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| ;終末予言 | | ;終末予言 |
| :[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。 | | :[[宇宙魔王]]や[[尸空]]が口にする「'''獣の血'''」「'''水の交わり'''」「'''風の行き先'''」「'''火の文明'''」「'''太陽の輝き'''」の5つのファクターのこと。元ネタがマヤのカレンダーであるため便宜上呼称。 |
− | :作中で提示された情報とシャアの言動からすると、「獣の血」は「押さえつけることの出来ない原初の闘争本能」、「水の交わり」はエレメント能力→「水のごとく澄み渡って交わり、他を受け入れる心」、「風の行く先」は「風を巻いて回転し、天へと伸びるドリルによって描かれる螺旋の行先」、「火の文明」は「プロメテウスの火」に準えられる力=「扱いきれないほど大きな科学力を手にした文明」のことであるらしい(ガンダムはその象徴であり、ガンバスターはその文明によって作られた兵器)。それらに共通するのは「宇宙への進出」であり、「火の文明」とはつまり、「生存圏拡大に伴う誤解なき相互理解」だと思われる。5番目に位置する「太陽の輝き」は「始まりと終わりの真理」、即ち太極を知ることを意味していると思われるが、ここには太陽の輝きをエネルギーとして動く[[鉄人28号]]が位置づけられている。 | + | :作中で提示された情報とシャアの言動からすると、「獣の血」は「押さえつけることの出来ない原初の闘争本能」、「水の交わり」はエレメント能力→「水のごとく澄み渡って交わり、他を受け入れる心」、「風の行き先」は「風を巻いて回転し、天へと伸びるドリルによって描かれる進化の行先」、「火の文明」は「プロメテウスの火」に準えられる力=「扱いきれないほど大きな科学力を手にした文明」のことであるらしい(ガンダムはその象徴であり、ガンバスターはその文明によって作られた兵器)。それらに共通するのは「宇宙への進出」であり、「火の文明」とはつまり、「生存圏拡大に伴う誤解なき相互理解」だと思われる。5番目に位置する「太陽の輝き」は「始まりと終わりの真理」、即ち太極を知ることを意味していると思われるが、ここには太陽の輝きをエネルギーとして動く[[鉄人28号]]が位置づけられている。 |
| :ゼウス神の言を踏まえると、これらのファクターは恐らく、'''人間の進化の過程そのものの暗喩'''だと思われる。 | | :ゼウス神の言を踏まえると、これらのファクターは恐らく、'''人間の進化の過程そのものの暗喩'''だと思われる。 |
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− | :''人間は生命体であり、そこにはどんなに進化しても消えることのない本能、生きるための闘争心である「'''獣の血'''」が流れている。<br/>そして、それを持った人間は己と異なるダレカ、他のナニカを受け入れることを知り、心を通わせることで、澄み渡る「'''水の交わり'''」に至り、さらなる一歩を踏み出す。<br/>踏み出した人間は、まるでドリルで掘り進むように新たな場所を、ものを切り開き、螺旋を描くようにして進化していく。風を巻いて天へと伸びる螺旋、その辿り着く先は、「'''風の行き先'''」のように不確かで、定められていない。<br/>しかし、どんな道を辿ろうと、進化を続ける限り人間は文明に至る。螺旋の力によって発展を続ける文明は、やがてプロメテウスに準えられる「'''火の文明'''」を実現し、その力によって大地を離れ、宇宙へと生活の場を求める。<br/>過酷な環境で生きていくために人は誤解なき相互理解を求め、獣が鳥にシンカするように、その本質そのものの変革を迫られる。<br/>それを乗り越えた先に、人は全ての始まりにして終わりたる真理を、まるで「'''太陽の輝き'''」のように明らかなものとして知る。<br/>そして、人はシンカを遂げ、神となる。'' | + | :''人間は生命体であり、そこにはどんなに進化しても消えることのない本能、生きるための闘争心である「'''獣の血'''」が流れている。<br/>そして、それを持った人間は己と異なるダレカ、他のナニカを受け入れることを知り、心を通わせることで、澄み渡る「'''水の交わり'''」に至り、さらなる一歩を踏み出す。<br/>踏み出した人間は、まるでドリルで掘り進むように新たな場所を、ものを切り開き、螺旋を描くようにして進化していく。風を巻いて天へと伸びる螺旋、その辿り着く先は、「'''風の行き先'''」のように不確かで、定められていない。<br/>しかし、どんな道を辿ろうと、進化を続ける限り人間はいずれ文明に至る。螺旋の力によって発展を続ける文明は、やがてプロメテウスに準えられる「'''火の文明'''」を実現し、その力によって大地を離れ、宇宙へと生活の場を求める。<br/>過酷な環境で生きていくために人は誤解なき相互理解を求め、獣が鳥にシンカするように、その本質そのものの変革を迫られる。<br/>それを乗り越えた先に、人は全ての始まりにして終わりたる真理を、まるで「'''太陽の輝き'''」のように明らかなものとして知る。<br/>そして、人はシンカを遂げ、神となる。'' |
