GN-X IV (アンドレイ機)

GNX-803T ジンクスIV(アンドレイ機)

アンドレイ・スミルノフが乗る指揮官用GN-X IV。攻撃力重視の装備をしている。

木星探査船「エウロパ」の地球への落下を防ぐ為、他の一般機と同様にGNロングライフルと大型ブースターを装備して、ガデラーザと共に迎え撃つもの、エウロパの大きさとGN粒子をブースターの推力を回していたためにロングライフルの威力が下がっていて、あまり進行を止められなかった。

ELS防衛作戦では、左肩にGNバスターソードを装備して出撃する。 その後、絶対防衛線を突破した大型ELSを食い止めようとしたが、大型ELSに接近し過ぎたために脚部を融合されて身動きができなくなってしまう。アンドレイは止む無く大型ELSを他の友軍機と共に、トランザムによる自爆で道連れして破砕。彼等は自らの生命を犠牲にして、地球の市民を守ったのであった……

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。指揮官機のパトリック機とアンドレイ機はイベントで度々登場。第3部のELSとの決戦で操作可能になるが、シナリオ中にELSに特攻し離脱する。
アンドレイ機は長射程のGNロングライフルを持つが、気力が上がるまではP武器がバルカンとサーベルしか無いのが欠点。ガンダムやブレイヴと比べると能力で一歩劣る上に武装の癖も強いが、ELSが無限増援なため有効活用しよう。
隠し要素の条件を満たすとELSとの決戦後に正式加入。上記の通り性能はイマイチな上に終盤で使用可能期間が短い。が、戦闘アニメには異常に力が入っているので必見。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

GNバルカン(頭部)
頭部に設置された小型のビーム速射砲。主に牽制用。
GNバルカン(腰部)
腰部に設置された小型のビーム速射砲。腰部の方は口径が大きく、威力も高い。
GNクロー
これまでのGN-X系同様、手はクローにもなる。ただしあくまで緊急用。劇中では使われる場面が無く、SRWシリーズでも未搭載。
GNビームサーベル
歴代のジンクス系同様、脚部に収納されているが、GN-X IVでは膝アーマーが展開することで取り出しやすくなっている。
GNバスターソード
オプション武装のひとつ。GN-X IIの装備の流用。GNフィールドを纏わせながら敵を斬るので、ELSの侵食にも有効とされ急遽取り寄せられた。ただし、生産数は非常に少なく、装備できたのはアンドレイ機を始め極僅かだった。
ちなみに生産数が少なかった理由のひとつに、ガンダムスローネツヴァイが使用していたので悪印象があったというのもある。
GNロングライフル
ショートライフルにロングバレルを装着した形態。対艦や要塞攻撃に有効であり、また最大射程も伸びている。なおこのバレル選択形式は、アヘッドから踏襲されたものである。
GNシールド
GN粒子を付着させた実体盾。肩のハードポイントに設置される。裏側にはハンドグレネードを設置しているほか、GNフィールドを発生させることも出来る。
GNハンドグレネード
GNシールドの裏側に2基装備されている。
GNフィールド
GN粒子を用いたバリア。GNシールドからバリアを発生することが可能。これはイノベイドの技術を応用して搭載されたものである。

必殺武器

トランザム起動
GNドライヴに秘匿されていたオーバーブーストシステム。本機の場合は、量産機でありながら標準装備に成功しており、ガンダムタイプに匹敵する力を持つに至った。発動させた際の機動性やパワーの上昇は凄まじいものを発揮する。
アンドレイ機は、ロングライフルから2発撃つ途中で発動、そのままサーベルで滅多斬りにし、ロングライフルの一射とバルカンの連射、次にバスターソードで2度斬り付け突撃、レッドゾーンギリギリで切り裂く。
自爆
トランザムした際にオーバーロードさせて自爆する最後の手段。ガガ等を解析して搭載されたと思われる。劇中では多くのパイロットが自らを犠牲に自爆し、ELSの侵攻を防いだ。
UXではトランザムのトドメ演出で再現されているが、レッドゾーンを振り切る前に敵が真っ二つになるので自爆まではいかない。

特殊能力

剣装備、銃装備
斬り払い撃ち落としを発動。
GNフィールド
2000以下の全ダメージを無効化する。EN消費10。
GNドライヴ[Τ]
ENが自軍の行動開始前に全体ENの15%回復する。
トランザム
気力130以上で移動力+1。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体ボーナス

初期段階:照準値+5 HP+500
第二段階:照準値+10 HP+750 資金+10%
第三段階:照準値+20 HP+1000 資金+15% 運動性+5
最終段階:照準値+30 HP+1500 資金+20% 運動性+10
UX。こちらはHPが上がる。

名場面

市民を守る軍人
ELS襲来による地球防衛作戦にて、地球連邦軍大尉のアンドレイ・スミルノフは、絶対防衛線を突破した大型ELSを目撃、乗機のGN-X IVのトランザムを起動し急行するが、攻撃中に機体を侵食され、脱出も不可能となってしまう。
アンドレイはトランザムで機体をオーバーロードさせ、自爆を決行。そして部下達もまた自らの意志で彼と行動を共にし、大型ELSは撃破された。
こうしてアンドレイは、自らの生命と引き換えに、ELSの地球圏到達を阻止したのだった。……父や母と同じ、「市民を守る連邦軍の軍人」として。

関連機体

GN-X IV (パトリック機)
パトリック・マネキンが搭乗する指揮官用GN-X IV。こちらは防御力重視の装備をしている。

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