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| ;[[シャア・アズナブル]] / [[クワトロ・バジーナ]] | | ;[[シャア・アズナブル]] / [[クワトロ・バジーナ]] |
| :原作ではなにかとヘタレ扱いされる事が多く、ララァの一件のせいで最後までアムロと和解できず、最期は[[地球]]への[[アクシズ]]落としを敢行して破滅への道を歩んでしまう彼だが、スパロボでは基本的に部隊の頼れる大人として活躍しており、最後は自身の生きる道を見出し、名前を本名の「'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''」に戻して政治家としての道を歩み出す幕引きも多い。 | | :原作ではなにかとヘタレ扱いされる事が多く、ララァの一件のせいで最後までアムロと和解できず、最期は[[地球]]への[[アクシズ]]落としを敢行して破滅への道を歩んでしまう彼だが、スパロボでは基本的に部隊の頼れる大人として活躍しており、最後は自身の生きる道を見出し、名前を本名の「'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''」に戻して政治家としての道を歩み出す幕引きも多い。 |
− | :また、『逆襲のシャア』のシナリオが再現されない場合はアムロとも最後まで良好的な関係である場合が殆どである。[[ネオ・ジオン]]の総帥となっても、『[[R]]』のように逆襲を行わないでキャスバルの名で立派にコロニー連合の大統領に就任したり、『[[D]]』のように一度は[[地球]]に絶望して逆襲するも、様々な出来事を経て多くの勢力と同盟を結び自ら指揮を執って再び地球圏の為に戦い、最後は再び人類に希望を見出す展開も。 | + | :また、『逆襲のシャア』のシナリオが再現されない場合はアムロとも最後まで良好的な関係である場合が殆どである。[[ネオ・ジオン]]の総帥となっても、『[[R]]』のように逆襲を行わないでキャスバルの名で立派にコロニー連合の大統領に就任したり、『[[CC]]』のようにネオ・ジオンに反乱を起こして真っ先にアクシズを破壊しようとしたり、『[[D]]』のように一度は[[地球]]に絶望して逆襲するも、様々な出来事を経て多くの勢力と同盟を結び自ら指揮を執って再び地球圏の為に戦い、最後は再び人類に希望を見出す展開も。 |
| ;[[フォウ・ムラサメ]] | | ;[[フォウ・ムラサメ]] |
| :登場作品では条件付で原作の悲劇が回避される展開が多く、シリーズものの続編では大体生存している。カミーユ、[[ファ・ユイリィ|ファ]]と[[三角関係]]を形成する事が多い。 | | :登場作品では条件付で原作の悲劇が回避される展開が多く、シリーズものの続編では大体生存している。カミーユ、[[ファ・ユイリィ|ファ]]と[[三角関係]]を形成する事が多い。 |
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| 初参戦の『[[K]]』では過酷な条件を満たすことで比較的円満なエンディングを迎えることができる。しかし、'''[[皆城総士]]が死亡する展開だけはシナリオの都合上どうやっても覆すことができない'''上に、条件を満たさなければ'''原作以上の悲劇に見舞われてしまう'''結末は物議を醸した。 | | 初参戦の『[[K]]』では過酷な条件を満たすことで比較的円満なエンディングを迎えることができる。しかし、'''[[皆城総士]]が死亡する展開だけはシナリオの都合上どうやっても覆すことができない'''上に、条件を満たさなければ'''原作以上の悲劇に見舞われてしまう'''結末は物議を醸した。 |
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− | 続く『[[UX]]』では、『K』においてはこじつけに近かった展開を廃し、納得のいくクロスオーバーで補正を働かせている。原作をなぞる展開においても多大な影響を及ぼし、生存条件を満たした状態での原作最終決戦はまさに圧巻の一言。更にキャラクターデザイン繋がりからか『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』と設定を共有し、個々の繋がりを強調し、同一作品であるかのような深みを持たせることで全体のシナリオ含めて大きな評価を受けた。
| + | 『[[UX]]』では、『K』においてはこじつけに近かった展開を廃し、納得のいくクロスオーバーで補正を働かせている。原作をなぞる展開においても多大な影響を及ぼし、生存条件を満たした状態での原作最終決戦はまさに圧巻の一言。更にキャラクターデザイン繋がりからか『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』と設定を共有し、個々の繋がりを強調し、同一作品であるかのような深みを持たせることで全体のシナリオ含めて大きな評価を受けた。 |
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| ;[[羽佐間翔子]] | | ;[[羽佐間翔子]] |
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| ;[[ギュネイ・ガス]] | | ;[[ギュネイ・ガス]] |
− | :原作では断末魔すらない「名前あり敵その1」の扱いだが、『D』ではなんと男[[主人公]]の[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]の親友に大抜擢される。物語上での出番も非常に多く、よき友人にめぐり合え、[[クェス・パラヤ|クェス]]ともちょっといい仲になるなど、扱いがかなり向上している。しかも、念願(?)の'''[[νガンダム]][[乗り換え|搭乗]]'''(特殊台詞あり)も実現。オリジナル主人公と版権脇役との友人関係というパターンも、本作以降度々見られるようになった。 | + | :原作では断末魔すらない「名前あり敵その1」の扱いだが、『D』ではなんと男[[主人公]]の[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]の親友に大抜擢される。物語上での出番も非常に多く、よき友人にめぐり合え、[[クェス・パラヤ|クェス]]ともちょっといい仲になるなど、扱いがかなり向上している。しかも、念願(?)の'''[[νガンダム]][[乗り換え|搭乗]]'''(特殊台詞あり)も実現。オリジナル主人公と版権脇役との友人関係というパターンも、本作以降度々見られるようになった。 |
