1行目: |
1行目: |
| == ムウ・ラ・フラガ(Mu La Flaga) == | | == ムウ・ラ・フラガ(Mu La Flaga) == |
− | *[[登場作品]]: | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] |
| **[[機動戦士ガンダムSEED]] | | **[[機動戦士ガンダムSEED]] |
| **[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] | | **[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] |
17行目: |
17行目: |
| <!-- *キャラクターデザイン: --> | | <!-- *キャラクターデザイン: --> |
| | | |
− | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の本編開始以前から「'''エンデュミオンの鷹'''」と渾名された[[地球連合軍]]の[[エース]]。[[メビウス・ゼロ]]を駆り、[[ザフト]]の[[モビルスーツ]]、[[ジン]]を5機落とした。ただ、負け戦の中で渾名されたので、本人は謙遜している。ちなみに、この背景には、負け戦を美しく脚色する事でメンツを保とうという上層部の思惑があり、彼の活躍はその為に利用された形である。自称は「'''不可能を可能にする男'''」であり、その名に恥じぬ実力と戦績を誇る。 | + | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の本編開始以前から「'''エンデュミオンの鷹'''」と渾名された[[地球連合軍]]の[[エース]]。[[メビウス・ゼロ]]を駆り、[[ザフト]]の[[モビルスーツ]]、[[ジン]]を5機落とした。ただ、負け戦の中で渾名されたので、本人は謙遜している。この背景には、負け戦を美しく脚色する事でメンツを保とうという上層部の思惑があり、彼の活躍はその為に利用された形である。自称は「'''不可能を可能にする男'''」であり、その名に恥じぬ実力と戦績を誇る。 |
| | | |
| 部下の面倒見のいい軍人であり、また明朗快活な常識人で、慕われている。[[キラ・ヤマト|キラ]]の良い兄貴分でもあった。[[アークエンジェル]]での数少ない戦力として活躍し、[[メビウス・ゼロ]]や[[スカイグラスパー]]を駆っていた。後にアークエンジェルと共に連合軍を離反し、オーブへ身を寄せた際に[[ナチュラル]]用OSを搭載して修復された[[ストライクガンダム|ストライク]]を受け取り、パイロットとなる。この時、自身はMS乗りとして新米であると謙遜していたが後のオーブ戦において[[ストライクダガー]]を数機問題なく落としている。ヤキン・ドゥーエ戦の頃には彼の反応速度に機体性能が追いつけなくなる程にMSパイロットとしての腕を上げていた。この設定は[[ゼクス・マーキス]]と[[トールギス]]の関係に似通っている。 | | 部下の面倒見のいい軍人であり、また明朗快活な常識人で、慕われている。[[キラ・ヤマト|キラ]]の良い兄貴分でもあった。[[アークエンジェル]]での数少ない戦力として活躍し、[[メビウス・ゼロ]]や[[スカイグラスパー]]を駆っていた。後にアークエンジェルと共に連合軍を離反し、オーブへ身を寄せた際に[[ナチュラル]]用OSを搭載して修復された[[ストライクガンダム|ストライク]]を受け取り、パイロットとなる。この時、自身はMS乗りとして新米であると謙遜していたが後のオーブ戦において[[ストライクダガー]]を数機問題なく落としている。ヤキン・ドゥーエ戦の頃には彼の反応速度に機体性能が追いつけなくなる程にMSパイロットとしての腕を上げていた。この設定は[[ゼクス・マーキス]]と[[トールギス]]の関係に似通っている。 |
| | | |
