの『BB戦士三国伝』では孫尚香は劉備との恋愛描写が描かれ、最終的には彼の妻になるが、アニメ作品の『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』では劉備との恋愛描写は「最初から描かない方針」で製作された為に一切描かれなかった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初参戦作品で担当声優の神田朱未氏も今作がスパロボシリーズ初出演となる。主人公側の三国伝キャラでは唯一の女性ということもあってか、各作品の女性キャラと会話することも多い。中断メッセージでは兄の孫権の為に饅頭を作ったが、何を間違えてか水銀を入れてしまった。
- 機体としては射程の長い武器を持つ修理ユニット。運動性と特殊回避のボーナスで回避力も高く、射程が長い為、優秀な支援役。さすがに戦闘力は見劣りするが、資金ボーナスに加えて幸運を覚えるので、資金稼ぎを考慮するなら有用なユニットとなる。また、三国伝ユニットでは唯一の射撃武器持ちなことから、射撃武器を高めるボーナスを持つユニットと組ませやすい利点もある。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 麗虎刀
- 孫尚香愛用の薙刀。攻撃時は初登場で見せたいかにも漫画的なダッシュで突撃する。
- 虎鋭弓
- バックパック代わりの弓。ちゃんと腰に装着されている。実はBBW本編では使用していない。
- 実は三国伝武将で唯一の射撃武器(つまり周瑜と陸遜の戦術指揮一つ目の影響を受ける唯一の武器)。
必殺技
- 華天楼
- 麗虎刀を敵めがけて投げつける。
- …という孫尚香自身の編み出した技なのだが、とにかく当たらないのが最大の特徴。敵に命中しないならまだしも明後日の方向に飛んでいく・風圧で味方が吹っ飛ぶ・挙句の果てに味方に当たるなどなど…因みに漫画版だと陸遜への命中率は100%(無論戻ってきた麗虎刀に、だが)である。
- UXではしっかり敵に当たる……のだが、今度はキャッチできないと言うオチが付く事に……(さらに言うと、UX第16話では女湯を覗こうとした輩に向けて使用された)。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- SS
機体ボーナス
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 孫権ガンダム
- 次兄。気弱な所もある兄を叱ることも多いが、兄に助けられたことも多かった。
- 孫策サイサリス
- 長兄。共に父の仇討ちに意気込んだ。
- 孫堅ゼフィランサス
- 父。「2人の兄の言うことをよく聞くのだぞ」という遺言を伝えられる。
- 陸遜ゼータプラス
- お目付け役。彼を振り回しており、呂蒙と甘寧を退治しに行った際には共に捕まってしまった。
- 黄蓋グフ
- 陸遜と共に振り回される事も。
- 呂蒙ディジェ、甘寧ケンプファー
- 江東強襲水軍。彼らが水賊だった頃は退治しに行くも、陸遜と共に逆に捕らえられた。曹操軍との戦いでは4人で偵察に赴いた際に無数の矢を受けてしまうも、それを持ち帰って十万本の矢とした。
- 劉備ガンダム
- 原作の旧シリーズ『BB戦士三国伝』では劉備に片思いし、コミックワールド版では最終的に彼と結ばれる。
- UXでは山下の勧めで漫画版三国志を読んだため、彼が将来の夫だと知ってドギマギしてしまうことに。以降は特にストーリーでは触れられないが、お互いに専用の特殊援護台詞が存在する。
他作品との人間関係
- 早瀬浩一、矢島英明
- UXでは第1部序盤にてヒトガタに襲われていた彼らを救出している。その後は浩一に対して、その成長を姉のように見守っていく。
- シンジロウ・サコミズ、ショット・ウェポン
- UXで陸遜共々ホウジョウ軍に囚われた際に彼らを驚愕させた。また、サコミズの娘に対しての態度には憤りを覚え、非難している。
- 要咲良、ジョセフ・カーター・ジョーンズ
- UXでは父親を誇りに思う者同士、共感しあい、友人同士となる。咲良が同化現象に倒れた際は、孫尚香も慟哭した。
- 羽佐間容子
- UXでは第2部中盤に宗美やエンネアと共に、夏祭りの準備をする彼女を手伝う。
- 城崎天児
- UXでは娘の声を聞き入れず、娘の仲間に対しても攻撃を加える彼に対し父親を誇りに思う者として激怒する。
名台詞
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「宣伝って…。これを見ている人は、もうソフトを買ってる人でしょ?」
「宣伝効果なんて無いに決まってるじゃない」 - 『UX』中断メッセージにて貂蝉に対するツッコミ。
