ククル

2013年1月26日 (土) 23:15時点における114.168.161.10 (トーク)による版

ククル(Kukuru)

大和王朝時代の人間で昔の日本で栄えた王国の王女。

だが、邪魔大王国の侵略に遭い、人質として女王ヒミカの元に差し出された。その後、本来持っていたシャーマンの能力を強化されて邪魔大王国の女戦士となる。以降、専用の機動兵器・マガルガを駆って戦う事に。

アースクレイドルを破壊の為、ミケーネ帝国と共に軍団を率いた。そして現れたのがゼンガー・ゾンボルト。一旦はゼンガーの気迫に押されて撤退するが、その代わりソフィア・ネートを誘拐して監禁した。その後もゼンガーと幾度無く邂逅し、死合を演じる。しかし、出生の秘密と自身の国を滅ぼしたのは邪魔大王国である事が分かり、それを知りつつ戦いに身を投じるククルの心の揺らぎにソフィアは気づいていた。そして、ゼンガーと最後の対決へと向かう事をソフィアに伝えた。ゼンガーとの戦いは結局ククルの敗北に終わり、彼女もまた囚われた過去を払拭した。その時、イルイのゼンガーを想う気持ちを察したクストースケレンにより命を落とす。

バンプレストオリジナルキャラでありながら、版権作品の組織に属しているという稀有な境遇のキャラクター。その為、OGシリーズに登場する場合、大幅な設定の変更は不可避である。

実際に登場した第2次OGでは邪魔大王国の役割をバラルが受け持ち、境遇その他の設定はほぼ保ったまま出演を果たした。こちらでの彼女は、既に死亡していたはずの巫女をガンエデンの力で長らえさせている状態で、一族を人質に取られ、バラルへの臣従を余儀なくされている。しかし、終盤で一族が既に滅んでおり、実際には単なるブラフだった事を知らされた直後に殺されかけるが、ゼンガーに救われる。そのまま離反して鋼龍戦隊に協力、バラル、そして今回の戦いの黒幕であるユーゼスを打ち倒すことに成功する。しかし、ユーゼスとの死闘で彼ごとナシム・ガンエデンが滅んだことで命の支えがなくなり、マガルガ諸共消滅の時を迎えるが彼女はそれを運命として受け入れ、ゼンガーに礼を言いつつ消えていった。

登場作品と役柄

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
ゼンガー編のみで登場。生存フラグなどは一切無く、立場上はゼンガーのライバル関係なのだが、余りにもゼンガーのキャラクター性に埋没した感が強い。その後第3次スーパーロボット大戦αOGシリーズでその反省をしたのか、彼のライバルは男の武人や悪役となった。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
ボイス・スパログでマガルガともども登場することが発表された。今回は親が人質にされたためバラルに協力しているという設定。終盤で味方になってくれる。どちらのルートを通っても一番最後の加入となる。死んでしまう結末に変わりはないとは言え扱いは第2次αよりも良くなった。クロスゾーンでの「黄泉の舞にて地獄より戻ったか」というゼンガーの発言が彼女とマガルガの登場フラグ…と思われていたが実際は単なる偶然とのこと。本作でカットインが追加。また、なぜか念動力ではなく、専用能力として超能力を保持している。

人間関係

ゼンガー・ゾンボルト
アースクレイドルを破壊して、ゼンガーの希望を失わせた張本人。基本的にライバル相手に追われるゼンガーだが、逆に私念で追い続けた相手である。ゆえに相当な苦痛な想いだったとも思われる。
ソフィア・ネート
ゼンガーに斬艦刀を渡したとして連れ去った。そこで自分が戦い続ける理由を問いただすと、ククルは彼女と不思議な関係へと繋がる。OGでは関係無し。
イルイ
ゼンガーを追い掛けるククルに対しては快く思っておらず、間接的にではあるが使役のケレンによって殺してしまう。イルイはその事を悔いを抱いており、同じ立場のフローラにその話をした。
リシュウ・トウゴウ
OGで最初に会敵したのは彼。
夏喃潤
孫光龍
OGにおける主。

版権作品の人間関係

ヒミカ
ククルの主。基本的に3人の使役と同等の立場であるようだ。

パイロットBGM

「The Guardian of the Earth」
第2次OGで設定されている。本来は第2次αのMAP曲。

名台詞

「戯れ言を…! この時代に生きる人間共こそ悪ではないか!」
「まつろわぬ民を地上より追放し! 己が欲望のままに自然を破壊し! そんな貴様らこそ悪ではないか!!」
第2次αの第31話「武神装攻、降臨」にて、ダイゼンガーに乗り換えたゼンガーに敗北した後の台詞。混乱と破壊をもたらす悪と戦い続ける事を宣言したゼンガーに対して、ククルが返した反論。現在のスパロボ以外の作品にも通用すると言える。α外伝のメイガスの主張にも酷似している。

余談

何でも寺田Pは最近まで彼女の事をすっかり忘れ去っていたらしい。また、スタッフも彼女の事について質問されると「ああ、そんなキャラもいましたね」で済ませてしまうほど扱いは悪い。

ただビジュアル的なものは良く、隠れファンも少なくない。第2次αにおいて、最期は囚われていた過去から開放され、ゼンガーと心を通わせる描写がある為、仲間になる事を望むファンもいたのではないだろうか。さらに没データには味方使用を想定した戦闘ボイス(ヒミカへの攻撃ボイスや、援護防御(味方へ詫びを入れている))がある。上記のとおり、第2次OGで実際に登場し、さらに終盤仲間になったが、この際没データの流用があったかは現時点では不明。