一度だけ、自分が受けるダメージを10にする精神コマンド。略字は「不」。熱血や魂の効果よりも優先される。バリアがある場合ダメージ0にするか、効かずに10ダメージ受けるかは作品ごとに異なる。発動時は攻撃を受けているので気力も上昇するが、被弾に伴うバリアのEN消費や、武器の特殊効果は防げないので注意が必要。
ひらめきと違い回避時は消費されない為、スーパー系よりもリアル系、特に回避率の高いパイロットが覚える方が、保険としての効果が長続するので、その場合だとひらめき以上に効率の良い精神コマンドといえる。
不屈とひらめきを併用すれば、実質2回分攻撃への保険をかけられる。ただ一人で両方持つケースは殆ど無く、可能なのは多人数乗りユニットが多い。
登場作品
- スーパーロボット大戦R以降
- 効果は上記の通り。SP消費は10~20前後。GBA版OGシリーズには登場しない。
- 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
- 一度だけ自分のGRD(自動防御発生率)+50%、被ダメージを30%にする。消費SPは錫華姫、有栖零児共に15。敵に強制回避を発動され、反撃攻撃を食らうと効果が消滅してしまうので、特にボス戦ではコンボを途中で外さないように。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 一度だけ、自分が次に受ける攻撃を強制的にGUARD判定にする。MISS判定時はそちらが優先される。前作より信頼できる防御手段となった。新しくアクセル・アルマー(アインスト・アルフィミィ)も使用できる。消費SPは全員40。
- スーパーロボット大戦NEO
- これらでは鉄壁と同じくダメージを割合で軽減する。Lv1~3のレベル制で、レベルが上がれば被ダメージ軽減量が大きくなるが、消費SPは増える(Lv1で消費SP20、被ダメージ-75%)。なぜか鉄壁より消費が多い。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- NEOと同様の仕様だが消費SPが5ずつ減り、鉄壁より安くなった代わりに被ダメージ軽減量が少なめになった(Lv1では消費SP15、被ダメージ-50%)。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 被ダメージを1/8に軽減する効果に変更された。
- PROJECT X ZONE
- ゼンガー・ゾンボルトの専用スキルとして登場。XPを25%消費し、自身が組むペアユニットの防御力を15%上昇させる。
主な使用者
スーパー系や熱血型のリアル系パイロットに多い。
- 剣鉄也
- α外伝などではひらめきを覚えず、終盤の対ボス戦に不安があったが、第2次α以降、不屈が追加されてボス戦でも安心できるようになった。『A PORTABLE』ではエースボーナスで気力130以上で毎ターンかかる。
- 兜甲児 / デューク・フリード
- 『A PORTABLE』では鉄也と同じエースボーナスを持つ。
- 流竜馬
- 担当するゲッターの形態はやや防御に欠けるため、多用すると熱血などとの兼ね合いが出てくる。
- 一文字號
- 乗機の位置づけ的に竜馬と同じ問題を抱えている。
- 神勝平
- 『A PORTABLE』では「幸運を使うと不屈がかかる」というエースボーナスを持つ。しかし、これには秘密が…(後述)
- カイ・シデン
- 「臆病なくらいがちょうどいい」という身上ゆえか、GCでは集中・ひらめきとこれを同時に持つ。
- ジュドー・アーシタ
- 直感が存在する作品の場合、ひらめきと不屈の両立が可能。
- ヒイロ・ユイ
- 熱血型ではないが、そのタフさから覚えるようになったと思われる。ひらめきとの両立はほぼ無理であるが、元からの回避率が高い為、比較的効果を長続きさせられる利点がある。
- ケーン・ワカバ
- 上記の熱血型リアル系パイロットの代表格。
- ダイゴウジ・ガイ
- 典型的な熱血型リアル系。乗機のエステバリスは小型のリアル系である為、機体の運動性をきっちり改造や強化パーツで向上させておけば、効果を長続きさせられる。
- リュウセイ・ダテ
- 機体の方向性がリアルからスーパーに変更されるほか、念動フィールドとの相性の悪さも抱えている。
- カズマ・アーディガン
- 機体の方向性自体が変更してしまうという、リュウセイと同じ問題がある。
同じ効果を含む要素
精神コマンド
特殊技能
余談
幸運と同時にかけると、略字の表記が「不幸」になるのは有名。前述の神勝平のエースボーナスはこの事を意識したネタであるというのが一般的(彼は、原作ではとてつもなく不幸な目に遭う)。もちろん別にパイロットへ悪影響があるわけではなく、プレイヤーの気分の問題。努力か必中などもかけると間に「努」「必」が入って解消される。また、同様に覚醒と同時にかけると「不覚」になる。
なおZやKなど最近の作品では精神略字の表記方法が変更されており、『不幸』と言う並びにはならないことがある。無限のフロンティアシリーズに至っては、そもそも略字表記になっていない。