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== 闇の帝王(An Illegal Monarch) ==

*[[登場作品]]:[[マジンガーシリーズ]]
**[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]
**[[UFOロボ グレンダイザー]](桜多吾作版)
**[[真マジンガー 衝撃! Z編]]
*[[声優]]:柴田秀勝(グレート)、内海賢二(真マジンガー)
*種族:精神エネルギー或いは思念体
*性別:男
*[[年齢]]:3000歳以上
*所属:[[ミケーネ帝国]]
*役職:帝王

=== [[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]] ===
[[ミケーネ帝国]]の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用しミケーネ王国をも支配し、一大強国「'''[[ミケーネ帝国]]'''」を作り上げた。<br />
その姿を現したのは第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は巨大な火炎に顔の模様がある。<br />
その力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した[[暗黒大将軍]]や、[[地獄大元帥]]さえ従えるほど。[[7つの軍団]]を率いて地上支配に乗り出した。しかし、[[グレートマジンガー]]と[[マジンガーZ]]により軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りについた。

=== その後 ===
『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後続編として検討されていた『ゴッドマジンガー』(80年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は[[兜甲児]]と[[マジンカイザー|マジンガーZの後継機]]による)が、この案はなくなった。しかし、団龍彦氏による小説作品『スーパーロボット大戦』でその素性と末路が描かれている。

本名は「'''ギャラハン'''」、精神エネルギー体で、未来で[[デューク・フリード]]の子孫のシオン・フリードが操縦する[[グレンダイザー]]を倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして[[地球]]征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの[[兜甲児]]と[[剣鉄也]]と、[[ゲッターチーム]]の[[流竜馬]]らに追い詰めらて[[タイムスリップ|過去に逃亡]]。[[Dr.ヘル]]の自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走で[[グレンダイザー]]が倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。一応、死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、甲児達が未来を知った事により、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる事がエピローグで示唆されている。

桜多吾作の漫画版『[[UFOロボ グレンダイザー]]』においても序盤で登場。[[地球]]を襲撃してきた[[ベガ星連合軍]]に対抗する為、[[デューク・フリード|デューク]]に共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際に[[ベガ星連合軍]]の襲撃を受け、闇の帝王の本体である「'''脳と心臓の入った培養ケース'''」を安全な場所へ運び出そうとした時、[[兜甲児|甲児]]がうっかり落としてしまい死んでしまう、なんとも情けない最期を遂げてしまった。<br />
…ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事も父と鉄也(桜多吾作版では[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|前作]]のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、'''うっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺した'''と受け取る事も出来、甲児も本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか自分でも判断が付かなかった。

=== [[真マジンガー 衝撃! Z編]] ===
これまでの設定とは異なり、古代において[[ゼウス(マジンガー)|ゼウス]]に敗北した冥府の王ハーデスが、後に闇の帝王として復活することが示唆されている。

== 登場作品と役柄 ==
原作では決着がつかなかったが、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』において、[[剣鉄也]]との完全決着が為された。<br />
なお、前述の小説作品で因縁を持つ[[グレンダイザー]]とは、現時点では共演した事はない。

=== [[αシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:[[鋼鉄ジーグ]]の体内に隠された銅鐸に記してある『地獄の帝王』を、[[ヒミカ|女王ヒミカ]]の力で復活(後の[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で[[竜魔帝王]]が復活したため、その辺りの矛盾は一切説明なし。[[ヒミカ]]が勘違いした?)。そして再びミケーネ帝国を支配。復活時に何故か最終シナリオのMAPBGM「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。本人の能力値はHP200000、HP回復(大)、EN回復(大)、[[分身]]、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので[[精神コマンド]][[必中]]は絶対必要。全力で相手にしよう(ただし戦闘前に[[クストース]]より気力が最大値に、SPも完全回復するので、実の所倒すのにはそれほど苦労はしない)。そして[[αナンバーズ]]の活躍によりその野望は崩れ去り、自身も倒された。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、[[ムゲ・ゾルバドス]]により復活。能力値はHP70000と低いが、[[分身]]と、ダークネスファイヤーが[[精神コマンド]]禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。

