アーマラ・バートン(Armala Burton)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:池澤春菜
- 種族:ハイブリッド・ヒューマン(バルシェムシリーズ)
- 所属
- ガイアセイバーズ・オメガセイバー
- ゼ・バルマリィ帝国(真の所属)
アルテウル直轄の部下である謎の少女。ハイ・パーソナルトルーパー「ガリルナガン」を駆り、執拗にイングを狙って襲い来る。高いプライドを持ちクールな性格だが、戦闘中に感情が高ぶるとその裏に隠れた激烈な本性が顔を出す。
ガイアセイバーズの最高位部隊である「オメガ・セイバー」の隊長を務めており、ドゥバンの上官に当たる。
行動の全てはアルテウルからの命令によるものであり、戦隊の前に現れた最初の場面では、オルレアンでオーバーホールを受けていたヒュッケバインシリーズを全機破壊、Mk-IのブラックホールエンジンとMk-IIIのトロニウム・エンジンを強奪している。
その正体は、アルテウルことOG世界のユーゼス・ゴッツォが作り上げたバルシェムの1体。本人は自らをアルテウルの懐刀と自負し、地球での戦いも全てはゼ・バルマリィ帝国の繁栄の為と信じていたが、当のアルテウル(ユーゼス)にとっては、自らが「超える」ため、イングを成長させ、「因子」の一つとするべく送り込んだ捨て駒に過ぎず、最後はアダマトロンと化し、帝国への翻意を露わにしたユーゼスに切り捨てられ、ガリルナガンごと吸収されてしまった。
その存在はOG世界における「α」のイングラムの異世界同位体であり、性格面では真反対なものの、類似する部分が多くみられる。また、名前もイングラムに引っかけたもので、片方をイングが持っている辺りに立ち位置の分担が見られる(「Ing」「ram」⇒「Arm」ala)。
バルシェムにカウントされ、アストラナガン(のコピー機)に乗り、ユーゼスの配下として行動する、という点では確かに似ているが、執拗にイングを狙い、その内なる力の覚醒を促す、という点ではキャリコ・マクレディに似通っている(どちらかというとエグレッタ・ウーノと分担している)。また、最終的に敵の大ボスに吸収されているという点から見ると、「α外伝」におけるイングラムの運命をもなぞっていると見ることも出来る。
これらとイングの境遇などから、二人を巡る展開がαシリーズのそれを大まかになぞっている節も見られ、早くも続編におけるクォヴレーの参戦を予測するユーザーも多い。
登場作品と役柄
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 24話「黒焔の狩人」で初登場。本作のライバルキャラ的立ち位置であるが、途中からエグレッタ・ウーノが登場するためそちらの意味ではやや分が悪い。いきなりヒュッケバインシリーズを破壊したという行動から、ユーザーからはガリルナガン共々「創通からの使者」なるあだ名がついている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
射撃・命中・技量に優れるスピード型。射撃武器の多いガリルナガンの特性を存分に発揮して来る。
精神コマンド
ツイン精神コマンド
特殊技能
パイロットBGM
- 「黒焔の狩人」
- 専用曲。音程はまるで違うが、旋律はまんま「TIME DIVER」。曲名自体も「TIME DIVER」の歌詞のアレンジ。
人間関係
- アルテウル・シュタインベック
- 司令官にして創造主。彼には絶対の忠誠を誓う。が……。なお、「連れてきて正解だった」という彼の台詞から見るにアーマラは帝国で製造されたのち地球にやってきたと見られる。
- イーグレット・イング
- 執拗に彼を狙う。並行世界論では彼と共にイングラムの代役であり、物語再現を分担している。
- ドゥバン・オーグ
- 立場上は彼の上官に当たる。
- イングラム・プリスケン(α)
キャリコ・マクレディ - 色々と彼らとの共通点を持たされている。
- ヴィレッタ・バディム
- 彼女より後発のバルシェム・シリーズであり、からかい半分で「お姉様」と呼んだ。スペクトラ・マクレディが“ダレット”、すなわち4番目のバルシェムであるため、アーマラは“へー”(ヘブライ語で「5」)より以降のナンバーだと考えられる。
名台詞
- 「スラッシャー、ロック・オフ! 回れ! 切り裂け!」
- トライ・スラッシャー使用時。ロック・オフの言い回しはクォヴレー・ゴードンと同じ。26話の初戦闘の時点でこの戦闘台詞なので、αシリーズ経験者には正体がバレバレ。
- 「くらったか。だが、トロニウム・レヴに異常はない」
- 被弾台詞。こっちはさらに露骨。正体を隠す気がないのは創造主に似たのか?
- 「デッド・エンド・スラァァッシュ!!」
- アキシオン・アッシャーの締め台詞。これで彼女もデッドエンド一族の仲間入りを果たした。
- 「そ、そう言って、私を捨てるのですか!?」
- ハードルート最終話にて。信じてきた主人に裏切られ、動揺しながら最期を迎える。
関連機体
- ガリルナガン
- 搭乗機である劣化アストラナガン。