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| *メカニックデザイン:寺島慎也 | | *メカニックデザイン:寺島慎也 |
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− | [[グランゾン]]が[[サーヴァ・ヴォルクルス|邪神サーヴァ=ヴォルクルス]]の呪力で変化した姿。その姿は重厚な鎧を身に纏ったかのようで、背中には「バリオン創出ヘイロウ」という後光を想わせる黄金色のリングが備えられている。単機で複数のスーパーロボット軍団を相手に出来るほどの圧倒的な戦闘力を持ち、その力は計り知れない。シュウがヴォルクルスとの契約から自由になった後はシュウの意志でネオ・グランゾンに変化できるが、シュウによれば「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれる事で真価を発揮する」という(『[[第4次スーパーロボット大戦]]』より)。OGDPでは「ヴォルクルスの羈絏」の呪縛から解き放たれた上に、それを逆用して絶大な力を発揮し続けている。何物にも支配されないまま自由に力を揮う姿こそがネオ・グランゾンの真価なのかも知れない。 | + | [[グランゾン]]が[[サーヴァ・ヴォルクルス|邪神サーヴァ=ヴォルクルス]]の呪力で変化した姿。その姿は重厚な鎧を身に纏ったかのようで、背中には「バリオン創出ヘイロウ」という後光を想わせる黄金色のリングが備えられている。単機で複数のスーパーロボット軍団を相手に出来るほどの圧倒的な戦闘力を持ち、その力は計り知れない。 |
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| + | シュウがヴォルクルスとの契約を逃れた後は、彼の意志でネオ・グランゾンに変化できるが、シュウによれば「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれる事で真価を発揮する」という(『[[第4次スーパーロボット大戦]]』より)。呪縛されている間はどこまでも破壊神の操り人形でしかないが、OGDPでは「ヴォルクルスの羈絏」の呪縛から解き放たれた上に、それを逆用して絶大な力を発揮し続けている。まさに乗り手の在り様の如く、何者にも支配されないまま自由に力を揮う姿こそがネオ・グランゾンの真価なのかも知れない。 |
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| 制御系統に組み込まれたリドルの集合体「マハーカーラ」を解放、真言「オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ」によって「[[カバラ・プログラム]]」が起動、この姿へと変貌する。ただし、真言の部分は『[[魔装機神II]]』以降シュウの恒例となった、'''重力関連の原理解説で代用が効く'''。ちなみに「マハーカーラ」とはシヴァの別名の1つで、「大いなる暗黒」という意味。すなわちシヴァはヴォルクルスと同一であり、まさしく本機はヴォルクルスの眷属たる機体といえる。 | | 制御系統に組み込まれたリドルの集合体「マハーカーラ」を解放、真言「オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ」によって「[[カバラ・プログラム]]」が起動、この姿へと変貌する。ただし、真言の部分は『[[魔装機神II]]』以降シュウの恒例となった、'''重力関連の原理解説で代用が効く'''。ちなみに「マハーカーラ」とはシヴァの別名の1つで、「大いなる暗黒」という意味。すなわちシヴァはヴォルクルスと同一であり、まさしく本機はヴォルクルスの眷属たる機体といえる。 |