− | 後にコロニーメンデルにおいて[[ラウ・ル・クルーゼ]]から彼の出生の秘密を知らされる。第二次[[ヤキン・ドゥーエ]]攻防戦でクルーゼと対峙するが機体は中破し、[[ドミニオン]]からアークエンジェルへと放たれた陽電子砲をその身を挺して防ぎ、MIA(戦闘中行方不明)となった。
| + | 後にコロニー[[メンデル]]において[[ラウ・ル・クルーゼ]]から彼の出生の秘密を知らされる。第二次[[ヤキン・ドゥーエ]]攻防戦でクルーゼと対峙するが機体は中破し、[[ドミニオン]]からアークエンジェルへと放たれた陽電子砲をその身を挺して防ぎ、MIA(戦闘中行方不明)となった。<br/> |
− | | + | この時、死亡したかに見えたが、奇跡の生還を果たし、[[地球連合軍]]に救出される(その後の顛末は'''[[ネオ・ロアノーク]]'''を参照)。同作の終盤、記憶を取り戻し「ムウ・ラ・フラガ」に戻る。<br/> |
− | この時、死亡したかに見えたが、奇跡の生還を果たし、[[地球連合軍]]に救出される(その後の顛末は[[ネオ・ロアノーク]]を参照)。同作の終盤、記憶を取り戻し「ムウ・ラ・フラガ」に戻る。 | |
− | | |
| [[マリュー・ラミアス]]には何度もアプローチをかけていたが、突然のキスで彼女の心を射止めた。 | | [[マリュー・ラミアス]]には何度もアプローチをかけていたが、突然のキスで彼女の心を射止めた。 |
| | | |
− | コミックボンボンでは、最終決戦でストライクが中破した後、メビウス・ゼロに乗り換え、TV版と異なりキラのフリーダムでも苦戦を強いられていた[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]をガンバレルのワイヤーで拘束。キラに自身ごと撃たせ、クルーゼを道連れにして死亡するという壮絶な戦死を遂げた。 | + | コミックボンボンでは、最終決戦でストライクが中破した後、メビウス・ゼロに乗り換え、TV版と異なりキラのフリーダムでも苦戦を強いられていた[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]をガンバレルのワイヤーで拘束。キラに自身ごと撃たせ、クルーゼを道連れにして死亡するという壮絶な戦死を遂げた。<nr/> |
− | | |
| ボンボン版のDESTINYでは戦死した設定が活かされている為、作中登場したネオ・ロアノークはムウとは無関係の別人になっている。ネオはフリーダムとの戦いで戦死してしまい、その正体は永遠の謎である。 | | ボンボン版のDESTINYでは戦死した設定が活かされている為、作中登場したネオ・ロアノークはムウとは無関係の別人になっている。ネオはフリーダムとの戦いで戦死してしまい、その正体は永遠の謎である。 |
| | | |
− | === スパロボシリーズにおいて === | + | == 登場作品と役柄 == |
| SEED・DESTINY双方で仲間になる。平均以上の[[能力]]を持つが、[[ナチュラル]]であり[[コーディネイター]]技能や[[SEED]]を持たないため、SEED系パイロットでは弱い部類に入ってしまう事がしばしば。さらにSEED系機体には専用機が多く、[[宇宙世紀]]系のMSパイロット以上に搭乗機体が制限され、強力な機体に搭乗できないのが痛い。そのせいか、安定して強いSEED系にしては普通に運用しても強力(第3次α、L)、運用次第では使える(W、Z)、はっきり弱い・使い勝手が悪い(J、K)、と作品間で大幅に強さや使い勝手が変わる。 | | SEED・DESTINY双方で仲間になる。平均以上の[[能力]]を持つが、[[ナチュラル]]であり[[コーディネイター]]技能や[[SEED]]を持たないため、SEED系パイロットでは弱い部類に入ってしまう事がしばしば。さらにSEED系機体には専用機が多く、[[宇宙世紀]]系のMSパイロット以上に搭乗機体が制限され、強力な機体に搭乗できないのが痛い。そのせいか、安定して強いSEED系にしては普通に運用しても強力(第3次α、L)、運用次第では使える(W、Z)、はっきり弱い・使い勝手が悪い(J、K)、と作品間で大幅に強さや使い勝手が変わる。 |
