マスドライバー(Mass driver)

SF作品に度々登場する架空の施設。基本的に宇宙への物資輸送や宇宙船の打ち上げなどの為に使用されるが、『機甲戦記ドラグナー』のように兵器として転用されることも。

マスドライバーの登場する作品

ガンダムシリーズ

機動戦士ガンダム
本編中には登場しないが、現在の設定では南極条約締結後に月面に設置されたものが地球へ爆撃する兵器に転用されたことになっている。南極条約で大質量兵器(コロニー落とし)は禁止されたが、マスドライバーで送り出すものは「大」質量ではないという理屈。
機動戦士Vガンダム
定期的に地球から宇宙へ物品を送り出す施設。宇宙引越公社によって運営されており、ヨーロッパアーティ・ジブラルタルにマスドライバーが設置されていた。
∀ガンダム
南アメリア・マニューピチに作られた施設で、長年遺跡状態にあったが、ウィルゲムを宇宙へ送るため復元された。
機動戦士ガンダムSEED
赤道付近の諸国において、戦艦を地上から宇宙へと飛び立たせるための施設。オーブ連合首長国をはじめ、南アフリカ統一機構のビクトリア、東アジア共和国カオシュン、南アメリカ合衆国のパナマ基地などに存在する。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
本編の物の他、ホームに装備されている。

その他

機甲戦記ドラグナー
月面採掘用の施設として登場し、地球を岩で爆撃する兵器に転用された。マイヨによって破壊された。
宇宙の騎士テッカマンブレード
スペースナイツ基地に常設されており、ブルーアース号が宇宙へ出る際に毎回使われている。
翠星のガルガンティア
ガルガンティア船団の旗艦、ガルガンティア号に搭載され、「天の梯子」と呼ばれていた。劇中では経年劣化のためか宇宙に行けない代物になっているらしく、廃棄船を砲弾とした曲射砲としてクーゲル船団を砲撃した。

スパロボシリーズでのクロスオーバー

スーパーロボット大戦α
ゲーム中盤でネオ・ジオンが南イタリアにマスドライバーで隕石を落とそうとする。ルート次第で、これをエヴァ3機のA.T.フィールドで受け止める或いはR-GUNパワードのHTBキャノンをゲッタードラゴンが撃つ展開になる(ただしゼントラーディの襲撃により、実際には隕石は落とされなかった)。
スーパーロボット大戦MX
機甲戦記ドラグナー』設定でマイヨによって破壊されるも、後半その残骸が『機動武闘伝Gガンダム』のDG細胞に侵食され、不気味な形状のDGマスドライバー(&DGギガノス本部)として再生する。
スーパーロボット大戦A
当作品ではギガノス帝国の兵器という扱いになっている。ドルチェノフが勝利のために独断で地球に対して使用し、その件についてギルトールに咎められ、結果的にギルトール暗殺の遠因となる。地球に対して脅威があるため、ロンド・ベル隊が破壊作戦を敢行するシナリオがある。一見すると非常に堅牢な作りだが、地中からの攻撃には弱いだろうという意見で一致し(地中を進めるロボットがいることがおかしいと突っ込みが入った)、ゲッターライガーグレンダイザードリルスペイザーが破壊に向かう。本作ではイベント扱いのため、一般的な敗北条件を満たさない限り100%成功する。
火星極冠遺跡にもメガノイドが残した同じ用途の2800ミリ砲があり、演算ユニットをチューリップクリスタルで作った多数のダミーと共に外宇宙へ放り出し、演算ユニットを狙っていた木連を撤退させた。
スーパーロボット大戦GC
ギガノス帝国の兵器でギルトール暗殺の遠因なのはAと同じ。ホワイトベース隊が破壊作戦を敢行するシナリオがあるが、実は囮でドルチェノフとギレン・ザビはマスドライバー基地地下に爆弾を仕掛けていた。その為防衛戦力は少なく、ホワイトベース隊がやってきたときは投げる岩すら尽きていた。マイヨから撤退指示を受けたギガノス&ジオン兵はマスドライバーでシャトルを打ち上げて離脱。マイヨはホワイトベース隊に投降して爆破の説明をし、ホワイトベース隊も離脱。しかしヘルマット将軍はホワイトベース隊からの説明を信じず爆発に巻き込まれて死亡した。