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| :裏技は2周目以降限定だが、使用すればEXハードでも常時に本機になり(この場合は最初から全武装が使用可能。使用できない機能があるということだが、おそらくゲートを展開させる機能のみ)、クリア後もスベシャルモードを解禁できる。無改造の火力でも反則的だが、射程距離の都合上反撃を受けざるを得ないクェパロク、エースボーナス効果で毎ターン「[[強襲]]」([[直撃]]で歪曲フィールドを無効化)を発動するキナハには要注意。唯一グランゾンに劣るのが通常戦闘の速攻能力。ブラックホールクラスターは始動射程が1から3に減少、更にディストリオンブレイクも使用不可能になるため、裏技で使用すると思ったより雑魚戦に時間がかかる。その場合は弐式&プファイルIIIに露払いを任せるといいだろう。 | | :裏技は2周目以降限定だが、使用すればEXハードでも常時に本機になり(この場合は最初から全武装が使用可能。使用できない機能があるということだが、おそらくゲートを展開させる機能のみ)、クリア後もスベシャルモードを解禁できる。無改造の火力でも反則的だが、射程距離の都合上反撃を受けざるを得ないクェパロク、エースボーナス効果で毎ターン「[[強襲]]」([[直撃]]で歪曲フィールドを無効化)を発動するキナハには要注意。唯一グランゾンに劣るのが通常戦闘の速攻能力。ブラックホールクラスターは始動射程が1から3に減少、更にディストリオンブレイクも使用不可能になるため、裏技で使用すると思ったより雑魚戦に時間がかかる。その場合は弐式&プファイルIIIに露払いを任せるといいだろう。 |
| :今回はシナリオ上でもちゃんとネオ扱いなので、[[鋼龍戦隊]]や[[ラ・ギアス]]人の反応も一新された(当然のことながら、チカには初っ端からチート扱いされる)。 | | :今回はシナリオ上でもちゃんとネオ扱いなので、[[鋼龍戦隊]]や[[ラ・ギアス]]人の反応も一新された(当然のことながら、チカには初っ端からチート扱いされる)。 |
| + | :また、OG外伝と違い、弾丸生成時にせり出す胸部の球体が3つになった。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| :『第3次』(SFC)ではこの現象が上手くグラフィックで表現されており、『OG外伝』では左手を天に掲げてワープホールを形成、浮かび上がってゲートを通過して高空へ移動、光の差し込む中から重力弾を撃ち落とす、と言う流れ。『OGDP』ではこの演出がさらにパワーアップし、「直立不動のまま飛び上がり、バリオン創出ヘイロウが輝き頭上にゲート(ラ・ギアスと地上を行き来する際に展開するものと同じ)が出現して豪雨が降りしきる空間へと移行。そこで胸部を展開してブラックホールを生成。周囲を包んでいた竜巻が吹き飛び、'''雲の切れ間から陽光が降り注ぐ中でシュウが手を差し伸べる'''という神々しいカットインとともに直下にいる敵めがけてブラックホールを射出。僅かな静寂の直後、ブラックホールから生じた凄まじい重力嵐によって周囲の空間ごと爆縮し、最終的には銀河らしきものごと消滅させる」という壮絶な演出になっている。しかも、演出の長さからBGMを1ループと半分使う。わざわざ転移しているのは、「なんでいきなりありえない場所(宇宙空間に崖など)が出現するのか」「そんな攻撃をして地球は無事なのか」といった近年の必殺技での演出上の疑問に対する答えだろうか。上昇演出と圧倒的エネルギーで敵を消滅させるというインパクトからか、[[天のゼオライマー|冥王]]呼ばわりされることも。ちなみに縮退砲のエネルギー量は、半径二五光年以内の生物を完全に死滅させるほどの熱量を放出している。こんなものをラ・ギアスや地球圏内で撃とうものなら大惨事どころの話ではない。別空間に転移したのは、そういった理由があるのだろう。 | | :『第3次』(SFC)ではこの現象が上手くグラフィックで表現されており、『OG外伝』では左手を天に掲げてワープホールを形成、浮かび上がってゲートを通過して高空へ移動、光の差し込む中から重力弾を撃ち落とす、と言う流れ。『OGDP』ではこの演出がさらにパワーアップし、「直立不動のまま飛び上がり、バリオン創出ヘイロウが輝き頭上にゲート(ラ・ギアスと地上を行き来する際に展開するものと同じ)が出現して豪雨が降りしきる空間へと移行。そこで胸部を展開してブラックホールを生成。周囲を包んでいた竜巻が吹き飛び、'''雲の切れ間から陽光が降り注ぐ中でシュウが手を差し伸べる'''という神々しいカットインとともに直下にいる敵めがけてブラックホールを射出。