- 元ネタは漫画版の巻末ネタなのだが、このネタを持ってくるあたり、動画サイトの類へのアップロードを見越した一種のブラックジョークなのだろうか。
- 「あれ…? 水銀って、調味料じゃないの?」
- 同じくUXの中断メッセージにて孫権にお手製の饅頭を差し入れる。……が、何をどう間違えたのか色々とシャレにならない物質を混入してしまう。
- 水銀は(多量に)摂取すると人体に害を及ぼして死に至らしめる有害物質である。当然、調味料として使用できるわけが無い。言うまでもないが、上記の彼女の真似を絶対にしてはいけない。
- 余談だが、携帯機シリーズの次作『BX』では、キャンペーンマップ「チョコレートカーニバル&フェスティバル」で女性陣によるチョコ作りがあるが、『BX』にも『三国伝』が参戦していたら、尚香が水銀チョコを作る可能性は想像に難くない…
- 「てことは…あたしたち、未来の世界に飛ばされたってコト!?」
- 『UX』第7話直前分岐シナリオデモより。自分達と同じ名前の人物の戦いが古代の歴史書『三国志』に記されている事を聞いて。
- 直後ジョウから「どう考えてもおかしいだろ!」と突っ込まれるが、実は孫尚香のこの台詞は「当たらずとも遠からず」だったことが最終話で明らかになるのであった……
- 「フン! なによ、バカにして!」
「あたしたちからすれば、この世界のやわらか人間の方がよっぽど非現実的よ!」 - 上記の台詞の後ジョウとダミアンから茶化されて憤慨した際の反論。
- 確かに孫尚香の価値観からすればそうかもしれないが、「やわらか人間」であるプレイヤーにとっては突っ込みどころ満載である。この発言からUXにおける三国伝のキャラを「かため人間」と呼ぶプレイヤーもいる。
- なお、『三国伝』は公式で武者頑駄無・騎士ガンダム・コマンド戦記と同じ世界とされているため、「やわらか人間」は彼女のいた世界にも存在すると思われるが、武者頑駄無や三国伝の舞台である地域には「やわらか人間」は出てきていない。
- 「じゃあ、脱いじゃえば? ほら、あたしたちみたいに軽装モードになってさぁ!」
- 『UX』第2部第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」の海水浴にて。武者ガンダムは時代・国を問わず、素の状態である「軽装モード」の上に武装するのが通例。
- なのだが、実はかく言う孫尚香本人には軽装モードが存在しない。そもそも劉備たちのような鎧を着けていないので、軽装モードの概念自体がないのである。
- 「ふたりの言うとおりよ! 父親ってのは、強くて、優しくて…!」
「どんな時でも、家族を守るために戦うものでしょ!」 - 『UX』第34話「始まりへの加速」より。咲良とジョーイに追従する形で発したラインバレル・アマガツへの非難。咲良とジョーイ同様、父親を誇りに思う孫尚香にとって天児の行為は到底許せるものではなかった。
- 「そんな言い方、よくないよ…」
「咲良、あんなに一生懸命戦ってたじゃない…」
「大切な人を想って、一生懸命がんばってたんだよ」
「だからさ…」
「ほめて、あげようよ…」 - 同上。シナリオエンドデモより。咲良が同化現象で倒れたことで荒れる剣司をなだめて。直後、自身も号泣し、泣き崩れる…。
- 「わかった! つまり、あたしたちはみんな、もう死んじゃってるってコトなのね!」
- 『UX』第42話竜宮島ルート「龍の輝き」シナリオエンドデモにて。呂布がUX世界を「蓬莱の地」と呼んだ事を考察している中飛び出した迷言。しかも、満面の笑みで言ってる。あんまりにもあんまりな発言に陸遜から「空気読め(意訳)」と突っ込まれる。
- しかし、これもまた見方を変えれば完全に間違ってはいないのがなんとも。
メモ
- 孫尚香は三国時代の人物で、孫策と孫権の異母妹。
- 赤壁の戦いの後、劉備を討とうとする周瑜と孫権の策により、孫尚香と劉備の偽りの縁談が進められるが、孫尚香の母である呉国太が劉備を気に入ったことで、本当に劉備と結婚することになった。蜀の建国後は彼女も蜀に渡るが、後に劉備の許を離れ、呉に帰国している。
- 『三国志演義』では劉備との夫婦仲は良かったが、孫権の策略により「呉国太が重病である」と嘘を知らされ、劉備の子の阿斗(後の劉禅)を連れて帰国しようとするも、張飛と趙雲に阻止されて阿斗を残し帰国し、そこで自身が騙されたことを知る。その後夷陵の戦いにて劉備が戦死したとの誤報を聞き、悲しみのあまり長江に身を投げ入水自殺するという悲劇的な最期を遂げる。
- 対して『正史』では劉備と政略結婚こそしているが、不仲であったと記され、諸葛亮からも「内なる敵」と警戒されていた。『三国志演義』での最期も創作である。
- 非常に男勝りな性格で、無類の武術好きの女傑であったとして有名で、「弓腰姫」の異名でも知られる。
- 「孫尚香」の名は京劇などの名称であり、『三国志』では孫夫人と呼ばれている。