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== VF-1 バルキリー(Valkyrie) ==
 
== VF-1 バルキリー(Valkyrie) ==
   
*[[登場作品]]:[[マクロスシリーズ]]
 
*[[登場作品]]:[[マクロスシリーズ]]
 
**[[超時空要塞マクロス]]
 
**[[超時空要塞マクロス]]
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*巡航速度: M2.71  
 
*巡航速度: M2.71  
 
*高々度巡航速度:M3.73  
 
*高々度巡航速度:M3.73  
*装甲材質:
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*装甲:エネルギー変換装甲
 
*開発:[[ストンウェル]]・ベルコム社
 
*開発:[[ストンウェル]]・ベルコム社
 
*所属:[[地球統合軍]]⇒新地球統合軍
 
*所属:[[地球統合軍]]⇒新地球統合軍
 
*メカニックデザイン:河森正治・宮武一貴
 
*メカニックデザイン:河森正治・宮武一貴
*補足:以下のデータは「VF-1A バルキリー」
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=== 共通 ===
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※補足:以下のデータは「VF-1A バルキリー」
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[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として開発した「可変戦闘機(通称・バルキリー)」を開発。先行試作機「[[VF-0 フェニックス]]」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連の[[テストパイロット]]を務めたのが地球統合軍の[[エース|エースパイロット]]・[[ロイ・フォッカー]]である。
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[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として開発した「可変戦闘機(通称・バルキリー)」を開発。「バルキリー」とは北欧神話の「ワルキューレ」の英語読みである。先行試作機「[[VF-0 フェニックス]]」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連の[[テストパイロット]]を務めたのが地球統合軍の[[エース|エースパイロット]]・[[ロイ・フォッカー]]である。
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機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際に[[ロイ・フォッカー]]はVF-1Dに乗る[[一条輝]]と[[リン・ミンメイ]]をこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写された。
    
最大の特徴は「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の3形態に[[変形]]できること。
 
最大の特徴は「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の3形態に[[変形]]できること。
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*「バトロイド」人型形態。格闘戦、白兵戦などに用いられる形態。
 
*「バトロイド」人型形態。格闘戦、白兵戦などに用いられる形態。
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なおTV版と劇場版ではデザインの差異がある。<br />各機のバリエーションについては以下参照。
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なおTV版と劇場版ではデザインの差異がある。
 
