アウルゲルミル(AURGELMIR)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:巨大人型機動兵器
- 全高:60.3m
- 重量:730.9t
- 装甲材質:マシンセル
- 動力:不明(ティプラー・シリンダー併用)
- 開発者:アンセスター
- 所属:アンセスター
- 主なパイロット:メイガス
- メカニックデザイナー:環望
アンセスターのメイガス自ら操縦する巨大人型機動兵器。その姿は上半身は女性を模した人間型であるが、下半身は薔薇の茨がトグロをまいたような姿となっており、脚部は存在しない。 アンセスターの最強兵器であると同時にアースクレイドルの中枢機関を兼ねた機体でもあり、更にはメイガスが回収したブラックボックスをマシンセルで修復し、搭載している。
アウルゲルミルの整備・調整は全て側近の少年ウルズに一任している。メイガスが回収したブラックボックスも彼がアウルゲルミルへと移植した。ゲーム本編中では未知の動力で動くブラックボックスの解析に困難を極めたのか、プリベンターとの最終決戦時にて出撃したアウルゲルミルは、移植したブラックボックスも含めて、まだ調整が完全ではなかった事がウルズの発言で分かっている。唯一時空間跳躍機能の解析は成功している。もし、完全な調整で出撃していたら、プリベンターはどうなったのだろうか。
メイガスはこのブラックボックスの力を用いてタイムスリップを実現し、新西暦188年に実行されるはずであるイージス計画を阻止、アースクレイドルに冬眠中の人類以外の全てを抹殺することを目的としていたが、プリベンターによってその野望は阻止された。しかし、マシンセルの脅威的な修復能力により完全に破壊する事は出来ず再度プリベンターの前に立ちはだかる。その時、メイガスの内に残されていたソフィアの意識が覚醒。メイガスに自分達の過ちを悟らせた。そして、アウルゲルミルのコントロールを掌握したソフィアは残された力で、未来世界の住人達を元の世界へと帰還させる。跳躍後、エネルギーを使い切ったアウルゲルミルは時空間の彼方に取り残され機能を停止する事となった。
残されたブラックボックスは時空間を彷徨い、そしてある機体に憑依する…。
名前の由来は北欧神話に登場する「土の叫びの巨人」から。デザインしたのはスパロボアンソロジーコミック作家の環望氏。
なお、他のゲルミルの名が付く機体のように元となる機体から変異したものかは不明。先述の大型コンピューターのメイガス本体の可能性も高い。
マシンセルの大元になっていた本機が停止した事により、マシンセルで構成された機体は性能が低下している。未来世界へと帰還したゼンガーのスレードゲルミルもジロン達の助けによりアースクレイドルへと辿り着いた。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦α外伝
- 難易度易・普モードのラスボス。射程優先のイミルアームと火力重視のドグマブラスターで死角なく全領域をカバーしている。取り巻きにベルゲルミルを従えている他、ド根性、熱血、ひらめき等の精神コマンドセットを4回使ってくるためなかなか致命傷を入れにくく、非常にタフ。長期戦を想定したENや精神コマンドの配分を考えておきたい。
装備・機能
武装・必殺武器
- イズンアイ
- 目からレーザーを発射する。射程1-9に加え、P属性のため、実質的な最大射程は16とイミルアームを凌駕する。
ちなみに続編の第2次αに登場するEI-02の冷凍砲の着弾エフェクトがこれにそっくり。 - イミルアーム
- 下半身の薔薇の枝で攻撃する。枝と言うよりは触手の要素が強い。最大射程が13とかなり長いので、ほぼ確実に反撃されてしまう鬼武装。しかもENも弾薬も一切消費しない。
アウルゲルミルの武装の中で唯一メイガスのカットインが挿入される。α外伝でも貴重なアニメーション付き。 - ドグマブラスター
- 腹部からブラックボックスを露出させ、その左手にアキシオンを集束させ、交差させたアウルゲルミルの両腕を中心として、巨大なエネルギーの球体を発射する。なお、その光景はブラックボックスが腹部を破って出現する為、グロテスクな演出となっている。
この時ブラックボックスは這い出した後、外に飛び出そうとしてイミルアームに捕獲されている。もしかするとこのブラックボックスは、必死でアンセスターから逃れようとしていたのかも知れない……。
実はネオ・グランゾンの縮退砲と攻撃力が同じ。そのため、かなりの威力を誇る。しかし、消費EN60と結構燃費が悪いため、EN切れによる封印は数ターンのみ可能だが、イミルアームに注意。
特殊能力
移動タイプ
機体BGM
- 「眠れ、地の底に」
- クリア後にサウンドテストに登録される。OGシリーズでは当然この機体は未登場だが、α外伝におけるアースクレイドルの決戦を再現したステージのタイトルが「眠れ、地の底に」になっている。
尤も、アンセスターが存在せず、マシンナリーチルドレンの面々も設定変更を受けているため外伝の時とは雰囲気が違う。あくまで、タイトルだけである。