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| === 自然 === | | === 自然 === |
− | 地球空洞説を採用しているため、本当に「球体の内部」の世界である。上空へひたすら飛べば反対側の地面に辿り着く道理であるが、中心部の太陽付近には結界が貼ってあり直通は不可。その他、実際に上空に飛んで逆側についた話は出ない。当然、地平線は存在しない。地球内部の世界にもかかわらず、地球の数倍の地表面積を持つ。これはラ・ギアスが次元的に折り畳まれた世界であることを示している。太陽は中心部に静止した状態であるが、昼夜はある。季節の変化はない。非常に不可思議な世界ではあるが、ラ・ギアス人は世界の成り立ちについては敢えて深い追及をしないメンタリティを有しており、文明成立後5万年の間、特段問題にはならなかったようである。
| + | エオルド大陸とナザン大陸と呼ばれる、ふたつの大陸を主舞台に、大小様々の群島が人類の生活圏を形作る。 |
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− | ラ・ギアスにおいては核分裂反応が抑制されるため、[[核ミサイル|核弾頭]]等の兵器は使用できない。そのため、EXでは[[ガンダム試作2号機|GP-02A]]のアトミックバズーカを[[ヴァル・ヴァロ]]譲りと思われるプラズマリーダーに換装していた([[モビルスーツ]]に対する言及は特になかったため、おそらく核融合反応は問題ないものと思われる)。理由について、[[マサキ・アンドー|マサキ]]は「古代にかけられた魔術により核分裂反応が抑止されている」と発言しており、古代に核兵器絡みの何らかのカタストロフが発生したのかもしれない(降魔弾に関する会話の際にマサキが核兵器に関する発言をし、ラ・ギアス人の[[セニア・グラニア・ビルセイア|セニア]]が「そんな生易しいものではない(精霊まで殺すから)」と即答している点から、少なくとも核兵器に関する知識・記録はラ・ギアスにも存在しているようである)。
| + | 地球空洞説を採用しているため、本当に「球体の内部」の世界である。上空へひたすら飛べば反対側の地面に辿り着く道理であるが、中心部の太陽付近には結界が貼ってあり直通は不可。その他、実際に上空に飛んで逆側についた話は出ない。当然、地平線は存在しない。地球内部の世界にもかかわらず、地球の数倍の地表面積を持つ。これはラ・ギアスが次元的に折り畳まれた世界であることを示している。太陽は中心部に静止した状態であるが、昼夜はある。季節の変化はないが、精霊の影響で梅雨に降雪の気性現象が発生し、雪山や雪原地帯なども存在する。非常に不可思議な世界ではあるが、ラ・ギアス人は世界の成り立ちについては敢えて深い追及をしないメンタリティを有しており、文明成立後5万年の間、特段問題にはならなかったようである。 |
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| === 歴史 === | | === 歴史 === |
− | 有史以前の出来事として、創造神「[[ギゾース・グラギオス]]」と破壊神「[[ヴォルクルス|サーヴァ・ヴォルクルス]]」の争いについての伝承がある(現在のラ・ギアスでは基本的に後述の精霊信仰が中心だが、この二神に調和神「[[ラスフィトート|ルザムノ・ラスフィトート]]」を加えた三柱神信仰も根強い)。うち、ヴォルクルスについては実在し、その正体はかつて強大な勢力を誇った巨人族の怨念であることが、研究の結果明らかになっている。しかし、聖戦によりヴォルクルスを封印した勇者グラギオスの存在については裏付けが取れておらず、はっきりしたことは不明。むしろ、宗教対象としてこの3柱の神はその実態が不明瞭である。
| + | 約2億年前から7000万年前、巨人族と呼ばれた生命体が高度な文明を築き上げていた事が語られている(「リューネの章」8話、『OGDP』7話など)。その他、本編の遥か昔となる5万5000年前に『トロイア』と称された帝国が滅びを迎え、5200年ほど前には『ラーブァナ帝国』という統一国家が「暗黒の100年」と呼ばれた未曾有のクライシスを引き起こして崩壊している。 |
| + | |
| + | なお、新暦の元年かラ・ギアス紀元の時代かは不明だが、地底世界全土を対象とした「核分裂の発生をおさえる魔術」が行使された出来事が記録されている。この魔法の力でラ・ギアスにおいて核分裂反応は全て抑制される。[[核ミサイル|核弾頭]]等の兵器は無効化されるため、『EX』で[[ガンダム試作2号機|GP-02A]]がアトミックバズーカを「プラズマリーダー」に換装したことがある([[モビルスーツ]]に対する言及は特になかったため、おそらく核融合反応は問題ないものと思われる)。古代に核が原因となる放射能汚染があったのかもしれない。「降魔弾」と呼ばれる兵器がテロで使用された際、マサキが核兵器に関する発言をしており、それを聞いたラ・ギアス人の[[セニア・グラニア・ビルセイア|セニア]]は「そんな生易しいものではない(精霊まで殺すから)」と即答している。点から、少なくとも核兵器に関する知識・記録はラ・ギアスにも存在しているようである)。 |
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| === 文化・社会 === | | === 文化・社会 === |
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| 現時点での技術的到達点は「[[魔装機]]」であるが、その誕生はラ・ギアスの文明に重大な影響を与えている「練金学」「魔術」「精霊」の3要素を抜きには語れない。ラ・ギアスでも元々は地上同様の科学が発展していたが、ある時期から魔術と練金学(別名「良心ある科学」)へとシフトし現在に至っている。 | | 現時点での技術的到達点は「[[魔装機]]」であるが、その誕生はラ・ギアスの文明に重大な影響を与えている「練金学」「魔術」「精霊」の3要素を抜きには語れない。ラ・ギアスでも元々は地上同様の科学が発展していたが、ある時期から魔術と練金学(別名「良心ある科学」)へとシフトし現在に至っている。 |