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| ;[[スパイラルネメシス]] | | ;[[スパイラルネメシス]] |
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| :現在までの登場キャラクターたちの言動・行動をつなぎ合わせると、それは'''太極の意志を実行するにあたり、それに対するイレギュラーとなる者達に与えられたマークポイント'''だと思われる。 | | :現在までの登場キャラクターたちの言動・行動をつなぎ合わせると、それは'''太極の意志を実行するにあたり、それに対するイレギュラーとなる者達に与えられたマークポイント'''だと思われる。 |
| ;[[次元力]] | | ;[[次元力]] |
− | :太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。機械的に引き出すだけなら単なる無限エネルギーだが、スフィアに深く同調するなどして太極に近づくと、この力の本質、即ち事象を操る力を手に入れることが出来る。ただし、真の意味で自在に制御できるのは太極に至った者のみであり、スフィアは方向性が限られる上に小規模、負の次元力は破壊しか出来ない。 | + | :太陽などの恒星に由来する「破壊と再生の力」であり、全ての存在の根幹に在る「存在の力」にして、次元を超える、あるいは超えた力。機械的に引き出すだけなら単なる無限エネルギーだが、スフィアに深く同調するなどして太極に近づくと、この力の本質、即ち事象を操る力を手に入れることが出来る。ただし、真の意味で自在に制御できるのは太極に至った者のみであり、スフィアは単純な時空震動(及び[[ヘテロダイン|界震]])以外では方向性が限られる上に小規模、負の次元力は破壊しか出来ない。 |
| ;[[スフィア]] | | ;[[スフィア]] |
| :砕け散った太極の力の欠片。12個全てを手にしたものが「最後の勝利者」となり、全てを手にするという。特性に関しては該当項目参照。 | | :砕け散った太極の力の欠片。12個全てを手にしたものが「最後の勝利者」となり、全てを手にするという。特性に関しては該当項目参照。 |
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| :諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されていたが、実際は'''そのスパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒りによる滅亡'''である。 | | :諸々の要素から正体として[[スパイラルネメシス]]が有力視されていたが、実際は'''そのスパイラルネメシスを恐れるナニモノカの怒りによる滅亡'''である。 |
| :この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。 | | :この「ナニモノカ」こそが「神」であり、「彼ら」である。アンチスパイラルはこれを阻止するために螺旋生命の監視を行っていた。 |
− | :次元力の性質からすると、その内容は「事象の制御による、宇宙そのものの存在のリセットとやり直し」だと思われる。 | + | :次元力の性質からすると、その内容は「事象の制御による、宇宙そのものの存在のリセットとやり直し」だと思われる。なお、時獄篇では「根源的災厄」と接続詞がなくなっている。 |
| ;神話の果ての終焉 | | ;神話の果ての終焉 |
| :時獄篇において、太極に近しいもの達が世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。 | | :時獄篇において、太極に近しいもの達が世界の終焉をさして言い習わす呼称。この場合の「神話」とは一部の世界における黒歴史=神話として語られる過去の戦いを意味する。 |