| | | |
| イベント面では立場上、隊長格ポジションの[[まとめ役]]という事が多く、原作の飄々とした面を持ちつつも[[ナタル・バジルール|ナタル]]の人質作戦に憤る面々に対してナタルの行動を擁護したり、銃を持つことに戸惑うキラに注意したりと大人としての側面も描かれている。 | | イベント面では立場上、隊長格ポジションの[[まとめ役]]という事が多く、原作の飄々とした面を持ちつつも[[ナタル・バジルール|ナタル]]の人質作戦に憤る面々に対してナタルの行動を擁護したり、銃を持つことに戸惑うキラに注意したりと大人としての側面も描かれている。 |
− |
| |
− | == 登場作品と役柄 ==
| |
| | | |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] |
− | :[[メビウス・ゼロ]]の使い勝手がいいので、[[ストライクガンダム]]に乗せるよりもこっちを薦める。そのお陰で彼が歴代で一番強く使い勝手が良いのはこの作品。またアムロの存在故か、少佐には昇進せず大尉止まりであり、互いに実力を認めあっているが立場はアムロの方が上。ローエングリンの主砲を受け止める際のイベントはストライクだろうが、'''[[M1アストレイ]]だろうが、メビウス・ゼロだろうが、[[スカイグラスパー]]だろうが不可能を可能にしてしまう'''。…が、いない場合の展開を見てるとありがたみが激減。原作とは違い、死亡する事は無い。これは発売時期が「SEED DESTINY」の山場を迎えており、その設定を踏まえたことに加え、「せっかく育てたのに後半に抜けてしまう」というのを防ぐためのスタッフの気遣いもある。 | + | :[[メビウス・ゼロ]]の使い勝手がいいので、[[ストライクガンダム]]に乗せるよりもこっちを薦める。そのお陰で彼が歴代で一番強く使い勝手が良いのはこの作品。また[[アムロ・レイ|アムロ]]の存在故か、少佐には昇進せず大尉止まりであり、互いに実力を認めあっているが立場はアムロの方が上。ローエングリンの主砲を受け止める際のイベントはストライクだろうが、'''[[M1アストレイ]]だろうが、メビウス・ゼロだろうが、[[スカイグラスパー]]だろうが不可能を可能にしてしまう'''。……が、いない場合の展開を見てるとありがたみが激減。 |
| + | :原作とは違い、死亡する事は無い。これは発売時期が『SEED DESTINY』の山場を迎えており、その設定を踏まえたことに加え、「せっかく育てたのに後半に抜けてしまう」というのを防ぐためのスタッフの気遣いもある。 |
| | | |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
− | :当初はネオとして登場。その後、[[チラム]]での戦闘で撃墜され、万丈に回収されて[[アークエンジェル]]に届けられ、オーブ戦では[[アカツキ]](オオワシ装備)に乗ってスポット参戦。終盤、ようやく正式参戦する。その後、イベントが発生して名前が「ムウ・ラ・フラガ」に変更。名前が変わるだけで、特に能力の変更はない。何故か成長タイプがスーパー系なので[[回避]]がリアル系で最低数値と致命的な欠点を持つ。ただ乗機アカツキが硬く小隊員としては使い勝手が良い部類で、使い方次第では強力。ちなみに、条件を満たしてステラを生存させていると彼女に「ネオはもういないんだ」と言い、シンに「ネオ・ロアノークの代わりは任せる」と心の中で呟く。 | + | :当初はネオとして登場。その後、[[チラム]]での戦闘で撃墜され、万丈に回収されて[[アークエンジェル]]に届けられ、オーブ戦では[[アカツキ]](オオワシ装備)に乗ってスポット参戦。終盤、ようやく正式参戦する。その後、イベントが発生して名前が「ムウ・ラ・フラガ」に変更。名前が変わるだけで、特に能力の変更はない。成長タイプがスーパー系なので[[回避]]がリアル系で最低数値と致命的な欠点を持つ。ただ乗機アカツキが硬く小隊員としては使い勝手が良い部類で、使い方次第では強力。条件を満たしてステラを生存させていると彼女に「ネオはもういないんだ」と言い、シンに「ネオ・ロアノークの代わりは任せる」と心の中で呟く。 |
