概要
正式名称「古代合体エルドラV」。その名の通り戦闘機「グランヘッダー」(合体時は頭部を構成)、重爆撃機「パワーハンダー」(腕部を構成)、鳥形メカ「ボディガンダー」(胴部を構成)、重戦車「ナイスフッター」(脚部を構成)、鳥形サポートメカ「ピンクアミーゴ」(バックパック)の5体のマシンが合体して誕生するレプリカ最強のヨロイ(カギ爪の男の集団による技術革新前)。合体時の掛け声は「レッツゴー!エルドラード!(Let's go! El dorado!)」。
主に格闘戦に主眼を置いた設計であり、その巨体から繰り出される力はレプリカ最強の名に恥じないが、燃費は悪いようである。オリジナル7を除いた他のヨロイと同様に二足歩行は出来ないため、足の裏のローラーで移動する。飛行機や戦車が高速飛行しながら空中合体できる癖に歩行だけは無理というのも奇妙な話ではあるが。
その昔エルドラチームが本機を駆り「ザウルス帝国」と呼ばれる敵と戦って勝利を収め、この世界に平和を取り戻した。なお現在のエンドレス・イリュージョンにヨロイが少ないのは、当時エルドラVによって無法者の乗るヨロイが大量にぶっ壊されたためである。
その後、使命を終えたエルドラVはグローリアの町の郊外のピラミッドに未整備のまま収納されていたが、ブッチが引き起こしたヨロイ騒ぎをきっかけに再び勇者達が乗り込んだ。そしてこの後エルドラソウルに生まれ変わることになりカギ爪の男の野望を止める為に旅立つ。
エルドラとパイロット達は過去のロボットアニメ(特にコン・バトラーVと勇者シリーズ)などをモチーフとした設定が多く、オマージュの宝庫となっている。例えばエルドラのシルエットは一見してわかる通り勇者王を彷彿とさせている。
ちなみに『ガン×ソード』の前番組は『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』で、前作の『勇者王ガオガイガー』に谷口監督もスタッフ(主に演出)として関わっている。
エルドラIV
当初出撃したときのエルドラ。補給ユニットであるピンクアミーゴを欠く形態のため、出力が大幅に落ちる。必殺技もほとんど使えず敵のヨロイに大苦戦することになる。ピンクアミーゴの有無以外でのこの形態の特徴はフェイスガードが無いこと。
ちなみに、エルドラVへ合体した際にまるでフェイズシフト装甲が起動したかのように機体の色が鮮やかになる描写があるが、単に何十年も未整備だったためにこびりついていた埃が最大稼動の熱で吹き飛んだだけである。
スパロボではユニットアイコンのみでの登場(と言っても、『K』においてはエルドラIVはアイコンが顔のみなので、エルドラVと全く変わらないのだが)。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
装備・機能
武装・必殺武器
主役機のダン・オブ・サーズデイはちっとも技名が無いのに、エルドラはしつこいくらい名前がついている。ただ、その場のノリで叫んだだけと思われる技も多い。
- フリーフォールグラッチェ
- 訳すと「自由落下ありがとう」。空中での合体から落ちてきた時に踏みつける技(当たるかどうかは完全に運次第)。『K』ではエルドラフィストの演出に組み込まれた。なお英語とスペイン語が混ざっているのは、エルドラメンバーの出身であるグローリアの町の文化によるものである。
- ボンバディーロ
- ボディガンダーの口から発射されるミサイル。エルドラでは珍しい(『K』に至ってはエルドラソウルがこの武器を使えないので、エルドラ唯一の)射撃武器。また、『K』ではエルドラ唯一のENを使わない武器でもある。
- エルドラフィスト
- ナックルガードをはめて打ち出す左ストレート。本来は白熱化した左手を叩き込む技であるが、使用時にはエネルギーが十分ではなかったためこのような形になった。『K』ではフリーフォールグラッチェからの連続技となっている。
- エルドラVアルティメット
- 赤熱化した右手で敵を粉砕する技。原作では上記の技を受け止められて左手が破壊され、下記の必殺技が放てなかったためこうなったと思われるが、フルパワーなら右手一発でもブッチのヨロイを粉砕できるという破壊力を見せ付ける。『K』では左手があるため使われていない。
- エル・インフェルノ・イ・シエロ
- 本編では設定のみだったが、『K』で始めて映像化された。赤熱化した右手と白熱化した左手を合わせて敵に叩き込むエルドラV最大の必殺技。
- 両手を合わせて出す・技名がスペイン語で「地獄と天国」など、ガオガイガーのヘル・アンド・ヘブンが元ネタであることが示唆されており、『K』では、技のモーション及び戦闘アニメの演出について、チヅルのカットインが入ること以外は『W』でのヘルアンドヘヴンとほとんど同じである。実はエルドラソウルが単品では備えていない「バリア貫通」がある上に、エルドラソウルの初期必殺武器ディアマンテクラッシュよりも攻撃力が高い。
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
名場面
- 合体シーン
- 専用曲つきで往年の勇者シリーズの手法を踏襲している。ちなみにわざわざこれのために勇者シリーズを手がけたスタッフを呼んできたという逸話がある。