差分

1,618 バイト追加 、 2014年2月19日 (水) 10:44
編集の要約なし
19行目: 19行目:     
=== 目的 ===
 
=== 目的 ===
未来の地球人類は「ゲッター線に選ばれた」と考えており、このゲッターエンペラーを使って全宇宙を支配しようとしている(無論、ゲッター側の真意は不明)。このため歴代ゲッターロボに比べると正義の味方的な立ち位置になく、特に『アーク』でのエンペラーは悪役であるような印象さえ受ける。<br />ファンの間では、石川氏が執筆した『真説・魔獣戦線』のラスボス「時天空」を倒すために、ゲッターが作られたという見方もされている。その作品では高次元精神体である神々が、'''無限'''という最早大きさでは測れない時天空を攻撃・消滅させるために創リ出したのが、原始的な肉体を進化させていく人類である。それらが多種多様な進化を果たしていく事で兵器を扱うようになり、'''宇宙を消滅させる機械の化け物'''などと関わっていく事が予見されているといった描写がある。余談だが、多種多様な兵器の中には『虚無戦記』のラ・グースの存在を示唆する台詞もある。
+
未来の地球人類は「ゲッター線に選ばれた」と考えており、このゲッターエンペラーを使って全宇宙を支配しようとしている(無論、ゲッター側の真意は不明)。このため歴代ゲッターロボに比べるとお世辞にも正義の味方ではなく、特に『アーク』でのエンペラー(及び人類)は悪役も同然である。<br />
 +
とはいえ、ゲッターロボ世界の宇宙戦争は戦争の皮を被った'''異生物同士の生存競争'''である事を忘れてはならない。であることを忘れてはならない。アークで語られた内容によれば、宇宙に進出した人類を待っていたのは弱肉強食の果て無き戦いの戦いの連続であり、時には利害の一致による共闘こそあれど、[[ゼントラーディ|文化による共感]]も[[ELS|異種との対話]]も存在し得ない。同じ地球出身の恐竜帝国(ゴール三世)ですらアンドロメダ流国を撃退した後は用済みになったゲッターを裏切る算段であり、未来で一度人類を追い込み、今度は逆に追い込まれているアンドロメダ流国もゲッターエンペラーと人類を滅ぼした後は今度は自分たちが再び宇宙征服を再開するつもりであった。ゲッターエンペラーが宇宙を滅ぼす悪であったとしても、滅ぼすか滅ぼされるかの世界において人類種を守護しているのは紛れも無い事実なのである。<br />
 +
ファンの間では、石川氏が執筆した『真説・魔獣戦線』のラスボス「時天空」を倒すために、ゲッターが作られたという見方もされている。その作品では高次元精神体である神々が、'''無限'''という最早大きさでは測れない時天空を攻撃・消滅させるために創リ出したのが、原始的な肉体を進化させていく人類である。それらが多種多様な進化を果たしていく事で兵器を扱うようになり、'''宇宙を消滅させる機械の化け物'''などと関わっていく事が予見されているといった描写がある。余談だが、多種多様な兵器の中には『虚無戦記』のラ・グースの存在を示唆する台詞もある。
    
石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。変形形態がライガー、ポセイドンを象っているのはそれを裏付けるものだが、厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。この際に人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。
 
石川賢氏はインタビューで「エンペラーは[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が[[真ゲッタードラゴン]]に進化した後、最終進化を遂げたもの」と解説している。変形形態がライガー、ポセイドンを象っているのはそれを裏付けるものだが、厳密にはさらに[[真ゲッターロボ]]とも融合している。この際に人類は外宇宙に出られず(太陽系毎遮断されていた)、範囲内でゲッターのもたらす進化に適応しており、宇宙進出の準備段階を踏まえていた。本来これらの出来事はゲッター聖ドラゴンの項で描かれる予定であったらしいが、石川氏の死で実現しなかった。
   −
エンペラーはチェンゲの時点では惑星より大きい程度だったが、最終的には「アーク」での描写のように[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では2012年7月現在、未だに最大のロボットである。<br />なお、作中の台詞によると、ゲッターチェンジは「エンペラーチェンジ」、[[ゲッター1]]に相当する形態の名称は「'''ゲッターエンペラー1'''」とのこと。ただし変形が終了したらしたらで、合体した際に発生するビッグバン級の超エネルギーの放出により敵はほぼ全滅している。そのため一つの文明がすべてを懸けて合体を阻止しようとしたが結局、ゲッター艦隊に阻まれてしまい、最終的に武器による攻撃が無意味になったため諦めた。これでも石川賢作品では'''まだ中堅クラス'''。その上は空間支配能力の使い手が名を連ね、それらとは赤子と大人ほどの差がある。更にその上には、極道兵器こと岩鬼将造がいる。なお、「ゲッターロボアンソロジー~進化の意志」に収録されている、ラ=グースとの直接対決が描かれたエピソードではどうも空間支配能力対策ができるようになったらしく、'''更に成長したラ=グースを盛大にぶん殴って倒した'''。
+
エンペラーはチェンゲの時点では惑星より大きい程度だったが、最終的には「アーク」での描写のように[[太陽系]]に匹敵するサイズにまで至るとされている。発表当時はロボット作品史上最大のロボットであり、スパロボに間接的に登場している機体では2012年7月現在、未だに最大のロボットである。確固たる物理的実体を持つ機体としては今でも最大であろう([[天元突破グレンラガン]]は認識宇宙で実体化した機体であり、オルタニティコンボイは高次元の上位存在と化しており、大きさは意味を成さない。)。匹敵する可能性があるのは軍神デモンベインであるが、こちらの最終的なサイズは不明である(確認されている最後のサイズは約5550km)。<br />なお、作中の台詞によると、ゲッターチェンジは「エンペラーチェンジ」、[[ゲッター1]]に相当する形態の名称は「'''ゲッターエンペラー1'''」とのこと。ただし変形が終了したらしたらで、合体した際に発生するビッグバン級の超エネルギーの放出により敵はほぼ全滅している。そのため一つの文明がすべてを懸けて合体を阻止しようとしたが結局、ゲッター艦隊に阻まれてしまい、最終的に武器による攻撃が無意味になったため諦めた。これでも石川賢作品では'''まだ中堅クラス'''。その上は空間支配能力の使い手が名を連ね、それらとは赤子と大人ほどの差がある。更にその上には、極道兵器こと岩鬼将造がいる。なお、「ゲッターロボアンソロジー~進化の意志」に収録されている、ラ=グースとの直接対決が描かれたエピソードではどうも空間支配能力対策ができるようになったらしく、'''更に成長したラ=グースを盛大にぶん殴って倒した'''。
    
=== 原作における扱い ===
 
=== 原作における扱い ===
匿名利用者