| ;[[剣鉄也]] | | ;[[剣鉄也]] |
| :原作では『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の原作終盤に[[兜甲児|甲児]]に主役を奪われてしまい、所謂「不遇な主役」の走りとなった彼だが、スパロボシリーズではスーパー系の先輩格キャラとして大活躍する。『[[α外伝]]』では実質的な主役の一人となり、『D』ではギュネイと共にジョッシュの親友兼相棒として活躍する。 | | :原作では『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』の原作終盤に[[兜甲児|甲児]]に主役を奪われてしまい、所謂「不遇な主役」の走りとなった彼だが、スパロボシリーズではスーパー系の先輩格キャラとして大活躍する。『[[α外伝]]』では実質的な主役の一人となり、『D』ではギュネイと共にジョッシュの親友兼相棒として活躍する。 |
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| === [[スーパーロボット大戦UX]] === | | === [[スーパーロボット大戦UX]] === |
| 全ての参戦作品にプラスな補正が働いたことに加え、Dにも引けを取らないほどの強烈な補正にかかったキャラクターや作品もいる。そして、プレイヤーを驚愕させたのが、前述の通り[[羽佐間翔子]]である。しかも説得力があり、すんなり納得できる点がクロスオーバーに拍車をかけている。 | | 全ての参戦作品にプラスな補正が働いたことに加え、Dにも引けを取らないほどの強烈な補正にかかったキャラクターや作品もいる。そして、プレイヤーを驚愕させたのが、前述の通り[[羽佐間翔子]]である。しかも説得力があり、すんなり納得できる点がクロスオーバーに拍車をかけている。 |
− | | + | ;[[バーン・バニングス]] |
| + | :ショウとの出会いがきっかけで破滅の道を突き進んでしまい、最終的にショウと刺し違えるという最期を遂げている。ダンバインが参戦したスパロボ作品でも今までは敵として登場していたのだが、『UX』では敵対こそしれど「怨念を殺された」ことで怨念がだいぶ薄まり、条件を満たせば'''自軍部隊に参戦し、ショウとともに共闘する'''という展開でプレイヤーを驚愕させた。 |
| ;[[ハザード・パシャ]] | | ;[[ハザード・パシャ]] |
| :『UX』で彼にかかる補正は、これまた他のキャラクター(後述の三輪)とは大きく異なり、'''原作以上に悪辣非道な人物として描かれる'''という非常に稀なもの。自軍部隊を「悪の集団」に仕立て上げたのは序の口に過ぎず、'''[[蒼穹のファフナー|他作品]]の[[小楯衛|登場]][[来主操|人物]]の殺害や[[キバの輩|モブ]][[ガラン軍兵士|キャラ]]を特攻兵器に仕立てる'''など、版権作品のキャラは勿論プレイヤーからのヘイトを一身に集めるレベルの悪事を行っている。 | | :『UX』で彼にかかる補正は、これまた他のキャラクター(後述の三輪)とは大きく異なり、'''原作以上に悪辣非道な人物として描かれる'''という非常に稀なもの。自軍部隊を「悪の集団」に仕立て上げたのは序の口に過ぎず、'''[[蒼穹のファフナー|他作品]]の[[小楯衛|登場]][[来主操|人物]]の殺害や[[キバの輩|モブ]][[ガラン軍兵士|キャラ]]を特攻兵器に仕立てる'''など、版権作品のキャラは勿論プレイヤーからのヘイトを一身に集めるレベルの悪事を行っている。 |
| + | |
| + | === [[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] === |
| + | 上記の『D』や『UX』とは大いに異なるベクトルで(キャラクターや作品への)補正が働いており、[[Zシリーズ]]では描かれなかった「並行世界の同一人物との共演ネタ」が今作で初めて実現した。 |
| + | クロスオーバーも良好である他、本家スパロボに先駆けて登場したパイロットや機体も登場しているなど、プレイヤーを驚かせることもある。 |
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| === 作品全体、またはその作品の結末に補正 === | | === 作品全体、またはその作品の結末に補正 === |
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| ;[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]] | | ;[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]] |
| :原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう(とはいえルルーシュが本当に死んだかは疑問もあるが)。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。 | | :原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう(とはいえルルーシュが本当に死んだかは疑問もあるが)。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。 |
− | | + | ;[[鉄のラインバレル]] |
| + | :アニメ版設定で参戦した『L』では原作漫画版やその雛形である鋼鉄の華の要素を取り入れており、性格がサディストになった事で読者にショックを与えた[[中島宗美|宗美]]も味方参戦する際は原作漫画版の性格になるというものとなっている。 |
| + | :原作漫画版で参戦した作品では作者の協力もあってか、『[[UX]]』では原作に先駆けて[[デウスエクスマキナ]]との決着が描かれたり、『[[CC]]』では本家に先駆けて[[大場真来梓]]と[[ラヴバレル]]が登場したりとプレイヤーの想像を上回る展開を見せた。 |
| === その他 === | | === その他 === |
| ;[[張五飛]] | | ;[[張五飛]] |