ディボーティー
ディボーティー(Dibatee)
謎の機械生命体バルギアスに側近として従うデストルークの女幹部。紺色の髪に、青白い肌が特徴的な容姿の女性。バルギアスの目指す「全ての世界を闘争によって支配する」という目的達成の為に、自ら駒となって行動する。元はバルギアスと同じ世界の出身であり、優秀な科学者。
自身を筆頭に、バルギアスの圧倒的な力と在り様に心惹かれた者達を集め、バルギアスを担ぎ上げる形でデストルークを組織した。バルギアス自身はデストルークそのものにはあまり興味を持っていない為、彼女が実質のトップであり采配を取っている。任務に失敗した部下に対しては、容赦なく制裁を加える冷酷な性格をしている。自らの専用機クレセディアを開発する等、優れた頭脳と技術力を持つ。
デストルークの目的達成において最大の障害であるファルセイバーを倒す為に、かつてファルセイバーがミケーネ帝国との戦いで失った四つの至宝の一つである「力の至宝」が変貌した機動槍「ブリューナク」を回収し、そこから「デストルークの守護者」としてブルーヴィクター、更にそのデータを基に新たな戦力、そして守護点の破壊を目的にした兵士ブルーディスターを造りだした。
境界によってこちら側に来る事が出来ないバルギアスを完全な形で地球圏に呼び込む為、境界を維持する四つの守護点の破壊を目指し暗躍する。四つのうち火星の極冠遺跡近辺の守護点をブルーディスターの自爆によって破壊する。他の守護点はELSの母星、惑星アーストの無重力の谷、そして地球の東京タワー付近に存在していたが、そのうち二つは星自体の滅亡と呪術師ビグザムによって破壊され、最後に東京の守護点を自らの命と引き換えに破壊し、遂にバルギアスを呼び込む事に成功する。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- バルギアスと共に第1話から登場する。
- キャンペーンマップ「悪の華」では味方として使用できる。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全能力が平均的に高く、付け入る隙はない。しかし、クレセディアがそこまで頑強ではないので戦いやすい部類ではある。
精神コマンド
特殊スキル
人間関係
- バルギアス
- デストルークの王として崇める首領。彼が自分達に何の感情も抱いていない事と知りつつも、彼の目的のために自分の命すらも投げ出した。
- ブルーヴィクター
- ファルセイバーを倒す為に「力の至宝」を変化させ、「デストルークの守護者」としての人格と記憶を付与して彼を造り出した。だが、彼を作り出した事によってファルセイバーに新たな力を与える結果となった。
- デストルーク兵士
- 部下。失敗した者には罰を与えるが、命までは奪ってはいない。
- ファルセイバー
- 宿敵。不完全ながら招きよせたバルギアスによって倒したが、ザ・パワーによって復活し「生命の至宝」を取り戻した上に、ブルーヴィクターと一つになり真の姿となった彼に返り討ちに遭う。
- ブルーディスター
- ブルーヴィクターを作り出した時のデータを基に、新たなデストルークの戦力と「次元の防人」の力を利用によって守護点を破壊するために創り出した兵士。
他作品との人間関係
名台詞
- 「それがどうかしたのですか?あなた達は必要以上の損害を出した。それがすべてでしょう?」
「ようやくこの地へ降り立てたのです。次の機会があるなど考えないように。あなた自身の次が無くなっても良いのなら、それでも構いませんが…」 - 『BX』第1話「動き出す運命」より。部下に対して容赦なく制裁を加えた時のセリフ。
- バルギアス「奴の存在を見極めろ、ディボーティー。その先に恐らく…」
「はい、お任せください。すべては、世界をあるべき姿へ戻すために…」 - 同上。「世界をあるべき姿へ戻す」とは言っているが、別に世界そのものの改変という訳ではなかったようだ。
- 「想定通りの性能とはなっていないようですね。…まあ、いいでしょう。まだ代わりはいくらでも用意できます。調整はそれらで行えばいい」
ブルーヴィクター「しょせんは俺のイミテーション。どれだけ生み出そうと無駄だ…」
ユキ(ブルーヴィクター…怒ってる…)
ヨウタ(無理もないさ…。自分が一番やりたくねえ事を、自分のクローンみたいなのがやってりゃ…) - 第35話「巨神と子供達」より。初出撃したブルーディスターが全て撃墜された時の台詞。
- (バルギアス様の為に全ての守護点を開放し、必ず境界の力を手に入れてみせる。たとえあの方が、私達を見ていなかったとしても…)
- 第37話「降臨! 大いなる神の化身!」より。
迷台詞
- 「では、このゲームをクリアしなさい」
「もちろん、周回引き継ぎ要素は全てカンスト。分かっていますね?」
「そのデータは、バルギアス様へ献上する為のもの。不備は許されませんよ」
「残された時間はあとわずかです。すぐプレイする事ですね」 - 中断メッセージでのブルーヴィクターへの命令。この余りにもあんまりな命令には、さすがのブルーヴィクターも気力が萎えかけていた。