差分
→クロウ・ブルースト(Crow Brusto)
*キャラクターデザイン:河野さち子
*キャラクターデザイン:河野さち子
『[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]』及び『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]』の[[主人公]]。スコート・ラボに所属し、人型機動兵器「[[ブラスタ]]」及び「[[リ・ブラスタ]]」を操縦する次元獣バスターである。元軍人で、高い操縦技術と対人戦闘能力を有し、任務や仕事は完璧にこなす職人気質を持つ男。クールを気取っているが義理人情を重んじる性格で、熱い激情を心に秘めている。一方で外見や言動は本人の本質とはかけ離れており、ストーリー上では「軽くていい加減な男」と度々誤解を受けている。<br />破界篇の物語後半で『揺れる天秤』の[[スフィア]]を所持するスフィア・リアクターの1人である事が明らかになり、十二のスフィア争奪戦の運命にも巻き込まれていく事になる。
=== 人物 ===
=== 人物 ===
高校卒業後、父親との対立から実家を飛び出し、ブリタニア・ユニオン軍に入隊するが、所属した特殊部隊「[[ファイヤバグ]]」のあまりに非人道的な任務に嫌気が差し退役。無職の時、事業失敗後に病死した父親の莫大な借金を相続する事となり、その返済に窮した挙げ句、スコート・ラボに雇われブラスタのテストパイロットになった。
上記の経緯から、破界篇・再世篇共に'''借金返済'''という非常に個人的な理由で世界の平和を脅かす敵と戦っていくことになる(もちろん世界平和も戦う動機ではあるのだが)。事情が事情だけに[[ZEXIS]]に参加した後も事あるごとに金がらみの発言をしており、倹約のために食事を水だけで済ます、「おごり」と聞くと途端に極上の笑顔になるなど、「ケチ」「守銭奴」そのものな行動も目立つ(ただ、金銭の要求も仕事の対価としてのみであったり、請求された費用を律儀に払うなど、金銭の授受に関しては愚直なまでに誠実である)。そもそも彼の負う借金は、過失や確認怠慢によるとはいえギャンブルなどの身から出た錆ではない(相続した借金はともかく、強化費用や戦闘行為による損害などは組織で賄ってもいいレベルである)。<br />破界篇後、借金を返してサラリーマン生活をしていた時は以前の借りを返す意味で自身のおごりでかつてのメンバーと飲みに行ったりしていた。そのことを聞いたほかのメンバーから、即刻で嘘もしくは偽物と疑われたのは言うまでもない(それでも回転寿司だったり、食べ放題の焼肉だったりする辺り、やはり中途半端なセコさは健在の様子)。<br/>なお、前述の通り大変な守銭奴であるが、同時に「犯罪はしない主義」とも公言しており、誘拐や強盗など汚い手段を用いた金儲けは決してしない(ただし、頭の中でそうした事を思案したことはある)など、金にはうるさいが強欲なガリガリ亡者では決してなく、ファイヤバグで表舞台に出ない裏の仕事をこなしてきたためか、名誉や名声にもさして興味は無い。
要所要所でコミカルな一面や内面の熱さを垣間見せる。許せない悪事には心の底から怒り叫び、にじみ出る殺気を隠そうともしない([シュバル・レプテール|シュバル]]の武人としての忠節心を笑い者にした[[アイム・ライアード|アイム]]を言葉少なに黙らせる場面もあった)。また、仲間と認めた相手には、たとえ相手が小学生であろうと「子供扱いは無しだ」と言ってお互い対等に接することを良しとし、心が折れてしまい自らの殻に閉じ篭るような者に対しては、自力で立ち直る事を願い敢えて突き放す厳格な面も持ち合わせているなど、節々で仲間を大切にする言動を見せている。そのため、金への執着をさて置けば、基本的には良識的で親しみやすい人物である。