| | | |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦J]] | | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
− | :顔がようやく似てきた。第3次αとは逆にどうやっても離脱するが、アークエンジェルについていくと強制出撃が多いのが困りもの。[[コーディネイター]]と[[SEED]]を持たないので、最終的にはマリューとナタルを除くSEED組最下位の[[能力]]に。ただし、能力に反して精神コマンドにはかなり恵まれており、リアル系でありながら[[不屈]]と[[必中]]を両方覚える。しかも、SEED系パイロットで[[必中]]を覚えるのはムウのみであり、更にJでは高回避や分身持ちの敵が多めなので下手すると他の高能力のコーディネイター勢よりも使い易いことも。なお、Jにて[[ザイード|子安武人氏が]][[相羽シンヤ|演じたキャラ]]は全員死亡していたりする。 | + | :第3次αとは逆にどうやっても離脱するが、アークエンジェルについていくと強制出撃が多いのが困りもの。[[コーディネイター]]と[[SEED]]を持たないので、最終的にはマリューとナタルを除くSEED組最下位の[[能力]]に。ただし、能力に反して精神コマンドにはかなり恵まれており、リアル系でありながら[[不屈]]と[[必中]]を両方覚える。しかも、SEED系パイロットで[[必中]]を覚えるのはムウのみであり、更にJでは高回避や分身持ちの敵が多めなので下手すると他の高能力のコーディネイター勢よりも使い易いことも。 |
| + | :なお、Jにて[[ザイード|子安武人氏が]][[相羽シンヤ|演じたキャラ]]は全員死亡していたりする。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
| :スポット参戦は第一部の序盤からあるが、正式加入はキラ達と同じ後半から。ただし、第一部のスポット参戦で10機撃墜数を稼がないと[[ライトニングストライクガンダム|ライトニングストライカーパック]]が手に入らない。なんの説明もないが[[ドレッドノートガンダム]]([[Xアストレイ]])や[[ガンバレルダガー]](2周目以降)に[[乗り換え]]が可能。Xアストレイ正パイロットのプレアと違い、前線向きなパイロットなので乗せ換える人も多い。また死亡イベントも発生自体を[[叢雲劾|劾]]が潰すため何事もなく生存するなど、システム的には恵まれている。しかしある意味見せ場を奪われたと言えなくもないし、クルーゼとの最終決戦時になぜか台詞が無いしと、イベント的には少し不遇。J同様、最終的なステータスはSEED込みのカガリに若干劣るが、カガリ用だった3人娘召還をムウも行えるようになった。プレアとは[[能力]]値が全て同一(性格・[[精神コマンド]]・[[特殊技能]]が違う)。 | | :スポット参戦は第一部の序盤からあるが、正式加入はキラ達と同じ後半から。ただし、第一部のスポット参戦で10機撃墜数を稼がないと[[ライトニングストライクガンダム|ライトニングストライカーパック]]が手に入らない。なんの説明もないが[[ドレッドノートガンダム]]([[Xアストレイ]])や[[ガンバレルダガー]](2周目以降)に[[乗り換え]]が可能。Xアストレイ正パイロットのプレアと違い、前線向きなパイロットなので乗せ換える人も多い。また死亡イベントも発生自体を[[叢雲劾|劾]]が潰すため何事もなく生存するなど、システム的には恵まれている。しかしある意味見せ場を奪われたと言えなくもないし、クルーゼとの最終決戦時になぜか台詞が無いしと、イベント的には少し不遇。J同様、最終的なステータスはSEED込みのカガリに若干劣るが、カガリ用だった3人娘召還をムウも行えるようになった。プレアとは[[能力]]値が全て同一(性格・[[精神コマンド]]・[[特殊技能]]が違う)。 |