ロール・クラン(Roll Clain)
- 登場作品:破邪大星ダンガイオー
- 声優:神谷明
- 種族:異星人(惑星ラテシア)
- 性別:男
- 所属:ダンガイオーチーム
- 出身:惑星ラテシア
- キャラクターデザイン:平野俊弘
ダンガイオーのメインパイロット。走る事でエネルギーを発する超能力を持つ。他の3人はレオタード状の専用パイロットスーツを着用しているが、ロールのみ一般的な地球人同様の私服を着用しており、それは搭乗時も変わらない。
普段はまるで気弱な少年で、ダンガイオーチーム4人の中では一番平凡に見える。しかし一度ダンガイオーに合体すると一変。強気で頼りになる性格になり、主人公ミアを差し置いて力強く技名を叫びながらダンガイオーを操る。
その秘密は彼の閉ざされた記憶の中にあった。彼はかつて惑星ラテシアのレジスタンスの英雄だったが、仲間のフラッシュとバーストに裏切られて殺害され、ターサン博士によってサイキッカーとして蘇った。そのため普段は潜在的に残った死の恐怖で気弱な性格になってしまい、ダンガイオーで戦っている時のみかつての英雄としての強さを取り戻せるのだった。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- 初参戦作品。出入りが激しいの欠点だが、第1部では最終的に戻ってくるため主力のスーパー系パイロットとして活躍する。スーパー系らしく格闘が高く、また一応超能力者という設定を反映してか反応、回避、命中がやや高め。加速、熱血、気合を必ず覚える。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 中盤参戦するが最終的には地上に降りてしまうため、スキルコーディネートは避けるのが無難。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- スーパー系パイロットにしては珍しく底力を習得せず、また剣を持っていながら防御技能もなく、自力で獲得する技能は援護Lv1のみ。しかし逆にそのおかげで特殊技能枠が3つも空いているのがおいしい。スキルコーディネートで伸びる余地が多いパイロット。魂を覚えるパターンがあるが、サブパイロットのミアが必ず奇跡を覚えるのでわざわざ狙う必要はない。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 本作では超能力が特殊技能となっているため、スーパー系だが命中率が高いのがお得。さらに攻撃力補正もかかる。熱血担当。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 本作唯一の超能力持ちのパイロット。
パイロットステータスの傾向
能力値
格闘が高く、射撃はあまり高くない。またスーパー系にしては命中、回避がやや高めな傾向がある。防御はスーパー系にしてはやや低め。
精神コマンド
主に熱血を担当する。気合や気迫等も覚えるが習得レベルが遅く、気合はパイに任せることがほとんど。
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「CROSS FIGHT」
- OP主題歌。
- 「サイキック斬、そして」
- サイキック斬の際の選曲BGM。
人間関係
他作品との人間関係
スーパー系
- 流竜馬、神隼人、車弁慶
- IMPACTで初顔合わせした際、互いの敵対組織についての情報交換を行う。中の人繋がりゆえか、ロールはゲッターロボのメカニズムについても興味津々だった。
- ロム・ストール
- IMPACTでは彼の名乗りに感化され、いつも以上に闘志を燃やす一幕も。
リアル系
名(迷)台詞
- 「すいません…」
- 第1話にて。ターサン博士の下から脱走し、ダン・メカニックに乗って地球に向かうなか、ターサン博士の元に残ることを提案した際、他の三人に睨まれて。
- 「行くぞぉ…、うわぁぁ!」
- 空中戦車に体当たりを仕掛けようとするも、避けられてそのまま地面に激突し気を失う。少々間抜け。
- 「ダンガイオー、見参!」
「見たか。どうやらダンガイオーの操縦は俺のコクピットでしか出来ないらしい、どうぞ休んでいてくれ!」 - ダンガイオーに合体した後の初台詞。ミア達3人もそのギャップに驚いていた。後半の台詞がシュール。
- 「みんなの命、俺が預かる!」
- サイキック斬使用時の決め台詞。スパロボでは何故か忍や朔哉も「お前達の命、俺が預かる!」と同様の台詞を使い始めており、大張監督が関わっている合体ロボ伝統の決め台詞になりつつある。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「ミア、君の故郷…地球って、戦争ばかりなのかい?」
- IMPACT序盤で地上に現れたドレイク軍を一瞥して口にした疑問。
- (ぼくのは…やっぱりないのかなあ)
- 『IMPACT』エンディングより。ウリバタケがダンガイオーチームのフィギュアを鋭意製作中である事をバラされた際のモノローグ…造って欲しいらしい。
- 「裏切りなんてしちゃいけない!そのつらさは自分でもわかっているでしょう!?」
- 『K』第16話「激闘!ダンナーベース!!・前編」におけるマックスとの戦闘前会話より。かつて自分も裏切りに遭って命を落とした過去を持つが故に、悲痛な思いでマックスを説得しようとするが、マックスはロールの言葉を聞き入れることなく、ゴオへの怒りを燃やすばかりだった。
余談
- 原作には1970年代ロボットアニメ作品へのオマージュが多々用意されているが、製作当時、既にベテランの域に差し掛かっていた神谷氏がこの少年の声優に起用されているのもその一つ。要するに「神谷明の演じるキャラクターが必殺技を叫ぶ」という演出を取り入れるためである(1970年代のロボットアニメの主役はスパロボファンなら知ってのとおり、神谷氏が演じている事が多かった。流竜馬やひびき洸、ツワブキ・サンシロー、竜崎一矢など)。