大河幸太郎
大河幸太郎(Koutaroh Taiga)
- 登場作品:勇者シリーズ
- 声優:石井康嗣
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 所属:宇宙開発公団(表向き)、GGG
- 役職:総帥(表向き)、長官
- 年齢:45歳
- 血液型:O型
- 星座:蠍座
- 出身:日本
- キャラクターデザイン:木村貴宏
表向きの顔は宇宙開発公団の総裁だが、実は地球防衛勇者隊Gutsy Geoid Guard(GGG)の長官。秘書の磯貝桜も、その正体を知らない。
GGG各メカの発進、戦闘における全てを統括しファイナル・フュージョンやゴルディオンハンマー発動の承認権を持つ。
冷静な判断力と何者にも負けない実行力、強い正義感と信念、熱い情熱、限りない優しさと勇気を兼ね備えた人物であり、GGGの全隊員の尊敬と信望を集めている。次々と降りかかる危機に対しても、隊員達と共に臆することなく立ち向かっていく。無論、ナイスミドルとして女性にももてる。
過去には防衛庁直属の特務任務部隊ID5に所属しており、そのリーダーとして活躍した経験と実績を買われ、GGGの長官に任命された。GGG長官の現在でも、体力、戦闘力もかなりのものである。ただし、年のせいか腰痛持ち。作戦参謀の火麻とは、その時からの戦友である。
なお、5年前の40歳の時にミス葛飾に選ばれたほどの女性と結婚した既婚者であり、二人の女の子の良きパパでもある。
隠れた必殺技として、ゴルフクラブを用いた殴打戦法「チタンヘッドドライバー」が有り、EI-18(SRW未登場)に操られた公団職員達を昏倒させている。
「FINAL」ではザ・パワーの危険性を提唱するため宇宙開発公団総帥として戻っていった。その後、GGG長官に復職する。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初出演作。非戦闘キャラだが声付きで、担当声優の石井康嗣氏はこの作品でスパロボ初参加となる。序盤から後方の指揮官ポジションとして出番が多い。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 音声の新規収録は果たされていないが、前作のものを流用している関係でゴルディオンハンマー使用時のみ声が入る。前作同様にαナンバーズの重鎮として活躍する。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- ゴルディオンクラッシャー使用時にド派手なカットインを見ることができる。その演出はまさに「特濃」の一言で、主人公でありゴルディオンクラッシャーの使用者である凱と同等か、ある意味それ以上に目立ってる。
人間関係
他作品との人間関係
- 三輪防人
- αシリーズでは無茶苦茶な言動をする彼と対立している。万丈からは強引さではいい勝負と言われるが、ビューティから一緒にするなとお叱りを受ける羽目に。
事実、強引ではあるが指揮能力に富み、有能かつ部下の人望も厚い大河長官と、単に思想ややり口が強引かつ過激なだけであり、そのくせ無能で「敵よりも邪魔な味方」の典型例のような三輪とでは月とスッポン以下である。 - イサム・ダイソン、ガルド・ゴア・ボーマン
- 『第3次α』では続発する地球圏への脅威に関する対応策に手一杯で、彼らからのメガロード船団救出要請を蹴る形となった事を謝罪。その上で、彼らにαナンバーズへの協力を要請するという或る意味、虫のいい話を切り出す事に。
- ブレスフィールド・アーディガン
- 『W』では昔から色々と縁がある。
- ハインリッヒ・フォン・フリーマン
- 『W』では旧友。
- コルベット
- 『W』では彼と激しい論戦になるシーンがある。
名台詞
- 「成功率なんてのは単なる目安だ。あとは"勇気"で補えばいいっ!!」