=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦R]]
:ストーリーの序盤から[[ミケーネ帝国]]を支配していた。[[ラウンドナイツ]]を倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、[[ラウンドナイツ]]により壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。

=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
:本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードである[[ゼロポイント・ブレイク]]の影響を身をもって体感している重要な存在。本作において、[[ミケーネ帝国]]の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。

== 装備・機能 ==

=== 武装・必殺攻撃 ===
;アイビーム
:射程1~4。
;ダークネスファイヤー
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]では射程1~10の[[全体攻撃]]。[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では射程3~9だが、[[精神コマンド]]禁止の追加効果がある。どちらにしろ強力な攻撃には違いない。

=== [[特殊能力]] ===
;HP回復(大)
:第2次αでは所持者が僅か2機しかいないHP回復(大)持ち。この能力のお陰で生半可なダメージでは無効化されてしまう。
;EN回復(大)
:この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ無事ではすまないだろう。
;[[分身]]
:決戦時にはほぼ間違いなく、気力が150になっているのでかなりの頻度で完全回避されてしまう。必中や感応などで対策して、早期撃破を狙おう。

=== [[特殊技能]] ===
;[[超能力|超能力L9]] [[底力|底力L9]] [[気力+(ダメージ)]] [[Eセーブ]] [[戦意高揚]]
:超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体はニュータイプ等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。これで最終命中を強化する技能があったら、ラスボス以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、第2次αでは最終命中を強化する技能がまだ存在しない。それだけが救いか。

=== 移動タイプ ===
;[[空]]・[[陸]]
:[[飛行]]可能。

== 名台詞 ==
;「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
:
;「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。なぜならば私はこの世の王!永遠不滅の皇帝なのだからな!」
:団龍彦の小説より。[[弓さやか]]にタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
;「お、おお!?」<br />「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」<br />「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」<br />「グアアアアーッ!!」
:同じく小説において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた鉄也はこのあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
;「ぐわっ」<br />「ぎゃああああ」<br />「う、あ、あ、あ」
:桜多吾作版『[[UFOロボ グレンダイザー]]』にて。培養ケースが破損してしまい、上記の断末魔の後に本体である脳髄と心臓が活動を停止、最期を迎えた。

== 人間関係 ==
;[[暗黒大将軍]]
:かつて敵対したアレス王国の将軍を戦闘獣に改造した。
;[[地獄大元帥]]
:かつての[[Dr.ヘル]]。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦の小説では結果的に彼に討たれてしまう。
;[[あしゅら男爵]]
:同じく小説において手下となっていたが、後に反旗を翻させられる。
;[[剣鉄也]]
:原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、[[第2次α]]では雌雄を決する事に。
;[[生田信一郎]]
:[[ヤヌス侯爵]]に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて[[戦闘獣]]に改造する。

== 他作品の人間関係 ==
;[[Dr.ヘル]]
:前述の小説において、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
;[[リリーナ・ドーリアン]]
:[[R]]では和平の交渉に訪れる。意外にも彼女の話を真面目に聞いている。
;[[プリンス・ハイネル]]
:[[R]]では同盟相手。タメ口を聞かれる。
;[[女帝ジャネラ]]
:[[R]]では同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共に[[ラウンドナイツ]]へ決戦を挑む。
;[[バット将軍(OVA)]]
:[[R]]では同盟相手。
;[[ラリアー]]
:当初は単に「[[キャンベル星人]]との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目をつけ、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、[[量産型グレートマジンガー]]の設計図を持ち逃げされる。
;[[ムゲ・ゾルバドス]]
:[[第3次α]]にて彼に復活させられる。
;[[エルンスト・フォン・バーベム]]
:[[SC2]]では[[MU]]と起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。しかし闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。
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