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==== VF-1A ====
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一般量産型。各隊によりカラーリングが異なり、スカル小隊は白を基調としたカラーリングである。<br />ほぼ全てのパイロットがA型に搭乗経験がある。頭部のレーザー砲は1門。[[柿崎速雄]]は全編で搭乗している。
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スーパーパック状態については「[[VF-1A バルキリー・S]]」を参照。
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==== VF-1J ====
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頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。「J」は英語の「日本(JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の軍需企業がライセンス生産で開発された事に由来している。
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VF-1タイプの機体では火力強化仕様として扱われ、レーザー砲を2門装備。総合性能もA型、S型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく、主に小隊長及びエースパイロットに、優先的に配備される。
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TV版で軍に正式入隊した[[一条輝]]が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも、彼がパイロットとして類稀無いセンスの持ち主だったが故である。
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カラーリングは白色。のちに[[マクシミリアン・ジーナス]]、[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]]も専用色として搭乗している。
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スーパーパック状態については「[[VF-1J バルキリー・S]]」を参照、アーマード状態については「[[VF-1J アーマードバルキリー]]」を参照。
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=== VF-1A ===
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一般量産型。頭部のレーザー砲は1門でセンサーは正方形。各隊によりカラーリングが異なり、スカル小隊は白を基調としたカラーリングである。ほぼ全てのパイロットがA型に搭乗経験がある。[[柿崎速雄]]が搭乗したのはTV・劇場版ともにこのタイプのみ。
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==== VF-1S ====
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スーパーパック装備状態については[[VF-1A バルキリー・S]]を参照。
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中・大隊長機用にチェーンアップした機体。レーザー砲を4門装備。TV版における[[ロイ・フォッカー]]の機体だが、フォッカーの死後は[[一条輝]]が受け継いだ。劇場版ではフォッカー機と輝機、それにマックス機が登場。
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=== VF-1J ===
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頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。VF-1Aに対して火力強化仕様に位置づけられておりレーザー砲を2門装備。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。
   −
スーパーパック状態については「[[VF-1S ストライクバルキリー]]」を参照。
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「J」は英語の「日本(JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の軍需企業がライセンス生産で開発された事に由来している。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく主に小隊長及びエースパイロットに優先的に配備される。
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==== VF-1D ====
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TV版で軍に正式入隊した[[一条輝]]が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主だったがゆえである。<br />
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カラーリングは白色。[[マクシミリアン・ジーナス]]と[[ミリア・ファリーナ・ジーナス]]はそれぞれ青・赤に塗装されたものを使用。
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複座式の演習用の機体。「VF-0 フェニックス」の設計思想が色濃く残った機体。TV版では[[一条輝]]が最初に搭乗した機体。
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『超時空要塞マクロス THE FIRST』では頭部デザインを変えた「VF-1J改」が登場する。
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==== VF-1X-Plus ====
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スーパーパック装備状態については[[VF-1J バルキリー・S]]を、アーマード状態については[[VF-1J アーマードバルキリー]]を参照。
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2020年代、旧式化していたVF-1をベースに全面的改修が施された機体。スペック的には当時の現用機に劣るが、小回りが効き扱いやすい。主に訓練機として配備されている。
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=== VF-1S ===
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[[ロイ・フォッカー]]専用機でまたの名を'''ロイ・フォッカー・スペシャル'''。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。<br />
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上の通りTV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造されたことになっている。フォッカーの死後は[[一条輝]]が受け継いだ。劇場版ではフォッカー機と輝機、それにマックス機が登場。
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==== VT-1 ====
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スーパーパックやストライクパックを装備した状態については[[VF-1S ストライクバルキリー]]を参照。
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複座式のパイロット育成用の機体。既に退役寸前の機体。TV版では[[一条輝]][[リン・ミンメイ]]のデートに使った機体。
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=== その他 ===
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;VF-1D
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:複座式の演習用の機体。[[VF-0 フェニックス]]の設計思想が色濃く残った機体。TV版にて[[一条輝]]が最初に搭乗し、変形機構を画面で最初に披露した機体である。実はマックスとミリアが結婚式で乗り込んだのもこれだったりする。
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:;VT-1 オストリッチ
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::VF-1Dに代わって劇場版に登場した機体。複座式のパイロット育成用の機体で既に退役寸前。[[一条輝]]が[[リン・ミンメイ]]とのデートに持ち出した。
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;VE-1 エリントシーカー
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:早期警戒管制([[EWAC]])の機能を持った偵察専用機。劇場版にのみ登場。
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;VF-1X-Plus
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:PS用ソフト『マクロス デジタルミッション VF-X』に登場する機体。2020年代に旧式化していたVF-1をベースに全面的改修が施された機体。スペック的には当時の現用機に劣るが小回りが効き扱いやすい。主に訓練機として配備されている。
    
=== その後 ===
 
=== その後 ===
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「VF-4 ライトニングIII」や「VF-5000」登場後も主力機で有り続けたが、「[[VF-11 サンダーボルト]]」登場を以って退役となった。退役されたVF-1は訓練機、もしくは民間用に幅広く利用されている。
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「VF-4 ライトニングIII」や「VF-5000」登場後も主力機で有り続けたが、「[[VF-11 サンダーボルト]]」登場を以って退役となった。退役されたVF-1は訓練機、もしくは民間用に幅広く利用されている。
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やはりシリーズもののお約束で『[[マクロス7]]』でミリアが再搭乗して活躍したり、『[[マクロスF]]』の美星学園高校の屋上に本物のVF-1が飾られていたりする。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==