- 原作第1話において、ピンチに陥ったガイガーからのファイナルフュージョンの要請に対し、獅子王麗雄の「ファイナルフュージョンの成功率は限りなく0に近い」という言葉に対し言った台詞。勇気絶対主義であるGGGの戦略と勇者王ガオガイガーのノリを端的に表した名セリフ。逆にガオガイガーの世界観以外では、防衛組織の長官である人が戦闘中にこんな発言は出来ないだろう。
- 「ファイナルフュージョン、承認!!」
- ファイナルフュージョン時のお約束の台詞。その後、命(18話ではスワン)が「了解!ファイナルフュージョン、プログラム、ドラァァァーイブッ!」の叫びともに握り拳でカバーを叩き壊しながらボタンを押すまでが一連の流れ。
- 「ゴルディオン・ハンマー、発動・承認!」
- 「人類の英知と!勇気ある誓いのもとに!」」
「ゴルディオン・クラッシャー、発動・」「承認!」
「これが勝利の鍵だぁぁぁーーっ!!」 - 『FINAL』の最後の最後に放たれるスワンと声を合わせたゴルディオン・クラッシャー承認の台詞。ド迫力アップでの絶叫とともに「これが勝利の鍵だ」という次回予告の決め台詞を本編の最後に持ってくる、という演出が熱く、初期からのファンには特に感慨深い印象を残した。『W』では前述のどアップも含めて忠実に再現されている。
- 「諸君、我々はこれより地球に帰還する任務を開始する。困難な任務だが、これだけは忘れないでほしい。GGG憲章・第五条125項! GGG隊員は、決して諦めてはならない!」
- 小説版『FINAL』にて。護たちを地球に送り返した後、自分たちも地球への帰還を目指すときに発した台詞。決して勇気を忘れず諦めない彼ならではの台詞である。もっともそんな彼も、陽気なままの火麻に「全く、今の状況をわかっているのかね?」とぼやいていたのだが。
スパロボシリーズの名台詞
- 「確かに軍の指揮系統は今や瀕死寸前だが、反ミケーネのゲリラ活動は世界中で展開されている」
「その中心としてプリベンターや君達の昔の仲間達も活躍しているそうだ」 - 『第2次α』第43話にて。地味にシリーズ初の、前作に参戦したが今回は出れなかった作品達の動向に触れた台詞である。事実、『第3次α』では獣戦機隊や洸達がミケーネと戦っていた頃のエピソードが描かれている。彼らだけでなく、ウルフのマークの仕置屋集団やガンダムのパイロット達、そしてヒュッケバインMk-IIIの本当のパイロットもどこかでミケーネと戦っていたのだろう。
- 「どんな状況に陥ろうとも、我々に勝利の鍵がある限り、決して諦めてはならない!」「そう、それは…」
「平和を愛する心と! いかなる困難にも立ち向かう勇気だ!!」 - 『第3次α』の第5話「地球圏絶対防衛線」にて、圧倒的に不利な状況に立たされたαナンバーズの面々を鼓舞する台詞。尚、豹馬は「勝利の鍵」の時点でGGGの新兵器登場と思ったらしい。ゴルディオンクラッシャーが後で出るのでその予想はあながち間違いではないが。
- 「あなたという人は…!」
- 『第3次α』の第36話より。Gアイランドシティにてレプリジンの護と交戦するαナンバーズが連邦から追われる身でありながらも街や人々を守る為に戦っている事を理解しようとせず、そればかりか(三輪はレプリジンの情報を知らないのでこの点は仕方ないが)身内の尻ぬぐいをしているだけだと言ってのけた三輪に対して、不快感を露わにする。
また、『W』の第37話(パリルート)においても、Qパーツの力を手にしたギムレットの姿を目の当たりにして、改めてQパーツの危険性を訴えた大河に対し、Qパーツの力をコーディネイターの殲滅の為に使うべきだと言ってのけたコルベットに対しても同じ台詞で不快感を露わにしている。
三輪といい、コルベットといい、SRWにおいては大河は彼らの様なロクでもない軍人のせいで頻繁に大変な思いをしている。 - 「ちょ、ちょっと待ちたまえ! 我々の目的はあくまで遺跡を押さえることで……」
- W24話「それぞれの『自分らしく』」にて、ユリカが作戦目的を「火星極冠遺跡の破壊」と通達したことに狼狽する。この後も言い募ろうとするが、ルリから「どうせ拾った物なのに往生際が悪い」と両断されて詰まる。大河には珍しく俗っぽい一幕。