僅かな静寂の直後、ブラックホールから生じた凄まじい重力嵐によって周囲の空間ごと爆縮し、最終的には銀河らしきものごと消滅させる」という壮絶な演出になっている。しかも、演出の長さからBGMを1ループと半分使う。わざわざ転移しているのは、「なんでいきなりありえない場所(宇宙空間に崖など)が出現するのか」「そんな攻撃をして地球は無事なのか」といった近年の必殺技での演出上の疑問に対する答えだろうか。上昇演出と圧倒的エネルギーで敵を消滅させるというインパクトからか、[[天のゼオライマー|冥王]]呼ばわりされることも。ちなみに縮退砲のエネルギー量は、半径二五光年以内の生物を完全に死滅させるほどの熱量を放出している。こんなものをラ・ギアスや地球圏内で撃とうものなら大惨事どころの話ではない。別空間に転移したのは、そういった理由があるのだろう。 |
| :時系列的にこの後となる『POJ』では力が半減しているためか、相手を重力球に飲み込んで諸共爆縮させる、というシンプルな流れになっている。『COE』では発射までは『OGDP』から竜巻の吹き飛ばしとゲートの展開による転移を省いた形、発射後は『POJ』同様、トドメ演出で撃破確認、という流れ。 | | :時系列的にこの後となる『POJ』では力が半減しているためか、相手を重力球に飲み込んで諸共爆縮させる、というシンプルな流れになっている。『COE』では発射までは『OGDP』から竜巻の吹き飛ばしとゲートの展開による転移を省いた形、発射後は『POJ』同様、トドメ演出で撃破確認、という流れ。 |
− | :その名に恥じず、[[旧シリーズ]]では攻撃力'''18000'''という途方もない威力を誇り(ダメージ算出方法が違うため一概に言えないが、'''『[[第3次α]]』の[[イデオンガン]]全体攻撃版の実数値よりもさらに高い''')、以後のシリーズでもネオ・グランゾンを象徴する超兵器として名を馳せている。作品により演出の差が激しい兵装で、ただ単にエネルギー弾を撃ち出して敵を吹き飛ばすだけのこともあれば、地球圏そのものを抹消したりと、兎に角凄い。 | + | :その名に恥じず、[[旧シリーズ]]では、攻撃力が基本的に3ケタ~4ケタ前半で表記されていた当時のバランスで、脅威の攻撃力'''18000'''(ゲーム中ではフル改造で現れるため、実数は'''19400''')という途方もないを通り越してバランス崩壊レベルの威力を誇り(単純な数値なら'''『[[第3次α]]』の[[イデオンガン]]全体攻撃版の実数値よりもさらに高い''')、以後のシリーズでもネオ・グランゾンを象徴する超兵器として名を馳せている。作品により演出の差が激しい兵装で、ただ単にエネルギー弾を撃ち出して敵を吹き飛ばすだけのこともあれば、地球圏そのものを抹消したりと、兎に角凄い。 |
| :『OG外伝』では[[全体攻撃]]だったが、『OGDP』ではブラックホールクラスターとの性能面での差別化のためか単体攻撃に。その威力は'''10段階改造で10600、しかも地形適応がオールS'''という強烈極まりない性能(参考までに第2次OGで最強の武器はマイ版[[SRX|一撃必殺砲]]の'''10800'''だが、機体と武器の地形適応の問題から強化パーツやカスタムボーナスなどによる補正が無ければ縮退砲のほうが上になる)。LOEと同様[[再攻撃]]で2連発という芸当もできるようになった。さすがに燃費も極悪だが、セーブなど込みで49まで消費を下げられる。最大改造のENは500、ギガジェネレーター装備で700となるので、単純計算で最大14発撃てる。もし次回作でこの性能のまま味方として使えるなら、マキシマムブレイクの常連になるのはほぼ間違いないであろう(OGDPでは発動役にしかなれないので)。 | | :『OG外伝』では[[全体攻撃]]だったが、『OGDP』ではブラックホールクラスターとの性能面での差別化のためか単体攻撃に。その威力は'''10段階改造で10600、しかも地形適応がオールS'''という強烈極まりない性能(参考までに第2次OGで最強の武器はマイ版[[SRX|一撃必殺砲]]の'''10800'''だが、機体と武器の地形適応の問題から強化パーツやカスタムボーナスなどによる補正が無ければ縮退砲のほうが上になる)。LOEと同様[[再攻撃]]で2連発という芸当もできるようになった。さすがに燃費も極悪だが、セーブなど込みで49まで消費を下げられる。最大改造のENは500、ギガジェネレーター装備で700となるので、単純計算で最大14発撃てる。もし次回作でこの性能のまま味方として使えるなら、マキシマムブレイクの常連になるのはほぼ間違いないであろう(OGDPでは発動役にしかなれないので)。 |
