- 1984年4月5日 ~ 1984年9月27日(テレビ東京系) 全26話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦BX(2015年)
概要
『ガンダムシリーズ』のキャクターデザイナーとしても知られる安彦良和氏が原作・監督・キャラクターデザインを手掛けたSFジュブナイルアニメ。タイトルは「ジャイアントゴーグ」と読む。
敵と戦うという目的ではなくあくまで作品世界の謎を突き止めることに比重を置いているのが特徴。そのため戦闘シーンも非常に少ない。
ストーリー
サモア諸島東南2000キロ「オウストラル島」。地図からその名を消去された島の秘密を探るべく田神悠宇(たがみ ゆう)は、亡き父の遺志を継ぎ、冒険の旅に出る。
父の友人ドクター・ウェィブとその妹ドリス、ウェイブの友人で「船長」と名乗る男の手を借り、島に向かう悠宇を、巨大複合企業「GAIL(ガイル)」とレイディ・リンクス率いるギャング団「クーガー・コネクション」が狙う。
ようやく島に降り立った悠宇たちだが、突然、謎の怪物に襲われる。絶体絶命と思った時、目の前に青い巨人のようなロボットが現われ怪物を破壊、悠宇を救う。初めて出会う人智を越えた存在にも関わらず、何故か暖かさと懐かしさを感じる悠宇。
島の住民から「神の使い」と呼ばれる「巨人ゴーグ」の導きのもと、GAILの戦闘部隊の追撃を躱しながら悠宇が辿りついたのは、地下深くに隠されていた異星文明の遺跡と、3万年の眠りから目覚めた異星人との出会いだった。
登場人物
主人公と仲間たち
ゲリラ
GAIL
- ロッド・バルボア
- ロイの孫。オウストラル島支社長。
- ロイ・バルボア
- 大企業「GAIL」の会長。
- サミュエル・ゴトー
- GAILの旧オウストラル島支社長。
- オドンネル
- GAILから派遣された軍人。
- Dr.ヘッケル
- 古代文明を研究する博士。
クーガー・コネクション
- レイディ・リンクス
- マフィア「クーガー・コネクション」のボス。
- デヴィ
- マフィアの一人。
異星人
その他
- ドクター田神
- 悠宇の父親にしてDr.ウェイブの師。物語冒頭で命を落とす。
登場メカ
巨神 / ガーディアン
- ゴーグ
- 悠宇が乗る巨大ロボット。
- ドークス・ガーディアン LEVEL23 マノンタイプ
- マノン専用機。ゴーグと同タイプ。
- ラブル・ガーディアン LEVEL9
- 量産タイプの巨大ロボット。
GAILのメカ
その他
用語
楽曲
- オープニングテーマ
- 「輝く瞳 <bright eyes>」
- エンディングテーマ
- 「BELIEVE IN ME,BELIEVE IN YOU <君を信じてる>」
登場作と扱われ方
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。
主要スタッフ
- 制作
- サンライズ(第4スタジオ)
- 原作・監督・キャラクターデザイン
- 安彦良和
- メカニックデザイン
- 佐藤元
- 永野護
- 音楽
- 萩田光雄
余談
- 当初は1983年秋からの放送を予定していたがスポンサー側の都合により半年間延期され、放送開始時点で最終話の制作にすでに取り掛かっていたという逸話を持つ。結果として通常のTVアニメよりも制作期間に大幅な余裕が生まれたため、ほぼ全ての回において安彦良和氏が作画監督を務めることとなった(安彦氏の非担当回は土器手司氏による2話分のみ)。故に作画のぶれが殆ど無く、安彦氏による厳しい作画チェックと合わせて当時のTVシリーズアニメとしては破格とも言える高い作画クオリティを全話を通して維持することが出来た。他の製作陣も当時勇名を欲しいままにしていた実力者を揃えていたため、当時と比較してあらゆる面で優れている作品として出来上がったという。