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− | ===== 練金学 ===== | + | ===== 練金学(アルケミア) ===== |
− | オカルトと科学を融合させたような技術であり、要するに「超自然的な力を持つ機械や道具」を作り出す技術のことである。
| + | オカルトと科学を融合させたような技術であり、要するに「超自然的な力を持つ機械や道具」を作り出す技術のことである。ここにある「金」とは「人」の事を指し示しており、ラ・ギアスにおいて『練金学』とは'''人を育てる学問'''を顕す。 |
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− | 練金学および魔術についてはラ・ギアス全土的な統括組織「練金学協会」が厳重な管理を行っており、その管理規約に背いたものは協会追放等の厳罰が処せられる。昨今では軍事技術の増進に伴って練金学の応用範囲も広がり、[[オリハルコニウム]]装甲や[[フルカネルリ式永久機関]]といった技術で魔装機の開発に貢献している。しかし同時に、研究の規制が緩んだという見方もでき、実際に[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]のような悪意ある練金学者の跋扈を許すといった問題が発生している。
| + | 練金学および魔術についてはラ・ギアス全土的な統括組織「練金学協会」が厳重な管理を行っており、その管理規約に背いたものは協会追放等の厳罰が処せられる。酷い者([[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]])には「債務調査課」から刺客が放たれる。昨今では軍事技術の増進に伴って練金学の応用範囲も広がり、[[オリハルコニウム]]装甲や[[フルカネルリ式永久機関]]といった技術で魔装機の開発に貢献している。 |
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| なお、実在した学問の「錬金術」との設定的な関わりについては不明。 | | なお、実在した学問の「錬金術」との設定的な関わりについては不明。 |
| <!-- 詳しい方補記願います。 --> | | <!-- 詳しい方補記願います。 --> |
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| ===== 魔術 ===== | | ===== 魔術 ===== |
| ファンタジー作品における「魔法」と概ね同種の設定と考えて差し支えない。 | | ファンタジー作品における「魔法」と概ね同種の設定と考えて差し支えない。 |
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| 精霊には風・火・水・地の四大属性があり、魔装機はこのいずれかの属性の精霊と契約を結び、その力を得ている。特に、それぞれの属性の高位精霊と契約を結び、より大きな力を操ることが可能となった魔装機が「[[魔装機神]]」であり、最上位の魔装機と呼ばれる所以となっている。ただし、「ラ・ギアス全体の意志」により近い存在との契約である関係上、機体(精霊)側が乗り手を選び、邪な心を持った者は契約を解除されることもある。 | | 精霊には風・火・水・地の四大属性があり、魔装機はこのいずれかの属性の精霊と契約を結び、その力を得ている。特に、それぞれの属性の高位精霊と契約を結び、より大きな力を操ることが可能となった魔装機が「[[魔装機神]]」であり、最上位の魔装機と呼ばれる所以となっている。ただし、「ラ・ギアス全体の意志」により近い存在との契約である関係上、機体(精霊)側が乗り手を選び、邪な心を持った者は契約を解除されることもある。 |
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| + | ==== 唯一神信仰 ==== |
| + | 破壊神「[[サーヴァ・ヴォルクルス]]」を信仰する者達が500万人ほど存在する。創造神「[[ギゾース・グラギオス]]」と調和神「[[ルザムノ・ラスフィトート]]」を信仰する者も一部あると(『[[スーパーロボット大戦大事典|大事典]]』などに)書かれた事もあるが、現在のラ・ギアス(新暦の時代)では存在を知られていないなど忘却の彼方にあったようだ。実際、新暦4956年(Iの第一章)の段階ではヴォルクルスの存在すら懐疑的に見られており、[[セニア・グラニア・ビルセイア|大国ラングランの王女]]も4959年頃に起きた破壊神の分身復活を目撃するまで、かつて神と崇められた存在がいたことに否定的であった。[[OGシリーズ]]でラスフィトートの信徒やグラギオスの信徒が姿を現したことはまだない。 |
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| + | その正体に関しては、かつて強大な勢力を誇った巨人族の怨念と推測する者(シュウとヤンロン)が多い。[[ヴォルクルス教徒]]の研究によれば、グラギオスもラスフィトートもヴォルクルスの現身であり、同一神とのこと。 |
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| ==== 国家・地名 ==== | | ==== 国家・地名 ==== |
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| :ラ・ギアスの剣術の一つ。『無窮流』の剣士と対することを想定して編み出された武術。 | | :ラ・ギアスの剣術の一つ。『無窮流』の剣士と対することを想定して編み出された武術。 |
| ;[[地上人召喚事件]](ラ・ギアス事件) | | ;[[地上人召喚事件]](ラ・ギアス事件) |
− | :『[[春秋戦争]]』中の出来事。召喚術の失敗により、ラ・ギアスに多数の地上人と戦闘兵器が流入した。 | + | :「[[春秋戦争]]」中の出来事。召喚術の失敗により、ラ・ギアスに多数の地上人と戦闘兵器が流入した。 |
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