| :ネオ・グランゾン=この兵器というくらいに有名な武器であり、今なお『第3次』当時を知るプレイヤーからは恐怖の代名詞として話題に上るほど。それ故に、『α』当時はノーマルのグランゾンが、試作型とは言え縮退砲を搭載してしまった事はファンからかなりの不評を買った。 | | :ネオ・グランゾン=この兵器というくらいに有名な武器であり、今なお『第3次』当時を知るプレイヤーからは恐怖の代名詞として話題に上るほど。それ故に、『α』当時はノーマルのグランゾンが、試作型とは言え縮退砲を搭載してしまった事はファンからかなりの不評を買った。 |
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| :背面にある巨大な金色の光輪を思わせる補助機構。ヘイロウは「[[エーテル]]」を源に力を取り出すエーテルの揺らぎから重粒子バリオンを創出、生成させて莫大な出力と質量を発生させている。ブラックホールや「縮退砲」といった極大な質量を扱う本機にとってはこの機構は欠かせない存在となっている。これによって、通常のグランゾンと比べて出力も桁違いなまでに向上している。 | | :背面にある巨大な金色の光輪を思わせる補助機構。ヘイロウは「[[エーテル]]」を源に力を取り出すエーテルの揺らぎから重粒子バリオンを創出、生成させて莫大な出力と質量を発生させている。ブラックホールや「縮退砲」といった極大な質量を扱う本機にとってはこの機構は欠かせない存在となっている。これによって、通常のグランゾンと比べて出力も桁違いなまでに向上している。 |
| ;ヴォルクルスの羈絏(きせつ) | | ;ヴォルクルスの羈絏(きせつ) |
− | :左右の肩部に搭載されているに搭載されたシステム。これが組み込まれた機体はヴォルクルスの力(アストラルエネルギー)を借り受けることができ、その力は周囲の物理法則を変えるほど莫大なもの。つまり、このシステムこそがネオ・グランゾンの強大な力の源なのである。だが反面、その力が束縛となって機体とその操縦者をヴォルクルスに支配下に置いてしまう、まさに羈絏(手綱)となる。だがシュウはこのシステムを解析してそのデメリットだけを打ち消すことに成功、ネオ・グランゾンを完全に自分の物とした。 | + | :左右の肩部に搭載されたシステム。これが組み込まれた機体はヴォルクルスの力(アストラルエネルギー)を借り受けることができ、その力は周囲の物理法則を変えるほど莫大なもの。つまり、このシステムこそがネオ・グランゾンの強大な力の源なのである。だが反面、その力が束縛となって機体とその操縦者をヴォルクルスに支配下に置いてしまう、まさに羈絏(手綱)となる。後にシュウはこのシステムを解析してそのデメリットだけを打ち消すことに成功、ネオ・グランゾンを完全に自分の物とした。 |
| + | :S.R.G-Sシリーズのキットの説明書では、肩アーマーの正面中央にある黄色いラインが羈絏であると記載されている。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| :全ての状態異常を無力化する。OG外伝のみ。 | | :全ての状態異常を無力化する。OG外伝のみ。 |
| ;パイロットブロック | | ;パイロットブロック |
− | :OGDPではグランゾンとおなじこちらに弱体化したが、そもそもR系[[特殊武器]]を多用する敵があまりいないので特に問題はない。 | + | :OGDPではグランゾンと同じこちらに弱体化したが、そもそもR系[[特殊武器]]を多用する敵があまりいないので特に問題はない。 |
| ;[[ビーム吸収]] | | ;[[ビーム吸収]] |
| :[[旧シリーズ]]の特殊能力。[[OGシリーズ]]ではカスタムボーナス送り。 | | :[[旧シリーズ]]の特殊能力。[[OGシリーズ]]ではカスタムボーナス送り。 |