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| :宇宙の生まれ変わる周期である12000年のループの終わりに、宇宙の生命たる「霊子」を消去するために大量発生するという。この辺りは[[アポカリュプシス]]に似ている。 | | :宇宙の生まれ変わる周期である12000年のループの終わりに、宇宙の生命たる「霊子」を消去するために大量発生するという。この辺りは[[アポカリュプシス]]に似ている。 |
| ;次元将 | | ;次元将 |
− | :遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、内の一人が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。 | + | :遙か古、どこかの世界で「人類の希望」として生み出された存在。宇宙全てを襲った滅びの危機に対抗し、「神」を殺すために人としての全てを捨てて生まれ変わった人間達。竜馬達とともにバアルと戦っていたが、[[ガイオウ|内の一人]]が敗れ、インサラウムへと現れることになる。その目的は「神殺し」「『真戦』の再来を抑止すること」であるという。 |
| ;[[ビッグ・オー]] | | ;[[ビッグ・オー]] |
| :[[ロジャー・スミス]]をドミュナスとする黒き[[メガデウス]]。この機体とドロシーのメモリーには太極と真戦、黒の英知に関する記録が封印されている。 | | :[[ロジャー・スミス]]をドミュナスとする黒き[[メガデウス]]。この機体とドロシーのメモリーには太極と真戦、黒の英知に関する記録が封印されている。 |
| ;[[ビッグ・ヴィヌス]] | | ;[[ビッグ・ヴィヌス]] |
− | :[[エンジェル]]をドミュナスとする白きメガデウス。アオの星に用意された「システム」であり、太極の遣わした存在であり、「ツクリモノノセカイ」たるZ世界をリセットするための存在であり、全てのメモリー、全ての存在の完全なる消滅をもたらす存在であり、時間の環の終わりをつかさどる存在であり、次元力により事象を制御する存在であり、「翼をもがれた鳥、鳥へとシンカする前の獣」。次元力の行使によりあらゆる事象、あらゆる存在を完全に消滅させる。大時空震動の一件ではリセットの対象がZEUTHのみであったためにエンジェルのみの覚醒となったが、新生時空震動においては地球人がいよいよ「シンカ」へ至ろうとしたためかついに機体の方も覚醒・起動した。 | + | :[[エンジェル]]をドミュナスとする白きメガデウス。アオの星に用意された「システム」であり、太極の遣わした存在であり、「ツクリモノノセカイ」たるZ世界をリセットするための存在であり、全てのメモリー、全ての存在の完全なる消滅をもたらす存在であり、時間の環の終わりをつかさどる存在であり、次元力により事象を制御する存在であり、「翼をもがれた鳥、鳥へとシンカする前の獣」。次元力の行使によりあらゆる事象、あらゆる存在を完全に消滅させる。大時空震動の一件ではリセットの対象がZEUTHのみであったためにエンジェルのみの覚醒となったが、[[新世時空震動[[においては地球人がいよいよ「シンカ」へ至ろうとしたためかついに機体の方も覚醒・起動した。 |
| :次元力による事象の制御により、対象の存在を規定する次元力を消し去り、無へ還元する。ただし、次元力、即ち太極の力を以ってしても存在の事実を消し去ることは出来ないため、現世の存在を消してそれを別次元にプールし、メモリーを漂白した上でパラダイムシティに配置する……という手順が踏まれる。 | | :次元力による事象の制御により、対象の存在を規定する次元力を消し去り、無へ還元する。ただし、次元力、即ち太極の力を以ってしても存在の事実を消し去ることは出来ないため、現世の存在を消してそれを別次元にプールし、メモリーを漂白した上でパラダイムシティに配置する……という手順が踏まれる。 |
| :これを止めるには力ではなく、太極の意志との交渉を可能とするロジャーのネゴシエイトが必須となる。 | | :これを止めるには力ではなく、太極の意志との交渉を可能とするロジャーのネゴシエイトが必須となる。 |
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| | 12月 || 11月 || 陽 || 男 || +(正) || 射手座 || | | | 12月 || 11月 || 陽 || 男 || +(正) || 射手座 || |
| |- | | |- |
− | | 1月 || 12月 || 陰 || 女 || −(負) || 山羊座 || (元所持者は女性) | + | | 1月 || 12月 || 陰 || 女 || −(負) || 山羊座 || [[アサキム・ドーウィン]] (奪取。元所持者は女性) |