彼は事あるごとに「女嫌い」を公言している(これはファイアバグの隊長、[[マリリン・キャット|マリリン]]が原因である事が再世篇で明かされた)。尤も、前作に登場した「[[レーベン・ゲネラール|女嫌い]]」とは異なり、極端な「女性蔑視」や「女性差別」はしない。また、女性に対しても男性と同様にごく普通に接するため、彼が言うほど「女嫌い」というイメージも強くは無い。言うなれば「自分から進んで女性に接するようなことはしない」といった感じ。<br/>しかし、第2次Z全編を通じて3人の女性に想いを寄せられ、再世篇での黒の騎士団ルートEDで「女嫌いを卒業する」という選択を選ぶと3人のうちのどちらかを選択される羽目になる(そういう意味では[[紫雲統夜]]と同じく3人のヒロインとフラグを立ててしまった「ハーレム主人公」と言えなくもない。…「女嫌い」と公言した彼がそうなってしまったのは皮肉と言うべきか)。
彼は事あるごとに「女嫌い」を公言している(これはファイアバグの隊長、[[マリリン・キャット|マリリン]]が原因である事が再世篇で明かされた)。尤も、前作に登場した「[[レーベン・ゲネラール|女嫌い]]」とは異なり、極端な「女性蔑視」や「女性差別」はしない。また、女性に対しても男性と同様にごく普通に接するため、彼が言うほど「女嫌い」というイメージも強くは無い。言うなれば「自分から進んで女性に接するようなことはしない」といった感じ。<br/>しかし、第2次Z全編を通じて3人の女性に想いを寄せられ、再世篇での黒の騎士団ルートEDで「女嫌いを卒業する」という選択を選ぶと3人のうちのどちらかを選択される羽目になる(そういう意味では[[紫雲統夜]]と同じく3人のヒロインとフラグを立ててしまった「ハーレム主人公」と言えなくもない。…「女嫌い」と公言した彼がそうなってしまったのは皮肉と言うべきか)。
自分から背負った借金を返済する生活を送っているのはカルロスから「意志や主体性がなく、状況に流される事をどこかで望んでいる」ないし「'''何かに縛られなければ自分の存在を確かめられる事が出来ない'''」事が再世篇で明かされた。これは再世篇で[[桃井いぶき]]に語った父への感謝の気持ちや、『揺れる天秤』のスフィア・リアクターとしての資質も関係しているように思われる。
戦闘時にはよく「ヘイルメリー」「グリーンライト」などアメフト用語を発する。
作中でビール片手に模擬戦を観戦していたりするため、アルコールを嗜む(=飲酒する)模様。<br />ただ、普段は金が無いため「第5のビールで我慢している」と言っている(この「第5のビール」が何を指すのか不明だが、昔の言葉で「水」の事を「鉄管ビール」という表現があったので、水の可能性がある)。
作中でビール片手に模擬戦を観戦していたりするため、アルコールを嗜む(=飲酒する)模様。<br />ただ、普段は金が無いため「第5のビールで我慢している」と言っている(この「第5のビール」が何を指すのか不明だが、昔の言葉で「水」の事を「鉄管ビール」という表現があったので、水の可能性がある)。
キャラクターの設定画が発表された当初こそ人気は芳しくなかった方であるが、スパロボ史上類を見ない第一声(後述)から始まり、「ド」のつく守銭奴っぷりや節々に見せる好漢ぶりから現在は非常にファンが多い。
キャラクターの設定画が発表された当初こそ人気は芳しくなかった方であるが、スパロボ史上類を見ない第一声(後述)から始まり、「ド」のつく守銭奴っぷりや節々に見せる好漢ぶりから現在は非常にファンが多い。
ちなみに、破界篇での対ライノダモンMD、対シュバル、再世篇での対ランドと'''イベント戦闘で3度も撃墜された'''稀有な主人公でもある(単に撃墜されただけならば[[ラウル・グレーデン]]や[[トウマ・カノウ]]、Zの[[ランド・トラビス|主人公]][[セツコ・オハラ|二人]]もいる)。
ちなみに、破界篇での対ライノダモンMD、対シュバル、再世篇での対ランドと'''イベント戦闘で3度も撃墜された'''稀有な主人公である(単に撃墜されただけならば[[ラウル・グレーデン]]や[[トウマ・カノウ]]、Zの主人公二人などもいる)。また、シリーズ化された作品([[旧シリーズ]]や[[COMPACTシリーズ]]も含む)のバンプレストオリジナルキャラクターでは初めて「選択制でない固定の単独主人公&機体も(後継機が登場するが)固定」となっている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==