差分
→特異点(Singularity)
== 特異点(Singularity) ==
== 特異点(Singularity) ==
もともとは物理学・数学用語で、ある基準('''regulation''')の下、その基準が適用できない ('''singular''') 点の総称である。<br />
もともとは物理学・数学用語で、ある基準('''regulation''')の下、その基準が適用できない ('''singular''') 点の総称である。そのため、何に対する特異点なのかという表現がなされる。<br />
例としてはブラックホール内などが上げられる。
例としてはブラックホール内などが上げられる。
ブラックホールの場合、中心部の重力は無限大となっているという。無限大の量を持つ存在は一般相対性理論が適用されないため、物理学が意味を成さない=因果律を歪めてしまう。しかし、ブラックホールの特異点は事象の地平面(超重力によって、脱出に必要な速度が光速を超えてしまう領域)の内側にあるため、外部から観測が不可能となっておりよしんば特異点が実在したとしても物理原則に影響は与えない。
=== 特異点([[バンプレストオリジナル]]) ===
=== 特異点([[バンプレストオリジナル]]) ===
代表例としては[[グランゾン]]の[[ブラックホールエンジン]]部の更に奥、ブラックボックス化されている部分に存在する、剥き出しにされたブラックホールの特異点。
代表例としては[[グランゾン]]の[[ブラックホールエンジン]]部の更に奥、ブラックボックス化されている部分に存在する、剥き出しにされたブラックホールの特異点。前述の事象の地平面を何らかの方法で超え、三次元空間とつなげていると思われる。ちなみに、「むき出しの特異点」は量子力学の用語でもあり、ある物理学者はそれが自然界に存在しないであろう仮説「[[イングラム・プリスケン|宇宙検閲官]][[クォヴレー・ゴードン|仮説]]」を提唱している。
通常の特異点はその強大な重力により空間を歪めるだけだが、ある特定の位相を持たせて存在させる事により、'''事象の発生確率'''をも歪める事が出来るようになる。
通常の特異点はその強大な重力により空間を歪めるだけだが、ある特定の位相を持たせて存在させる事により、'''事象の発生確率'''をも歪める事が出来るようになる(特異点によって因果律が歪むため、「どんなデタラメ現象が発生したとしても物理的にありえないわけではない」状態となっている)。
平たく言えば普通ならあり得ない「偶然」が多発するようになると言うことで、これはグランゾンが建造された当初からずっと続いていた事になり、極めて短い期間の間に[[DC戦争]]、[[インスペクター事件]]、[[ラ・ギアス事件]]、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』における各種事件などが立て続けに起こったのも、全てこれによるものだと言える(インスペクター事件で[[ネオ・グランゾン]]が破壊されて、ラ・ギアス事件で修復されるまでの間は特異点がどうなっていたのかは不明)。
平たく言えば普通ならあり得ない「偶然」が多発するようになると言うことで、これはグランゾンが建造された当初からずっと続いていた事になり、極めて短い期間の間に[[DC戦争]]、[[インスペクター事件]]、[[ラ・ギアス事件]]、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』における各種事件などが立て続けに起こったのも、全てこれによるものだと言える(インスペクター事件で[[ネオ・グランゾン]]が破壊されて、ラ・ギアス事件で修復されるまでの間は特異点がどうなっていたのかは不明)。