| |} | | |} |
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| 前記した要素や情報を踏まえて太陽の示す寓意を見てみると、正位置が「成功」「誕生」、逆位置が「不調」「衰退」である。正位置の中には「約束された将来=運命」もあり、運命そのものと言える太極に関連できる。 | | 前記した要素や情報を踏まえて太陽の示す寓意を見てみると、正位置が「成功」「誕生」、逆位置が「不調」「衰退」である。正位置の中には「約束された将来=運命」もあり、運命そのものと言える太極に関連できる。 |
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− | マルセイユ版の寓画が示しているのは'''互いに相反する、あらゆる二つの要素の結合'''であり、陰陽それぞれの融合で成り立つ太極の概念に合致する。さらに太陽の下に描かれる二人の人間は「別個に認識されるようになった相反するふたつ」の象徴であり、ここから「あらゆる対立物が直接的、人間的に関わりあえるようになった」ことを意味している。そして後方の壁や黄金の床は、簡単に言うと「破壊することの出来ない本質」を表しており、シリーズから切り離すことが出来ず、どのストーリーにもついて回る太極の存在を思わせる。 | + | マルセイユ版の寓画が示しているのは'''互いに相反する、あらゆる二つの要素の結合'''であり、陰陽それぞれの融合で成り立つ太極の概念に合致する。さらに太陽の下に描かれる二人の人間は「別個に認識されるようになった相反するふたつ」の象徴であり、双子として現されている。ここから「あらゆる対立物が直接的、人間的に関わりあえるようになった」ことを意味している。そして後方の壁や黄金の床は、簡単に言うと「破壊することの出来ない本質」を表しており、シリーズから切り離すことが出来ず、どのストーリーにもついて回る太極の存在を思わせる。 |
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| この「太陽」における二つの要素の接触は、きわめて重要な本質的変革(=シンカ)の一歩目であり、「人が太陽の時代を生き、シンカの入り口に立った」時獄篇の物語を連想することが出来る。それは、破界篇・再世篇において多くの者が試みた「人の意志の合一」が「根源的な災厄」への対抗策だとされていることからも伺える。 | | この「太陽」における二つの要素の接触は、きわめて重要な本質的変革(=シンカ)の一歩目であり、「人が太陽の時代を生き、シンカの入り口に立った」時獄篇の物語を連想することが出来る。それは、破界篇・再世篇において多くの者が試みた「人の意志の合一」が「根源的な災厄」への対抗策だとされていることからも伺える。 |
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| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |
| ;[[スフィア]] | | ;[[スフィア]] |
− | :『傷だらけの獅子』、『悲しみの乙女』、『偽りの黒羊』、『揺れる天秤』、『尽きぬ水瓶』、『知りたがる山羊』、『いがみ合う双子』、『沈黙の巨蟹』がゲーム中で登場している。黄道十二星座をモチーフにしており、「十二の鍵」と同一の可能性がある。 | + | :『傷だらけの獅子』、『悲しみの乙女』、『偽りの黒羊』、『揺れる天秤』、『尽きぬ水瓶』、『知りたがる山羊』、『いがみ合う双子』、『沈黙の巨蟹』がゲーム中で登場している。黄道十二星座をモチーフにしており、「十二の鍵」とも呼ばれている。 |
| ;無限獄 | | ;無限獄 |
| :太極に対し大罪を犯してしまうと、[[不老不死]]となってしまい平行世界をさまよい続ける運命を背負うことになる。「無限獄」はアサキムが呼称したものだが、他にも「烙印(スティグマ)を押された者」「[[呪われし放浪者]]」といった呼び方もあり、呼び方については一定していない。解放されるには贖罪を完遂するか、太極に至る必要がある。ただし前者の場合、元の世界に戻ることはほぼ不可能となる。 | | :太極に対し大罪を犯してしまうと、[[不老不死]]となってしまい平行世界をさまよい続ける運命を背負うことになる。「無限獄」はアサキムが呼称したものだが、他にも「烙印(スティグマ)を押された者」「[[呪われし放浪者]]」といった呼び方もあり、呼び方については一定していない。解放されるには贖罪を完遂するか、太極に至る必要がある。ただし前者の場合、元の世界に戻ることはほぼ不可能となる。 |