EXA-DB

2015年9月30日 (水) 22:10時点におけるNyunyu (トーク | 投稿記録)による版 (→‎携帯機シリーズ)

EXA-DB(エグザ・ディービー)

機動戦士ガンダムAGE』に登場する用語。

銀の盃条約により破棄された、国家間戦争終結時までの兵器、軍事技術、戦術関連データが保管されたデータバンクで、そこに収められている技術力の高さ故に「呪われた秘宝」と称されている。

旧国家戦争以前の戦闘兵器の技術等はA.G.165年のそれよりも非常に優れたものであり、約80年前(A.G.80年代頃)にフェザール・イゼルカントがサブユニットを入手し情報の一部の引き出しに成功、その中に保存されていた戦いの歴史を見た事でイゼルカントは人類に絶望し、「プロジェクト・エデン」を企てる事となり、兵器データはヴェイガンの兵器開発に反映させ、地球連邦軍を上回る軍事力を得る事となった。また、アスノ家をはじめとする「モビルスーツ鍛冶」の家系は密かに一部の技術を廃棄せず受け継いできた。

本来は全ての破棄されることになっていたデータを後の平和な時代へ残す「宝」として作り上げられ、太陽系にある小惑星に隠されていたが、ヴェイガンはEXA-DBのデータを戦争の為に使ってしまい、皮肉にも平和な時代の為のEXA-DBが100年にも渡る大戦争を引き起こす事になってしまった。この小惑星は大型無人MSシドが防衛しているが、イゼルカントがデータを持ち出してしまった為に、シドのAIが暴走しEXA-DBに接近する物全てを破壊する化け物となってしまった。

また、過去の兵器データが膨大に蓄積されている事から、戦争終結記念事業の伝説の「救世主ガンダム」の復元の際に内部のデータが参考にされている。

なおゲーム版では宇宙世紀コズミック・イラ西暦のMSのデータをも記録している(ゲーム版はファンサービスとしてこれらのMSも収録している為)。

実は、EXA-DBには戦争関連以外の技術・データも含まれており、マーズ・レイの治療法などのデータも残されていた。そのため、この事実を知ったフリットは自分が何をすべきか苦悩する事になる。

関連用語

シド
EXA-DBを防衛する巨大モビルスーツ。
地球連邦軍
宇宙海賊ビシディアン
「秘宝」と呼ばれたEXA-DBを探索していた。キャプテン・アッシュは元々この際に巻き込まれた人物。
ヴェイガンフェザール・イゼルカント
EXA-DBの情報の一部をハッキングして引き出し、兵器開発に反映させた。
AGEシステム
エドル・イナージュ、レウナ・イナージュ
EXA-DBの開発者と、その娘でEXA-DBの管理者。
黒歴史ラプラスの箱
「過去のデータ」、「禁断の箱」などの類似点を持つ。
ザ・ガンダム
銀の盃条約締結前の戦争で活躍した『救世主』を、EXA-DBのデータや各種文献、ガンダムAGE-1などを参考に再現した機体。

登場作品

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
本作では、近い将来予定されていた地球以外の星への移民の際に、宇宙規模の戦争拡大ひいては過去の愚行の再発を防ぐため、銀の盃条約が結ばれ、軍事目的の生産禁止、各国の軍解体に加え、それまでの軍事技術は破棄されたという設定になっている。しかし、それにより軍需企業はアナハイムなどのごく一部を除いて軒並み倒産、技術の封印により肝心の宇宙移民も遅れる事になってしまった。この際、技術封印に反発した一部の技術者や「モビルスーツ鍛冶」の家々は密かに技術を保存し、受け継いでいる。
類似する存在であるラプラスの箱とのクロスオーバーがあり、箱の中には「もうひとつの箱」として、EXA-DBにアクセスできる端末が入っていた。しかし、『UC』決戦シナリオにて、インダストリアル7でバナージオードリーらにより箱の中身である宇宙世紀憲章のオリジナルの碑文が公開されたため、その機能は失われた。が、エンディングにて捜索の末EXA-DBの本体が発見された。

余談

  • 『AGE』放送開始前にガンダムエース誌上で『ガンダムEXA』という作品が連載開始(現在は続編『ガンダムEXA VS』が連載中)。この作品に登場する施設では歴代ガンダムシリーズの世界のデータが存在することと、『AGE』と『EXA』で同じ姓を持つ人物が登場したこと、そして多くのガンダムの外伝シリーズを手掛けた千葉智弘が関連していることからから一部では関連性が疑われた。

資料リンク